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領名 = ジュノートロウ
領主名 = カル=ス=アーゼンシュナイツ
都市名 = ジュノー

 首都トロウの完全な衛星都市。
 歴史的には浅い土地で、現トロウ統治以降の開拓地である。
 領南端の都市ジュノーから北にコウト森林が広がり、その先に領地を南北と隔てる大河ウィダス川が流れる。それより先はザガリア荒野、山岳の鉱山地帯へと至る。
 主要都市は、ジュノーの他に、北の鉱山地帯に第二の都市バストール、ウィダス川交易の要港街セイビアとなる。
 産業は、北の鉱山地帯の宝石原石、金、銀、鉄鉱、石炭の採掘。彫金や鍛治、鉄鋼産業からコウト森林から切り出される木材を中心とした林業と幅広い。

 ジュノーは領府が置かれる都市で、ジュノートロウの人口の半数以上が集中している大型地方都市である。人種は人間種、エルフ種、ドワーフ種からコウト森林の先住民であるカオエルフ種、ライグル種までと多種多様だ。トロウからの派遣官僚や貴族も多く、各種機関、施設等はトロウの支局という形で置かれている。ジュノーには、トロウ鉄道本線から支線が通っており、トロウからの交通の便は他の内陸領より優れている。また、トロウ魔法士協会の禁呪管理局や魔法士学院もこの都市に置かれているため、魔法士の人口も多い。歴史が新しいだけに、都市部には近代的な建物が並び、郊外には都市部で働く人々の住宅街が広がる。トロウ国内屈指のセレブな街として昨今、注目されている。

 バストール。トロウジュノーの産業を要を担う鉱山都市である。人種は古くからのドワーフ種が多いが、開拓者である人間種、エルフ種の割合が近年増えてきている。鉱山からは、宝石原石、金、銀、鉄、石炭と多くの資源が採れる。また、それら採掘物を利用した鍛治、彫金の技術が高く、それら加工品もこの領の財政を支えている。

 港街セイビア。大河ウィダスを利用した交易の要となる都市である。人口はジュノー、バストールに比べると見劣りするが、トロウジュノーの流通の要所となる都市である為、各種機関、施設は充実している。また、川沿いに点在する港町の船運組合もこの都市にある。コウト大森林で伐採された木材の運搬はウィダス川を利用される。漁業も盛んである。

 コウト森林には、先住民であるカオエルフ種とライグル種が、それぞれ部族ごとに大小いくつかの集落を作り住んでいたが、トロウ統治下での開拓後、カオエルフ種のほとんどは街での暮らしへと移り変わっていった。ライグル種も現在では少数部族は併合され、ショクカン族、ソンゴ族、ソウギ族の三部族を残すのみである。森に残ったライグル種は開拓者であるトロウ政府に協力的で、林業を行う部族もある。


 領主であるカル=ス=アーゼンシュナイツは、先進的な人物で、産業、商業に力を注いだ先代領主の治世に加え、ジュノーに魔法力学の研究や魔法士の育成の為に、魔法士学院の設立や、新規企業への投資などを行い、領資産を大きくしている。その為、ジュノー市民の平均賃金は高いが、物価も高いというインフレが起きてしまっている事実も否めない。

担当者:くろがね

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