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23/07/05 パリ2日目・サヴォワ邸とオルセー

シャワーは浴びず。部屋の洗面台で洗髪。ビオレのサラサラシートで身体をさっぱりさせて(知人というか、日本人にもほぼ会わない予定なので、いいかなと)、宿をチェックアウト。全荷物であるリュック1つを持って街へ。郵便局により。切手を購入。
そのままトコトコ歩き続ける。歩くだけで楽しい。ヴァカンスシーズンなので、しかも朝なのもあり、街には人がとても少ない。ギャルリー・ラファイエット前からRER駅へ。
サヴォワ邸を目指し、郊外のポワッシー(poissy)までの4ユーロの切符を買い、ホームに。
しかし、分岐している別方面行きのみしか表示がない。変だ。
工事で途中区間が不通になっていて、ポワッシー行きが全て無いらしい。どうしようか...。
一度出てサン・ラザール駅まで行って国鉄に乗ればスムーズだが、切符も買ったし、とりあえずそっちからの路線と合流している途中の駅まで行く。しかし、パリ方面しか停まらない駅っぽい...。
◆ポワッシー駅。
別路線の方にしかたなく1駅戻る。そうそうすぐに電車も来ない。そして、サン・ラザール発の国鉄を待って、やっとポワッシー行きに乗り込む。
結構
時間をかけてポワッシー駅到着。ああ、トイレ行きたい...。ヨーロッパで難しいのが外でのトイレ。駅にもなさそうなので、駅前のカフェへ。8ユーロ払っての宿での朝食(取り放題とはいえ、パンとチーズと濃くないコーヒーとフレーク。卵・ハム系は無い)よりはよい。 トイレなさそう。商店街でマクドを見つけ、トイレだけ拝借。
◆キッシュとカヌレとエスプレッソの朝食。 ◆ポワッシー市の中心の商店街。
目的は、日本でも有名な建築家ル・コルビュジエが建てた「サヴォワ邸」なのですが、どこにあるのやら...。
うろうろうろうろしていると、案内標識をやっと1つを見つける。その方向へ歩く。道なりにずっと歩く...。うーん、さっきの1つ見て以来、案内を一切見かけないまま10分。心配になってきた。
すれ違った地元っぽい中年のおっさんに、ヴィラ・サヴォワがどこか知ってるか、と聞く。「このまま200mで右」だと言う。少なくともそれは聞き取れた。おぅ、具体的な返事。しかもここまでの道も正しかったんだとわかり、安堵。その後すぐ見つかりました。
◆サヴォワ邸入口。駅から徒歩25分程度。
◆木々を抜けると、ようやく現れました。 ◆けっこう賑わっている。 ◆庭で遊ぶ子供たち。
小さいですが、ピロティに屋上庭園など「近代建築の5原則(知らない人は調べて下さい)」が全て詰まった彼の代表的な建築物です。外観を生で見ても入ると予想以上に広く、色々詰まっていて、部屋も多く、迷路のようでとても面白い。来た甲斐がありました。
◆2階の中庭からスロープで屋上庭園へ。 ◆広々としてくつろげる屋上。
◆2階の開放的な居間。くつろぐ家族も。 ◆スロープもらせん階段もあります。 ◆浴室。
帰りは適当に歩き、別ルートで駅前に。住宅街と墓地の脇。車以外は、ほぼ誰にも会うことなく歩く。
直接サン・ラザール駅に戻る。ここはパリ市内の6つの国鉄ターミナルの1つ。国内で一番乗降客数が多い駅なのですが、いつ来ても全くそう感じない。そのままの切符で、RERのE線のホームへ吸い込まれるように向かう。新しい路線。幻想的なデザインが好きなので。しかし、ここも一時ストップ中...。うそーん。列車はホームにいるんだけど、動かず...。
◆透明感のあるエレベータや木のデッキ。 ◆暗い照明の中に宝石のような色のライト。
ホームまで降りたのに逆戻り。そのままの切符でメトロに入れた。サン・ジョルジュ(Saint Georges)駅で降り、ピガール(pigalle)駅まで歩く。2泊目3泊目の宿にしたティモテル・サンジョルジュへ。
ロメールの映画にも登場する系列店ティモテル・モンマルトルを頻繁に利用していたのですが、年々価格が上がっていて、倍近い料金。今年はパス。丘の中腹・著名なアトリエ跡の隣という立地と、歓楽街のこんな(右写真)店の隣という違いはあれど、中身は一緒。むしろ、中庭もあり広々。
◆奥の階段上がフロント。右に朝食の食堂。 ◆左の青ストライプが宿。立地は気にせず。
◆こじんまりとしてる優しげな部屋。 ◆電話ボックスのようなシャワー。 ◆シャンプー兼ボディ石鹸。ぬめりは残る...。
チェックイン後、どこに行こうかと、しばらく考える。
ロビーでパソコンをいじったあと(有料。けっこう高い)、左岸まで行き、久々にオルセー美術館へ入館。


 つづく...。
◆中庭がいい感じ。 ◆元駅舎のオルセー美術館。

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