マーミット編:キレイな肘を
Tutorial for MARMIT body: More posable and beautiful elbow joint
まえおき
Introduction
マーミットボディの肘関節は肩と同じく球体になっています。ところが、これまた肩と同じく関節の受けが緩いうえに見た目上もはっきり上腕前腕が分離してしまっています。関節部を新造することで強度と見た目、出来れば可動域も改善することを試みます。
The elbow joint of MARMIT's body is ball joint. But it is too loose and not beautiful.
Replace it to other joint for more strength, more appearance, and more movable region.
<材料および工具>
Tools and materials
- ボークスEB-mini用別売り関節パーツ
- Joint parts set for Volks EB-mini body
- エポキシパテなど厚盛りの効く造形材
- Forming material can use thick such as epoxy patty
- ABS用接着剤
- Adhesive for ABS plastic
- 小型のプラスドライバー
- Cross-head screwdriver
- 厚物用カッターナイフ及びデザインナイフ
- Utility knife and art knife
- やすり及びサンドペーパー
- File and sandpaper (#240,#400,#800
- ピンバイス及びドリル(1・2・3mm径)
- Pin vise and drills (1mm,2mm,and 3mm diameter)
- ラチェットドライバー及び電動ドリル用ビット(4mm径、6角ジョイント)
- Combination of ratchet driver and drill (4mm diameter, six angled axis type)
- (必要に応じ)画鋲など先の尖ったもの
- Awl or ice pick
<肘改修>
Modify elbow joint
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- 上腕および前腕のねじを全て外して分解します。
- 分解した腕のうち、上腕については接合面を平面に均した後で接着します。後の加工の都合上なるべく強固に接着して下さい(ねじで締め直しても良いです)。完全乾燥後、もしねじで締めていたら肘関節側のみ外します。
- 上腕から出ている肘関節軸を切り飛ばした後、ここにピンバイスとドライバー+ビットで作った簡易ドリルを使って4mm径の穴を開けます(深さは12mm程度)。なお、中心より若干(1〜1.5mm)前側に開けるようにして下さい。
- 前腕については、内部にある肘関節用の受けをパテで完全に埋めてから接着します。乾燥後、上腕側と同じ様に4mm径の穴を開けます。
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1) At first, remove all the screws of arm and decomposes it. Shave partition surface of all parts to flat.
2) Reassemble upper arm and glue it. (you can use screw, but must remove it after drying glue.)
3) Cut off the elbow joint shaft, and drill 4mm diameter from elbow side. (12 to 15mm depth).
Attention: Drill slightly (1mm - 1.5mm) front position from center of arm.
4) Fill inside of forearm parts with patty, and assemble it with glue. (about screw, same as upper arm.)
5) Drill forearm to 4mm diameter from elbow side. (12 to 15mm depth).
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- 前腕と上腕をボークスEx-mini用の肘関節パーツで繋げば完成です。このとき、関節の球に馴染むよう現物あわせで腕の穴周りを成型してやると見た目が良い感じになります。
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6) Finally, assemble arm with elbow joint from Volks EB-mini's joint parts set.
If you need more good appearance, adjust shape of edge of joint hole.
<おまけ−手首分離>
Additional: Changeable hands
2000年頃からマーミットボディは徐々に改修されて来ていまして、現行バージョンでは手首を付け替えることが出来るようになっています。ここでは旧バージョンで同じ事をする方法を紹介します。
(・・・といってもすることは肩関節と一緒なんですが・汗)
<材料および工具>
Tools and materials
- ボークス製ABS球体ジョイント「MMUNIT・D」もしくは寿屋製ポリキャップ「ボールジョイント・S」
- Ball joint part - Volks "MM-unit:D" or KOTOBUKIYA "MSG poly-unit D-101 Ball-joint(S)"
- (もし入手可能なら)まん点工房製ポリキャップ「百点満点ポリパーツ」
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- 小型のプラスドライバー
- Cross-head screwdriver
- 厚物用カッターナイフ及びデザインナイフ
- Utility knife and art knife
- (必要に応じ)リューター及び球型ビットもしくは小径の丸型彫刻刀
- Leutor and ball-shaped whetstone (or small gouge (narrow edge - width 3mm or under) - If you need it)
- やすり及びサンドペーパー
- File and sandpaper (#240, #400, and #800)
- ピンバイス及びドリル(1・2・3mm径)
- Pin vise and drills (1mm,2mm,and 3mm diameter)
- 画鋲など先の尖ったもの
- Awl or ice pick
<関節加工>
Remodeling a wrist joint
上腕のねじを外して分解します。肩関節分離と同じく球体を市販部品に置き換えるため、手首関節の受けをリューターか彫刻刀で大きさを調整します。現行ボディの場合でもここの合いが良くない個体が多いのでやっておいたほうが良いかも知れません。このとき「へり」もやり過ぎない程度に削れば可動域を広げることが出来ます。
ここに埋め込む球体ですが、ボークスなら小さいほうから2番目、まん点工房なら小さいほうから3番目の軸付きパーツを使用します。関節の大きさからゴムシートなどの強度保持材は使えませんので、仮組みを重ねて緩くならないよう慎重に作業して下さい。
あとは元通り組み立て直します。
現行ボディがあればその余り手首が使えますが、そうでない場合元の手首から関節軸を切り飛ばした後腕側の軸に合わせてピンバイスで穴を掘ります(深さは数ミリ)。完成した上腕に手首をはめ込んで完成です。