鶴田吾郎について

１８９０年（明治２３）、東京市牛込区南榎町に生まれる。



１９０６年（明治３９）白馬会研究所に入り中村彜・中原　
悌二郎を知る。翌年、太平洋画会研究所に移り中村、中
　原もこれに続いた。中国東北部、シベリアを放浪の末…　
１９２０年（大正９）に帰国。落合村下落合の彜のアトリエ
近くに住み、画家生活を始める。同年、彜と競作で「盲目
　のエロシェンコ」を描き、第２回帝展に出品し入選。１９２４
年（大正13）、彜の死に際し、その葬儀を始め、遺品の整
理や、遺作展の開催等に中心的役割を果たした。　　　　



　生涯を通じて、各地を旅し、自然のたたずまいと人間の生
の営みを描き続けた。１９６９年（昭和４４）、７９歳で亡く
なった。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

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