第七話『再び別行動〜ブラドゥ・シュピーゲル〜』

ユーファ:うーむ……情報収集って苦手なんですぅ〜。
メリッサ:そう言わずに、頑張ってね。
ガルフ:俺もあんまり得意じゃない。
メリッサ:あのね。それは嘘だってすぐばれるよ。(笑)
ガルフ:なんでだよ(笑) まぁ、冗談は置いといて、肝心なところが抜けてたりすることが多いんだ。だから、フォローしてもらわないと。
ユーファ:フォローなんてできないぞー(笑)
GM:んじゃ、団体班、いきましょか。
ガルフ:まずはアジトを探さないといけないな。
GM:書類を見る限り、場所はすぐに見つかる。ただ、どうやって中に入って話をつければいいのかがちょっとわからない。
ガルフ:……ここだな。さて、どうするか……。
GM:当然ながら、フードをめいっぱいかぶったマグタニも着いて来てるから。
ガルフ:悩んでも仕方ないな。正面から当たってみるか。
GM:するとアジトと呼ばれるビルの前に、一人の乞食風の男が座り込んでいる。
ユーファ:じゃあ、乞食風の男の前に行って、マグタニさんのフードを取ってみる。
GM:「……」 マグタニの顔を見て、目を剥くけど?
ガルフ:あんたは、ここ(団体ビル)の住人か?
GM:「……」ガルフを無視して立ち上がると、そそくさと逃げ去っていくけど?
ユーファ:あら??まずかったかな。乞食を追いかけます〜。
GM:ユーファが追いかけて来るのを見ると、慌てて走り出すけど?
ガルフ:ただの乞食だったんじゃないか? 追う必要はないと思うが。
GM:そう思うなら、ちょいと知識ボーナス+冒険者レベルでチェックしてみて。
ユーファ:おおー、サイコロじゃー!!(嬉)(コロコロ)11!
ガルフ:そういえば久々のサイコロだな。(コロコロ)14だ。
GM:二人とも分かるね。きらりと光る勇気と契約の印(笑) 乞食の胸にアグラムの聖印がキラリッ♪
ユーファ:んー、団体とは関係ない人だったのかぁ。
ガルフ:あれは!? ちょっとまずいことになるかもしれない。急いで乞食を追いかけよう。
ユーファ:え、あ?? まずいのかぁ〜(よくわかってない)
GM:こうも二人の反応が違うと、おもしろいなぁ〜(笑) マグタニはキョトンとしてるぞ。「いかがなされた?ガルフ殿」
ガルフ:リースのおやじさんの手の者なら、事情を知っているかもしれない。が、おそらくそうではないだろう。あれは、この団体を監視していたんじゃないか? 神官戦士団でも派遣されたら、終わりだ。
GM:捕まえる……となると、向こうも抵抗するかもよ?
ガルフ:参ったな、アグラム神殿と事を構えたくないし、かといってこのまま行かせるわけにもいかない……。
ユーファ:訳を話したところで、分かってもらえないだろうなー(泣)
GM:ってか、その言い訳は通用すまい(笑)
ユーファ:あー、やっぱりこういうのは苦手だぁ〜。ガルフ、ごめんよぉ〜。
ガルフ:……(思案中)
GM:考えてると、どんどん逃げてく……ってか、すでに歩みは使命感に燃えた男の歩み(笑)
ガルフ:拉致っちゃおうかなあ……いかん。だんだん危ない方向にむかってきてるぞ。
GM:「伝えなくっちゃ……伝えなくっちゃ……」 と、乞食モドキはすでに競歩(笑)
ガルフ:ええい!当身食らわせてふっ飛ばす!
GM:あ〜あ(苦笑) ほいっ。んじゃ、走って追いすがるんだね?
ユーファ:がんばれー!! 当方、全く頭が回りませんっ(笑)

 ただ今、明け方四時過ぎ。頭が回らないのも当然ですな(笑)

GM:これっ。二レベル魔法士(笑)
ガルフ:はっ、そうか!ユーファ、『スリープクラウド』だ!
ユーファ:あ、なるほど。あったまいいねー。
ガルフ:誉めてくれなくていいから、早く魔法をかけてくれ!(笑)
ユーファ:じゃあ行きますかー「スリープクラウドォォ!!」(コロコロ)
GM:「ぬっ!? 眠りの雲かっ!しまったっ!(コロコロ)……くか〜〜〜〜〜〜〜(笑)」
ガルフ:危なかった……ユーファ、ロープ持ってるか?
ユーファ:GM、持ってる?
GM:シーフツールの中に、ワイヤーがあるよ。
ユーファ:こんなんでどう?(ワイヤーを出す)
ガルフ:後ろ手に縛って、猿轡かまして。とりあえず、ことが終わるまで寝ていてもらおう。
GM:と、そんなことをしていると、不意に後ろから声をかけられるよ。「……あんたたち、なにしてるんだい?」。
ガルフ:しまった!まだいたのか!
GM:真っ黒のフード付きローブに身を包んだ小柄な奴だね。低く抑えた声で続けて来るよ「……その乞食を、どうするつもりだい?……殺す気?」
ガルフ:……えすえむごっこ……

 一同爆笑

GM:「……」 あやうく腰が砕けそうになるのを必死で堪えた様だ……ってあんたねぇ(笑)
ガルフ:(PL:あ、あかん。壊れてきたかも(泣)気を取り直して)い、いや、殺すつもりはない。ことが終わったら逃がしてやるつもりだ(照れで真っ赤になってるのは隠せまい)。
ユーファ:フードの者をよーく観察。
GM:ユーファは気づくけど、腰砕けの一瞬、黒長耳がピクピクッ♪ (笑)
ユーファ:(こそこそとガルフに)この人、黒ーい耳長ーいの人だよ。
GM:素直にダークエルフと言えんのか(笑)
ガルフPL:それはガルフも気付いたでいいんでしょうか?
GM:えすえむごっこしよーとした人は気づきません(笑) ユーファに言われて気づいたよ。
ガルフ:『陰来(いんらい)』という団体の首領はダークエルフの男だと聞く。あんたがそうか?
GM:「……ずいぶんと性急な男だね……ああ、そうだ。だが……」
ガルフ:だが?
GM:「……私は女だ。覚えときな」と、言ってフードを外す。野性味が強いけど、なかなかの美人だよ。
ガルフ:……本当だ。どこにも男なんて書いていないな(PL:やっぱり壊れてる〜(泣))。
GM:「おお……黒の同朋……」「卑しき同朋……っ?どうした?なぜこんな所に?」と、ガルフとユーファが連れているゴブリンシャーマンに、ブラドゥは驚いているみたい。
ユーファ:この人と仲間を助けて欲しいんだけど(うるうる)
ガルフ:こいつ(ユーファ)のいうとおり、このゴブリン・シャーマンとその仲間のために、力を貸して欲しい。
GM:「……このような往来で聞ける話ではなさそうだな。来い」そう言って先ほどの建物の中に入っていく。中は以外と片付いていて、なにかの事務所と言われても通りそうだ。「さて……我等は同胞の解放のため、ここにいる。力は貸そう。だが、どのように我等の力、貸せばいい?」
ガルフ:正直、こっちに来て何を頼めばいいのか決めてなかった。どうしようかなあ。かくかくしかじかじゃだめ?
GM:「ふむ……。漠然とした望みをかなえるには、強く、大きな力がいる。が、我等が力、恥ずかしいがそこまで強く、大きいわけではない。具体的に言ってもらわないと困る」……現状を伝えるのは構わないけど、リース&メリッサが列車契約に成功したことしらないから、ひどく抽象的になるよ?
ガルフ:了解……というわけで、俺たちはゴブリン達を、市民権のもらえる東方まで連れて行こうと思っている。
GM:「ふむ……。海路……では逃走経路が塞がる。狙うなら陸路か……お前、金はどのくらい持っている?」
ガルフ:700ルクスそこそこ、だな(苦笑) 実はその辺の工面も頼もうと思っていたんだ。
GM:「足りなさ過ぎるな(苦笑)グーレブという、東出身の、闇種族に差別感のない話の分かるドワーフがいる。そいつに頼めば、格安で車両を借り受けられると思ったんだがな……」
ガルフ:……それは、『マッシンニー運送』を経営してないか?
GM:「よく知ってるな?(笑)」
ガルフ:仲間が、そっちに話をつけに行っている。なんだ。結局はそこにたどり着くのか(苦笑)
GM:「なんだ。グーレブのツテをもっているのか?(苦笑) なら、話は簡単だし、具体的になる。我等の力も貸せるぞ」 んじゃ、時間短縮にメリッサ、リース、スパイクと下水道で合流したことにしよう。もちろん、ブラドゥもついてくる。
ガルフ:了解。
ユーファ:おっけー。


GMの独り言
 明け方四時の人間の思考力。
 特に、普段は規則正しい生活をしていらっしゃる方の、明け方四時。
 そら正常な判断なぞ出来ませんわなぁ〜(笑) 同じ情報与えて、ガルフとユーファ、まったく正反対の反応を返してきましたね(笑)
 今日はあともう少しで終わります。頑張れ〜〜(笑)