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ヴォルト:はあ……最後、行くか?(憔悴)
ジョイ:いこ……か(半死)
ノエル:行くしか……ないですよね(泣)


GM:では、皆さん最後の四階特別室の前までやってきました。ここは一部屋が二部屋分の広さがあります。 扉はさすがに他の部屋よりも頑丈かつ上等に作られていますが、特別変わった様子は無いね。
ノエル:今度は普通な人でありますように……。
GM:扉には「入るときはノックしよう」というプレートがかかっています。
ヴォルト:(どんどん)こんにちわ〜、いるかい?
GM:そうすると、無言で『ガチャリ』と扉が開きます。
ジョイ:おろ? あいちゃったね?
ノエル:あうあう、心の準備がぁ(泣)

ヴォルト
:クレリオンさんかい? トリニータさんの使いで――
ジョイ:ドアの向うには誰かいる?
ヴォルト:――来たんだが――
GM:うん。一体のスケルトンが立ってる。なぜか執事の服を着て。
ヴォルト:――……ってスケルトン??

GM/スケルトン執事:カックカクカク(どうやら「いらっしゃいませ」と言っているらしい)

ジョイ:こいつ……がクレリオン??(目まんまる、小声)
ヴォルト:いくらなんでも、スケルトンに部屋は貸さないだろうよ……で、クレリオンさんはどこだ?(部屋を見回す)
GM/スケルトン執事:カック、カクカク、カック(意訳:隣のお部屋におられますが、ご用件はなんでしょう?)
ノエル:あの……宿代の集金代理で来たんです……それで……。
GM/スケルトン執事:カック♪ カクカクカク(意訳:なるほど。少々お待ちくださいませ)
GM:その骨執事はヘロヘロ〜っと隣の部屋に入っていく。

ヴォルト:ニュアンスとかで、なんとなく言ってることは解るのかな?
GM:うん。ってか 「伝わり過ぎだろ?」ってなくらいジェスチャーが上手。
ノエル:(ステキ過ぎ!)
GM:そのジェスチャーの素晴らしさは某教育番組の「ノッ○さん」クラス。
ジョイ:Σそりゃすげえ!
ヴォルト:あ〜GM。それは解らないPLもいるんじゃないのか? と俺のPLが言ってるぞ(笑)
GM:む? 分からないかな?(笑) 皆ー、「できるかな」っていう、昔NHK教育番組でやってた図画工作番組、知ってるー?(笑)

PL:ノエル:ノoポさんなら知ってるぞぃ
PL:ジョイ
:わかるオレのPLの立場はど〜なんのよ?(笑)
PL:ヴォルト
:まあ20ン歳(あるいはそれ以上)の証明かなと(爆)
PL:ノエル:まだ19歳なりたてだぞぃ(核)
PL:ヴォルト:わ、若い……(涙)



GM:骨執事が戻ってくると『どうぞこちらへ』というジェスチャーをするよ。んで、その部屋に入ると、ポーカーテーブルにスロットマシーン。そして中央にはルーレット盤まで置いてある。まるでミニカジノ。
ノエル:うわぁ……。
ヴォルト:ほお……こりゃすごい。
ジョイ:(なんかヤベ……)←ギャンブラーの一般技能を持っているが、PLはギャンブル苦手。
GM:そして、ポーカーテーブルに、一人の……そうだね、ノエルくらいの少年がディーラーの格好をしてニコニコしている。

GM/クレリオン:「やあ。いらっしゃい」
ジョイ:ども……。
ノエル:あ、こんにちわです……(ぺこり)
GM/クレリオン:「さぁ、どうぞこちらへ座ってください。スカルブレイ、皆さんにお酒……は、まずいですよね? それじゃ、オレンジジュースを持ってきて」
GM/スケルトン執事スカルブレイ:カクカクカク(意訳:かしこまりました。お坊ちゃま)

ヴォルト:話は聞こえてたかな? トリニータさんの使いで来たんだが……。
GM/クレリオン:「はい。もちろん。さ、では始めましょうか?」

ジョイヴォルトノエル:は?

GM/クレリオン
:「あれ? 聞いていないんですか?」

ノエル
:え……はじめるって……その、えっと……(困惑)

GM/クレリオン
:「えっとですね、毎月そうなんですけど……。支払いの時、いつもご主人さんが僕とカードゲームをするんですよ。んで、僕が勝ったら二割宿賃をオマケしてもらって、僕が負けたら、二割増しで宿賃を払うことになっているんです」

ジョイ:その賭け、オレらが代行してイイんかな……。
ノエル:ど……どうなんでしょうか、かってにやっちゃうのは悪い気もします……です。
ジョイ:いや、あのっすね……その賭けっつーのは旦那(店主)との約束事っすから……今回はその約束事は無し……ってことにはできないもんすかねえ?
GM/クレリオン:「でも、契約書にそういう条件になってますので(苦笑)」
ジョイ:契約書なんか取り決めてたのかよあのオヤジ(笑)

GM/クレリオン:「ご店主さん、昔はギャンブル好きだったらしいんですけど、トリニータさんと結婚してこの店もってからギャンブルを一切禁止にされたらしいんですね。だから僕とこんな契約をしてくれたらしいです」
ヴォルト:リックの旦那との戦績は?
GM/クレリオン:「(にっこり)僕の八勝一敗、ですね」
ヴォルト:8勝1敗か……もうひとつくらい負けが増えたっていいんじゃないか? やってみようぜ。


GM/スケルトン執事:カクカクカクカク(意訳:お待たせいたしました。エクアドル産のオレンジを100%使用したオレンジ・ジュースでございます)
ヴォルト:……エクアドルってどこよ?(笑)
GM:地図見れ(笑)

ジョイ:すみませーん。前から聞きたかったんだけど、ジョイの一般技能「イカサマ」は今回どんな風に作用する?

GM:『イカサマ』じゃなくて、一般技能の『ギャンブラー』という扱いにしてます。勝負する時、そのギャンブラー技能を足していいよー。もしイカサマをするのだったら、ジョイの「ギャンブラー技能+器用度ボーナス」と、クレリオンの「ギャンブラー技能+知力ボーナス」の即決勝負になるね。

ジョイ
:了解。
ヴォルト:なあ……ギャンブラーとしての目では、彼の腕はよさそうかい?
ジョイ:えっと? なんか相手の技能とか見抜く方法とか持ってるのか? おれ。
GM:ギャンブラー技能+知力ボーナスでチェックしてみて。

ジョイ:あいよ 2D6 → 2 + 3 + (6) = 11


GM
:そうだね、クレリオンの実力は、素人やっつけるなら十分だけど、ジョイの目から見ると、ワンランク下って感じかな。

ジョイ:まぁ……どうにかこうにか、まだオレには及ばずって感じだけっどもよ? どうする? 俺やっていい?
ノエル:えっと……ボクは見学してます……『ぎゃんぶる』ってわからないですから(にっこり)
ジョイ:おめえはオレにこの勝負、任せてくれるってワケか。
ヴォルト:ふむ……餅は餅屋、ってね。俺もお前に任せるよ。
ノエル:その……さっきから表情が自信ありげなんで……がんばっちゃってくださいです。

GM/クレリオン:「では、始めますか?(にっこり)」
ジョイ:おうさ、ひさっびだね〜〜☆ はじめようじゃないのっ♪(イスに座る)


GM/スケルトン執事:カクカックカクカク(意訳:お摘みにポテト・チップスがございますが、お持ちいたしましょうか?)
ヴォルト:お、いいねソレ。いただこうか。
GM/スケルトン執事:カックカク(意訳:オレンジジュースのお代わりは、いつでも御言いつけくださいまし)
ノエル:いいなぁ。スケルトン執事スカルブレイさん……僕、欲しいなぁ……(笑)


ジョイ:あ、これ。どーなっても連帯責任ってことで、ひとつ……(笑)

GM/クレリオン:「感激だなぁ♪ 噂は聞いてますよ。『ラストカード』のジョイさん。あなたみたいな本物のギャンブラーと勝負できるなんて!」

GM
:ほんじゃ、『ギャンブラーレベル+器用度ボーナス』で即決勝負ね。勝負は一回こっきり。いいね?
ジョイ:おうさ!(目つき真剣になります)
ノエル:どきどきどき……。
GM:では、勝負!!

GM/クレリオン:僕の手は……これです! 2D6 → 3 + 5 + (3) = 11

ジョイ:☆! 2D6 → 2 + 3 = 5 あすまん!! 修正値いれさせて!!ι
GM
:修正値入れたらいくつ?
ジョイ:11!!

GM:お。引き分けか。「さすがですね。ジョイさん」と、クレリオン君にっこり。
ジョイ:ぎゃぁああ……緊張し過ぎ!
ノエル:あわわわ……どうなったんですか、どうなったんですかぁっ?

GM:本来なら親であるクレリオンの勝ち。と言いたいけど、無粋だね。もう一回……勝負!!

GM/クレリオン:いきます!! 2D6 → 3 + 6 + (3) = 12

ジョイ:あらよ!!! 2D6 → 6 + 4 + (6) = 16


一同:おお〜〜〜〜〜〜。

ジョイ:へ……へへっ
ヴォルト:ほぉぉ……貫禄、てヤツだな。
ジョイ:まぁな……(こういう時は多くを語りません)☆



GM/クレリオン:「(にこっ♪)やっぱりさすがだなぁ♪ 本物のギャンブラーはやっぱり違うや♪」
GM/スケルトン執事:チャッチャッチャッチャッ♪(拍手をしている)

ノエル
:えっと……どお、なったんですかぁ?
GM/クレリオン:「では、これが今月の宿賃です」

GM:そう言って、ずしっとした小袋をジョイに渡す。
ジョイ:いつもの二割り増し……ってか、これ。
GM/クレリオン:「今度、またぜひ勝負をしてくださいねっ」
ジョイ:おうっ☆ いつでも相手になってやるぜ♪(にっかり上機嫌)
ノエル:えっと、二割増……と言うことは、勝ったんですね?はぁ〜……よかったぁ

GM/スケルトン執事:カラカラカラ、カックン(意訳:またのお越しをお待ち申し上げております)


ヴォルト:首尾は上々だな。さて、戻って金をトリニータさんに渡すか。
ジョイ:無事、任務終了ってか……んくぅ〜〜! 冷や冷やしたよ〜〜〜〜(笑)



NPCデータセレクション
■クレリオン(人間,年齢不明,男)
 器用度18(+3),敏捷度16(+2),知力17(+2),筋力14(+2)
 生命力15(+2),精神力19(+3)
 冒険者技能 ギャンブラー1 以降不明。
 冒険者レベル?
 生命力抵抗?,精神力抵抗?
 武器:ロングソード(必要筋力15)
 盾:なし
 防具:なし
 魔法:???
 言語:
 (会話)共通語
 (読解)共通語
 四階特別室に長期契約で住んでいる不思議な少年。人当たりは良いのだが滅多に外へはでてこない。
 不思議なボーンゴーレム『スカルブレイ』に身の周りの世話をさせている。
 ギャンブルが好きらしい。

■スカルブレイ(スケルトン,稼働時間21ヶ月,元男性)
 器用度6(+1),敏捷度6(+1),知力6(+1),筋力6(+1)
 生命力6(+1),精神力6(+1)
 冒険者技能 ジェスチャー6,執事1
 冒険者レベル0
 生命力抵抗0,精神力抵抗0
 武器:なし
 盾:なし
 防具:なし
 魔法:なし
 言語:
 (会話)共通語(ただしジェスチャーのみ)
 (読解)共通語
 魔法士協会で試作機として製作された特注のスケルトン・ゴーレム。
 戦闘系能力が一切無い代わりに、擬似的な自己判断と感情、それに学習機能が搭載されている。
 やたらとジェスチャーが得意であり、やろうと思えばジェスチャーのみで小説の朗読もやってのける。
 銀の月灯り亭のウェイトレス、カーリーとキャシーと仲が良いらしく、よく布団運びを手伝おうとして潰れている姿を見かける。



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