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第四話 『先行する冒険者』

GM:じゃあまずは、図書館組から行こうか。セージレベル+知力ボーナスでチェックしてみて。高ければ、高いほどいろんな情報が入るからね。
リース:(コロコロ)普通の目ですね。
ユーファ:(コロコロ)あっ!(1がひとつ出たらしい)こーなったら、もうひとつも1を出そう。(コロコロ)出た!

一同:(笑)

リース:僕もそんなに高い目じゃないです〜。
GM:んじゃ、二人ともうまいこと調べられず「むきーっ」ってやってるのかな(笑) 
ユーファ:むきーっ。
リース:ああああああ。ユーファさん、ここ公共施設ですからお静かにぃ〜〜〜。

一同:(爆笑)

GM: まぁ、そんな中でも、リース君はなんとかユーファの妨害をかいくぐり、ファエンとディックサムとドゥーンが最後の冒険をした村っていうのは、昔の遺跡のような塔があって、そこの調査に行ったらしい。ってことが分かる。
スパイク:邪魔ばっかりしてたんだな。(笑)
ユーファ:本人にそのつもりはないんだけどね(笑)「ねーねー。リース君っ。こんなのあったよー(どさっ)」
リース:「あああああ。今調べてる資料の上に置かないでくださいぃ〜〜〜」(笑)

GM:ちなみに、その村から塔まで更に半日くらいかかる。
メリッサ:村まで半日で、更に塔まで半日……往復で2日になってしまう……。
GM:(寝ずに歩くつもりか? メリッサ……しゃーない。ここは変更しよう。)ごめん。村から塔までは四半日です。
ガルフ:ちょっとほっとした。
GM:往復で半日ってことね。つまりここから塔まで行って戻ってくるまで約一日半。もちろん不眠不休で歩いたとしたらだけどね(笑)
ガルフ:やるしかないかもねー。
GM:待ち合わせの時刻までに図書館で調べられたのはこれくらいかな。じゃあ、こっちの2人(ガルフ&メリッサ)冒険者レベルだけでチェックしてみて。
ガルフ:だけ? プラスはなし?
GM:なし。足とかいろいろと使うだろうから。


メリッサ
:(コロコロ)7+4で11。
ガルフ:(コロコロ)12だね。

GM: 「冒険者がその塔に向かってから、その塔が活性化しているらしいんだ」
ガルフ:冒険者が向かった? 活性化?
GM:「ああ。あんたらと同じような情報を聞いて、他の冒険者たちがそこへ向かったらしいんだよ。えーといつだったかな、四日ぐらい前だったと思うぜ。それから、急に塔が活性化……ってか、騒がしくなったんだと」
ガルフ:最近ねぇ……。
GM:「6人組ぐらいだったかな? グラスランナーがいたから、よく覚えているんだ」

一同:ふーん。

ガルフ盗賊は一人決定だね。
リース:いやいや。昔、グラランのファイターに会ったことあります(笑)

一同:(笑)

リース:しかもポールウェポン振り回すやつでした(笑)

一同:(再び笑)

GM: というような情報が入るね。で、スパイクが手に入れてきた情報も同じ感じだったね。
スパイク:冒険者たちがすでに行っているらしいぜ。エルフの女が1人に、人間4人、グラスランナーが1人。
リース:シャーマン、シーフで……あと、人間4人の中にたぶんプリーストが混じっているでしょうね。
スパイク:とりあえず、バランスのとれた冒険者パーティって感じなんだろうな。で、その塔の情報を聞きつけて、探索に行ったらしい。
ガルフ:とりあえず例の三人(ディックサム、ファエン、ドゥーン)の冒険者について知っているかどうか店のマスターに聞いてみようかな。
GM:うーん、チェックしてみてくれる? 交渉だからバードだ。
ガルフ:(コロコロ)ダメだ。
GM:「あー、特に聞いてないな。それにその話って10年前だろ。俺ここに来たの7年前だもん」
ガルフ:そっか、そいつは残念だ。



GM:で、1時間か2時間ぐらいして、いろいろ調べ者やら何やらでみんなが最初にいた冒険者の店に合流すると、以上のような情報が手に入る、と。とにかく、ファエンたちが行った塔には何かがあるみたい。んで、そこの塔に六人組の冒険者たちが向かったらしい。
リース:なんでしょうね。昔の冒険に何かがあって、最近になって……。
ガルフ:その三人の技能とか聞くの忘れたな。
GM:「でも、隠し持っているってのが技能だからな。他人に見せない技能ってのもある。嬢ちゃんみたいにあからさまってやつもいるけど」と、店のマスター。
メリッサ:あたしはあからさまだろう(笑)
ガルフ:俺もあからさまだろう。
ユーファ:シーフは隠してる(笑)
GM:「まあ、あんたらみたいにあからさまなパーティ珍しいぜ」

一同:(笑)

リース:でも、スパイクさんはよく分からないと(笑)
GM:「そこにいる兄ちゃんぐらいなもんだ。……みょ〜に香辛料の匂いがするけどな(笑)」

一同:(笑)

GM: 「料理人にしては結構清潔感がねえし」
スパイク:冒険者なんだから、当たり前じゃねえかよ(笑)
GM:集まった情報はこんなもんだけどね。もうちょっと時間をかければあるけど、約束の日まで3日しかない。



ガルフ:……ということだから、すぐに出発しようか。
リース:それでまた村で話を聞いてみましょう。
GM:じゃあ、保存食なりなんなり買い揃えてちょーだい。
ガルフ:保存食は10食くらいあれば3日間は耐えられる。
リース:1食7ルクスですよね?
ガルフ:確かそうだ。
メリッサ:みんなよく覚えてるね〜(感心)
ユーファ:ほんと、ほんと。

 その後、皆でガサゴソと出発前の準備を始めます。

メリッサ:(リースのキャラシーを見て)ねぇねぇリース、荷物少なくない?
ガルフ:せっかくだから、何か買い揃えたら?
リース:そうですねぇ……。
メリッサ:だってこんだけ(水袋と毛布)しかない。
リース:何が「らしい」かというのが問題で……。
メリッサ:あたしなんてこんなにたくさん持ってるんだよ。
ユーファ:もうちょっと持とうよ。

 なにやらリース君のキャラクターシートを皆で覗きこみ、ああでもないこーでもないと話し始めます。

メリッサ:背負い袋は?
リース:持ってないんですよね。
GM:それはちょっとおかしいよ(苦笑)
メリッサ:だって保存食、こうやって(手で抱えるしぐさ)持って歩くようだよ。
リース:あれ? 背負い袋、買ってたような気がするんだけどな、確か。毛布入れるために。……抜けてたみたいだ。
ガルフ:(パソコンのキャラシーをチェックして)あるよ、リース君、背負い袋。
GM:保存食を剥き出しで持ってるってのは、冒険者じゃないからね。
ユーファ:それじゃ「荷物持ち」じゃん(笑)
GM:「従者」?
メリッサ:いやーな感じだよね。
ユーファ:袋かあ……ベルトポーチぐらいしかなかった。
メリッサ:じゃあこうやって(再び抱えるしぐさ)歩いてるのか(笑)
ガルフ:この際だから、背負い袋を買っておきなさい。
ユーファ:美しくないんだもん、背負い袋って。
ガルフ:でも、それ以外って「頭陀袋」だよ。サンタさんみたいな。
ユーファ:こうやってしょって歩いてたら、行動できないもんね。

GM:まあ気分の問題だから、お金があるうちに買っておいたほうがいいんじゃないかな。背負い袋は持ってない方が美しくないと思うよ。登山家がリュック持たずに、ハンドバック下げてるようなもんだし。
ユーファ:そっかー。
メリッサ
:あたしはもうこれ以上買うものはほとんどなーい。
リース:(カリカリ)なぜか羊皮紙と羽ペンとインクを買ってしまいました(笑)
メリッサ:いや、セージは持っててください。
ユーファ:必需品です。
スパイク:とーぜんですねっ。わたくしも羊皮紙、羽ペン、インクは持っていますことよ。インテリでございますから(メガネを上げる仕草)

一同:(笑)

ガルフ:塔に入るとして、たいまつは持ってる。
メリッサ:あたし楽器を買ったんだけど、何を買ったんだっけ?
ガルフ:リュートじゃなかったっけ? 弾けるやつって言ってたと思う。
GM:そうだそうだ。「リュートはいくら?」「100ルクス」「笛にしたい」「100ルクス」っていうやり取りがあったんだ。安くなると思ったんだよね(笑)
メリッサ:うぅ。じゃあリュートにするってね。
ガルフ:楽器は「100ルクスから」って書いてあるからな。
GM:まあ中古品だと、逆に使えないし、お金を呼べないと。
メリッサ:タンバリンはちょっとバタくさくていやでしょう。
ガルフ:踊り付きじゃないと、ダメやね。
メリッサ:チェインメイルをガッチャンガッチャンいいながら踊って、タンバリンを叩くんすか?

一同:う〜ん。

GM: バード3レベルではだめだな。そんな曲では。……楽器をチェインメイルにします?

一同:(笑)

GM: ところで、道具は買い揃いました?
ガルフ:明かりって誰か持ってるの? ランタンある人?
スパイク:たいまつならある。
ガルフ:たいまつなら俺も持ってるんだけどね。
スパイク:調理セットも持ってる。

一同:(笑)

メリッサ
:やっぱり(笑)
ユーファ:包丁研がないと(笑)
スパイク:おっと、研ぎ石もあった(笑)
GM:じゃあ装備は整えたでいいかな?
一同:は〜い。



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