GM:ほんじゃま、君達は203号室の前にやってきました。 なんだか扉はねっとりとした熱気につつまれており、中からはなにやら呪詛のようなものが延々と聞こえてきます。
ノエル:ふぇ……なんかとっても……怖いです(涙目)
ジョイ:←少し離れたところで見ています。
ヴォルト:(どんどん)おーい、取立に来てやったぜ! ここ開けろや!
ノエル:あわわ……いきなり過ぎですって(おどおど)
ヴォルト:(ぼそっと)おいおい、そんなツラしてると、なめられるぞ?
GM/声:「……あ、開いていますので……ど、どうぞ……」
ヴォルト:扉、開けるぞ。せ〜の(がちゃ)
GM:『どっぱぁ〜〜〜!!』という擬音が聞こえてきそうなほどの、湿気たっぷりの熱風が皆の頬をなぶる。
ヴォルト:ぶは!? な、なんだあ〜??
GM:部屋のスミには「ああ、占い師さんですね」と言わんばかりの格好をした30歳前後の女性が一人。そして部屋の中心には、なぜか噛みつかんばかり――っつーか噛み付き合ってケンカしてる水の精霊と炎の精霊(がいます。
ジョイ:なんなんだよ? この部屋はっ
ノエル : えぇ?!……えええ?!(困惑)
GM/キャラレイン:「い……いらっしゃい……取りたてってなにかしら……? わたくし、借金をした覚えはないのですけれど……ゼーゼー」
ヴォルト:宿代。トリニータさんに代わって取立に来たんだ。ところで……こりゃなんだい?
ノエル:……(状況に絶句している)
GM/キャラレイン:「ええ……新しい占いの方法を考えて……ほら、わたくし優秀な精霊使いですから……。でも、なぜかサラマンダーとウンディーネで恋占いをしようとしたら、暴れ出したの……ガク」
GM:キャラレインさん、この湿度と温度では「いつか死ぬぞ?」的な厚着をしてます。頭からつま先までスッポリと。
ジョイ:「体のラインが見えないのがちと辛い」とか思ってるだけね、オレは。
ヴォルト:それは俺も少々気になるな(マジ)
ジョイ:あ、だろだろ?
GM/キャラレイン:「あの……人の露出度談義をしないで……ちょっと……助けてくれないかしら……?」
ノエル:たたた、助けてってなにからなにをですかぁ〜(助けてって言葉にびっくり)
ヴォルト:……あのさ、とりあえずどっちも精霊界に戻してやったほうがいいんじゃないか?
GM/キャラレイン:「わたしくもそうしたいのはヤマヤマなのですけれど……なんだか、この子たち、どっちも意地張っちゃって……あたし、ここから動けないのよ……だから、あなた達でその子(サラマンダーとウンディーネ)たちを追い返しちゃってくれないかしら?」
ヴォルト:なんて言ってるんだ? サラマンダーとウンディーネは。
GM/キャラレイン:「そぉね……『あんたなんかキライー!』『なにをー! 俺の方がお前がキライー!』『わたしなんて、モットモットキライー!』『俺はモットモーーーットキライーーー!』……って、言ってるわ……」
ヴォルト:……ガキのケンカか(苦笑)
ノエル:……追い返しちゃってって……いったいどおすれば(汗)
GM/キャラレイン:「今ならその子たち触れるわ。その魔法円陣の外に引っ張り出しちゃって。そうすれば、精霊界に帰るから……」
ジョイ:そしたら、すみやかに宿代だしてくれんの? キレーなおネーさんっ♪
GM/キャラレイン:「もちろん、支払います……」
ノエル:……ボクには……なかよしさんのけんかにしか……思えないです……。
ジョイ:ま、喧嘩するのもナントやらってな☆ ひっぱりだそーぜ。
GM/キャラレイン:「お……お願い……そろそろ、わたくし限界……(ゼーゼー)」
ジョイ:あっv そんじゃ、そっち行ってあとで涼しくするの手伝ってあげますっからね?(下心)
ヴォルト:サラマンダーなんかに触ったらヤケドしそうだけどな。
GM/キャラレイン:「大丈夫よ……ウンディーネとがっぷり四つに組んでるから、炎は吹けないと思う……わ……アウアウ」
GM:んじゃ、引っ張り出すのに参加してくれる人は『冒険者レベル+筋力ボーナス』でチェックしてみて。その合計値が30超えたら、引っ張り出せます。
ヴォルト:ふう……やってみるか。 2D6
→ 4 + 1 + (4) = 9
ジョイ:ねーさんのたーめならえんやーこら! 2D6
→ 5 + 2 + (3) = 10
ノエル:あ、おてつだいしますですっ 2D6
→ 2 + 1 + (4) = 7
GM : わ。微妙(笑)
ジョイ:こりゃ〜〜やりがいがあるてもんよ♪(ど?結果)
GM:『なにすんじゃー!』『邪魔しないでー!』と言わんばかりに、『ぶしゅー!!!』っと熱い水蒸気が三人に吹き付けられる!!!
ダメージは無いけど、めちゃめちゃ熱いよ(笑)
ノエル:きゃあ☆ あつあつ……あついですってー(泣)
ジョイ:あづっっ! てめ! なにしやがんでぇ。蒸気で焼けどでもしたら(ヒモ)商売あがったりだよ!
ヴォルト:あちちちち……火は吹けないけど、蒸気は飛んで来るんだな(涙目)
GM:なにせ、ウンディーネとサラマンダーのドッキングですからねぇ。熱湯くらいなら出せます(笑)
GM/サラマンダー:『くのくの! お前なんか! お前なんか!』
GM/ウンディーネ:『なによ! あんたなんか! あんたなんかー!』
ノエル:……でも、二人とも言ってる事、いっしょなんですよね……。
ヴォルト:再チャレンジOK?
GM:もちろんおっけ。再チャレンジするのならもう一度同じチェックねー。冒険者レベルに筋力ボーナスで。ちょっと意固地になってるから、達成値は31に上昇。
ノエル:ううー……けんかはだめですよぉ(涙)2D6
→ 5 + 3 + (4) = 12
ジョイ:やってみっか☆ それ 2D6 →
2 + 4 + (3) = 9
ヴォルト:んなろ! とっとと自分の世界に帰れってんだよ! 2D6 → 1 + 5 + (4) = 10
GM:うっわ……めちゃギリギリ……(笑)
ヴォルト:……あぶねー
GM:なんとか、ホントになんとか必死で、君達は二人(?)を引き離し、円陣の外に引っ張り出すことが出来たね。
ノエル:ふぅ……あつかったぁ……(汗)
GM/サラマンダー:『お前なんか〜〜〜〜……(ぽしゅう)』
GM/ウンディーネ:『あなたなんてぇ〜〜〜〜……(ぷしゅう)』
ジョイ:あ。成功か。よしよし。それっとばかりに「おね〜〜さぁんvv」とキャラの方へむかいまっせ?(笑) 暑かったろ〜? こーいうのはさぁ。さっさと脱いでまず、汗をふくべきなんだよね、うんうん。
ヴォルト:(無視)終わったぞ。さあ、宿代払ってくれ。
GM/キャラレイン:「(同じく無視)あ、ありがと……よかったら窓開けてくれるかしら? はい。こっちは宿賃ね……今度、占いにいらっしゃいな。サービスで占ってあげるわ」
ジョイ:いや、まって。聞いてる? ねぇねぇ(笑)
ノエル:あのー……なにをしてるんですかぁ?
ヴォルト:それじゃあ下心が丸見えだろうが(苦笑)
ジョイ:なんだと。オレはおねーさんが風邪をひかないようにと思ってだなぁ……。
GM/キャラレイン:「……服? あ、そうね。では着替えますので、外に出てくださいます?」
ジョイ:そ、外っすか…(やけに毅然とした態度だなぁ……涙)は、はい‥‥
とかいいながら、キャラに『いつもの名刺』を渡しておきます(涙)
GM/キャラレイン:「ありがとう。トリニータさんに遅れてごめんなさいと、伝えてくださるかしら?」
ノエル:あ、はい……つたえておきますね(笑顔)
ヴォルト:できれば来月は、遅れないように頼むよ。
GM/キャラレイン:「そうします。ホント、お騒がせいたしまいした」
ジョイ:またなんかあったら、それオレのプライベートの連絡先、書いてあるから呼び出してね♪(こまめに宣伝)
ジョイ:一件無事にしゅーりょー♪
ヴォルト:(ひそひそ)こういう女は、あとがメンドそうだぞ? やめとけやめとけ。
ジョイ:いや、案外情に脆いタイプなんすよ。オレこーいうのはわかるんだな、うん(笑)
ヴォルト:そのへんは人の好みだからな。ま、これ以上は止めないさ。
ノエル:あ、あのお二人はどうなったんでしょうかぁ?
ヴォルト:お二人? ああ、サラマンダーとウンディーネか。
ジョイ:どうなったって、どういうことだ?
ノエル:え、あの……どっちがあやまったかなぁ〜って……えへへっ(なぜか照れてる)
ジョイ:あ〜〜精霊のもめ事なんてしったこっちゃねえよ☆
ヴォルト:だったら聞くな(笑)
NPCデータセクション
■キャラレイン・アーク(人間,32歳,女)
器用度16(+2),敏捷度15(+2),知力19(+3),筋力12(+2)
生命力15(+2),精神力16(+2)
冒険者技能 シャーマン4,フォーチュンテラー4
冒険者レベル4
生命力抵抗6,精神力抵抗6
武器:なし
盾:なし
防具:ローブ(必要筋力5)
魔法:サイレントスピリット(魔力7)
言語:
(会話)共通語
(読解) 共通語
カルティルト通りに続く橋の近くで占い師をやって生計を立てている人。
結構人気があり、固定客もちらほらいるらしい。恋愛占いが苦手で、ただいま修行中。
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