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みなさんからいただいた救援物資梱包のアドバイス たくさんのアドバイスをいただいています。 まずは、阪神大震災で実際に被害にあわれた NanminKaikanさんからです。 『梱包についてですが私の場合は受け取る立場だったので、 こんなのは困ったというほうからお伝えします。 ■中に何が入っているか判らない荷物 内容と数量を明記すること>衣類>男物>下着>50個と言う風に ■色々な種類の物が混在した荷物 一つの梱包が単品だと中を開けずに仕分けできます。 ■食糧が同封されている荷物 食糧は厳禁です。被災者に渡るまえに傷みます。 ■重すぎる荷物 10kg超の物はキツイ!女性では長く持てません。 ■防水していないもの 野外に長く置くことも多いので最低3重くらいの防水が必要 ■使用目的・使用方法のわからないもの 家庭用のアイデア商品や健康器具の類は使えません。 梱包方法は、被災者に渡す一人分のパックの形にしておくの が一番喜ばしいと思います。 まずは衣類。クリーニング店の袋と幾つかのビニール袋を用意します。 ビニール袋にジャケットや、ズボン、下着(少し多め)、靴下、ベルトなどを一人分 づつ入れます。 袋には中身の種類を明記します。 一人分をクリーニング袋にサイズをあわせて入れます。 中身とサイズを表記したラベルを貼ります もう一度ビニール袋に入れます(これにもラベルを貼ります) そのパックを大きめのごみ袋に詰めて箱に梱包します。 一つのパックがそこそこの大きさになるのでみかん箱くらい大きさなら 一箱に半ダースくらいしか入らないかもしれませんが、持ち運びし易いサイズです。 「衣料ケースだ」と箱その物が防水ですし、パックが1ダース以上入ります。 ただ蓋が外れないようにしっかりガムテープで固定する必要があります。 箱には中身の種類と数量を表記したラベルをはります。 一般的にダンボール箱を使うと思いますが、梱包用品店にプラスチック製のダンボー ル箱があります。 防水ですし丈夫で少々積み上げても箱が壊れないので便利です。 被災者に渡った際、丁度いい荷物箱になります。 梱包に必要な道具はビニール袋とガムテープです。 紐では梱包に技術が入りますし必ず緩みます。 ガムテープとビニール袋はパックの補修に便利なので送る荷物の中にも幾らか入れて おくと良いでしょう。 ワープロでラベルを多量に作っておき袋を作る度に貼っておくと作業が楽です。 タオルや洗面具のキットも一人分の形で衣料とセットで梱包しても構わないと思いま す。 特に子供用の場合、洗面器、タオル、ベビー用石鹸、消毒薬のセットを一人分ずつ同 封してお渡しても良いでしょう。 ただ長距離の移送ですからチューブの類はしっかりビニール袋などで衣類に触れない ようにしておくべきです。 粉ミルクはたしかに必需品ですが小分けにすると傷み易く、またネズミに狙われ易い のです。 もし発送するなら厳重に梱包して缶のままのほうがいいでしょう。 粉ミルクと哺乳瓶、乳首の換え、消毒薬、できたら魔法瓶も、セットして タオルやオムツのセットを加え、赤ちゃんキットを作成すると喜ばれます。 燃料の無いところで人肌のお湯を作る為に震災のときお母さん方が編み出した方法が 「使い捨てカイロ」を発熱させ水を入れたスチール製のボトルをカイロとタオルで包 んでお湯を作りました。 使い捨てカイロがあるならトルコのお母さんに教えてあげたい方法です』 次は、実際にあのメールをまぐまぐへ送られた、 トルコ在住のレストラン忍者からです。 『救援物資輸送に関してお問い合わせいただきありがとうございます。 現情況で不足しているもののリストは以下の通りです。 テント、マスク、生理用品、毛布、タオルケット、タオル、下着を含む衣類品(夏 物、冬物どちらでも可。ただし、新品および洗濯済みで使用可能なもの)、医薬品 (包帯、抗生物質、鎮痛剤、など) トルコ航空の航空事務所(成田、関空)までの送料はご負担いただく事になります。 空港からトルコまでの送料はかかりません。 (航空事務所への電話問い合わせが 殺到 している模様ですのでお問い合わせは、 ●トルコ航空 03(5251)1511 ●トルコ航空大阪支店 06(6441)8799までお願いします) お送りいただける救援物資は新たに購入していただくものではなく、不要なものがあ れば送っていただければ有難く思います。(現金につきましては、さくら銀行、東海 銀行などに窓口があるそうです。そちらへお尋ねいただければ幸いです) 多数の方々にご心配いただき、ありがとうございます。心より感謝申し上げます』 ご自分でも衣料送付活動をすすめている さとみさんのご意見です。 『前職のアパレルメーカーの友人たちに呼び掛けて、救援物資と募金が集まってきたので、 これらをいかに効率よく送付しようかと模索していたところ、今のところ、きあさんの 書かれているトルコ航空へ送る方法が一番いいようです。 成田までの送料は、みなさんの負担になりますが、今のところ、トルコの宛先がトルコ政府 か赤十字であればトルコまでの運賃、関税等は無料になります。 また、郵送で送られてくる場合、局留めになるので、救援物資の送付は、 宅配便のみ受け付けるそうです。もちろん、着払いなんてもってのほかです。 その他の民間救援団体(多分、忍者さんへ送る場合も)へ送る場合は、関税はかかると昨日、 トルコ政府から発表されています。 また、成田へ直接救援物資を運ぶことは、少し前は電話でも、 受け付けているとのことだったのですが、昨日、友人の見送りに成田へ行った時は、 送付のみ受け付けているとのことでした。それでも、私は持って行ったら パッキンの救援物資を2番カウンターで無理に受け付けてもらい、昨日の便に乗っけてもらいましたけど、、、、。 それと、トルコ大震災被災者救援センター準備室の松川さんが、 これから、トルコでの救援物資の受け入れと配布の体制を確立するために、 24日トルコへ出発しています。30日に日本へ帰ってきてから、 日本での各地からの救済物資の受入れの体制を 整えるということです。私もお手伝いしようと思っていますので、 もし、なにかありましたら、御連絡下さい。 もし、みなさんで、救援物資を御用意していただけるのでしたら、 *マスク、軍手 *ナイロンシート、ナイロン袋 *渦巻き香取線香 *赤ちゃん用粉ミルク、離乳食 などが不足しているようです。 ご協力していただけるととてもうれしいです。 この前、私も、トルコ人の友人から、救援物資はトルコでも買えるし、 買い物もできるのだから、時間のむだなのでお金が一番、と言われました。 もちろん、私は発表後、いの一番にさくら銀行に走りましたし、 私の友人も個人宛にトルコへ送金しています。 でも、この際銀行から、このお金が相手に届かなくても承諾します、 という念書を書かされるんです。 こんな国、気持ちのこもったお金を安心して送ることができませんよね。 せっせと、友人たちから送られてくる救援物資の仕分けに励んでいます、、、、、、。』 阪神大震災などでボランティア、昔ベトナム難民の 支援で経験したことと毎年パキスタンに支援をしている経験から 注意したほうがいい意見をくださった ogawaさんからです。 『・古着はいいのですが、ゴミみたいなボロボロの古着を送ってくる人が います。または洗っていないもの。 受け取る側としては援助の感謝より、バカにされているという感情が 先にたちました。(阪神大震災で実際にありました。) ・薬類はやめたほうがいいですよ。 これも実経験からですが、処方が日本語で読めない。 つまりどのような薬かわからないと使いようがないのです。 かえって危険ですね。 ・一番のくせ者は粉ミルク。 現地のライフラインが死んでいるとならば、衛生問題があります。 粉ミルクは原則、「煮沸したお湯」を使うということですね。 ところが難民支援のときに、粉ミルクが配給されたのですが、 それを生水で溶いてかえって身体を壊す子供がでてきました。 現地での指導が大事かと思います。 それかミネラルウォーターをセットするかですね。 ・もうひとつイスラム教であること。 これはパキスタンの子供達への支援文房具をセットしているときに いつも仲間同士で気を使っています。 まず、新品であること。 それに「無地」であること、かわいいキャラクターのイラストの入って いるものは宗教上の理由から受取を拒否されます。 トルコもイラン、パキスタンほどではないにしろイスラム国家です。 チビTシャツもきあさんのおっしゃるとおり問題だとおもいますが、 キャラクターの書かれたTシャツも注意したほうがいいですよ』 貴重なご意見ありがとうございます。 |