第四話『収集収集。また収集っ』

GM:それでは、現在お昼。明日のリーデンの約束の時間までに、なにか行動することありますか?
メリッサ:あまりうろつくと目立つしなぁ……今度はちゃりちゃり音するし……。
ユーファ:学園にでも顔を出してきますわ。
GM:ほいほいっ。学園で情報集め?
ユーファ:そういうの苦手だけど、やっときます。
ガルフ:スパイクはまだ帰ってこない?
リース:とりあえずスパイクさんが帰ってくるまでは待ちますけど。
GM:ちなみに、「夕飯前には帰って来る」との、スパイク君の言付けあり。 夕飯前には『必ず』帰って来ることでしょう(笑)
ガルフ:それは間違いないね(笑)
メリッサ:ちょっと、なめし皮亭に行ってこようかなぁ…… 誰か一緒に行く?
ガルフ:俺も行こう。



GM:では、ユーファのほうから処理しましょっか。ユーファは魔法士協会トロウ支部に着いたよ。
ユーファ:「グランカルヴァー領のグーデルバードさんって知ってる?」と学園一の情報通に聞きます。(そんなのいるのか??)
GM:学園一の情報通さんである受け付け嬢は、ちょっと飽きれたように言うよ(笑)「グランカルヴァーは知らない人はあまりいないと思うけれど……グーデルバードを知らない人も、あまりいないと思うわよ(苦笑)」
ユーファ:あれー、そんなに有名な人だったのか(笑) そこの家で最近何かあったらしいんですが、ご存知ですか?
GM:「そういえば、一度グーデルバード家の使いが学園に来たことあったわね」
ユーファ:ほーほー、でどういう用件だったんでしょうか?
GM:「さぁ? そこまではちょっとね。私も現場にいたわけじゃないから……。でも、それがどうかしたの?」
メリッサ(陰の声)いつ頃か聞くのだ〜。
ユーファ
:(さんきゅ〜)えーと、その使いとやらが来たのは、いつ頃なんですか? (しどろもどろ)
GM:「ん〜〜……けっこう前だと思うわよ。一月くらい前かしら?」
ユーファ:ふーん(他に聞くことは〜)
ガルフ:この教師から聞けるのはこんなもんじゃない?
メリッサ:担当者なんて教えてくれないでしょうしね……
GM:そこまではねぇ(苦笑)
ユーファ:んじゃ、ありがとうございました(ペコリ)
GM:「ううん。別にいいけど……」 結局なにしに来たの?(笑)


ガルフ:ユイファはグーデルバード家について、何か知らないか?
GM:「グーデルバード……ですか? えっと……どこかで聞いたことがあるような……(コロコロ) あ、思いだしました……。グーデルバード家といえば、このトロウのグランカルヴァー領で10指に入る『貴族』ですよ。もっとも、三大商人の『領』に居を構えることができるんですから、有力じゃないわけないんですけどね」
ガルフ:ずいぶん知名度高かったのね。で、誰も判定に成功しなかった、と(苦笑)
GM:1レベルでもバード技能あれば、すぐにわかったでしょうけどね(^ ^;)(笑)知る人ぞ知るタイプなの。グーデルバード家って。
リース:う〜ん、そんなに名家だったのか〜。依頼、なんなんでしょうね。
GM:ちなみに『海の』グランカルヴァー、『陸の』サラディン、『空の』カルティルトは 判断の必要すらなし。誰でも知ってる一般常識。
リース:あ、『陸の』とか『空の』とかもあったんですね。
GM:三大商人の呼称だよ。ある意味、この国の実権を握っている三人の商人だね。「お役にたちましたか?」
ガルフ:ああ。ありがとう。
メリッサ:じゃ、ちょっとなめし革亭に行ってきますか。
リース:いってらっしゃい。ボクは待機してます。

トコロかわってなめし革亭

GM:二人はなめし革亭に着いたよ〜。
メリッサ:(ギィィィィ)こんちはぁ〜♪マスタァいるぅ?
GM:「いないわけないだろが。ここは俺の店だぞ」
メリッサ:へへへ……そでした。(てへ) ちょっと教えて欲しいことがあるんだけどなぁ(こび)
GM:「……自分の娘よりも年下のガキに媚びられても困るんだが……なんだ?」
ガルフ:最近、グランカルヴァー領の貴族の間で、何か事件はなかったか?
GM:「リーデン・バーグ・グーデルバードだろ? お前さんたちを紹介したが、行かなかったか?」
メリッサ:そそ。それが聞きたいの♪
GM:「聞きたいもなにも、本人行ったろ? 行かなかったか?」
メリッサ:ん〜ん。だ・か・らぁ……何で私たちを紹介したのかってことと、どんな用件で冒険者を捜しているのかってこと。
ガルフ:来たには来たんだが、あまり細かいことを話してくれないんだ。ウラが欲しくてな。
GM:「……(やぶ睨み)」
ガルフ:? どうした? マスター。
GM:「(苦笑)その辺はまだガキだよなぁ〜。あのなぁ、話せるわけないだろがっ! バカモンっ!!」
メリッサ:だって、他にも冒険者はいるでしょ?「なぜ」私たちなの?(ぷう)
GM:「依頼者から依頼内容を聞いて、お前さん達が一番的確だと思って紹介したんだ。それ以上の他意はねぇよ。イヤなら他にまわすぞっ」
リース:仕事を回してくれたんですね。依頼、大丈夫そうかな?
メリッサ
:ぐぐぐ……他に回されると、生活が……(切実) マスターがそう判断したというなら、信じるしかないわね。ちゃんと人道に沿っている依頼よね?
GM:「(苦笑) ああ、その辺は保証してやるよ」
ガルフ:正直、あまり気乗りがしない。あんたの紹介だから、あまりへんな仕事ではないと思いたいんだが……前回の仕事で、ちょっとこりているというのもあるが(苦笑)
GM:「まぁ、あんなことがあればなぁ……ふむ。それじゃ、一つだけ、あのグーデンバーグについて良い情報を教えてやる」
メリッサ:おおっ(喜)情報!!
ガルフ:らっき♪
GM:「やっこさん(グーデン)はな、子煩悩なんだよ。それだけだ」
メリッサ:(ふうん。ま、何か関わりが出てくるかもしれないからね。)ありがとっ♪良く覚えておくね。 後はそーね……新聞には最近なんか引っかかるような記事はないかしら?
GM:ふぅむ……? 知力ボーナス+バード技能でチェックしてみて。
メリッサ:また平目か……(コロコロ)……8
ガルフ:それって平目って言ってるのも同じ(笑)(コロコロ)6だ。
GM:この間の料理大会のコラムがあったよ(笑)
ガルフ:コラム、ねえ……(苦笑)
GM:特に、グーデルバード家とは関連ありそうな記事はないねぇ
メリッサ:一度戻って、ユーファに頼むかな?
ガルフ:図書館てあります? 古い新聞見れないかなあ。
GM:魔法師協会には一応あるけど、閲覧許可いるし、そんなことしてたら夜になるよ?

メリッサ:むむむ……新聞には関連記事無しか。他に領地に関することもない?海も?
GM:そんなことまで書いてたら大長編になっちゃうよ(笑)
ガルフ:一旦戻ろう。ユーファとスパイクが戻っているかもしれない
メリッサ:そうしましょうか。

ユーファ
:(ふと気付いたように)学園をぶらついてたら、古新聞があって……てのはダメだよねぇ ?
GM:もちろんだめぇ(笑)


GMの独り言
 情報収集のようで、情報収集になってないね……(笑)
 もっとも、リーデンさんの依頼は家庭の事情だから、外で粗探してもそんなのないんだけどね(笑)
 でもここまで心配性になるって、やっぱり私のシナリオって……(ぶつぶつ)