(2002/11/01、2002/12/11訂正)
オビツボディ女性体、特にノーマル(ABS版)の登場時に指摘された問題の1つ、「腰がふらつく」点について関節強化による改善を試みます。
オビツボディ女性体にはABS以外に軟質樹脂製の上体を持つSB版が有りますが、SB版のフレームはABS版のフレームと構造が異なるためこの方法は採用できません。なお、SBフレームは腰回りの可動域が少ないため無改造のままでもさほどふらふらせず問題にならないと思われます。
23cm女性体の場合も胴体フレーム構造は27cm版と同じですので同じ手法が使えそうですが、ボディサイズに比例してフレーム内部の穴も小さく、有効な摩擦面積を得るのは難しそうです。
そこで、フレームの穴ではなく外装との兼ね合い上可動域に含まれない部分全部をゴムシートで包んで摩擦を得るようにしてみました。
余談になりますが、この関節構造自体は産業用の点検ミラーやピックアップツール(最近は百円ショップにもあります)でも使われているもので、金属など変形しずらい素材で出来ている場合は手では動かない程堅くできます。しかし、オビツボディのような樹脂素材では一定以上締めてもフレームがしなってしまうためにそれほど堅くなる事はありません。むしろ締め過ぎはフレームのねじ穴を破損させる可能性があるので要注意です。
上記の「フレームのしなり」に対して、ちょうど使えそうな部品があったので試験的にフレームそのものを金属に置き換えてみました。