BACK
TOP
HOME
NEXT


第一話『大会前日っ!』

GM:申し訳ございませんでした。

一同:(爆笑)

メリッサ
:まあ、ちゃんと集まれたんだからいいんじゃない?(笑)
GM:今回こうしてセッションできることが奇跡のように感じておりますですはい。
ユーファ:よかったよかった。
(パチパチパチパチ……)
GM:ありがとうスカ○マーク! こんだけお世話になっちゃあ、今後他の飛行機に乗れないっ!……と、いうわけではじめよう。
 前回、どんな場面で終わったか覚えてる? 

一同:(わいわいっ)

GM: ……ほら、全員パソコンでログを確認しようとしないの(笑)
ガルフ:(笑) これから演劇の練習をしよう、というあたりで終わったと思うが。
GM:そうそう。で、どんな様子だったかというと…… 『ボクはアトールシャン。シューラスグリュウノゥを倒す(やってられるか!の表情)』 『共に手を取り合い(横向いて「けっ」)』 『ちゃあんとやらんかあ!!(ボカッ)』とか。メリッサはメリッサで 『チントンシャン』 『ガニ股にするなあ!』 『チントンシャン』 『その筋肉やめろお〜!』とまぁ、こんな感じ(笑)
メリッサ:やめられないでしょ! そんなの(笑)
GM:スパイクはスパイクで『下半身のなんたるかを理解するのだあ〜!』『だから3日じゃ無理だっての!!』

一同:(爆笑)

GM:リースはリースで、夕日に向かって両手を腰に当てて、『あ・え・い・う・え……』『下を向くなあ〜!!』
リース:ぼ、僕そんなことしてたんですか!?
GM:『腹に力を入れろお〜!』『腹筋が痛いです〜』『ぼそぼそしゃべるからだ! ここ(腹)に力を入れるんだあ〜!!』

一同:(またまた爆笑)

GM:さあ、ガルフ。『ボク』と言ってみなさい。
ガルフ:ぼ、ぼ、ぼ、ボク……(だんだん声が小さくなる)
GM:(ヒクヒク)……おい、あの絵を持ってこい。
メリッサ:天使の微笑み?(笑)
GM:そうだ! 30ルクスもらったときのことを思い出せぇ!!  あの時のおまえは少年だったはずだあああ!!!

30ルクスもらった時(笑)

一同:(爆笑。腹筋痛い)

GM:ほらほらあの時は心の底から喜んだんだろ? あの時の笑顔をこっちに向かって出してみろお!(笑) ……ところで、みんな自分の役割覚えてる?
ガルフ:アトールシャン。
リース:『法を追うもの』でしたよね? カイザティーニです。
メリッサ:マハデービィでしょ?
ユーファ:わたしが……えっと……

一同:(声をそろえて)小○幸子!!

ユーファ
:違うって!!(笑) えっと、フーハライ……ルゥ……だっけ?
GM:……1分あげるからちゃんと覚えなさい。覚えないと、『○林幸子』にしちゃうぞ?
ユーファ:ヤダー!
GM:(あやしげな外人口調で)サチーコ・コ○ヤーシ!!(笑)
ユーファ:やめてえ(笑)
メリッサ:『マジンガー』とかは?(笑)
ユーファ:それもヤダー!(笑)
GM:それもいいなあ。早く覚えないとこれからずっと『くろがねの城』って呼ぶぞ(笑) 『ライトニング〜』じゃなくて『ブレストファイアー』って言わせるぞ(笑)
メリッサ:『マジンガー・幸子』(笑)
ユーファ:そんなのヤダ。でもブレストファイアーはいいかも。
リース:え? え?
GM:(聞き逃しかけた)……ちょっと待て。もう一回確認するぞ。いいんだな? ブレストファイアーいいんだな??
リース:魔法が一段階パワーアップしたみたいですね(笑)
GM:よおし、わたしは寛大なGMだ。許してやらんこともない。
ガルフ:……寛大って言うのか??
GM:そのかわりここ(胸のとこ)に放熱パネル(あのV字型のやつ)つけてね。

一同:(大爆笑)

ユーファ
:いや〜ん(笑)
GM:その代わり、射程距離2倍に増やしてあげるから。
ガルフ:それはいいかもしれないな。
GM:もちろん、ちゃんと常時装着してないとダメ。
ユーファ:そんな恥ずかしいのやっぱダメ(笑)
GM:大気中の魔力をこう、放熱板でキラキラと吸収して……あ、腰のほうでもいいよ。そっちの場合は思いっきり足踏みしてね。
メリッサ:また『先行者』ネタかい!(笑)
GM:まあ冗談はさておき(冗談にちっとも聞こえない)自分の役名くらいはちゃんと覚えてね。
ユーファ:はあい。
GM:よし、もう一度いってみよう。ガルフ、役名は?
ガルフ:アトールシャンだ。
GM:リース?
リース:カイザティーニです。
GM:メリッサ?
メリッサ:マハデービィ。
GM:ユーファ?
ユーファ:えっと……フーハライルゥ。
GM:んでは、敵役の名前は?

一同:(声をそろえて)シューラスグリュウノゥ。

スパイク
:……悪かったな。

一同:(笑)

GM:フーハライルゥは確かに覚えにくかったかもしれないねえ。不思議と、シューラスグリュウノゥのほうは簡単に覚えられるんだけど。
ガルフ:……なんで俺はメモのシューラスグリュウノゥの下に、カッコ書きで『下半身』て書いてるんだろう……。

一同:(大爆笑)

GM:だからあ、別にシューラスグリュウノゥは下半身オンリーで動くわけじゃないんだからね(笑)
ガルフ:(笑いをこらえながら)分かってる、分かってるんだが……。
スパイク:ガルフ〜、てめえ〜〜(笑) 人が下半身の何たるかを極めようと苦労してるってのに。分かるか? この苦労がよお。
ガルフ:で、極められそうなのか?(笑)
スパイク:無理に決まってるじゃねえか。30年かかったって、俺には無理だ(笑)
ユーファ:そんなの極めてもねえ(笑)
スパイク:極めるってどういう状態を言うんだよ。この尻尾の振り方かあ?(フリフリ)
リース:……それは見事な下半身の動きを……(笑)
スパイク:くそお〜、パーツだけ見やがっておまえらあ〜。
GM:とにかく、3日間演劇を練習することになるんだけど、どれくらい演劇をマスターすることができたか、ちょっとサイコロを振ってみて。まず1日目。
ガルフ:10。けっこうがんばったらしい。
メリッサ:7。まあまあかなあ。
ユーファ:……5(笑)
リース:あ、11です。

一同:おお〜〜!

ユーファ
:まじめ〜。ちゃんと練習してたんだあ。
スパイク:(コロコロ(出目は同じく11))おお!……見えた……下半身のな〜ん〜た〜る〜か〜が〜〜〜見ぃ〜えぇ〜たぁ〜ぞぉ〜!!

一同:(大爆笑)

GM:(笑)え〜と、今回ユーファはパイルダーオンのヒモの位置がちょっと覚えにくかったみたいだね。
ユーファ:うん。ちょっと間違ってたらしい。
GM:『羽根を広げろ!』 カチッ 『うわあ! それは中華キャノンだあ!!』
ユーファ:だから、中華キャノンはないってば(笑)
GM:……ないのか?

一同:(声をそろえて)あるのか!!

GM:いや、あの団長のことだからついてても不思議じゃないかと……(笑)
リース:何かの発射装置はついてるかもしれませんね(笑)
GM:『フーハライルゥ、そこで羽根を広げて』『はいは〜い』『うわっ! それはブレストファイアー!?』 ……え〜、そんなことをやってて……
ガルフ:やってたのか!?
GM:(無視)ガルフ君は、とりあえず大きな声が出るようになりました。『ボク』というのもある程度照れずに言えるようになりました。『あの時の天使の微笑みに比べれば……ボクと言うことぐらいワケがない』

ワケないよね(笑)

ガルフ:引きずらなくていい!
GM:スパイクはスパイクで悟りを開きかけてるし。 ……メリッサは『慣れ』というものが悪いほうに働いたようで、ま、それなりに。
メリッサ:はいはい。
GM:ユーファはヒモに絡まれて終わり。
ユーファ:隣のヒモ引いちゃったらしい(笑)
GM:デカイぶんだけ馬力があるんだから、セット壊さないでね。そのヒモは、拳銃のトリガーだと思ってね。
メリッサ:危ないなあ。ユーファに持たせていいのかなあ。
GM:もう持たすしかないでしょ? 1日目やっちゃったんだし。ほら、見てよあの下半身。
スパイク:下半身ってモンはあ〜〜〜〜!!
GM:……ほら、すでに悟りかけちゃってる。一番努力のあとが見えるのはリース君。これも夕日に向かって『あ・え・い・う……』の成果だね。
リース:ああ、腹筋が痛いです〜(笑)
GM:というわけで2日目。サイコロ振ってね。
メリッサ:グッド! 10。
ガルフ:またか。10だ。
リース:9です。
スパイク:お、今度は悟りから一歩後退だ。6。
ユーファ:ありゃ? 11。

一同:おお〜〜〜!!

リース
:今度はユイファさんが悟りそうです(笑)
GM:ふむ……ガルフは今日は殺陣をずっと練習してて、けっこううまくいった。
 敵役はゴブリン達にやらせるんだけど、基本的にそのまま突っ込ませるんで、それをうまくさばかなきゃいけない。それがかなり良かったらしい。
 フーハライルゥは……あれ? 今日はちゃんと扱えたねえ。
ユーファ:とりあえず扱えるようになったみたい。
GM:中華キャノンは打たなかったか……ちっ。
 セリフは基本的にみんなに考えてもらうんだけど、フーハライルゥのセリフはかなり重要だから、がんばって作るようにね。
 そのセリフいかんでみんな左右されるから。
リース:なんだか、ものすごく大変な役なんですね。操作を覚えた上にセリフまでこなさなきゃいけないんですから(笑)
ユーファ:そういうの苦手なんだけどなあ。
GM:話の流れで、まずシューラスグリュウノゥにさらわれるでしょ? そもそもさらわれるのか、それとも自分からついていったのか。このへんでまず解釈が分かれる。
メリッサ:小林○子を誘拐するというのはちょっと考えにくいけどね(笑)
GM:『(小林幸○調で)……わたしを誘拐するってぇ?』
メリッサ:こ、こわいよ(笑)
リース:やっぱり自分からついていったんじゃないんですか(笑)
GM:まあ、なんにせよいろんな解釈があるんだよ。『天を追うものたち』がフーハライルゥを助けに行く、という基本解釈のほかに、フーハライルゥが『天を追うものたち』を導いた、とか。ヘンな存在なんだよ。フーハライルゥは。だから、どういう流れに『天を追うものたち』の3人が翻弄されるかは、君のひとことひとこと次第。
ユーファ:うへぇ、なんか難しいなあ。
メリッサ:やっぱり、ちゃんとセリフ決めておくことはできないね。
GM:君はチントンシャンをちゃんとマスターしないとね(笑) 今日はうまくいったみたいだけど。
 ところで武器はなんにする? 一応、マハデービィは魔法がメイン、ということになってるんだけど、なんか持ってたほうがビジュアル的によろしいから。薙刀かなんか持たせようと思ってたんだけど、それでいい? ハルバード扱いで。
メリッサ:いいんじゃない?
GM:んで、十二単(じゅうにひとえ)みたいなのを着込んでるから、攻撃力、回避力ともにマイナス3ね。攻撃力いくつになる?
メリッサ:えっと……4。
GM:十分だね。レベル2ファイター並。で、リース君。今日もハキハキと発声練習できたね。……あんた、そのままいけよ。この後の人生も(笑)

一同:(笑)

スパイク
:人の人生を演劇で操るなあ!……ってこのまま行くと俺は下半身の人生なのか?
リース:すでに悟りかけてますからねえ(笑)
スパイク:下半身とは……いや、これを悟ってはならぬう〜!!
GM:今日、スパイクは下半身の何たるかを悟りかけてることに気づいたらしい(笑) んでは3日目。サイコロ振ってね〜。
ガルフメリッサリース:(コロコロ)ああ〜。
ガルフ:最終日に気合が抜けたらしい。
メリッサ:わたしは4だって。
リース:ドタン場になってみなさん焦りが。僕もですけど。
スパイク:俺は6。
ユーファ:7。
メリッサ:わたしは十二単に絡まれて転んだかな?
GM:あんちょこの場所を間違えたらしい。『次のセリフは十二単の三枚目です』『ここかな?』『それは別のセリフだ〜!』ってな具合。
  スパイクはその隣で『悟るな〜悟るな〜、俺よ悟るな〜』ってぶつぶつと。
ガルフは……6か。ついでに敵役の黒騎士もやることになってたよね? 『黒騎士からアトールシャンへの着替えは3分でお願いしますね。用意……』カチカチカチカチ……チン。『……下、黒いじゃないか』という感じ。着ぐるみみたいな鎧だから、普通の鎧と構造が違うんで戸惑ったみたい。
 こちらも攻撃力、回避力にマイナス2がつくからね。リース君もかなり動きにくいからマイナス3。
ガルフ:けっこうつらいな。
メリッサ:回避力3かあ。ますます避けられないね。
GM:無理だろうねえ。まあ、避けられないくらいならまだいいって。フーハライルゥなんか、パイルダーオンしたら動けないんだから。

一同:(笑)

リース
:でも、フーハライルゥの場合は絶対的な火力が……

一同:(爆笑)

リース
:すべて吹き飛ばせますよ(笑)
スパイク:動けなくったっていいじゃん。 俺の戦闘能力なんかあそこでメシ食ってるんだぞ(笑)分かるか? 殴るのも何すんのもあそこの上半身なんだからな?

一同:(笑)

スパイク
:おまえらまだうらやましいよ。自分でちゃんと避けられるんだから。俺なんか、前行けって言われたら前に行くしかないし、後ろ下がれって言われたら後ろ下がるしかないし、尻尾振れって言われたら振るしかないし(フリフリ)
ガルフ:あるのか? 尻尾(笑)
GM:あるよ、こう二股に分かれたなが〜いのが。ダイナミックに腰を振ると動くように作られてる。
ユーファ:腰が鍛えられるねえ。
GM:そうそう、鍛えられる。こんな格好なんだけど……(前かがみになって腰をフリフリする)
ガルフ:(デジカメを構えて)……こういうのは撮っといたほうがいいか?
GM:撮るなああ!!

※残念ながら撮影はできませんでした。

GM:シューラスグリュウノゥは想像上の怪物なんだ。だから、いろんな形に模されることが多いんだけど、ここではトカゲの化け物をイメージして着ぐるみが作られてる。ラーバードって種族のズシマという人が4本腕の上半身。でスパイクが長い二股の尻尾を持つ下半身を演じてるわけだ。
 なんせ悟りかけてるスパイク君。ムカデ競争なら優勝できるんじゃないかっていう軽やかな動きを見せてる(笑)

一同:(笑)

GM:団長も、余りのリンクっぷりに逆に怒ってる(笑)「こらぁ〜〜〜!! シューラスグリュウノゥが軽やかにステップを刻むなあ!! バックステップをかますんじゃなぁあああいっ!!!」

一同:(爆笑)

メリッサ
:こ、怖い(笑)
GM:(笑)どうもスパイクは逆方向に走っちゃったようだね。
ガルフ:もっと重厚な動きができるようにしないとな(笑)
スパイク:そうか、一歩ずつ『メリッサ』だと思えばいいんだ。『メリッサッ!(ずしーん)』 『メリッサッ!(ずしーん)』

一同:(爆笑)

メリッサ
:ちょ、ちょっと。それは失礼なんじゃない?(こぶしをプルプル)
スパイク:はっはっはっはっ!
GM:「こらあ、軽快な動きで逃げるんじゃない!」……まあ、そんな感じで、浮き沈みはあったものの、無事に練習をこなした、と。
 今の3日間のサイコロの合計値はどっかに書いといてね。
ガルフ:俺は24だな。平均して8なら悪くないな。
リース:僕は26ですね。けっこうがんばりました。
スパイク:22か。平均するとそんなに悪くないんだな。
メリッサ:あたしも22。
ユーファ:23。思ったよりよかったみたい。
ガルフ:しかし、始めからずいぶんと飛ばし気味のセッションだな(笑)
メリッサ:特にGMが白熱してたわね。放熱板(byマジンガー)が必要かも(笑)
GM:さあ、このテンションを維持しつつ、公演本番をがんばってね。



BACK
TOP
HOME
NEXT