飯能駅から20分とお手ごろな距離にある天覧山。そこから多峰主山にかけてがいつの間にかホームグラウンドになった。はじめはクライミングのトレーニングからキノコや植物などの観察まで、いろいろと楽しめるフィールドが広がる。人工林が多く、開発も進む奥武蔵の中にあって、雑木林や湿原などが残された貴重な場所になっている。意外となめてかかれない山だ。
2008年3月17日 引越しと仕事に追われて、トレーニングを2カ月以上空けてしまった。部屋の整 理は終わらないけれど、もういいかげん山に行かないと非常にまずい。洗濯しま くって午後2時すぎ、大泉学園の駅を出発。久々に岩の感触を楽しむ。平日の夕 方近くはさすがに誰も通らず、ボルダリングに専念できた。
とはいっても、2カ月以上間が空くとムーブを忘れる。予期せぬ個所で落ちたり、 ひどく手順を間違えて必死にしがみついたり、とロクなことはない。最低一月に 一度は登りたいものだ。花粉の季節はおとなしいシローさんから、4月になった ら登りに行こうと誘われているが、今の状態では面目が保てん。もう1、2回気合 を入れないとまずかろう。
岩場を巡回して様子を見る。トラバース岩は派手にチョークがついているものの 他の岩はあまり登られている形跡がないのが少しさびしい。次は鏡岩で遊んでみ るかな。梅は満開を過ぎ、モクレンは花びらがほころんでいた。午後5時近くに なっても、まだ十分に明るい。もう春なんだ。
2008年1月1日 初天覧で初ボルダリング。雑念を吹っ切ってトラバース岩に取り付く。冬場は指 先がカチッと決まる。じっとしてると寒いのでハイペースで行ったり来たりする。 正月だというのに結構ハイカーが通り過ぎる。6往復めのハングに差し掛かった ところで大きな犬が現れたのを見て力尽きた。飼い主にせかされて岩場をひょこ ひょこ上がっていく姿がほほえましくて、つい見てしまった。しばらくすると戻っ てきた。降りてくる姿も危なっかしい。頂上はすぐなのに知らずにあきらめたら しい。そりゃ残念。反対側の女坂からなら楽に登れると飼い主に教えてあげたら 喜んでいた。
いつにも増して濃いチョーク跡をクリーニングしていると、「岩登りの練習です か」とおじさんに声をかけられる。「三ツ峠でフリークライミングしている人を 見ますが、やるんですか」と聞くので、「ええ」と答えたら、ものすごく驚いて いた。絶対に勘違いしてると思い、「フリークライミングでもロープ使うんです よ」っていうと、またまた驚いていた。うーん。世間の理解はそんなものなのか なあ。久々に頂上まで足を延ばし、ちょっと遅いけど昼食代わりのリンゴを食う。 ボーとしていたら犬連れの人が2 組やってきた。きょうはよく犬と会う。
2007年11月19日 きょうも月曜日。壁にはいつもよりたくさんチョークがついている。塗りつけた みたいだ。天覧山入り口のモミジが赤くなり始めた。そろそろ冬だ。ちと寒そう だが、9条Tシャツできょうもがんばる。今回はレスト時間を短縮する。トレーニ ングだから、あまりだらだらやらないほうがいい。それでも7往復はいけた。ハ ングの通過も安定してきた。新しいムーブを何度か試してビデオに撮ってみた。 日差しが強く逆光だったのでさえない映像しか撮れずボツ。
キノコはほとんど期待できないため巡回コースを走る。途中のヒノキ林で腐葉土 を調達する。生ごみコンポストの土がお疲れ気味なので入れ替え用だ。このため にスコップまで買った。おかげで作業がはかどり、大収穫だった。ヒノキの腐葉 土は均一できめが細かい。成果が楽しみだ。モミの木の根元でアカモミタケを発 見した。ムラサキシメジはなかった。
ヒノキ林の少し先でイチゴを見つけた。秋にイチゴ?? と思ってよく見たが、やっ ぱりイチゴだ。常緑樹のような濃い緑色の硬い葉の間にまっ赤な実がなっている。 キイチゴのようでややすっぱい。その名も「フユイチゴ」というらしい。冬にな るイチゴってあるんだ。いたく感心してしまった。
2007年10月22日 スピードを意識してボルダリングをやる。かなり消耗した。5往復めで2回も落ちる。いずれも瞬時にムーブが思い出せなかった。体が動くスピードに頭の回転が付いていけないとは情けない。先週もそうだが、月曜日はチョーク跡が目立つ。こんなちっぽけな岩場を登る人がいくらかいること自体はうれしい。それでも、クリーニングくらいはしてほしいものだ。豚毛の歯ブラシはチョークがよく落ちるが、すぐに減るのが難点。
キノコはほとんどなし。今回もイノシシ跡多し。やっぱりイノシシが食ったのか。そうに違いない。
2007年10月16日 きょうはボルダー。気合を入れてトラバースの課題に取り付く。足の外旋を意識したら、グリップが驚くほど安定した。これまで腕や指の力に頼っていた個所で、腕への負担がずっと軽くなった。特にこれまで構えて臨んだ出端とハングが楽になった。結果、初めて7往復半を達成。持久力が1.5倍(当社比)にアップしたような気分になった。外側にひねりを加えるだけで、ここまで違うものかと驚いた。10往復も夢ではないな。余裕ができたので動画を撮ってみる。
キノコの方は数、種類とも少ない。フウセンタケ類、ベニタケ類が目に付く。ウラベニホテイシメジらしきのもがあったけど、微妙なので採集はやめ。テングタケは立派なのが数本出ていた。イノシシの跡がそこらじゅうにあった。きゃつらが食ってしまったのではないかといぶかる。
2007年9月20日 命拾いした翌日は、とても山には登れない。小指ははれ上がり尻は痛い。岩場など見たくもない。キノコ巡回コースに直行する。タマゴタケをはじめ、ベニイグチ、アシベニイグチ、ニガイグチモドキなどたくさん出ていた。特にキニガイグチは狂ったように大量発生していた。いまが旬という感じ。キニガイグチは融合した子実体ができやすい。見事なのがあったので写真に収める。融合体というよりは、フタマタだ。いいねえフタマタ。なぜかうれしい。
少し遅めだけれどナラタケモドキもたくさん出ていた。ナラタケに比べると少し大型のようだ。食えるキノコもそれなりにあった。でも、きょうはあまり採る気にならない。ただし2カ所に出ていたアカヤマドリは別。昨日の雨で傘が溶けかかっていたけれど、柄だけをいただいてきた。かえってさっそく炒めて食った。イグチの香りとともに、ほんのりとした甘い味がした。
これだけキノコがあったら、うれしいはずだが、いまいち元気が出ない。キノコを見ただけでは、もやもや感は取れなかった。
2008年8月27日 きょうも暑い。今年の夏は特に外を出歩きたくないと感じる。登山口の池の脇に サルスベリの真っ赤な花が咲いていた。きれいだけど、じっと見ていると暑苦し さが増すような気がする。風もなく高曇りでむっとする午後、ボルダーに取り付 く。熱心なのはいいけど、トレーニングにはとてもならない。集中力が続かず3 往復で切り上げた。
それにしても白いチョークの跡が目立つ。暑いのにご苦労さんといいたい。取り 付いていた時間と同じくらいかけてチョークの粉を落とす。引き揚げ際に若い男 性が頂上から降りてきて、「ちょっと寄ってみましたが、ここはいいところです ね」と感動していた。そうだね。でも、春や秋、冬の方がもっといいと思うよ。
第2ステージはキノコ。ところが、こちらもさっぱり皆無だ。雨が降らないから か。異様に暑いからか。これだけ不毛だとあきらめもつきやすいというもんだ。 帰るころになって少し風が出てきた。湿原に野生の小型スイレン、ヒツジグサが いくつも咲いていた。これは当たりだった。花は何度も見ているけれど、水量が 多いと近寄れない。今回は、水が少なかったので初めて写真が撮れた。ずっとス イレンだと思っていたら野生種はヒツジグサというんだそうだ。こちらは涼しげ な花だ。コンビニで巨峰ソフトを買って、食いながら帰った。
2007年8月1日 関東甲信地方が梅雨明けした。やっと夏らしい天気になった。それはそれでいい んだけど、低山でのトレーニングは辛くなる。きょうは、パリっとした登山をし たかった。でも、2日前の雷雨でまだ地盤が緩んでいる可能性があるので当初の 計画を変更して天覧山に向かった。
厳しい暑さを覚悟したけど、意外に風がある。台風の影響かな。トラバース岩も 半分日陰で助かった。ウオーミングアップなどしなくても体がギクシャクしない。 夏場もいい部分はある。約1カ月ぶりのボルダリングにしてはよく出来ましたっ て感じだ。汗でクラパンがまとわりつく。蚊の襲撃もちょとだけ遭った。夏仕様 を忘れたのは失敗だった。
一番心配だったのはひじ。痛くなったらどうしようと悩んだが、大丈夫だった。 懸垂で傷めてもクライミングでは傷まない。つまり、懸垂はクライミングに必要 な力とは無関係だったわけだ。めでたしめでたし...。じゃ、あの、ひじを傷め てまでやったトレーニングはなんだったのさ。
実は、懸垂はクライミングのトレーニングとしてはあまり意味がない。薄々は気 付いていたけど、やっぱり懸垂できると登れるぞっていう気になるじゃない。気 合が大事なんだよね、山は。で、気合を入れるために−つまり満足感を得るって ことですな−がんばって練習して、それで体を壊すってことはよくある話だって ことも十分に知っていた。でも、自分がそんな愚かなまねをするとは夢にも思っ てなかった。まだまだ青いなと思うきょうこのごろ。
キノコ方面は1カ月で大変わり。夏キノコのテングタケ類がいっぱい出ていた。 大きなキニガイグチははいて捨てるほどあった。ある場所にはタマゴタケが群生 していた。食べごろなものもいくつかあったが、写真に収めるだけにした。かな りおいしい部類にはいるキノコだが、1人で食うおいしさは知れているから。
2007年6月25日 朝から雨模様。それでも、吹っ切れたので天覧山に向かう。幸い岩場はぬれてな い。きょうは履き慣れた靴で練習する。新しい靴を伸ばさにゃいけないのだが、 あれはどうも勝手が悪い。足裏で適切なグリップ位置をつかむ微妙な操作がやり にくく、クライミング技術が後退しそうな気がしてならない。いつもの靴はやっ ぱり勝手がいい。道具と技術は結びついていると改めて思った。
雨上がりでキノコを期待したが、アミタケが少し出ていたくらい。収穫するには 到らなかった。
2007年6月17日 間髪空けずにボルダリング。どうせふさぎ込むだけなら山に行ったほうがいいや。 靴も伸びるし。暑さを避けて岩場に着いたのが午後5時。夏場はこんな時間でも 明るくていい。ずいぶん過ごしやすい気温になった。この時刻は日曜でも人は少ない。
堅い靴を履いて取り付く。足が決まらないから力でねじ伏せるようなクライミン グになってしまう。靴に合わせて登り方を変えられるだけの力量は自分にはまだ ないのが悲しい。休憩を短くしたら3往復でかなりきてしまった。そこに犬連れ のおじさんがやってきた。犬を支柱につなぐとクライミングシューズを出した。 お仲間だ。「すぐに終わりますから」。4往復で切り上げる理由ができた。
近所に住んでいるというその男性の靴は、かーなーり古いタイプだ。岩登りのレ ベルも自分に近い。ここにくるクライマーはうまい人が多いから、正直ほっとし た。「短い時間でも登っておかないと、すぐ登れなくなりますから」と彼はいう。 うんうん、そうだよな。
少しだけ、運動靴で取り付いてみた。靴底から岩の凹凸が感じられる。グリップ もまずまずだ。今度これで練習してみよっかな。しばらく犬と遊んでから帰る。
2007年6月13日 晴れ。異様に暑い。先週、広沢寺にいったばかりで熱が冷めないうちにトレーニ ング。夏場にこれだけ気合が入るのも珍しい。ちょっと、気がめいることがあっ たので、岩登りに集中することで気分転換ができればとの思いもある。雨宮さん から借りている靴も伸ばさなきゃならない。
ここで一言弁明。このページは約8カ月ぶりの更新だが、天覧山が8カ月ぶりとい うわけではない。ほぼ毎月通って、特に冬場は、まじめにボルダリングをしてい た。5月は抜けたが、4月は2回きた。少し間が空くと足運びがぎこちなくなった り、呼吸が乱れたりと微妙に後退することが分かってきたから、なるべくまじめ に通ってきた。
中段では知的障害者のグループが集まって昼食を取っていた。これから登るのか な。だとしたら、かっこいいとこ見せないといかんな...などと邪念がわく。岩 場は日が差していたが、風が吹いているので適度に涼しい。助かった。ファイブ テンの靴を履く。ちょっと痛いが最先端のひも穴を抜いたので多少は耐えられる ようになった。
取り付いての第一印象は「堅い」。靴底から岩の凹凸が伝わってこない。だから、 いい場所にぴたっと足が決まらない感じだ。その代わり、つま先のエッジングは 抜群にいい。つま先がカツっと決まり、安定感がある。ただ、インサイドとアウ トサイドのエッジングを多用する天覧山のような垂壁では、とんがったつま先は あまり活躍の場がないような気がする。
でも、バリバリの正対で登っていた昔の自分だったらこの靴、泣いて喜んだと思 う。痛くなければの話だが、靴のできは悪くない。つまり、自分の登り方が変わっ たのだ。あまり意識してなかったのだけれど、少しは進歩しているのだろうか。 足の運びがぎこちなくなる分、腕への負担が増えた。呼吸もきちんと整えなかっ たこともあって、5往復は青息吐息だった。どっと疲れた。
2、3組知的障害者の親子が男坂を通っていった。2人がトラバースの課題の前で 躊躇する。親は励ましたり、なだめすかしたりするが、びびって前に進まない。 技術指導なしで気合だけでいけといっても岩場は難しい。技術って結構安易にと らえられているんだなと思った。まあ、これは障害のあるなしに関係ないことだ が。3人目は立ち止まることなく歓声を上げながら駆け抜けていった。岩場の得 手不得手もやはり、障害のあるなしに関係ないんだ。巡回コースを歩いて、少し キノコの状況を観察する。暑い日が続き乾燥しているためかんばしくない。小型 のアミタケが数本見つかっただけだった。
2006年10月27日 そろそろキノコも出ただろうと通常巡回コースを歩く。が、ドクツルタケ1本の みでまったくなし。台風の影響がまだ残っているのだろうか。
久々にボルダーをやる。左肩を上げると痛みが走る。がまんできないほどではな いが、いきなり取り付いてえらい目に遭った。しばらく使ってなかったのか左肩。 腕を上げてぐるぐると回す。多少違和感は和らぐが、痛みは残る。
トラバースの課題5往復めのハングで落ちる。力尽きたというより、集中力が途 切れた感じ。途中までちゃんとした呼吸法を忘れてたから、消耗したのだろう。 クライミングの腕のさび落としには間が開きすぎた。精進しよう。
2006年9月30日 キノコがでた。タマゴタケとウラベニホテイシメジを採った。ほかにもノウタケ やザラエノハラタケ、ホウキタケ類などが目新しい。キノコにやっと秋の気配が やってきた。タマゴタケは草むらに、ウラベニは土の斜面に、それぞれ固まって でていた。黄色っぽい傘としっかりした柄のキシメジ科のキノコも多数でていた けれど特徴が乏しく同定不能。
土曜日なので人が多い。何組かの家族連れやランニングの学生集団に行き会う。 タマゴタケを採っていたお仲間にも鉢合わせした。久しぶりに御岳八幡社方面へ 足を延ばした。こちら側のキノコは乏しかったけれど、幼稚園の運動会がにぎや かだった。ちょっと季節外れのヒガンバナが目に鮮やかだった。
夕食はジャコチャーハンに、タマゴタケの炒め物とウラベニのみそ汁。久しぶり の豪華なキノコ定食になった。
2006年9月18日 雨が降っていたから岩根橋までバスに乗る。前回と同じく逆コース。長雨で涼しくなったと思ったけれど、ツクツクボウシはうるさいし、台風の影響で暑いし、ガスもでている。夏もなかなかしぶとい。キノコはベニタケ類がちょっと顔を出した。
傘をさして歩く。傘でクモの巣が取れるので都合がいい。ヤブを歩くにはちょっ と苦しいが、雨のヤブは何をしてもどうせぬれる。低山は傘の方が快適だと思う。
2006年9月10日 きょうも暑い。高尾にでかけたが、キノコの気配は皆無。八高線で飯能に回る。 干物になりたくないと本町からバスに乗る。岩根橋で降り、いつもと反対回りで 山に入る。登山口の手前で、ミズナラの幹に鮮やかなオレンジ色のキノコが出て いた。マスタケだ。触るとまだ柔らかい。ナイフで切り取る。幸先いいぞとぬか 喜びしたものの、その後はさっぱりだった。
結局、成果はそれだけ。さらに、食う段階になって疑念がわいてきた。あの、独 特の香りがないのだ。おかしい。図鑑を何冊も見比べてマスタケ以外には該当し なさそうだとの結論に至る。意を決してソテーにして食う。外側は柔らかかった ものの中心は木質化して食えたものではなかった。火を通しても香りはまったく なし。もともと味はほとんどないから味気ない今秋の初キノコ料理となった。くっ そー。はめられた。
2006年9月4日 岩手まで行ったのに、きのこは思いっきり空振りだった。納得いかずに地元で出 直そうといきまいたのだが、2打席連続の三振に終わった。
セミもツクツクボウシが主役になり、いくぶんかは増した秋の気配に期待をかけ る。確かにキノコは出ている。が、ほとんど80%以上はニガイグチモドキだ。大 型で傘も柄もしっかりしているから食えそうに見えるのだが、あく抜きしたもの を一口かじっただけで口の中に苦味が広がる。渋柿の10倍は苦い。すべてけ散ら してやりたいくらい恨みが積もったキノコだ。
残りの20%は白いテングタケ系のキノコ。見るからに毒々しく、こいつらが群生 していると、ほかのキノコをけ散らしているんじゃないかと思えてへきえきする。 単一のキノコで覆われた林ほど悲しいものはない。まったくない方が、ぬか喜び しないだけましというもの。今夏はだめだった。秋は期待できるかなあ。
2006年8月13日 雨も降ったし気温も上がった。キノコ狩りにはいい条件がそろったと思ったんだ けど、まったくの空振りだった。キノコも出ないほど気温が高いのかと思うとよ けいに暑く感じる。暑いので行きはバスを使った。帰りは駅までたどり着かず、 途中でソバを食った。
2006年8月6日 サンダルの試し履きと暑熱順化のトレーニング。とにかく暑くて、飯能の駅を出 た瞬間からむっとする。能仁寺の前からゴミ拾いの人たちがたくさん出ていた。 ボルダーに寄ってひと汗かく。グリップはいいが、サイドのエッジングが甘くて 形にならない。山靴のようにしか登れない。あまりの暑さで集中力も欠く。
キノコ巡回。ホオベニシロアシイグチとキニガイグチの良品が出ていた。暑い日 が続き、乾燥しているので虫食いも少ない。でも、きょうは採らない。成果を期 待していなかったのでビクもないし。ほかはテングタケの仲間も含めてさっぱり。 キノコも夏真っ盛りという感じだ。午前中の小1時間でヘロヘロになったので、 飯能銀座商店街でソバを食う。ニュースを見てきょうは広島の日だったと気付く。 甲子園も始まったんだなあ。…暑いわけだ。
2006年7月22日 長雨は途切れたけれど、梅雨はまだ明けない。梅雨前線が南下したため気温が下 がった。これじゃキノコは期待できないと思いつつ、巡回に出かける。前から気 になっていた飯能銀座商店街のカゴ屋でちょっと小さ目のビクを買う。これで、 ボウズでも安心?
中段を過ぎた林の中でいきなりタマゴタケ発見。傘が開ききっているものの15セ ンチはある。幸先いいぞと喜んだのも束の間、後が続かない。キノコは種類も少 なければ数もない。ときどき白いやつが群生しているくらい。セミもシャアシャ ア鳴いてるし、じっとしていると蚊の襲撃に遭うし、テングタケ類も多いし、と しっかりと夏を感じる。でも、森の中はひんやりしていて涼しい。やっぱ山はさ わやかでいい。
森の出口付近でまたまたタマゴタケを見つける。今度は群生していて4本ゲット。 これだけ一度にタマゴタケが取れたのは初めて。小さなビクはあふれそうになっ てしまった。少し洗いすぎて味が薄くなってしまったが、すべてパスタにぶち込 んでいただいた。ジャコと一緒に食べたら、シーフードのような香りがした。見 た目も貝のようだったし。
2006年6月16日 つゆで雨ばかり。珍しく午後からあがったので15時ころから久しぶりに散策。長 靴でヤブをかき分ける。雨後のキノコを期待したが、時期尚早。クモの巣が頭に まとわりつく。雨でも落ちないのか。いつもアカモミタケが出るモミの木近くに ある小ピークは、ヤブが刈られてすっきりしていた。踏み跡さえなかったところ が整備され、道ができていた。違うところみたいだ。地図にない道がさらに増え て、ますます迷いやすくなったことは、まことに喜ばしいことだ。
2006年3月18日 まじめに訓練。トラバースのボルダーをやる。いつもどおり5往復で落ちる。根性なしめ。背筋にきているが、まだ余力があるので核心部のムーブをあれこれ試す。実を結ばないうちに力尽きる
壁をブラッシングしていたらおじさんがやってきて取り付いた。おお、古いスポルティバの青い靴(名前は知らない)じゃん。同志だ。ダイナミックなムーブでぐいぐい登るオールドスタイルにも親しみを感じる。
2005年12月21日 退院後のリハを兼ねて久しぶりにボルダリングをしてみる。壁に張り付くのは2 カ月ぶりかな。ここのところ冷え込みが厳しいが、トラバース岩の前は日が当たっ て風もなく暖かい。シャツ一枚で取り付き、5往復。最初だけムーブを忘れるも すぐリカバー。もうイッチョウと取り付くがいきなり落ちる。意外に早く限界が きた。指の力が落ちたわ。後から背筋も筋肉痛になった。こりゃ鍛え直さにゃい かん。
下の岩場がにぎやかだ。のぞきにいく。数人の高齢者グループが訓練をしていた。 立ち木を支点にしてエイト環でトップロープの確保をしていた。ここは、そうい う人多い。獅子岩の左側をちょっと登ってみたら、ホールドが粉っぽかった。あ まり登られてないみたいだ。沼地のほとりで日向ぼっこしてから多峰主山を往復 した。岩場をちょっと走ってみたけれど、不自由は感じない。手術前より目の調 子はいいかな。
2005年10月29日 きょうは楽しいキノコ狩り。たくさん採れるといいな...てな感じで出かけてみ たものの、ないんだなこれが。シーズン真っ盛りのはずなのにどうして? って いう感じだ。雨は足りてるはずなのに、訳の分からんフウセンタケと赤いベニタ ケ類がチョコチョコっとしかない。たまたま発生時期を外しているだけなのだろ うか。はぁ〜と脱力。前回と同一コースを回って小さなアカモミタケを6つ採る が、それっきり。この季節に、夏キノコのドクツルタケが群生しているのは不気 味。ニガクリタケは味見して写真に収める。まあ、こんな日もあるさ。
ここんところ、もろいベニタケ類を食す機会が多かったので調理のコツが分かっ た。まず、さっと湯通しすべし。これで身が締まるので、ゴミを落としたり包丁 が入れやすくなる。今回はマスタケといっしょに炒めてパスタに入れた。冷蔵庫 に放り込んであったマスタケは干物状態になっていたので、ぬるま湯で戻した。 するとあの、マイタケのような香りが戻ってきた。味は良いが香りが弱いアカモ ミタケとの組み合わせはなかなかよかった。
先週、秩父でアカモミタケを買ったとき、店員によく食うキノコだといったら 「やっぱりうどんに入れるんですか」って聞かれた。パスタに入れるっていった ら、「塩味ですか」と驚いていた。単に作るのが簡単だからパスタなんだけどね。 うどんもトライしてみようかな。
2005年10月3日 トラバース岩でボルダリング。見苦しいチョーク跡があちこちに残っていたので、 まず掃除。いきなり取りついてみたものの足がうまく決まらない。指の保持力は 余裕なので力で乗り切る。足裏・つま先の感覚や使い方が鈍った。これがブラン クか。でも、2往復もすれば思い出す。反復練習は大事。少し危なっかしい場面 もあったが、いつものように5往復できた。天覧ハング上のボサがなくなって露 岩がむき出しになっている。木でも切ったのかな。高度感が出てびびる人が増え るんじゃなかろうか、といらぬ心配をする
いつものルートでキノコ観察をする。日照りが続いたので乾燥気味。さっぱりだ。 水辺を中心に探索すると、傘の径が20センチはある大型キノコが群生していた。 傘の色は黄褐色、ヒダは白色で垂生している。柄は太くしっかりしている。虫に もあまり食われておらず、見るからにうまそう。さっそく図鑑を広げて同定を試 みる。おおよそ、オオイチョウタケかムレオオイチョウタケかという感じ。垂生っ てとこがポイントになる。でも、オオイチョウタケなら傘も白いはず。ムレオオ イチョウタケはくさくて食えないとある。特別、嫌なにおいもないし、困った。
毒キノコでないことが明らかならば、食って確かめるという手もあるのだが。こ の場で調べ切ることは不可能に近い。あきらめて写真をたくさん撮って、その場 を去る。しかし、その後も大したキノコは見つからなかった。これを逃したため、 本日の成果はなしと相成った。帰ってから、じっくりと調べてみたが、やっぱり、 オオイチョウタケだった可能性が一番大きい。傘の色以外の特徴はすべて当ては まった。キシメジ科で間違いないと思うのだが、種類が多過ぎて同定はなかなか 難しい。いまの状態では、目の前にホンシメジがあったとしても躊躇するだろう な。
今回は浄水場前に下りず、雨乞い池まで足を延ばし、常盤御前の墓方面から尾根 を吾妻峡入り口までたどった。天覧山には何十回と通っているのに初めてのコー ス。緩やかな尾根道は雑木林に囲まれ、通る人も少なく、なかなかよい。キノコ はなかったが、ひと雨降れば有望だ。
今回、蚊対策として電池式の携帯蚊取りマットを使ってみた。だいぶ蚊も少ない 季節になったけれども、じっとしていればすかさずやられる。腰に下げた蚊取り 器のスイッチを入れるとウイーンと小さな音を立ててファンが回る。静かな場所 だとやや気になる音だが、しばらく蚊が気にならなくなる。いなくなったのかな とおもってスイッチを切っていると、どこからともなくプーンとやってくる。で、 またスイッチを入れる。激的な効果があるかは分からないが、ないよりはましか な。ダニよけになればいいんだけどな。
2005年7月24日 6月半ばに巡回した時はキクラゲくらいしか出ていなかった。それで鉱物採集ば かりに走っていたらいつの間にかキノコシーズン真っ盛りになっていた。ザッ クにビクとカメラを詰め込む。あと、図鑑も忘れちゃいけない。きょうから 「石の人」から「菌の人」になる。
そうはいっても慣れないとキノコは見つからない。カラカサイグチ、ベニイグチ など派手なキノコはあったけれど、食べられないらしい。写真だけ。林が開けた 場所にヤマドリタケモドキが1本だけ出ていた。見るのは2度目だが採るのは初め て。本日の成果はそれに貧相なタマゴタケ1、キニガイグチ2、あとシメジ風のキ ノコ。全体に乾燥気味でキノコは少なめ。雨が降り続いた10日くらい前はタマゴ タケがたくさん出ていたと出会ったおっちゃんはいっていた。キニガイグチはど れも柄がヘタレでほとんど捨てた。
ヤマドリはスライスして蒸し焼き。キノコらしかぬ癖のないあっさりした味だっ た。キニガイグチはつくだ煮にした。問題は「シメジ風」。傘の裏が白いからキ シメジ科には間違いない。しかし、これといった特徴がない。あえて挙げれば、 ひだが密、柄は繊維質で白い―といったところか。キシメジ科は難しい。ザラミ ノシメジ類だろうと当たりをつけて、試食する。これがものすごく苦い。食えた ものではなかった。
2005年3月19日 正月以来のクライミング。ムーブは覚えているが、やっぱり足の動作が不正確に なった。トラバース3往復目でスパッと落ちる。練習を中断したらやっぱり腕が 落ちた。運動靴に履き代えて少し登り込み、久しぶりに鏡岩に挑戦。ホールドが やけに粉っぽいのは杉花粉のせいらしい。かかりが悪くて苦しい。青息吐息で踏 ん張るが、ついに耐え切れず右に逃げて一息つく。ところがこちら側の上は草付 きで、これまた苦しい。この高さ・位置では飛び降りるわけにもいかない。完全 にはまった。気を落ち付かせて冷静になって突破する。登ってみればどうってこ とない個所。体と気持ちが鈍った分だけ難しく感じた。
2005年1月1日 雪が積もった天覧山で岩登りだ。新年早々クライミング靴をザックに入れて出撃。 中段は真っ白だったが、トラバース岩は乾いていた。うーん。そういえば昨年4 月以来のボルダリングになるのか。半そでになってさっそく取り付く。最初はギ クシャクしたが、体はちゃんとムーブを覚えているもんだ。気合で5往復したら 力尽きた。情けない。すぐ近くをメジロやヤマガラが飛んでいく。暖かくて気持 ちがいい。ボルダリングは冬場に限る。...って限ったらうまくならんじゃん。 今年はまじめにやります。ホント、決意しました。...ちょっとだけ...。
頂上で富士山の勇姿を拝んだら、しばし雪中ハイキングを楽しむ。天覧山くんだ りでもこれだけ雪が降ればガラッと雰囲気が変わる。急な下りはちょっと怖いけ ど、正月からすっごく得したようで気分がいい。雪をかき分けて土を掘り、生ゴ ミコンポストの基材にするための腐葉土を少しいただく。なにも雪の積もった日 にやることじゃない気もするが、苦労した分だけありがた味が増すというものだ。 凍える手で土を集めていると、こんな寒い時期に醗酵が進むのかという疑念も生 まれてくるけど、とりあえず土はもらおう。こうして天覧山からお年玉もいただ いたし、いい正月が過ごせた。
2004年11月3日 岩登りの練習をするはずが、なぜかキノコ狩りになってしまった。遠回りしてキ ノコを探しながら岩場に向かったら、いつの間にか16時を回ってしまい登る時間 がなくなってしまった。でも、ヒラタケ、アカモミタケがたくさん採れたからい いか。これでK阪さんちへの手土産ができた。
アカモミタケの隣に不思議なキノコが生えていた。初めはサンコタケかスッポン タケの幼菌かと思ったけれど、近くにあった割れた破片には厚いゼリー状の皮し かなく、中身はなかった。プヨプヨしていて怪しい卵のようだ。たぶん腹菌類だ ろうと思うけれど図鑑では分からず、正体不明のままだ。
採れたキノコと2日前に収穫したムラサキシメジを持ってK阪さんちに行く。ア カモミタケはみそ汁の具に、ヒラタケはベーコンとの炒め物、ムラサキシメジは 焼き物にしてもらった。1人だとキノコだけの料理になりがちで、食事というよ りは味覚調査をしているような感じ。やっぱり、みんなで食べた方が食事らしく ておいしくいただけると思った。
2004年11月1日 大蔵鉱山へ行こうかとも思ったが、たまには定番コースを見なくちゃいけない。 秩父ばっかり行って、足元がおろそかになっている。雨の直後で期待はしていな かったが、カゴがいっぱいになる成果があった。天覧山侮るべからず。
いつもの小ピークでムラサキシメジが群生していた。傘が開ききってしまったけ ど少しだけ採る。斜面を下ると秩父の「イッポン」ことウラベニホテイシメジが あった。ほとんどがボロボロになった後だったけれど、1本だけ柄のしっかりし たものが残っていた。クサウラベニタケと間違いやすいキノコだけれど、決定打 となる傘の模様も確認できる。高さ15センチ以上の大物だ。
切り株にクリタケのような木材腐朽菌がたくさん出ていた。傘のてっぺんが赤っ ぽく周辺が薄く、少し粘性がある。柄も上と下では色が違う。傘の径が5センチ 近くあり、クリタケにしては大きすぎるような気がするが、許容範囲内なのだろ うか。図鑑がなかったので確認できないのが残念だ。
きょうは初めてのコースも歩いてみる。大型のテングタケがたくさん出ている。 他はキチチタケくらいしか見当たらないが、状態のいい場所なので今後は巡回コー スに加えよう。さらに進むとムラサキシメジの菌輪に出合う。ざっと20本はある。 傘も開ききっていないいい状態なので、持っているやつは捨てる。浄水場方面に 抜けてバス停に向かう。
バスを待つ間に川をのぞく。すると立ち枯れた木にキノコがいっぱい生えている。 何種類かあるなかでヒラタケだけは自信が持てたので少しもらう。幼菌がスーパー で「シメジ」として売っているやつと同じなのでよく分かる。思わぬ収穫だった。 天覧山でこんなにたくさん、しかもまっとうに食えるキノコが採れるなんて夢の ようだ。
イッポンは網焼きとバター焼き、吸い物にした。湯通ししないとちょっと苦味が ある。苦いのはクサウラベニタケでない証拠でもある。量とシャキシャキした食 感を楽しむキノコなので湯がいて料理したほうがいいみたいだ。ヒラタケはバター 焼き、ホイル焼き、吸い物にした。いずれも意外と歯ごたえがあっておいしい。 しかし、天然もののよい香りが飛んでしまった。香りが失われない料理方法を考 えよう。
2004年10月2日 時間を見つけて天覧山周辺をちょっとだけ回る。台風の後だからキノコはほとん どなかった。そんな中、異様に大きくなったキノコを見つけた。クサウラベニタ ケだと思うが、傘の径が20センチ以上ある。こんなでかいの見たことない。大雨 で水ぶくれになったか。ウラベニホテイシメジらしきキノコもあったが、柄が柔 らかすぎる。これも水を吸ってふにゃふにゃになったのか、それともクサウラベ ニタケか、判断に迷うところだ。
ウラベニホテイシメジとクサウラベニタケ。このふたつのキノコはよく間違える 食菌と毒キノコだ。とはいってもこれまで同定には自信があった。しかし、ここ までくると微妙だ。人体実験という手もあるが、正真正銘の毒キノコが相手では やっぱりちょっと引く。
2004年9月26日
朝から雨だったけど、キノコ探しに気合が入る。久しぶりに日高団地方面から攻
める。ところが、いきなり轟沈。全く気配も何もない。昨年の初夏はよりどりみ
どりだったのが台風以来ぱったりキノコが出なくなってしまった。そろそろ復活
したかと思ったのだが、やっぱり元に戻るにはもうちょっとかかりそうだ。台風
の中でもしっかりとキノコが出てた川上村の林に比べると自然のひ弱さというか、
生態系の薄っぺらさを思い知らされる。がく然とした思いで御岳八幡神社方面へ
移動する。
いつもと逆コースで巡回する。当然ここもアウトなのは予想がついた。大発生し ていたシロオニタケ以外には、ニカワツノタケ、ハナビラニカワタケくらいか見 つからなかった。気合は今回も空振りに終わった。この努力が報われる日がくる のだろうか。見通しは暗くなるばかりだ。
2004年9月2日 いよいよ本格的キノコシーズン到来! と勝手に思い込んで巡回コースを回った。 前回出ていたキノコはほとんど姿を消し、代替わりしていた。まずは水辺の斜面 でクリイロイグチ発見。傘と柄が濃い茶色で管孔は真っ白。分かりやすいキノコ だが、図鑑によると味は期待できないようだ。
しかしその後の収穫はかんばしくない。あるのはホオベニシロアシイグチくらい だ。まだ暑いからか。それとも今年も不作か。御岳八幡神社付近はさらに輪をか けて少ない。がっくりと肩を落としてバス停に向かう。
2004年8月23日 異様に暑い日が続いたがきょうは気温22度と肌寒いくらいだ。これならキノコの夏休みも終わっただろうと出撃する。中段から反対回りで巡回コースを行く。沼地の周りにはシロテングタケやニガイグチが大量発生していた。久しぶりにまとまってキノコを見たので思わず舞い上がってしまった。
種類ははっきり分からないけどたくさんある。身はしっかりしているしイグチの仲間だし煮れば何とかなるだろうと採りまくる。キノコの詰まった紙袋のずっしりした重みが、久しぶりの充実感をもたらす。けれども、図鑑を忘れてきたことは大失敗だった。
家で図鑑を見てもさっぱり見当がつかない。まあ、食ってみれば分かると湯がいてみたらどいつもこいつも苦くてまずい。ここで正気に戻って図鑑をじっくり調べて、どうやらニガイグチの仲間らしいとめぼしをつける。もう一回採ってきたキノコを観察すれば紛れもないニガイグチだった。何度もゆでてあくを抜いたが、やっぱり食える代物ではなかった。図鑑を忘れてその場で見切りをつけられなかったのが災いした。自分の眼力を過信してはいけない。
2004年7月20日 ひっさしぶりにキノコ狩りにと思って周回コースを一通り歩いたが、梅雨明け直 後で晴天が続き全く見るべき成果なし。白いテングタケ科のキノコが数本出てい た以外は絶無だった。キノコの季節(前半)は終わってしまったのか。
キノコはなくとも都会にいるよりはずっと涼しい。道端には小さなカブトムシが うろうろしていた。体長6センチくらいのかわいらしいやつなので養殖ものか。 写真をとるために追っかけまわしていたら、地面と道路のすき間の穴に逃げ込ん でしまった。自然のなかでカブトムシを見るなんて何10年ぶりのことだったんだ ろう。
2004年6月13日 とはいってもパンダになったわけじゃない。タケノコを食べたという話だ。キノ コを探していたら、ササヤブからタケノコが出ていた。ササだから太さは鉛筆程 度しかない。ちょっと長めで採るには遅いなとは思ったが、とりあえず根元をか じってみえる。渋みはあるが節でなければ食える硬さだ。試しに数本採集して、 湯がいて食ってみた。やっぱりちょっと節が硬い。もう少し若ければ大丈夫そう だ。地面から15センチくらい出たものが限界かな。
キノコの方は、ぼちぼち出始めた。まず目に付くのがベニタケ類。赤い傘に真っ 白な柄が鮮やかだ。でも、似た種類が多く、同定が難しい。その上、食ってうま いものでもなさそうなので熱心になれない。次はアワタケ。小さいがまとまって 出ていたので、少し採る。傘の裏がまっ黄色で管孔が大きい。きれいだが、これ もうまそうではない。煮ると傘がドロドロになりそうだったので、パスタに入れ た。でも、虫出しをちょっと長くやったら、やっぱりドロドロになってしまった。 それでも柄はうまかったので、採るときは柄の太いやつを選ぶようにしよう。
朝は雨で、日中はドピーカン。街中はむっとする気温だったが、林に入るとぐっ と涼しい。虫も少なく、別世界にいるように快適だった。でも、しばらくはごぶ さたせざるを得ないだろうな。残念。
2004年4月29日 天覧山でボルダ―をする。休日なので次から次へと人がやってくる。ハイカーっ ぽくない家族連れが多い。跳びはねながらどんどん進んで行く子。お尻をつけな がらおそるおそるずり降りてくる子。岩場の通過はそれぞれ。岩場の得意な子と 苦手な子の差が、ちょっと大きいような気がする。ハイカーウオッチングは面白 いが、長く岩へばり付いていられないからボルダリングには条件が悪かった。
早い時間だったので、多峰主方面へぶらぶらする。葉を広げたゼンマイやワラビ があった。こんなとこでも採れるのか。山菜には遅すぎたが、キノコには早すぎ。 中途半端な時期だ。御岳八幡神社方面ではウルイらしきものを摘んでいる人がい た。でも、毒のあるバイケイソウにも見える。大丈夫か。君子危うきに近寄らず だ。
飯能駅に着くとすでに15時。ちょっと迷ったが、西武秩父方面の電車に乗る。こ の機会に日帰り入浴施設「武甲温泉」を下見だ。1人で温泉にいく趣味はないの だが、お友達をご案内する立場だからね。横瀬駅からとぼとぼ歩いて温泉に向か う。15分ほどかかったが、歩いている人も少なくない。
到着したのが16時過ぎ。相当の混雑を覚悟していたが、キャパを超えるほどでは なかった。洗い場は屋外にもあり、風が吹かなければ、ひんやりして快適。だん だんすいてくる時間らしい。1階の休憩所はカラオケがうるさかったが、2階は静 か。16時半を過ぎると空きテーブルもちらほらとある。料金は3時間まで700円。 5月の連休は800円になるようだ。15分歩いてでもよっていく価値はあるかなと思っ た。でも、歩かなくても送迎バスがあるみたい。
2004年3月26日 飯能まできたが気が乗らないのでクライミングはやめ。飯能川原に直行する。春 休み中なので平日でも結構、子どもが遊んでいる。当てもなく石を物色する。石 英系はチャートをはじめとしてずいぶん多い。よーく見ると蛇紋岩もある。蛇紋 岩は角張った形をしているので分かりやすい。
黒っぽい火山岩に黄色い脈が入っている石を割ってみると何やら黄緑色の鉱物が できてた。同じ物を探してみるが脈が細すぎてよく分からない。しつこく探すと 晶洞のある小石が見つかった。こちらは水晶とともに緑色の結晶が確認できる。 他にも探せば何か出てきそうだ。あまりしつこく探していたので、結局山に登る 時間がなくなってしまった。でも、拾った鉱物をじっくりと顕微鏡でながめたら、 かなりきれいだったので満足。
2004年3月12日 いつものコースではなく、市民会館前から岩場に直接登るコースを取る。岩場周 辺の杉林は間伐が行われ、すっきりてきれいになった。後はクライマーが出した ごみを片付ければ完ぺき。さすがにたき火はなく、ほっとした。しかし、鏡岩取 り付きはたき火跡が黒々と残っており、常態化している気配がある。鏡岩には炭 で「たき火するな」と何箇所も書き付けがあった。深刻な事態になる前に、手を 打たねばならないと感じた。
日も当たらず寒い日だったが、半そででトラバース岩に取り付く。チョークは付 けたが、寒かったので指先がぬめらず必要なかった。人通りがなかったので集中 できた。軽く8往復はできたかな。5往復を超えると脳みそが働かなくなるので、 あまり正確な数字ではないが。技術が身についたのか、パワーが増したのか、条 件がよかったのか分からないが、だいぶ登れるような気がする。この「登れる」 という気もちが大事だ。
帰りに飯能川原に寄った。チャートばっかりで面白くなかった。帰り際に緑色の 石英っぽい石を拾った。チャートだったらいいなとかけらを持ち帰った。正体は いまだに不明だが、節理に蛇紋石が入り込んでいるようだ。磨いてみたら見栄え がするかも。
2004年2月29日 午後からボルダリング。トラバース岩の前まできてびっくり! 登山道の真中に たき火が...。消した様子もなく、おきがくすぶっている。一瞬、あ然としたが、 すぐに踏み潰して消した。いくら踏んでもなかなか火種がなくならず、苦労した。 クライマーの仕業か。それともハイカーか。それにしてもこいつはちょっと非常 識すぎる。岩場に取り付いてはみたが、頭に血が上ったこんな状態では集中でき ない。早々に切り上げる。ちょうどそのとき老夫婦が通りかかった。たき火後に 気がつき「これは何だ」と怒って、踏んで消していた。疑いのまなざしが向けら れそうだったが、言い訳するのも怪しまれそうなので黙っていた。誤解されたか もしれない。
下の岩場に何グループかいるようだったので、たき火をしている人がいれば注意 をと思っていたが、そんな様子はなかった。岩場ではたき火のこん跡でも見るだ けでも、いやな気分になってしまう。こんなに続くようでは土日は天覧山にきた くなくなってしまう。
2004年2月4日 スキーに行くつもりが寝倒した。しょうがない、天覧山でトレーニングでもする か。いまはキノコも花もないから、ボルダリングをやるしかない。雪でも降らな いと全くつまらん季節だ。ちょっと体をほぐしてすぐに取り付く。きょうも自然 にやさしくノーチョーク。でも暖かいせいかちょっとぬめる。で、3往復くらい で落ちてしまった。自然にはやさしいが、クライマーには厳しい。
下のほうから声がする。きょうは珍しくクライマーがいるのかと天覧ハングに目 をやれると、もくもくと白い煙が上がってくるではないか。火事か? と思った が、いっこうに騒ぐ気配がない。どうもたき火のようだ。トラバース岩も煙くなっ た。むせて集中力が途切れる。勘弁してほしい。いや、そういう問題じゃないん だ。
ここは自然公園法で定める国定公園。しかも、私有地だからたき火が許されると ころではない。特別な場所でなくてもそもそも山中では、たき火禁止と考えたほ うがいいだろう。山ヤなら常識的に知っていそうなものだが、眼下の煙はどう見 てもたき火だ。まずい。ぼやでも起こしたら一発で「登はん禁止」だ。でも、素 直に聞き入れてくれる相手だろうか。
見て見ぬ振りをするのはよくない。だめもとで一声かけよう。それがクライマー としての責任だ。降りていくと鏡岩の前に高齢者の4人グループがいた。やっぱ りたき火だった。「上が煙いのでたき火を消してくれませんか」。おそるおそる 声をかける。「そうですか、すみません。いま消します」と一番近くにいた女性 がペットボトルを持って答えてくれた。よかった。話が通じた。「たき火が見つ かると登はん禁止になっちゃうかもしれないので、よろしくお願いします」と頭 を下げて引き返した。
しばらく様子を見ていたが、煙はもう上ってこなかった。きょうはちょっとだけ、 登山文化の発展に貢献したかもしれない。
2004年1月18日 前夜、東京に雪が降った。雪山登山のチャーンス! と勇んで出かけたものの、 天覧山中段にわずかに残っているのみで、すでに雪は解け去った後だった。がっ くりとうなだれながらクライミングシューズを履く。きょうはノーチョークでいっ てみよう。ウオーミングアップを兼ねてゆっくりと取り付く。乾燥しているから チョークがなくとも問題はない。呼吸を意識しながら登ると意外に筋力の消耗が 少ないことがわかった。でもやっぱり5往復で落ちる。
日曜なので人通りが多かったが、ど根性でへばり付いてやり過ごした。好奇の目 で見られようが、何しようが動じないメンタル面でのトレーニングはできたかな。
2004年1月1日 あけまして、おめでとうございます。今年は登るぞ! 決意がなえないうちに天 覧山でもいってみるか。ちょっと雲が出ているが、風もなく穏やかな絶好の岩登 り日よりだ。トラバース岩の前はちょうど日が当たって暖かい。半そでになって 気合一発取り付く。が、指がかからず3手ほどでごう沈。少し体をほぐし、チョー クアップして仕切り直しだ。とりあえず、降りずに4往復。
きょうは登山道をよく人が通る。ハイカーではなく、家族連れが多い。だいたい みんな天覧ハングの下をのぞき込んで、「すごいわね―」と声を挙げていた。そ ういえば、天覧ハングに結構チョーク跡が付いている。登ってるやつがいるんだ。 岩にへばり付いて通りすぎるのを待っていると小さな子どもから「何してるの」 と聞かれて、答えに困ってしまった。やっぱ申年だし、「おサルさんやってんだ よ。ウッキー」っていうべきだったか。しまった。
4往復すると指先に力が入らなくなり落ちる。指の力に頼る登り方ではここが一 つの限界か。力でねじ伏せるクライミングからの脱皮が今年の課題かな。もう ちょっと賢い登り方を覚えなくちゃ。
2003年12月6日 ずいぶんごぶさたしてしまった。キノコが終わってモチベーションが下がってい たが、クライミングの練習もやらなくちゃいけないし、紅葉も拝みたい。午後か ら雨の予報だけどのこのこ出かける。が、期待した紅葉はほとんどおしまいに近 かった。モミジがかろうじて赤く染まっていたが、全体にあまり美しくない。気 温が低かったためだろうか。今年は紅葉も不作のようだ。きょうはクライミング に専念しよう。
トラバース岩はチョークの跡がしっかり残っていた。ウオーミングアップもそこ そこに取り付く。半年ほどブランクがあったので、ムーブを覚えているか不安だっ たが、何とかクリア。2往復目からはエンジンがかかってきた感じ。核心部では フットホールドの位置が毎回定まらず、指先のパワーに頼った強引なクライミン グで突破する。足さばきが不正確になる辺りにブランクを感じるが「指のパワー でねじ込むのがもともとぼくのクライミングスタイルさ」と開き直る。
とはいっても、回を重ねるとそれらしくなる。5往復したら指の力がなくなって 落ちる。だいぶ足も延びるようになり、そこそこ登れるようになったところだが、 ちょうど雨が降ってきた。気が付いたら半そでになっていた。寒い。岩についた チョークを落として今日の課題はおしまいにする。1月になったらたかはらさん らをクライミングにご案内することになっている。それまでに、もう少し美しく 登れるようにしておかなくちゃいけないな。
2003年10月21日 キノコ狩りでの遭難が相次いでいる。どうやらキノコの不作が原因らしい。いつ もの場所ではさっぱり採れない。ついつい山奥へ足を延ばしてしまい、その結果 迷って戻れなくなってしまうらしい。いやぁ、よーく分かりますよその気持ち。 今秋は全然採れないことが多すぎ。夏はなまじ豊作だっただけに、よけい「こん なはずじゃなかった」という気持ちは強い。
天覧山周辺を短時間だけ回った。小さいのはちょこちょことあるが、大型キノコ はさっぱり。こんな状態では士気が上がらないよ。高麗峠への分岐近くでは登山 道脇のヤブが刈り払われ、白い傘をつけたスギエダタケが顔を出していた。小さ かったので目もくれなかったが、調べたら食べられることが分かった。これはう れしい発見だ。しかし、図鑑には発生時期が「晩秋から初冬」という記述もあっ た。せっかくキノコの勉強を始めたところなのに、これでシーズンも終わるのか と思うと少し寂しい。
2003年10月6日 天覧山久しぶり。1ヵ月以上のごぶさた。能仁寺の前を通って多峰主への登山道 に出る。しかし、キノコは全く見かけない。ハナビラニカワタケの幼菌など腐生 菌は少し見つかるが、地面から生えるキノコは全滅の様相。御岳八幡神社から日 高団地方面まで回って確認したのはカラカサタケの幼菌とヌメリニガイグチがそ れぞれ1本だけという状況だった。初めて見るヌメリニガイグチは管孔部分がカ ビに覆われ、種類が分かりにくかった。しかも、メモリカードを忘れたためデジ カメで写真を撮ることもできず、下手なスケッチで代用したため同定は難しかっ た。決め手は柄までヌメリがあったこと。キノコが姿を消したのはここのところ めっきり寒くなったからだろうか。ひょっとするとこのままシーズンが終わって しまう恐れもある。最後のチャンス、ムラサキシメジに期待しよう。
2003年8月20日 1週間待ってリベンジ...のつもりが返り討ちに遭う。今年の夏はなかなか天気が すぐれない。きょうもボルダリングはあきらめざるをえない天気だ。キノコはま だ出てこない。夏場はキノコもお盆休みなのだろうか。登山道わきにシロテング タケの見事なフェアリーリングがあった。きょうはこのキノコがよく目立つ。林 の中に大型のイグチ発見。傘はボロボロになっていたが、柄はまだしっかりして いる。ホオベニシロアシイグチではないし、ニガイグチモドキとも違う。ヤマド リかもしれないが、自信が持てない。柄をさいて真っ白な肉をかじってみると苦 味はなく、甘い香りがした。たぶんヤマドリだろう。これからの季節に期待でき そうだ。本日の成果はキニガイグチ2本。つくだ煮にしてお茶漬けにして食べた らおいしくいただけた。
2003年8月12日 台風10号は関東地方にも大雨を降らせたようだ。雨上がりならキノコが期待でき るだろうとでかけたが、見事に空振りだった。いつも通りに日高団地方面から入 山するが、山の様子が一変していた。ヤブっぽかった斜面がスッキリときれいに なっている。地面には折れた枝が散乱していて歩きにくい。散髪したみたいに風 通しがよくなったのはいいが、肝心のキノコはほとんどない。風雨で菌糸が流さ れてしまったのか。かろうじてあるのはホオベニシロアシイグチくらい。まずい のであえて取らない。キニガイグチを1本ゲットしただけで終わった。その1本も 佃煮にしたのだが、腐っただしを使ってしまい食えずに終わった。
2003年7月28日 久しぶりに晴れの日が続いた。きょうはクライミングシューズをもっていこう。 建設中の道路方面から入山し、登山道わきに目をやりながら歩いていると、いき なりタマゴタケ発見。きょうは幸先いいぞ。いつのまにか血眼になってキノコを 探していた。おっと、きょうはクライミングにも力を入れるんだった。トラバー ス岩に急ぐ。久しぶりに取り付くトラバースの課題。腕が落ちているか心配だっ たが、とりあえず難なく2往復クリア。ハングのところがまだぬれていて長くは 続かなかった。ちょっとパワーは落ちているかも。それにしても暑い。取り付く とすぐ汗が噴き出す。平場でクライミングする季節ではないな。
さあ、蚊取り線香をつけてキノコ狩りだ! 天覧山を降りて、多峰主へまでの間 にホオベニシロアシイグチ4本、キニガイグチ2本をゲット。きょうは大漁の予感 がする。道端でキノコの写真を撮っていたら、地元のおっちゃんに声をかけられ る。キノコについてもよく知っていたが、山菜採りが好きなんだそうだ。シーズ ンになると朝3時に家を出て、上越方面まで車を飛ばしてフキノトウやらワラビ やらをどっさり採ってくるという。宅地造成が行われる前は、この辺りでもワラ ビやフキがいっぱい採れたという貴重な話を聞くことができた。
蚊取り線香の消えるタイムリミットまであちこち探し回って、きょうの収穫はホ オベニシロアシイグチ7、キニガイグチ3、タマゴタケ2だった。キノコの種類は 少なくなった。タマゴタケはしょう油炒めにしておいしくいただいた。その他は 翌日、職場の歓送迎会でキノコ汁にしたが、ホオベニシロアシイグチはタラーっ としておいしくなかった。後でよく調べたら、柄だけを食べるものらしい。いず れにしても、ニガイグチの仲間は十分にあく抜きをしないと食えないので、調理 の方法は限られてしまう。もう少し研究が必要だが、このごろちょっと食傷気味。 気が付けば、もう4週間も天覧山に通っている。ここらで区切りをつけてもいい かも。
2003年7月21日 まだ梅雨が明けない。天気が怪しいきょうもキノコ狩りだ。タマゴタケを狙って 飯能日高団地方面から入山。先週見付けた周辺を探すが、キノコはあまりない。 雨が降り出したと思ったら、林の中も土砂降りになってしまった。カッパを着て 1時間ほどやむのを待つ。キノコの傘から雨がしたたる。傘があってうらやまし い。斜面をよじ登ってりょう線に出ると登山道がある。いったりきたりしてキノ コを探す。大きなイグチを取る。柄も傘もしっかりしていて食ったらうまそう。 特徴は薄紅色の管孔。図鑑で調べると「ニガイグチモドキ」らしい。苦くて食え ないらしいが、捨てるのはもったいない。とりあえずゲット。
雨が上がるとやぶ蚊の襲撃を受ける。しかし、今回は蚊取り線香を持ってきた。 効果抜群で快適。きょうはりょう線をたどらず、いったんバス通りに出て御岳八 幡神社から多峰主へ向かう。途中で黄色いイグチを発見。先週食べたのと同じよ うだが、はるかに大きい。写真を撮るのも忘れてもぎ取る。天覧山には右側の道 を下る。道端に誰かがもぎったヤマドリが落ちていた。ヤマドリタケモドキにし ては傘が白っぽいが、食えそうな気がする。慎重に観察しながら下ると2本発見。 いずれも傘が20�儷瓩ぢ臺�だ。紙袋がずっしりと思い。
家へ帰るとまず、図鑑を広げる。はじめに取ったイグチはやはりニガイグチモド キだった。かじってみると口の中に苦みが広がる。これは食えたもではない。黄 色いイグチは「キニガイグチ」で食えることが判明。喜んでみそ汁に入れたが、 煮こぼしが不十分で少し渋みが残ってしまった。もう一回煮こぼして調理し直し て食った。風味は逃げてしまったが、管孔が薄く肉厚で、弾力があって、おいし かった。
もうひとつの大物はヤマドリタケ系だと思うが、同定できない。毒味・味見をし て問題ないことを確認。念のため、管孔もはがして煮こぼす。キニガイグチに比 べたら肉は柔らかく、トロッとした感じ。鍋に入れたらぐちゃぐちゃになって分 けが分からなくなりそうだ。みそ汁に入れて食べた。味はまあまあかな。残りは 佃煮にした。後で調べたら、「ホオベニシロアシイグチ」のようだ。「食用」と 明記していない図鑑もあるが、取り立ててうまくはないからだろうか。
2003年7月13日 ここのところ久しく雨続きで岩場が乾かない。きょうもクライミングシューズの 代わりに地下足袋を、チョークバッグの代わりに紙袋をザックに入れてキノコ狩 りだ。今回は西武飯能日高団地方面から入山。ちょっと入ったところでいきなり タマゴタケ発見。まだ傘が開いていない新鮮なやつだ。きょうは幸先いいぞ。と りあえずゲット。イグチもある。特定できないが、ヤマドリタケモドキかコガネ ヤマドリだろう。イグチなら、当たっても死ぬことはなかろう。これも袋に放り 込み、先を急ぐ。雑木林があれば、間違いなくキノコはある。何度も通った道な のに今までどうして気がつかなかったんだろう。
多峰主山から天覧山への道で巨大なキノコ発見。写真を撮っていたら、ハイカー に「食べられるキノコですか」と声をかけられた。テングタケ科のキノコのよう だったので、「食べられないでしょう」と答えたら、絶句していた(実は食べら れるみたい)。食べられるかどうかでキノコの価値が決まるわけでもあるまい。 高さが40cmもあるんだぜ。それだけでうれしいじゃないの。先週大きなイグチが あった場所に、またまた、傘が20cmを超えるイグチが生えていた。さっそく身を さいたり、匂いをかいだりしてヌメリイグチであることを確認。ちょっと古かっ たのでお持ち帰りはパスしたが、今後大いに期待できそう。
きょうは「キノコ目」をフルに使ったので、疲れすぎて頭が痛くなった。それで も収穫物は鮮なうちに処理しないとだめだ。わずかなものだったが、自分の知識 と経験を使っての収穫に大満足。家でさっそく傘の開きかけたタマゴタケをバター 炒めにして食った。癖がなく、グリーンアスパラのような風味だった。1本でも 十分大きいと思ったが、料理したらほんのわずかになってしまったのは悲しい。 イグチは結局同定できなかった。しかし、食えない種類でないことはほぼ明らか。 そこでまず、柄を3度煮こぼして毒見をする。一晩何もなかったことを確認して2 度煮こぼして味噌汁に入れた。それでもイグチらしい風味が残っていて、おいし くいただけた。感謝。
2003年7月7日 どういうわけか七夕は雨の日が多い。午後からやんだので即、出撃。永田大杉か ら御岳八幡神社方面を観察する。登山道に入るとそこここにキノコが顔を出して いるが、どれもこれも見覚えのない怪しいやつばかり。とても勇んで持ち帰れる 物はない。それでも御岳八幡神社近くは大木の混じる雑木林で、キノコの種類も 多い。やっと同定できたのがノウタケだったが、見てくれが悪く持ち帰る気にな らない。おまけにやぶ蚊の襲撃に遭い、写真を撮ってすぐ脱出した。霧に煙る登 山道は深山幽谷の雰囲気。この季節は低山もなかなかよい。天覧山にまっすぐ向 かわず、雑木林を求めて枝道を右往左往する。杉林にはない多様なキノコが生え ている。毒キノコははっきりとわかるが、食用キノコはイグチでさえ、判断に迷 う。雑木林の端には傘が30cm近くあるイグチが群生していたが、種類を同定でき なかったのは残念。まだまだ勉強が足りない。 アバウ トなキノコの図鑑へ
2003年6月28日 雨が上がったのでキノコ探しに出かける。登山道を外れてヤブの中をはいずり回 るが、なかなか見つからない。くもの巣にまみれ、服をドロドロにして探したの に、イグチが1本とベニタケ1本っていうのは数が少なすぎる。もう少し時間がたっ てからでないと顔を出してくれないのか。とぼとぼ山を降りると目の前の倒木に アラゲキクラゲがびっしり生えているではないか。写真だけ撮って、採集はしな かった。キクラゲと違って乾燥させなくても食べられるようだ。むしってくれば よかったかも。
2003年6月1日 雨はやんだけれど、岩場はまだ濡れていそうだ。きょうは吾妻峡で石拾いをしよ う。時間も遅かったので「吾妻峡入り口」までバスに乗った。しかし、様子が違 う。降りるバス停を間違えてしまったようだ。二つ先の永田大杉まで歩いてやっ と目的地に着く。しかし、増水して肝心の川原はほとんどない。ドレミファ橋を 慎重に渡り、わずかに残った川原で石を観察する。雨で珍しい石でも流れ着いて いないかなと期待したけれど、そんなに甘くない。1時間ほどうろうろして収穫 は、化石入り石灰岩ひとつだけだった。すぐ上の小さな神社で砂利を物色してい たら、地元の人に声を掛けられた。「石を見ている」といったら、「ここは下流 だから小さくていい石はない。吾野辺りなら『赤玉石』があるけれど」と教えて くれた。初めて知った。赤玉石とは鉄石英のこと。佐渡のものは有名だが、奥武 蔵にもあるのか。チャートじゃないのか? 調査の必要があるな。
2003年4月27日 ちょっと盛りは過ぎたけれど、ツツジが満開。多峰主山まで足を伸ばした。頂上 にはさまざまなツツジが咲き乱れているが、誰かが植えたものだろう。きれいだ けれど不自然さはぬぐえない。少し下ったヤブの中には見事なツツジが咲いてい た。久しぶりに雨乞い池をのぞいたら、金魚が異様に大きくなっていた。40cmは ある。何か怪しいものでも食ったのではなかろうか。びっくりした。