第三話『相談と休憩』

メリッサ:その人、その場所に対する予備知識ありますか?
GM:グランカルヴァーの名は、常識過ぎるくらい常識で知ってる。ちなみに、『海の』グランカルヴァー って言うのは、トロウ国三指に入る大商人だよ。海路を主に利用して交易をなしたため、そう呼ばれている。
リース:ええと、ここからリーデンさんの家までどのくらいかかります?
GM:徒歩で一時間、ってところかな?
リース:十一時くらいに来てってことは……気のせいか向こうから昼食を誘ってるような……スパイクさん役得?
ガルフ:昼飯くらいは期待してもいいんじゃないか? よかったな。
スパイク
:ふっふっふっふっ。貴族料理に興味があるぜぃっ(笑)
メリッサ:魂胆が背中まで透けて見えるよ……。
スパイク:……お前等も少しは嬉しそうな顔したら?……特にメリッサ(笑)
メリッサ:う゛……食費が浮くのは、助かるけどさぁ……痛いところを……
リース:メリッサさん、そこまで生活くるしいんですか……?
スパイク:素で聞くなリース。多分、それが一番辛いぞ(笑)
リース:あ、ご、ごめんなさい……。
メリッサ
:苦しいわよぉ……このぴかぴかの鎧見てよ。
スパイク:めちゃくちゃ裕福に見えるが……。
メリッサ:ほー……ほー……言ってくれるぢゃないのぉ……あとで覚えてなさいよ。
スパイク:わかったわかった(笑)


ガルフ:さっきリーデンさんが言ってた報酬って、一人当たりあの金額じゃないですよね?
GM:無論(笑) 全体報酬ですよ。
ガルフ:どう思う? 報酬は、まあ妥当な金額だと思うんだが。
スパイク:悪かぁねぇよな。第一、貴族から直々にあんなお願いだ。悪い気はしないねぇ。
ガルフ:ん? 貴族なんて言ってたっけか?
スパイク:「グランカルヴァー領の」って言ってたろ? あそこって、商人グランカルヴァー傘下の貴族じゃないと、居を構えることできねーぞ。
ユーファ:そういえば「貴族」っていう感じだったわよねぇ(うっとり)
GM:たれてきているよだれを、ティナが目ざとく見つけるぞ(笑)「ユーファお姉ちゃん。よだれ、よだれっ」
ユーファ:はっ、わたしとしたことが。ありがと、ティナ♪
GM:皆さんのリーデン感想 :年の頃は30前後。丁寧にカットされた髭を蓄えており、その左手の薬指には指輪がキラリッ。
メリッサ:結婚してるじゃない……。
GM−H:してたねぇ(笑)
ユーファ
:ちぇ。
GM:「ちぇ」ってなんだよ。「ちぇ」って(笑)
メリッサ:じゃ、無理よねぇ。
ユーファ:奪ったる〜(笑)
リース:?? リーデンさんがどうかしたんですか?
ユーファ:ははは、何でもないよ〜。
メリッサ:ねぇ。今日これからか、明日早く出て、屋敷の周りを下見してみない?もしかしたら、状況が少しつかめるかもって思うんだけど……。
ユーファ:それはいい案だね。
メリッサ:少し情報を集めてみてもいいんじゃないかしら?ね?ユーファもそう思ったでしょ?
ユーファ:うんっ。
リース:下見……ああ、前の失敗が(笑)騒がないように行きましょう(笑)
ガルフ:それはちょっと頭をよぎった(笑)
メリッサ:それと。スパイク。協会で何かトラブルがあったような情報は調べられないの?
スパイク:調べてこようか?
メリッサ:スパイクに調べてきて貰った方がいいと思うけど……。みんなどう思う?
ガルフ:頼む
リース:いってらっしゃい。
スパイク:分かった、んじゃま、行って来るわ。
メリッサ:いってらっしゃーい。きっちり仕事してきてねっ♪
GM:さて、んじゃちょいと休憩にしましょっかね。

 休憩中にて

GM
  ユーファ・イージス。
 誰かに何者かと問われれば、とりあえず、彼女はそう答えることにしていた。
 名称――。そう、ただの名称だ。自ら名乗る事にたいした意味は感じない。呼ばれる事にこそ、意味がある。とりあえず彼女はそう思う事にしていた。
 例えば、人並み以上によく動く指先とか、人より多少回転の早い頭とか……そういった類は、自ら称することによってその価値は薄くなる。むしろ、それらを隠し通すことにこそ、意味があるように思う。
 利き腕に握りしめた愛用のメイジ・スタッフに問いかけるようにしながら、ユーファはそう思っていた。
 自分で思い返してみても、そこいらを歩いている一般人よりは非凡な人生を歩んできたと自負出来る。もっとも、この世界に「一般人」などという人種はいないが。
(運良く……そう。そうね、運良く、だわ。やっぱり)
  うんうんとなんどか確かめるように頷きながら、彼女は利き腕ではない方の腕に握りしめたゴシップ誌を目線の高さまでもってくると、眺めた。
「『料理大会へ出現! 雄大なる幻獣ユリクラウス』かぁ」
 そうポツリと呟いた彼女の言葉に、向かいに立っている男が反応する。なんてことはない。ただのマスターだ。
「ああ、それか?」
 残りの新聞を剥がしながら、マスターは顔の半分を覆う髭をモゴモゴさせながら呆れた様に言う。
「三日前の記事だぜ。お前、まだそんなもん読んでるのか?」
「面白いじゃない」
 まるで歯牙にもかけず、ユーファはあっさりと頷く。とりあえず右手のメイジ・スタッフが邪魔なので壁に立てかけつつ、言う。
「……それに、経済欄とか見てもあんまり面白くないし」
「……盗賊の言うセリフじゃねぇな」
「あー、失礼ね、魔法士よ。ま・ほ・う・しっ」
 わかったわかったと、マスターはこちらを見ようともせず、手だけでパタパタと彼女をあしらう。もっとも、それが彼の持つ徳だろうか、少しの不快感もわかないのはさすがだ。
「んで? その女魔法士さんには、その料理大会のお話は三日も続くほど面白いお話ですかい?」
………………・
 
GM:おっとっと。 15分過ぎちゃいましたね。 さて、そろそろ……。
メリッサ:あー……。続き読みたい。
ユーファ:うんうん。読みたいぃー。
GM:え……?(笑)
リース:う〜ん、続きが気になりますね〜。
GM:えっと……即興で書いてるものでして、その……長続きしないんですが(笑)
ユーファ:んじゃ、あとでまとめて掲示板に載せてくださいませ。
GM:無茶言わんとっ!(笑) はいはいっ。ささ、ゲームを再開しますよっ(パンパンッ(笑))
ガルフ:いつもそうなんだからなぁ……
GM:しょーがないでしょっ。ほんっっっっっとに、即興で思いついた事並べ立ててるだけなんですからっ(笑)
ユーファ:でわ、気を引き締めて……。


GMの独り言
 ど〜も、私は休憩中にこんなのを書くクセがありますな(笑)
 でも、ホントに即興なのに無茶言わんでください(汗)
 さて、次回は皆さん疑って疑って疑いつくします(笑)