また、パングアム技能を1レベル修得するたびに、下記の技能のいずれかを修得する事ができます。使用条件は上記と変わりありません。また使用に関する原則ルールをここに補足します。
・回避力に−修正がつく技は全て、強打、連撃、連鞭蹴、フェンランチャージとの併用を不可とします。
・パンチ・キック・エルボーの基本技のみ、通常の二刀流ルールで使用可能な技とします。
・戦闘オプション・技適正表記
連…連撃 強…強打 二…二刀流ルール 部…部位狙い 転…転倒状態 起…起き上がり攻撃
技名 |
攻撃力修正 |
回避力修正 |
打撃力修正 |
クリティカル値 |
戦闘オプション適正 |
跳び蹴り(蹴) |
−1 |
−6 |
パングアムレベル+15 |
12 |
連× 強× 二× 部○ 転× 起× |
ルール上はチャージとまったく同じように扱います。助走距離は最長で全力移動分、最短で3m必要となります。またこの攻撃が命中した際、「体当たり」と同じ判定で相手を転倒させることができます。
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踵落とし(蹴) |
−2 |
−4 |
パングアムレベル+15 |
12 |
連× 強× 二× 部○ 転× 起○ |
飛び上がり足を振り上げ、相手に向けて一気に振り降ろす大技。
読まれ易く隙も大きいが威力は素晴らしい。
強打不可、攻撃判定でファンブルを振ると態勢を崩して転んでしまう。
また部位狙い・頭の際、攻撃力に+2のボーナスを得ます。
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足払い(蹴) |
−1 |
±0 |
±0(修正が0ではなく、打撃力そのものが0です) |
− |
連○ 強× 二× 部− 転× 起○ |
相手の足を素早く引っ掛けるように蹴りつけることで、ポールウェポンの『払い』と同等の効果を得ます。
攻撃力修正−1、打撃力0(修正が0ではなく、打撃力そのものが0です)、クリティカルはありません。
攻撃が成功した場合、相手はダメージを受けると同時に「冒険者レベル+敏捷度ボーナス(モンスターは回避点−7)」を基準値とし、その時の攻撃者の達成値を目標値として成功ロールを行います。失敗したら、足を払われて転倒します。
二足歩行でないものや、『巨人』に分類されるような、冒険者より大きな相手を転倒させることは出来ません。
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頭突き |
−1 |
±0 |
パングアムレベル+5 |
12 |
連○ 強○ 二× 部○ 転○ 起○ |
ボーンレット特有の頭部装甲(異種族パングアマーの場合、それを模した兜など)を相手に叩きつける技です。
組み付き状態からの攻撃が容易であり、その場合頭狙いの攻撃に攻撃力+2のボーナスが与えられます。
頭狙いの頭突きが命中し、相手が頭部を守る防具を装備していなかった場合(特殊な場合を除き、ソフトレザー以下は兜として不十分とします。またボーンレットは除外します)、相手は打撃点いかんに関わらず生命力に1点のダメージを受けます。
この技は『最後の底力』の状態でも使用出来ます。
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倒れこみ避け |
− |
+2 |
− |
− |
− |
仰け反り、倒れるように攻撃をかわす。
敵の攻撃判定後、自分の回避判定の前にこの回避方法を宣言すると、その一撃に限り回避に+2のボーナスを得る事ができます。ただし回避直後から転倒状態になります。
通常の行動宣言ルールに従った戦闘の場合は、この「倒れこみ避け」をR開始時に宣言する必要はありません。回避行動の直前に使用宣言して下さい。
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防御専念 |
− |
− |
− |
− |
連× 強× 二× 部× 転○ 起○ |
特殊な呼吸法により『気』をコントロールし、身体強度を上昇させる技術です。ターン開始時に宣言し回避力を−4することにより、物理ダメージ減少値+2を得ます。また、「体当たり」「部位狙い」「足払い」等に対する抵抗判定に+4のボーナスを得ます。この行動中は移動、攻撃、魔法使用等が不可能になります。
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技名 |
攻撃力修正 |
回避力修正 |
打撃力修正 |
クリティカル値 |
戦闘オプション適正 |
転倒戦闘 |
− |
− |
− |
− |
− |
転倒状態になっても攻撃、回避のペナルティを受けません。
転がっての3m移動以外の移動はできませんし、起き上がる場合には1ターンの時間をかける必要があります。
組み付き時には使用できません。
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起き上がり攻撃 |
− |
− |
− |
− |
− |
この技能は転倒時からの復帰する動作をそのまま攻撃動作に置きかえる技です。
そのR中は転倒状態のペナルティを受けるものの、その状態からパングアム技能で攻撃を行うことができます。
攻撃は全て遅延扱い(行動順最後)となります。
また「転倒戦闘」を習得している場合、ペナルティはありません。
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追い討ち |
− |
− |
− |
− |
− |
大地を背にした相手に、上方から逃げ場のない攻撃を加える為の技術です。
転倒状態の相手にパングアム技能で攻撃する際、攻撃力、追加ダメージに+1のボーナスを得ることができます。
追い討ちの適用範囲は、自分が立っていることと、相手が転倒していること(『転倒戦闘』含む)が条件です。『起き上がり攻撃』によって立ち上がった相手にもそのターン中は有効です。蛇などのモンスターに対して適用されるかは、GM判断とします。
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膝蹴り |
−1 |
−1 |
パングアムレベル+10 |
11 |
連× 強○ 二× 部○ 転× 起○ |
膝で相手を攻撃します。 |
転倒移動 |
−
|
−
|
−
|
−
|
−
|
転倒した状態のまま、地面を転がるように移動する技術です。
この技術を所有するキャラクターは、転倒状態のまま起き上がらずに移動を行うことが可能になります。
立った状態からそのまま転倒移動を行うことも可能です。
移動可能距離は3+(パングアム技能レベル+敏捷度ボーナス)mまでとなります。
転倒状態でも使用できる技に限り、パングアム技能による移動攻撃も可能です。
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技名 |
攻撃力修正 |
回避力修正 |
打撃力修正 |
クリティカル値 |
戦闘オプション適正 |
奇蹴 |
− |
− |
− |
− |
− |
特殊な修練により作り上げた、柔軟な関節を駆使して蹴りを行う技術です。
(蹴)と表記された技を使用して攻撃した際、相手の『盾』(ショルダー、タージェ含む)及び『特殊武器』による回避ボーナス(魔力ボーナス含む)を無効化することができます。
パングアムレベルが3以上のキャラクターが習得することができます。
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不惑 |
− |
− |
− |
− |
− |
自らに暗示をかけ、闘いに臨むパングアム独特の儀式の一つです。
1Rを消費しこの儀式を済ませると、18Rの間精神系魔法がかかった状態になり、その達成値を上回らない限り他の種別:精神に分類される魔法を弾きます。達成値の算出はパングアムレベル+知力ボーナスです。
儀式のやり方はさまざまであり、指を噛んで血を流す、まじない言葉を述べるなどがあります。
パングアムレベル3以上のキャラクターが習得することができます。
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足砕き(蹴) |
−2 |
− |
パングアムレベル+10 |
12 |
連○ 強○ 二× 部− 転○ 起○ |
地面に付けた両手を軸にして下半身を勢いよく回転させ、相手の足を強打する技術です。
攻撃力−2、回避力±0、打撃力+10、クリティカル値12のポールウェポンの『払い』と同等の効果を得ます。
「転倒」状態からのみ使用可能です。
パングアムレベルが3レベル以上のキャラクターが習得することができます。
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連撃 |
− |
− |
− |
− |
連− 強× 二× 部○ 転○ 起○ |
持ち得る技を組み合わせ、連続で命中させる技術です。
強打、チャージ等と同じくターン開始時に宣言が必要です。
処理としては【複数投擲】に近く、組み合わせる技の数が「回避ペナルティ」となります。
この技には同じ技を複数組み込むことが出来ます。(パンチ→パンチなど)
この技には【奥義】及び回避ペナルティが発生する攻撃を組み込むことはできません。
また、一度に組み込める技の数はパングアムLV÷2(端数繰上げ)までで、一体の目標にしか攻撃できません。
この技は遅延することができず、ファイター技能の戦術、レーティパルのフリータイムラウンドのみ例外とします。
転倒などの二次効果をもたらす技を組み込んだ場合、抵抗判定は連撃によるダメージ算出後に行います。
また同じ効果の技を複数命中させても、抵抗判定は1度のみです。
パングアム技能3レベル以上のキャラクターが習得可能。
例:パングアム3レベル、器用B2敏捷B2のキャラクターが
【連撃】(パンチ→キック)を行う場合。
パンチの攻撃力が5、キックの攻撃力が4、回避力が3になります。
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通し |
±0 |
±0 |
パングアムレベル+10 |
12 |
連× 強○ 二× 部× 転× 起○ |
パングアム技能奥義の一つです。
この技能で攻撃された相手は、防御判定で防具の修正を加えることができず、ダメージは冒険者レベル(モンスターレベル)でしか防げません。
この技能を使うと精神力を2ポイント消費します。命中いかんに関わらず消費します。
上記の数値はパンチ時のものです。パンチ(そのまま)、キック(攻撃力−1、打撃力+5)・エルボー(攻撃力−1、クリティカル値11)のバリエーションが存在し、ビャ・クガ、エンチャントウェポン、フェンランチャージなどで打撃力は上昇しません。
また追加ダメージの修正値はパングアムレベルのみです。
パングアムレベルが5レベル以上のキャラクターが習得することができます。
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明鏡止水 |
− |
− |
− |
− |
− |
心を水のごとく静かに保つ技術です。この精神修養を納めたキャラクターは常時精神力による抵抗値が2点上昇します。
なお、この効果とカウンターマジックは重複しません。
パングアムレベルが5レベル以上のキャラクターが習得することができます。
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錬気 |
− |
− |
− |
− |
− |
対不死者専用奥義の一つで、全身に闘気をまとわせる技です。
精神力を3消費することで18Rの間パングアム技能で攻撃する場合に通常武器無効のモンスターにもダメージを与えられるようになります。
一度でパンチ、キック、頭突き等、全身のすべてにかかります。
なお、打撃力は通常のままになります。
エンチャントウェポンなどと同じ扱いとし、重複しません。
パングアムレベルが3レベル以上のキャラクターが習得することができます。
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技名 |
攻撃力修正 |
回避力修正 |
打撃力修正 |
クリティカル値 |
戦闘オプション適正 |
連鞭蹴(蹴) |
対象の数による |
− |
パングアムレベル+5 |
12 |
連× 強○ 二× 部○ 転○ 起○ |
鞭のようにしなる鋭い蹴りを連続して放ち、前面に居る複数の敵へ、一度に打撃を与えます。
ルール的には、『キック』を使用した『なぎ払い』として扱い、一度に攻撃する対象の数が、攻撃力へのペナルティとなります。
ただし、通常の『なぎ払い』とは異なり、前面に三人の敵が居た場合でも、そのうちの二人だけを狙うという事は可能です。
同時に攻撃できる最大数は、パングアム技能レベルに等しい数までとなります。
パングアムレベルが3以上のキャラクターが習得することができます。
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鋼貫き |
− |
− |
− |
− |
連× 強○ 二× 部○ 転× 起○ |
精神点を3点消費することによって、鉄をも貫く威力を一瞬だけ得ます。
「構造物の破壊」ルールにおける「完全無効」、及び「クリティカルなし」を、その一撃に限り、無視できます。
ただし、これによって打撃力が上がるなどの効果はありません。併用する技の打撃力及びエンチャント等による付与のみ有効です。また『通し』と併用することはできません。
この技を対モンスター、及び金属鎧に使用することができます。
この攻撃の際に相手の防御点を超えてダメージを与えた場合、対象の鎧、甲殻などを破損させ、防御点を1点(またはレーティング5)減少させることができます。
生物の場合、低下した防御点は自然治癒で修復します。鎧の場合は、購入価格の1/4の費用を支払えば修復可能です。(魔力付与の費用は考慮しません。鎧そのものの値段1/4で修理できます)
この技によって減少する防御点は1点までです。
また、GM裁量により、この技で素手による攻撃でクリティカルが起こらない敵に対してもクリティカルが起こるようになる、としても構いません。
パングアムレベルが3以上のキャラクターが習得することができます。
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遅攻 |
− |
− |
− |
− |
− |
ファイター技能『戦術』と同じ効果です。
パングアムレベルが3レベル以上のキャラクターが習得することができます。
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無想の極み |
− |
− |
− |
− |
連× 強○ 二○ 部○ 転○ 起○ |
極限状態にあっても暴走することなく、己の力を100%出し切る為の技術です。ボーンレット種特殊能力『底力』中であっても、状況を感じ取り最適な戦術を取ることができます。
この技術を習得したボーンレット種は『底力』時に行える行動が『パンチ』『キック』『エルボー』『頭突き』に加え、 ・戦闘オプション:『強打』『防御専念』『部位狙い』『組み合い』『遅延』 ・パングアム技:『防御専念』『倒れこみ避け』『転倒移動』『起き上がり攻撃』『遅攻』
を選択することができます。また常時発動形技術(転倒戦闘、奇蹴など)も適用されます。
ボーンレット種以外には効果がありません。
パングアム技能5レベル以上のキャラクターが習得できます。
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