第五話『薪を担ぐゴブリンたち』
GM : ・・・ついたぞ。
ギア : ああ、GMがすっかりやさぐれて(笑)
GM : だまりゃー!(笑)
クレハ : まままっ(苦笑) さて・・・グリウスっておっさんは・・・。
GM : 山道をしばらく歩いていくと、小さな畑と大きめのログハウスが見えてくる。
リズィ : あー。お家がある。あれなのかなぁ?
クレハ : みたいだな。
GM : としたところで、皆さん冒険者レベル+知力ボーナスでチェックしてみて。
ミュウ : 初ちぇ〜っく! (コロコロ)11〜。
ギア : チェック〜〜 (コロコロ)15っ。
クレハ : (コロコロ)10。
GM : あれ? クレハあたりは得意な判定のはずなんだけどね。
クレハ : えっと・・・サイコロの目が、10。
GM : あ、なるほど(苦笑) それにね、冒険者レベル・・・持ってる技能の中で一番大きなレベルをもつ数値(ここではレンジャー)と、知力ボーナス(知力の数値を6で割って導き出された数値。端数切捨て)を足す。
クレハ : んじゃ14かな。
GM : ふむ。ギアとクレハは気付いたね。えっとね、上の道の方から四人ほどのゴブリンがこちらに向かって歩いてきている。
クレハ : げ!! ゴブリンだ!!
ロロア : こっちに気がついてるの?
GM : まだ気付いてないみたいだね。
ギア : ゴブリンって知っててよかった?(笑)
GM : うん。知ってていいよ(笑)
クレハ : まだ気付かれて無いみたいだな・・・。
ギア : こっちに気づいてないんなら、やり過ごしちゃってもいいんじゃない?
GM : だけどあの道のりなら、このままだとログハウス前に来るだろうね。薪とか担いで、わっせわっせと降りてきている。
ギア : 薪? なんでそんなの担いでるんだ? ちょっと様子を見ようか・・・?
クレハ : なら、どっか隠れられるか?
GM : まぁ、山ですし、茂みとか隠れる場所には不自由しないね。もっとも、レンジャーの目から見ればね(笑)
ロロア : いざとなったら、僕ゴブリン語はなせるし、交渉してみてもいいんじゃないかな?
リズィ : 武装はわかります?
GM : 武装はしてないね。「ギャワギャワギャワギャワ(どんどん降りてきている)」
クレハ : じゃあ、様子を見とくか。
GM : じゃ、茂みとかに隠れるのかな? そのまま立ってればかちあうよ?
クレハ : 隠れよう。
ミュウ : あ〜、アタシも隠れる〜(木の上にでもとまる仕草)
ギア : んじゃ、茂みに隠れてみてよう。
リズィ : もぞもぞっ(隠れているらしい)
ロロア : GM。話てる内容聞き取れる?
GM : 冒険者レベル+知力でチェックしてみて。
ロロア : チェック!(コロコロ)10っ。
GM : 「そろそろ新しい木を植えないとなー」「そーだなー。グリウスの旦那もそんなこと言ってたなー」「ところでそのグリウスの旦那は?」「山が騒いでるとか、ワケワカメなこと言ってたぞ」「なんだ? そりゃ?」
ロロア : あれ? みんな、あのゴブリンたち、グリウスさん知ってるみたいだよ?
クレハ : って言われても隠れているのだが・・・(笑)
GM : ロロアは隠れなかったの?
ロロア : だって、グリウスさん知ってるみたいだし・・・。
GM : じゃ、ぽつねんと一人立っているフェアリーを見て、同じくぽつねんとゴブリンたちがログハウス前で立ちつくします(笑)
ロロア : んじゃゴブリン語で、「グリウスさんに用事があるんだけど、案内してくれない?」
GM : 「誰だお前? なぜグリウスの旦那を知っている?」「それに、こいつゴブリン語を喋ったぞ」「本当だ。フェアリーなのにゴブリン語を喋った」
クレハ : (おお? ゴブリンとしゃべってるぞ! あいつ。)
リズィ : (ロロア。ゴブリンとお話しできるんだぁ。すごいなぁ。)
ミュウ : (おにーちゃん、すごい♪)
ロロア : 続けてゴブリン語で、「僕は吟遊詩人なんだ、人に頼まれてここまできたんだ。グリウスさんに渡すものがあるんだ」
GM : 「そりゃ構わねぇよ」「あいつ、オレたちを怖がらねぇぞ」「変だな。西のやつらはオレたちを見るとビビるか殺すかするって聞いたぞ」「だからグリウスの旦那も気をつけろって言ってたのにな」
ロロア : 「だって吟遊詩人なんだもん僕。戦う力はないよ」
GM : 「「「「ならビビれよ(笑)」」」」
一同 : (笑)
GM : さて、そんな呑気なやりとりがかわされてるんだけど、ギア君。
ギア : あいよっ。
GM : (いきなりスッ――とギアの喉元に手をやり) 「・・・誰だ? 貴様」
ギア : へっ?
GM : いきなり後ろから声がした。喉元にあるのはでっかい斧だ。「身動きをするな。声だけを出せ。動いた瞬間に殺す」
ギア : ・・・誰って言われてもなあ。俺の名前言ったところで誰だかわかんの?(けろっ)
GM : 呆れてるみたい(笑) 「・・・動じないヤツだな・・・(苦笑)・・・そうだな。名と、そして目的を話せ」
ギア : ギアだ。目的は、そこのログハウスの持ち主に会いに来た、これでいいかい?
GM : 「・・・証拠は?」
ギア : 証拠って言われてもなあ・・・(ポリポリ)
GM : (苦笑)本当に動じないガキだな。まぁいい、立て。
ロロア : みんなこのゴブリンさんたちは、悪い人(?)たちじゃないよ。でてきても大丈夫。
ミュウ : ほんとにー? ま、おにーちゃんが言うんならいいや〜(と出ていきましょう)
クレハ : 大丈夫そうだな。(と、茂みから出る。)
リズィ : まってぇ〜。
GM : というと、ギアだけ返事がないね(笑)
ロロア : あれ? ギアちゃんは?
リズィ : あれぇ? さっきまで一緒なのに〜。迷子になったのかなぁ?(違)
クレハ : ギアが出てこないことに気付いていいんでしょうか?
GM : とーぜん気付きます。
クレハ : 後の男にも?
GM : うん。気付く。ギアの喉もとに斧を突き付けた大柄な男がいます
クレハ : そんな遠くに隠れてないだろ・・・って、ギア?!!
ロロア : ゴブリンたちの反応をみます。
GM : びっくりして、おたおたしてる(笑)
ロロア : (ゴブリン語で)ねえ、あの人が、グリウスさん?
GM : 「そうだ。あれがグリウスの旦那だ」「あの人間とハーフエルフは、お前の仲間か?」「オレたちを殺すのか?」「殺されたくないよー」
クレハ : (大斧を見て、どうしようか躊躇)
ミュウ : ひょえ〜、なんか大変なことになってるよぉ〜(慌てて、クレハの後ろに隠れます)
クレハ : お前!!ギアをどうする気だ!!
ロロア : クレハ、あの紹介状出して。あの人がグリウスさんみたいだよ。(全く動じずに)
クレハ : え? あれがグリウス?
リズィ : ふにゃ!!
ロロア : ゴブリンさんたちがそう言ってる。
ミュウ : えー、あの人がグリウスさんなの〜? こ、こんにちわ〜〜(ちょっと怖がってる)
GM : 大男はクレハとその影に隠れたミュウを見て、苦笑気味に笑うね。 「・・・まぁ、悪党には見えんな(苦笑)」
ギア : ふう、なんだかあっちもよくわからないことになってるみたいだな・・・。おいおっさん。いいかげんこの斧、どけてくれないか?
GM : 「・・・少しはお前も動じろ(笑)」 そう言って、ギアを乱暴に立たせる。 「お前たちの態度次第た。あいつら(ゴブリン)を見て、あのフェアリー(ロロア)以外は急に隠れたりするからな。てっきり、あいつらを狙ったヤツ等かと思い、不意を付いたわけだ」
ギア : ゴブリン見たときのフツーの反応だと思うぜ? 問答無用で切りかからなかっただけましだと思って欲しいよな・・・(ブツブツ)
クレハ : ちょ、ちょっと待ってくれよ。俺らは敵じゃないぜ。
GM : 「・・・そうだな。お前等が敵だったら、オレも少々心苦しいよ(苦笑)」
ギア : だからおっさん、あっちはもう話しがついてるみたいだぜ?・・・クレハのあんちゃん、例の手紙をはやく渡してやってくれよ。
クレハ : あんたがグリウスさんなら、渡す物があるんだ。
GM : 「ん?」
ロロア : フラムベルジュ家の執事さんから預かってきた手紙だよ。
GM : 「・・・ベンさんから?」
リズィ : うん。おじーちゃんに頼まれてリズィ達きたの。
GM : 「ほう。アンタみたいな嬢ちゃんがねぇ・・・」(といって封書を開いて読み始める)
クレハ : 俺らがここに来たわけも多分そこに書いてあるんじゃないか?
GM : (読破中・・・)
クレハ : 随分とでかいおっさんだなあ・・・。
ロロア : 僕達からみたら、みんな同じ巨人だよ、クレハ。(笑)
ミュウ : (ぼそっともーど)ねー、伝説の巨人さんかと思っちゃったわー(笑)
クレハ : それもそうだな。(笑)
ギア : ちぇ。ヤ〜なおっさんだ(あっかんべ〜をしそうな勢いで・笑)
クレハ : ギア、ケガは無いか?
ギア : ん、ぜんぜん平気だよ。心配かけちゃったか?
クレハ : ああ、なかなか出てこなかったからな。
GM : 「・・・なるほどな。ベールデン様の御体が・・・(ドラム缶を見て)それで、あんなモンを持ってきているワケだ?」
リズィ : うん。そうだよ。
クレハ : 温泉の湯が必要なんだ。
GM : 「・・・まぁ、とりあえず中で聞こう」 そう言って、ログハウスの中に入っていくよ。
リズィ : とてとてとてと、ついて行く。
ミュウ : ぱたぱたぱたと、ついて行く(笑)
GM : その後ろを、ゴブリンたちがぎゃいぎゃい言ってついていく(笑) 「なるほど。グリウスの旦那の知合いが大ピンチなのか?」「いやいや。超ピンチかもしれないぜっ」「いやいやいや。スーパーピンチだろう」
ロロア : ゴブリンたちに状況を説明しときます。 ?グリウスさんもゴブリンさんたちの言葉はなせるんだ。
GM : 「ん? そいつら共通語喋れるぞ」
ロロア : じゃあ、話してる内容わかってたんだ。(笑)
GM : 「無論です」とゴブリン
クレハ : おお?こいつらしゃべれるんじゃねえか!(笑)
GM : 「もちろん。通常の会話には精通しています(共通語) 通常の会話は不便なく使用できるつもりですが、どこか不備がありますか?」
リズィ : わー。凄いゴフリンだぁ♪リズィよろしくねぇ♪
ロロア : 僕はロロアって言うんだ。よろしくね。ゴブリンさんたち。
GM : 「こちらこそフェアリー。よろしく御願いいたします」
クレハ : いや・・・・丁寧にどうも・・・・(笑)
GM : 「そいつらの言葉を教えたのはベンさんなんだよ。だから、共通語だけはそんなバカ丁寧でな(苦笑)」
クレハ : へえ・・・ベンさんってここによく来るのか?
GM : 「10年ほど前に、結構世話になってな・・・(ゴブリンたちの頭を軽く叩きながら)それ以来、ここで生活をさせてもらっている」
クレハ : とりあえず・・・おっさんと話そうぜ。(ログハウスに入る)
GM : 部屋の中はおおざっぱだけど、小奇麗にはしてあるようだね。
ギア : (不機嫌そうにその辺に座る)
GM : 「さて、手紙は読ませてもらった。(ギアを見て)すまなかったな。ボウズ」
リズィ : ギア?まだ怒ってるのぉ?
ギア : 違うよ・・・ハラ立つのは自分に対してだ・・・おっさんが後ろに立つのにまったく気づかなかったから。
リズィ : んじゃ。次頑張れば良いね♪
ギア : ・・・まぁ、そりゃそうなんだけどさ(笑)
ロロア : じゃあ、手紙に書いてると思うけど、表にある馬車に温泉のお湯を持って買えらなきゃいけないんだ。案内してもらえる? グリウスさん。
GM : 「ああ。他ならぬベンさんの頼みだっ・・・と、言ってやりたいんだが・・・な」
クレハ : まずい事でも?
GM : 「この山にわく温泉は移動湯でな。オレでも滅多に見かけないんだよ」
ロロア : 移動?
GM : 移動湯ってのは、決まった場所にいつも沸くのではなく、あっちこっちに沸いては消える温泉の事です。
リズィ : ほへ?移動するのぉ?
クレハ : おっさんにも分かんないのか?
GM : 「水と地と火の精霊たちがしょっちゅう遊んでいるとかなんとかでな。オレには探す事すらできん。偶然に見つけることがあるだけだ」
リズィ : ふぅ〜〜ん。 バードの伝承チェックやってみていい?
GM : いいよ。達成値は13。
ロロア : じゃあ、僕も(コロコロ)10。足りない。(泣)
リズィ : 伝承チェック(コロコロ)六ゾロっ♪
GM : パーフェクツ(笑)えっとね、「リークー山の気まぐれ湯・・・その湯にめぐり合う幸運に恵まれ、そしてその湯につかる事ができれば、精霊たちからの祝福があるだろう・・・されど我等地を見つける事は難しく、水を見つけることは容易くなく、火を見ることは出来ない」
これが、リズィが知っていた伝承だね。かなりマイナーな伝承だよ(笑)
クレハ : へえ・・・?なんか小難しい伝承だな。
リズィ : うーん。リズィも良くわからないの(笑)
ギア : 丸暗記か(笑)
ロロア : えっとさ、じゃあさ、じゃあさ、精霊たちの力を感じることができれば見つけることできる?
GM : 「ん? お前、精霊が見えるのか?」
ロロア : うん。僕達フェアリーは元々、精霊界の住人だからね。
リズィ : 精霊さんなら、リズィお友達だよ〜♪
ミュウ : アタシもせーれーさんたち見えるよ〜♪
GM : シャーマンだらけのパーティだからなぁ・・・(笑)
クレハ : じゃあ、この依頼って楽勝なんじゃないか?
ミュウ : 楽勝、楽勝♪ ←あくまでものーてんき。
GM : 「ふむ・・・お前たちなら見つけられるかもしれないな・・・じゃあ明日にでも、探しに出てみるか?」
ミュウ : 明日ね〜♪
クレハ : ここに泊めてくれんの?
GM : 「ああ。床に寝ることになるが、雨露を防げるだけでもずいぶん違うぞ」
クレハ : それで充分♪ ありがとうな! グリウスさん!
ロロア : あとグリウスさん。さっきゴブリンさんたちが言ってたけど、なにかまずいことでもあったの? なんか、山がっていってたよ?
クレハ : ゴブリンが?そういやなんか話してたなあ。
GM : 「ああ・・・最近山が騒いでてな・・・。おれは精霊は見えんが、山を感じることは出来る」
クレハ : 山が騒いでる・・・・?
ギア : どういうこと?
GM : 「・・・君が精霊を感じることを、感じることができないオレに説明できるかい? 言葉では説明し難いが、確かに感じることが出来るんだよ。うまくは言えんのだが・・・こう、ざわついている感じだな。理由まではわからん」
ミュウ : お山になんかあったのかな〜?
GM : 「まぁ、その探査もかねて、明日の朝から山を歩いてみよう」
クレハ : ふうん・・・・ま、明日山に登って見りゃ分かるんじゃねえ?
ロロア : そうだね、クレハちゃん。
ギア : まあいいや。明日山に入れば何かわかるだろ? 今日はもう休もうぜ。
リズィ : ついでにそれも調べてみようよ。案外温泉と関係あるかもよぉ?
クレハ : おおリズィ、いい事言うねえ。
ロロア : じゃあまあ、今日はゆっくりして、明日しゅっぱーつっ♪
一同 : へーーーいっ。
ミュウ : 眠気の波・第1波」が押し寄せております(笑)
GM : がんばれ(笑)
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