テキストつらつら
イングランド再訪編
2005年2月


プロローグ/NEXT


カースルクームという村の中にある貴族の邸宅を改造した豪華ホテル




プロローグ

■なぜにイギリス?
真冬にこのように緯度の高い国にいくなんて、本当に生きててすいません。
そんな感じで意味もなく誰かに謝りたくなるような、そんな気持ちの旅路。イギリスは思い出の地。なんせ私の初海外はまさしくここイギリス!13〜14年も前のことなので正直言ってほとんど記憶にない。どうやって入国したのだろう?コロボックルみたいに添乗員さんのポッケのなかに入っていたのかしら、エヘ。(まあまあ落ち着いて皆さん)
それくらい、私の中で大昔で記憶からぶっとんでいる国なのであった。おぼろげながら異様に物価が高く、いつも曇天で、街の人が東洋の黄色いサル相手に意外に優しかった(結構この「人がいい」という意見は多いようですね)という印象がある。当時も訪れたのはクリスマス直前の冬空の中だった。

だから、もし次回行く時は、イングリッシュガーデンも見事な初夏がいいな♪と思っていたのに、前にもまして寒い寒い超オフシーズンの2月の再訪となってしまったのにはわけがある。
1)仕事の関係上、2月頭が一番ベストだった。
2)旅友だち「えりさん」が3月までイギリスにいる

という条件が見事に揃ってしまったのだ。元々えりさんはオンラインのバリ関係のBBSで知り合ったレイディなのだが、一度二度三度・・・と会ううちに、えらく気があってしまいしょっちゅう遊んだりいろんなことを相談するようになっていた。
さて、そんな彼女のだんなは自他認める英語学習オタクマニアで、会社の留学試験?にチャレンジしており、見事7ヶ月間の英国留学の資格をゲットしたのだ。妻であるえりさんももちろんついていく。そしたらあたしもついていくぅ〜〜〜!!(ストーカー?)。
そんな感じで、友だちのいるところなら世界のどこでも行きますよ的尻軽女な私は、この機会を逃すわけもなく、「んじゃオラもイギリス行くべさ!よろしくメカドック!」と言ったかどうかは定かではないが、とにかくスケジュールを合わせて行くこととなった。



コッツウォルズの田舎道にて「お〜いすぃ〜!」と朝の空気を満喫する猿


■物価高との勝負!予約が旅のキーポイント
ご存知の通り、英国は物価が高い。日本はポンドに弱いわ・・・ブツブツ言ってもしょうがない。なんとかやりくりしないと、旅の日々をハトの餌で過ごさなければならなくなりますクルックー。
いつもならやみくもに調べるだけの事前調査も今回は本腰がはいります。しかもお先にイギリス生活を満喫しているえりさんからのアドバイスによりイギリスの旅は予約(早割)が勝負!というのを教えていただく。
なにせ、夫であるヒゲからだんどり君という、ありがたいようなありがたくないような微妙なあだなをつけられている私、事前調査は好きよ!と張り切っていたが、最後のほうは食傷気味に・・・まだ行ってないってのに、あまりの情報過多ぶりにおなか一杯になるほど調べまくった。それくらい旅路のほとんどのだんどりをつけての出発となった。(そのだんどりの半分はえり夫婦に大変お世話になりまくったことを付け加えねばならない)

たとえば電車などは2週間前に予約すれば15ポンド(3,000円)のものが、当日買うと60ポンド(12,000円)になる(注:えりさん体験談)というようなキ*ガイ料金信じられない価格設定なのだから、とにかく買えるものは先に買う、予約しとけるものは先に予約しとかないと、余計な金がかかるばかり。

数年前から習い始めたヘタレ英語(イギリス人先生)も少しは役にたったのか、英語サイトを検索するのもちっとも苦にならず、意外にさくさくと目的のものを探せることができたのも◎。そんなわけで、私の今回のルート決めで検索しまくり、お気に入りにいれまくったHPで、必ずお役に立つサイトをピックアップ。たまには役に立つスナフキン生活ですね。


まずは利用する航空会社のサイトでサービス内容をチェキ。
余談ですが初めてe-ticketという、航空券を持たない旅をしました。ドキドキ。
●ANA wab[日] 私はANAマイル会員サービスにてハーツの割引を利用しました

ここ重要!移動手段にも気を配る。
●Heathrow Express[英] エアポート〜パディントン駅なんと15分!早いけど高い
●BAA[英] エアポートバス。時間がかかるけどお安い
●The tube[英]地下鉄で空港から街まで1時間。安いけど景色見えない
●NationalRail[英] 英国の鉄道ほとんどがオンライン予約可。安い席争奪戦!
●NationalExpress[英] 電車で40ポンドのところ9ポンドで行けたりするコーチ(長距離バス)。バッグパッカーにもだが、重いスーツケースを持って迷路のような地下鉄を乗り継ぐより、コーチでダイレクトに移動するほうが断然楽でもある。オススメ!

レンタカーもいろいろ。
●easycar[英] 格安欧州線を飛ばしてるeasyjetのレンタカー会社。簡単な英語に拒否反応がないならぜひおすすめの激安価格。乗り捨て不可。
●Car hire.com[英] どういうシステムか不明だが、いろんなレンタカー会社のなかから条件にあうものがずらっと出てきて選べる。とにかく安くてビビる。乗り捨て可。
●hertz[日] 日本語がいい&お金に余裕のある方はこちらへどうぞ!電話で予約してFAXで確認書を送ってもらえばあら簡単。安心感あり。乗り捨て可。
●Avis[英] 週末パックが超オトク!乗り捨て可。

さて安宿探し。これ以外にもくさるほどサイトあり。英googleで検索しよう
●London discounthotel[英]
●Hotels London England Cheap London hotels[英]
●アコモデーションライン[日]
●Tripadvisor(london)[英]世界中のホテルレビューが見れる。これすごい便利。安いからここにしようかな〜と思ってこのサイトでチェックすると「水周りが汚くてくさかった!」「ベッドにノミ!」とかいろんなことが赤裸々に書かれてる。こわっ

めちゃくちゃお役立ちサイト
●Multimap[英] イギリスはポストコードという郵便番号で場所がはっきりわかる便利システム。そのポストコードを左側のフォームにいれれば、その周辺地図が一発検索!!!確実に100回以上はつかいまくった。しかも画面下には、その場所に一番近いジャンクションや駅、そして天気までも見れる。このサイトなくして旅の計画は立てられない!プリントアウトもがんがんしまくりました。


■覚えておくべきイギリス英語
基本的にaはアーときっちし発音してるみたいです。canはカン、can'tはカーン、1dayはワンダイ、OKはオーカイというように。

「トゥーパウンド」(2ポンド) ツーポンドという発音じゃNG。トゥ〜パ〜ウン。
「ビルプリーズ」(お勘定おねがいします) チェックじゃないのです。
「ラブリー」(あるときは素敵!の意味、あるときはおいしい!あるときはイエスとかOK!の意味)英国人ラブリー言い過ぎ。決してあなたを可愛いと褒めているわけではないので勘違いせぬように。
「トゥエンティパストテン」(10時20分) 時間の言い方も違うのです・・・テントゥテンは10時10分前ということで9時50分。マルタで散々習った言い回しなのにやっぱり忘れてたし。※つうか、すでにこれ書いた時間違えてたよ・・・ご指摘ありがとうございます。オランダのRさん。もうイギリス式数え方のばかばか!!(別にこの言い方をするべきというのではなく、相手に言われた時にポカーンとならないように知っておくとよいっちゅうことですな)
「シングル」(片道) ワンウェイじゃなかとです。切符買うときなど必須。往復はリターン。でも窓口の人によってはターンって言ってた。聞き逃せない緊張の連続(おおげさ)
「Have you got〜」(Do you have〜) ブリティッシュイングリッシュらしい言い回し。つか、have言いすぎですよあなたたちと小一時間(以下略)。
「トイレ」(トイレ) 米語ではバスルームという言い回しが多いですが、英語はこのままOK。紳士淑女的にジェントル・レディスとかクロークルームと表示されている場合あり。
「ペトロール」(ガソリン) レンタカーを借りる人は覚えておくべし。ガソリンの種類も聞いておくのだっ。
「レモネード」(ソーダ水) レモン味のソーダでなく炭酸水。えりさんがビールをレモネードで割った「シャンディ」という飲み物にはまっていたので、私も帰国後日本で作って見たらどうもへんな味。調べてみると英語レモネード=米語のソーダのこと。シャンディはなんの味もない炭酸水で作らなければなりません。
余談ですが、ガス入りではない普通の水が飲みたい場合は「スティルウォーター」と注文すべし。



※毎度の但し書きで申し訳ありませんが、旅の質問メールなどにはもうここ数年ほど一切お応えしていないです。

さて本編につづく