第五話『ガルフ、斬る!』
リース:メリッサさん、(生命力の)残りは大丈夫ですか?
メリッサ:あと10点あるよ。
ユーファ:う〜ん……ビミョーなところだねえ。
リース:8点食らってるんですよね……期待値で8点くらい回復するんですよ。
メリッサ:防御ロールで期待値振れば、10点は止められるから、2点しか食らわないですむよ。
GM:ばっけも〜〜〜ん(笑)
メリッサ:なんですってぇ?(笑)
リース:じゃあ、もう少し様子を見ましょう。パリィを続行します。
ユーファ:あたしは何をしようかな?
ガルフ:俺が馬を片付けた後の、援護魔法のために精神力を残しておいてくれ。
ユーファ:ん、分かった。待機。
GM:じゃ、団長の攻撃ね。
メリッサ:(コロコロ)だめ、どうしても当たっちゃう。防御判定〜(コロコロ)ああ!?
一同:あ〜〜〜〜、低い!
メリッサ:まずい、6発止めて……六発通っちゃった。残り生命力があと4点しかない。
ユーファ:やばすぎる〜。
リース:はい、僕の次の行動決定です(笑)
GM:続いて下っ端2人の攻撃。攻撃点は10ね。
リース:1ゾロ以外は大丈夫……はい、OKです。
スパイク:そんなの避けられないわけが(コロコロ)あり?(一ゾロ)
ユーファ:すぱいく〜〜(怒)
スパイク:はじきゃいいんだろ、はじきゃ(コロコロ)ほい、大丈夫。
メリッサ:あたしの攻撃ね。サイコロで9以上出ればあたるんだけど(コロコロ)またあ!? さっきから8ばっかり(泣)
GM:こっちもサイコロ振ってもいいんだけどね。クリティカルが怖いからねえ。
メリッサ:うん。固定値のほうがいい。
GM:じゃ、次のターン。
ガルフ:いいかげん終わらせたいぞ(コロコロ)ダメか……。
メリッサ:がるふぅ〜〜(怒)
リース:あの〜、馬とじゃれてるようにしか見えないんですけど(笑)
ガルフ:あのな、こいつのモンスターレベル5なんだぞ。
ユーファ:げ。加勢したほうがいいのかな?
リース:レベル5ですか……メリッサさんの相手とかわらないんですよね……。メリッサさんにキュアーウーンズです(コロコロ)かかってます。(コロコロ)10点回復です。
メリッサ:ありがと〜。
スパイク:たあ! 盗賊キック……じゃなくて、シミターで攻撃(コロコロ)目はシケてるけど、当たってるな。(コロコロ)回った! (コロコロ)でも1ゾロ(泣)
ユーファ:経験点もつかない1ゾロだね。もったいない(笑)
スパイク:言うな〜、もったいない言うな〜!(笑)
ユーファ:あたしの番か。どうしようかな? とりあえずガルフの様子でも見に行こうかな?
GM:そうするとねえ、ガルフがとんでもない化け物と戦ってるように見える。姿で言えば、ミニサイズのドラゴンを相手にしてるような感じ。
ユーファ:ひえええ……。
GM:「メリッサがんばれ〜、うわあこっちもがんばってるよ〜」ってところかな(笑) んじゃ、団長と下っ端二人の攻撃。回避して。
メリッサ:(コロコロ)ありゃあ、当たっちゃった。(コロコロ)でもダメージなし。
リース:相変わらず硬いですねえ。僕は避けました。
スパイク:(コロコロ)楽勝!
GM:馬の攻撃は(コロコロ)このターンはなし。じゃ、次のラウンド。
ガルフ:(コロコロ)当たって……(コロコロ)ダメージ11。少し削ったかな。
GM:先にやっちゃおう。噛み付くか(コロコロ)このターンも噛み付かない。
リース:僕はパリィに戻ります。
スパイク:よっしゃ、俺の番! (コロコロ)当たり〜、回せ〜(コロコロ)だめか〜。でも、ちょいと削ったぞ。
ユーファ:ガルフの援護なんだけど……どれがいい?
GM:エンチャントかけるなり、エネルギーボルトぶっ放すなり、プロテクションで『さらに硬くぅ〜』するなり(笑)
ガルフ:エンチャントが欲しい。当たってもダメージがなかなか通らないからな。
リース:そうですねえ。さっきからほとんど当たってますけど、ダメージがイマイチですよね。
ユーファ:じゃ、エンチャントにする(コロコロ)かかった。
メリッサ:あたしは団長の攻撃を避けるのね(コロコロ)問題外。(コロコロ)でも全部止めた。
GM:堅いなあ(笑)
リース:なんだか回避のサイコロより防御のサイコロの目のほうがいつもいい気がするんですけど(笑)
GM:正しい戦い方ではあるんだけどね。鎧の堅い部分で止めてるっていう。さて、リースとスパイク、回避して。
スパイク:(コロコロ)ひらりん。
リース:(コロコロ)大丈夫です。
メリッサ:団長に攻撃。(コロコロ)だあ〜、当たんない(泣)
GM:さて次のターン〜。
ガルフ:俺の番だな。(コロコロ)当たらないわけがない目だな。(コロコロ)ダメージは平凡。12点だ。
GM:ちょっと削ったね。さて、竜馬もけっこうダメージを受けてるんで、そろそろ逃げたいらしい。サイコロ振って、1ゾロか6ゾロが出たら逃げるよ。
ガルフ:(コロコロ)
GM:(目を見て)逃げた(笑)
一同笑
ガルフ:……あれだけがんばって、とどめを刺せなかった……(苦笑) まあいい。逃げるんだったら、どこか遠くに逃げてくれ。
GM:かなり血みどろだからねえ。もう列車には寄り付かないんじゃない?
ガルフ:ならいい。下手なところに逃げられると、ゴブリンや他の護衛が危ないからな。
スパイク:次、俺の番ね。(コロコロ)当たり〜(コロコロ)回らんかったけど、これで仕留めたろ?
GM:うん。下っ端の一人が倒れた(コロコロ)まだ生きてるけどね。
スパイク:おっし。じゃあ、リースと対してるやつに向かって……キーック!!
一同笑
GM:それは次のターンにしてね(笑)
ユーファ:あたしはどうしたらいいんだあ?
ガルフ:俺は他のみんなの状況を知らないぞ?
ユーファ:あ、そうか。とりあえず、大変なことになってるの。来てちょーだい。
GM:と宣言して終わり。 リースは?
リース:メリッサさんはまだ大丈夫みたいですね。パリィを続行します。
(コロコロ)はい、避けました。
メリッサ:あたしは団長の攻撃を避けるのね(コロコロ)またダメ。(コロコロ)あ、まずい!
リース:うわ、(サイコロの目が)低い。
GM:ええっと、……6発通ってるね。
メリッサ:残り生命力が8点になった。ぴんち。
リース:また僕の次の行動は決定したみたいです(笑)
メリッサ:今度こそ当たってよ〜(コロコロ)あ〜、惜しい。
ガルフ:なかなか出ないな、9以上。
メリッサ:そうなのよね。いつも惜しい目なんだけど。
GM:団長もけっこう恐怖なんじゃないかな? ガン、と盾で受け止めるのはバトルアックスだからねえ。
リース:ずっと回避してますけど、確かにその絵は怖いですね(笑)
ガルフ:俺たちはもう現場に着いたかな?
GM:このターンは移動して終わり。次のターンから、団長に攻撃できるよ。
スパイク:俺の攻撃からだ(コロコロ)あったり〜(コロコロ)でも回らない。
GM:リースに攻撃してた下っ端はちょっとダメージを受けた。
リース:僕は今回キュアーウーンズです(コロコロ)
ALL : ああ〜〜〜〜!!
リース:こんなところで……1ゾロ……。まずいです。
ユーファ:なんで〜? こうなるのお〜?
GM:まったくねえ。なんでいつもギリギリなんだろ(苦笑)このターンは、まだガルフが到着してないから団長の標的はメリッサなんだよね。
メリッサ:ほとんど避けられないんだよね(コロコロ)やっぱりダメ。(コロコロ)でも、なんとか10点止めた。
リース:ダメージは1点ですね。良かった〜。
GM:下っ端の攻撃。今度はスパイクもいるから(コロコロ)うん、スパイクだ。
スパイク:余裕だね。ひょいっと。
メリッサ:こんどこそ当たってよ〜(コロコロ)やっぱりダメだ〜。
GM:さて次のターン。このターンから全員合流したから、ちゃんと敏捷度順に処理していこう。
スパイク:なんにせよ、俺からだよな(コロコロ)下っ端に当たり。(コロコロ)でもダメージはダメだあ。
ガルフ:よし、団長に攻撃だ。(コロコロ)くっ、ダメか。
GM:ガルフの攻撃を盾ではじいて一言、言うね。「おまえ、ガーヴァングのガキか」
ガルフ:また言われてるな。そんなに有名だったのか?
GM:敵対してた傭兵団の団長の養子だからね。顔ぐらいは覚えられてるよ。
リース:今度こそ頼みます(コロコロ)良かった(コロコロ)10点回復です、メリッサさん。でもあと2本で打ち止めですよ〜(泣)
ユーファ:団長にエネルギーボルトぉ〜〜(コロコロ)う〜ん、イマイチ。
GM:抵抗されてるよ。気合は空回りしたようだ(笑)
ユーファ:ダメージは8発。
GM:じゃあ、3発通った。団長に初ダメージだね。こっちの攻撃。「ガーヴァングのガキ〜!」
ガルフ:(コロコロ)避けられない。(コロコロ)でもダメージは1発だけですんだ。
GM:雑魚はスパイクに攻撃。
スパイク:(コロコロ)まだまだ余裕。
メリッサ:たまには当たってよね(コロコロ)なんで当たんないかな〜?
ガルフ:9以上だから、出ない目じゃないはずなんだが。まあ、今は運が悪いんだろう。
スパイク:次のターン、俺の番だな(コロコロ)よっし、あたり。(コロコロ)ダメージはいかない。
ガルフ:俺の攻撃だな(コロコロ)よし、当たった。ダメージは……(コロコロ)13。
GM:ちこっと、当たったみたい。
ガルフ:さすがに堅いな。
リース:スパイクさんが下っ端の相手してくれてるんですよね? じゃあ、僕は後ろに下がります。
ユーファ:もう一回いっちゃおう。いくつ以上出せば、抵抗されないんだろ?
GM:14以上だね。
ユーファ:そうすると、サイコロの目で9以上か(コロコロ)出た!
一同:おおおお〜〜(ぱちぱち)
GM:ダメージは……9発だね。4発通った。けっこう痛いな。こっちの攻撃は……ガルフ。ガーヴァングの息子!
ガルフ:(コロコロ)16だ。
GM:ちっ、避けやがった。 下っ端の攻撃は……当たるはずがないか。
スパイク:もちろんだ(ひょいひょい)
メリッサ:いいかげん当たってよ〜(コロコロ)なんでぇ〜(泣)
スパイク:まあまあ、姐さん。俺の攻撃だな(コロコロ)当たって(コロコロ)ダメージはちょびっと。
ガルフ:さて、俺の番か。(コロコロ)当たった。問題はダメージなんだよな……(コロコロ)お、回った!
一同:お〜〜〜〜(ぱちぱち)
ガルフ:これとこれ足して……20点だ。
スパイク:げ。
リース:いきなり20点ですか?
GM:ま、待ってね、これでこれだけ止めて……だああああああ、死んではいないけど、倒された〜〜。
メリッサ:あ〜よかった。あたしは止めるので精一杯だったもんね。
GM:5レベルファイターはさすがに強かったね。
メリッサ:全然当たんないんだもん。やっぱりレベルが2つも差があると、だめだね。次はファイター上げないとダメかあ〜。
リース:やっぱり、上げざるを得ない状況になるわけですね(笑)
GM:まだ下っ端が一人残ってるけど、いいでしょ。次にスパイクの攻撃が当たれば終わりなんだし。さて、周囲を見回すと、あらかた騒ぎは終わってる。
奇襲が奇襲になんなかったのと、もともと列車に乗り込んでた護衛たちはけっこう凄腕だったりするわけで、こっち側の損害はそんなにない。なんせちょっと離れたところでは、ライトニングやらファイアーボールが飛んでたりする(笑)
リース:それは30人だろうと軽いでしょう(笑)
GM:他にも、緑の小人がいたりとかね(笑)
ガルフ:それは予想外だったろうな(笑)
GM:まったくねえ。闇に乗じてやるやる(笑) あとは、やっぱり敵のボスである傭兵団長が倒れたのが一番大きかったかな? 士気ががっくり下がってみんな逃げ腰になってしまった。で、ほとんどの『鋼の団』メンバーや盗賊団は逮捕された。逃げ延びたのはごく一部。
スパイク:そういやあ、団長は生きてるんだよな。ふんじばっとこう。
ユーファ:うんうん、逃げられないようにね。
GM:あとはサラディンの私警察に任せればいいでしょ。この罪は重いよ。きっと問答無用だろうね。
メリッサ:ここで見逃しちゃあ、示しがつかないんもんね。
GM:さて、シナリオはこれにて無事終了。
一同:お〜〜〜(ぱちぱちぱち)
GM:まずは報酬からいきましょうか。ホーグさんからお礼を支払いたいという申し出がある。
ガルフ:ほう?
GM:そりゃあそうでしょ。リグを助けてくれたでしょう? 積荷が危ないって警告してくれたでしょう? 雇ってた連中が裏切ったあと、それを防いでくれたでしょう?
もう感謝感激だよ。まあ、ホーグさんも旅の途中で路銀もあまり心もとない。それでも2000ルクスくれる。
ユーファ:おお〜〜!!
GM:あとは鉄道私設警察のほうからスパイクに対して褒章が出る。これが5000ルクス。
ガルフ:急に金持ちになったな(笑)
GM:でもね、それくらいの価値はあるよ。なんせ、スパイクの警告のおかげで被害は実質ゼロだもの。
ガルフ:とにかく、収入は一人1400ルクスだ。
GM:あと、経験点は今回最大障害レベル×500、というわけで例の団長が5レベルだから2500点ね。
メリッサ:うれしい〜、やっと現金が4ケタになった(喜)しかもレベルが〜
ユーファ&メリッサ:上がる〜〜(喜)
リース:僕も信仰心がますます伸びました(笑)
GM:それにしても、たった30ルクスであそこまで喜んでくれるとは……特にガルフ(笑)
ガルフ:すっかり貧乏性が身に着いてしまったらしい(笑)
メリッサ:昔の、あのシビアな金銭感覚はどこにいっちゃったんだろうね(笑)
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