第五話『一同、超騒ぎ』

GM:兵士達は君達のことは無視して、ゴブリンのほうに行こうとしてる。 なんとかして注意を君達のほうに向けさせないとヤバイね。剣気を放ってもいいだろうし、殺気を放つでもいいだろう。スパイクのケリみたいに、何か小細工してもいい。魔法とか……(メリッサを見て)身から染み出る威圧感、でもいいし(笑)
ガルフ:それ、便利だなあ(笑)
スパイク:『(ズゴゴゴゴゴゴゴゴォ!)カカロットォオオオオっ!』って(笑)
GM:ドラゴンボールかいっ(笑)
ユーファ:楽でいいね(笑) それ使えないもんかなあ。
リース:そういう便利な魔法はなかったかな〜?……あ、『ホーリー・ライト』がありますね。
スパイク:ちょと待てっ。俺とガルフは確実にそっち向いてるぞ(笑)
メリッサ:ねえ、ダンスしちゃだめ〜?(笑)
スパイク:だめっ!(笑)
GM:それは……兵士達も踊りだすかもしれないけど、ゴブリン達が踊りだす可能性のほうが高いなあ(笑)
スパイク:俺は後ろから足払いね。
ガルフ:兵士達の前に回りこんで盾になる、とかはできないか?
GM:ちょっと距離的に無理があるね。剣気、それこそ『寄らば斬る』というような気を放つって方法もあるけど?
ガルフ:それでやってみよう。
メリッサ:あたしもそれやってみる。
GM:相手の数が多いから、それなりにペナルティーつくからね。ファイターレベル+精神力ボーナスで振ってみて。
ガルフ:(コロコロ)ダメだこりゃ。
GM:ガルフは剣を抜いて吼えたけど、兵士は一瞥くれただけで去っていく。『ゴブリンだ。ゴブリンを狙え!』
メリッサ:(コロコロ)ありゃ?
GM:こっちもダメか。『ゴブリンだ。ゴブリンを斬れぇ!』
ガルフ:俺ら、ダメ戦士だったんだなあ(哀)
メリッサ:ダメダメじゃん(汗)
リース:なんか、余計に勢いづいちゃってますよ(泣)
GM:(苦笑)さあ、どうする? この時点ですでに10人がゴブリンに向かった。
メリッサ:あたしら寝ちゃってもかまわないから、『スリープ・クラウド』かけて。
GM:2倍消費すれば、ガルフとメリッサを含めて10人全員入るけど……いいや、まず、他のところから片付けよう。リースはどうする?
リース:えっと……兵士の足元に『フォース』を撃ちます。「近づかないでくださいって。(コロコロ)ダメージは8点です。
GM:じゃあ、兵士達がゴブリンのもとに行こうとして振り向いた瞬間、地面が爆発するわけだね。この辺に向けて撃ったとして……3人はびくっとして足が止まった。
スパイク:俺の足払いは(コロコロ)……1人コケさせるのが精一杯だったよ。
ガルフ:あと何人だ?
GM:ん〜〜……3倍消費する気があるなら、ガルフ、メリッサ、スパイクを含めて、残り全員を効果範囲に入れていいよ。
ガルフ:寝たら起こしてくれ。
メリッサ:うん。私が寝ちゃっても蹴り起こしてくれればいいから。とにかくやってみて。
ユーファ:ん、分かった。
GM:兵士達の精神力抵抗は9点。とにかくこれを乗り越えて、あとは可能な限り低い目を出せばいい。ちょうど9だったら最高だね。
ユーファ:いくつ出せばいいんだろ? 魔力が5だから、4出せばいいのか(コロコロ)あ!?
GM:7か。魔力足して……12。兵士は全員寝たけど。
ガルフ:みんな精神力ボーナス+冒険者レベルが5だから、完全な振り合いだな。

 結局ガルフ、メリッサはギリギリ成功。だが――

スパイク:(コロコロ)だめだ! 寝ちまったい。誰か蹴り起こしてくれー。
メリッサ:いいよ(笑)
スパイク:やっぱヤメテくれー(笑)

GM:じゃ、次のターンね。まずは……。
メリッサ:スパイクにケリ(笑)
スパイク:うぎゃああああああああああああっ!?(笑)
GM:(笑)はい。スパイクは目が覚めた(笑)
リース:1ゾロ振ったら当たり所が悪くて死んじゃう、とか?(笑)
GM:そんなわけはない(とか言いつつサイコロ振る)
スパイク:サイコロ振るなよっ!?(笑)
GM:お? 危ない目だった(笑)
スパイク:おあえいっ!?(笑)
GM:(コロコロ)神官戦士たちが食い止めていた中から兵士が5人、取り押さえようとガルフに向かってくる。普通に回避して。
ガルフ:(コロコロ)あ、1ゾロ。ダメージが……1点通った。
メリッサ:ガルフとスパイクはほっといても大丈夫でしょ。
ユーファ:遅れないように来るんだよ〜。
スパイク:お〜〜、がんばる。
GM:ゴブリン達は無事に列車に乗り込めた。マグタニが言ってるよ。『我ラ同胞ハ全テ乗り込ンダ。急イデクダサレ』。そのうち、列車はゆっくりと動き始める。兵士達はそれを歯がゆそうに見てる。
ガルフ:兵士達がどんな行動に出るか分からないから、まだ気は抜けないな。
GM:列車はだんだんと加速していく。もうそろそろいいんじゃないかな? さて、みんな列車からどれくらい離れてたことにしようかな? 2D×10メートルにしよう。誰か振ってみて。
メリッサ:リーダー、任せたよ。
ガルフ:……さっきからけっこう低い目が出てたよな。こんなところで高い目出るなよ(コロコロ)
一同:ああああっ!?
ガルフ:110メートル!? そんなに離れてるわけないだろ!
GM:列車は走り出してるからね。ありえないことじゃないよ。
メリッサ:あたし一番遅いのに(泣)
GM:もちろん、列車の速度はそんなにすぐには上がらない。今の列車みたいにすぐ加速できるわけじゃないから。でも、この状況はただ単に移動速度がどうこうで終わらすのはもったいないねえ(ニヤニヤ) サイコロ振ってもらいましょう。
 難易度を3としよう。で、失敗するごとに4、5、6……と難易度は増えていく。
 とりあえず難易度3から(コロコロ)目標値は11。冒険者レベル+敏捷度ボーナスで振ってみて。
メリッサ:(コロコロ)だ、大丈夫。
リース:(コロコロ)無事乗れました。
ユーファ:(コロコロ)わたしも大丈夫。
ガルフ:(コロコロ)なんとかな。
GM:ち、つまらん(笑) スパイクは?
スパイク:(コロコロ)楽勝♪ 『あばよとっつぁ〜〜ん!』(笑)
メリッサ:ルパンじゃないんだから(笑)
GM:乗り込んだ列車は一番最後尾。一番危険だから、という理由で安かったんだよね。契約では列車の警備をすることになってるからね。がんばって。というわけで、シナリオは終了。お疲れ様〜〜。経験点は一人1000点ね。
ガルフ:1ゾロが多かったな。今回は。
メリッサ:今回も、でしょ?(笑)


ちゃんちゃんっ