ハーバーブリッジを渡り、シェルターのあるアルバニーに向かった。シェルターの場所は極
　秘なので、途中の道路脇の広場でバスを止め案内人の車を待った。数分後合流、１０分位
　走ってシェルターに着いた。大きな庭にはちゃんと遊具もあって、さすがＮＺ！建物も敷地も
　広々していた。なんと５エーカーもあるそうだ。

　シェルター見学後、タカプナにあるノース・ハーバー・ウイズアウト・バイオレンスに向かう。
　タカプナはノースショアでも人気のある街で毎週日曜日には大きなフリーマーケットが開催
　されるそうだ。

　ハーバーブリッジを渡り、オークランドの中心、スカイシティの２階にある大きなレストランで
　バイキングの昼食を摂った。日本人以外のたくさんの団体が食事をしていた。

　昼食後、主にアジア・中近東系の移民や難民のためにサービスを行っている、シャクティ・
　コミュニティ・カウンシル・インクに向かった。スタッフのほとんどがインドやパキスタンなどの
　アジア人、残念ながらこの団体のオークランド事務所には日本人スタッフはいなかったが、
　クライストチャーチにはいるとのことだった。通された部屋のテレビでは、G.Planningが韓国
　視察の際に制作したビデオが流されていた。　これは訪問依頼の際に、レターと共に送った
　ビデオだった。その心づかいがなんとも嬉しい。そのうえ飲物と手作りのお菓子やスナック
　で歓迎してくれた。スタッフのホスピタリティに感謝。最後に集合写真を玄関前で撮り、シャ
　クティをあとにした。

　バスは免税店により、ホテルに帰りたい人はバスに残り、バスはホテルに向かった。

　夜、オプショナルツアーに申し込んだ人は、歩いてハーバーに行き、ディナークルーズを楽
　しんだ。海側からオークランド市街を見れるなんて・・・・・最初で最後の経験かもしれない。
　参加者は真冬の海風を受け、波しぶきをかぶりながら、子どものようにはしゃいでいた。

　今日はウェリントンへの移動日。ホテルにて朝食後、眠たい目を擦りながらバスに乗り込
　み、オークランド空港へ向かった。

　ニュージーランド航空４２３便は、９時に飛び立ち、ウェリントンに１０時過ぎに着いた。ウェ
　リントンは雨、空港から市街に向かう海辺沿いの道は、あまり車も走っていない。道路を挟
　んで海の反対側は小高い丘、丘の上には豪華な住宅が並んでいた。そこに住む人は道路
　横の敷地に車を置き、自家用リフトで住まいまで上がっていく。その斜面は結構急で怖くな
　いのかなっなんて考えていたら、もう市街である。

　一旦ホテルに荷物をおいて、タグボートのレストランまでバスで向かった。レストランまでは
　海岸沿いを歩いていく予定だったが、雨のためバスで行くことにした。接岸されたボートの
　中のレストランは、ナフキンと椅子が黒、テーブルクロスは白といったモノトーンだった。か
　なりの量のメインを食べた後、暫くしてアイスクリームが添えられた大きなアップルパイが
　出てきたので、その時はみんな驚いていたが、やっぱりデザートは別腹だった。

　歩きがバスになった関係で訪問時刻まで小一時間の余裕ができたので、レストラン近くの
　国立テ・パパ博物館を見学することにした。

　見学後バスで今回の視察研修のメインでもある女性問題省に向かった。担当者の都合で
　１時間という短い時間だったが、総合的に話を聞くことができた。次はニュージーランド警察
　だったが、少し時間があったので、古い教会に立ち寄り見学した。見学というよりトイレを借
　りるために寄ったというところである。女性問題省のトイレはセキュリティが厳しく面倒だった
　からだ。雨のなか、国会の前で集合写真を撮り、ニュージーランド警察に向かった。ニュー
　ジーランド警察で暴力防止プログラムを学んだあと、バスでホテルに帰った。

　夜は図書館に行く者、ミュージカルを観に行く者、それぞれ自由に楽しんだ。

　荷物が部屋に届いていないというトラブルがあったが、その原因はバゲージタグの名前が
　日本語だったのでスタッフが読めなかったことが原因だと判明した。しかしウェリントンは、
　個人客は多いが、団体客が少なく、ホテル側も手慣れていない様子だった。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　５日目に続く