7月16日(日)〜23日(日)
   
「ニュージーランド視察研修-見る・聴く・知る 8日間の旅-」
                  2006年夏
7月20日(水)雨

 今日はクライストチャーチへの移動日。午前中にニュージーランド女性協議会を訪問したあ
 と空港に向かうため、ホテルで朝食を摂り、チェックアウトを済ませるはずが、バゲージダウ
 ンの時刻になっても受け取りに来ないので、確認してみるとバゲージはインサイドではなく、
 アウトサイドであったためと判明した。前日のホテルからの案内では、バゲージをホテルの
 部屋のドアのインサイドに置くようにとのことだった。これは明らかにミス・インフォメーション
 であった。また今日はゆっくりと昼食を摂る時間が無いので、ホテルにボックス・ランチを注
 文しておいたのだが、これがまた中身の三倍はあるような大きな箱で嵩張るものだったの
 で、一人ひとり手渡されたものの取扱に困った。中身はバナナとヨーグルト、三角のサンド
 ウィッチと飲物、そしてクッキーだった。それぞれバラバラに入れてあったので箱のなかで
 ガサゴソ動いていた。

 ウェリントンは、小さなバスだったので、ランチ・ボックスの置き場に困った。そんなこんなで
 ホテル出発に手間取ったものの、ウェリントンの街は小さなところなので、訪問先までは10
 分程度、遅れることなく着いた。ニュージーランド女性協議会は、女性参政権獲得の功労
 者、ケイト・シェパードさんが設立したところで110年の歴史があった。飛行機の出発時刻
 が迫っていたので、バタバタとニュージーランド女性協議会をあとにし空港に向かった。しか
 し昨日・今日と雨ばかりで散歩するには最適なところなので、とても残念だった。

 ウェリントン国際空港には、思いの外はやく着いたのでチェックインのあと、空港のフードコ
 ートの一角で昼食を摂り、嵩張るランチボックスを空にし、身軽になった。

 ニュージーランド航空427便は、ほぼ定刻通り13時15分頃には出発し、14時過ぎにク
 ライストチャーチ国際空港に着いた。ロビーでガイドと合流し、バスに乗り込み、ストッピン
 グ・バイオレンス・サービスに向かった。ここは男性の更生プログラムを中心に実施してい
 るところで、今日泊まるホテルのすぐ近くのビルにあった。

 訪問後バスで免税店に向かい、ガイドと参加者は免税店付近で降り、バスはバゲージをホ
 テルに運んだ。免税店で買い物したあとホテルまで歩き、チェックイン後、それぞれの好み
 によって分かれて夕食を摂った。

7月21日(木)雨


 今日はクイーンズタウンへの移動日で視察・研修の最終日、午前中にセント・ジョセフズ・
 スクールを訪問するのだが、朝から激しい雨が降っていた。ホテルで朝食を摂り、バスに
 乗って、学校に向かった。学校はクライストチャーチの郊外、パパヌイにあった。出迎えて
 くれた校長は、前米国大統領のビル・クリントンさんに少し似ていた。説明のあと、低学
 年と高学年のクラスを参観し、そのあと全校集会の場にも特別に席を設けて歓迎してくれ
 た。英語劇のあと、校長が生徒に賞を授与した。「今週は良い行いをしましたで賞」みたい
 
なものであったが、生徒の誇らしい表情をみると、あらためて誉めてあげることの大切さを
 感じた。しかし子どもは可愛い。

 
訪問のあと、バスで空港に向かうが、どんどん天候が悪化してきたのでクイーンズタウン
 行きのフライトが決行する恐れがでてきた。空港に着いてみると案の定、フライトが何時に
 飛ぶか解らないとのことだった。しかしインフォメーションが少なく、やきもきばかり・・・・・・
 クイーンズタウンで5時から現地女性議員との交流会を予定しているので、主催者側とし
 て落ち着かない。数十分後、やっと搭乗手続きが始まったが、途中で引き返すかもしれな
 いし、クイーンズタウンの空港が閉鎖されたままだったら、近くの空港に着陸するかもしれ
 ないとのことだった。そんなことで参加者は搭乗手続きを済ませたのにガイドはなかなか
 空港を離れられず離陸するまでいるとのことだった。

 どうにか離陸したが、やっぱりクイーンズタウン国際空港は閉鎖されたままで、機長がイン
 バーカーギル空港に着陸するとアナウンスした。クライストチャーチ国際空港より離陸する
 直前にコーディネーターが現地女性議員に交流会中止の意向を伝えていた。

 インバーカーギルは、ニュージーランドで最も南極に近い空港を持つ街だ。滅多に来られな
 いところなのでなんだか嬉しいだが、観光をするわけでもなく、すぐにバスに乗り込んで、ク
 イーンズタウンに向かった。車窓のほとんどが牧場風景、それもすぐに真っ暗になり、何も
 
見えなくなった。結構ドライバーが飛ばしたので予定より30分ほど早くクイーンズタウン国
 際空港に着いた。

 
クイーンズタウン国際空港では現地ガイドとバスが待っていた。トイレを済ませ、バスに乗
 って、市街に向かった。ホテルにチェックインし、交流のために予定していた食事会を参加
 者のみで楽しんだ。参加者の一人がちょっと遅れて入ってきた・・・その彼女を見て、皆が
 一斉に「おぉ〜」と声を挙げた。ドレスアップしてきたのだ。彼女は今回の一行のなかで二
 番目に若く、他の参加者にとっては、娘のような年齢だ。すっかりお洒落心を忘れてしまっ
 ている自分に気づき、少し反省した。

                                        7日目に続く