ブータン神秘的編


5月12日/5月13日/5月14日・15日




1999年5月13日(木) ジャカール〜ティンプー

昨夜は疲れもあってか、シャワーのあとすぐに寝てしまった。 ブータンにきてからどうも健康的だ。こりゃいかん。 だって22時にねて5時半起床なんておばあちゃんじゃん。 こうなったら不健康になって、夜遊びとかして・・・。 なんて抵抗もむなしい。空気うまい、人優しい、自然イッパイ。 こんなんじゃ暴走族も旗揚げする気は起きないよね。いや、いないけどさ、ブータンには。 今日はとにかく移動移動移動。 行きがけに、主な見所はたちよったので、本当に帰るだけ。

日本の着物みたいだよねー
また自己暗示をかけねば。 「このドライブはつらいんだ、きついんだ、遠いんだ」
8時前に出発し、車は一路、西へ西へ。 あんだけ寝たのに、まだ寝るか!というくらい、車の中で うたた寝。でこぼこの道ってゆりかごみたいなんだもん。 車窓をながめたり、目をつぶったりしながら、 本当にいろんなことを考えた。

さて、お昼は峠で車をとめお弁当。
いつのまにやら、スイスゲストハウスでお弁当を用意してたらしい。 パンとトマト、ゆでたまご、ジャムサンドにリンゴジュースひと瓶。 うわー。うまいうまい!この眺望もすてきなオカズだ。むしゃむしゃ。 Rが、のこしたパンを道路にまいてる。
「ヤクに喜捨するんだよ」
道ばたには野良牛(本当は飼われてるらしい)がいっぱいいる。 その牛たちのためにパンを与えるんだって。わたしもあわてて、パンの耳をまいた。




だから派手だっつーの!

いちいち綺麗で派手っ
小雨のおかげで顔をのぞかせた虹に背に、 1時間後、ようやくティンプーについて驚いたのなんの! ティンプーって、都会〜〜〜〜!!! こんな感覚を持った自分にかなりびっくりした。 最初は、なんちゅう田舎都市、すごい〜なんてものめずらしかった だけなのに、いまやすごい。人はいっぱいいるし、 雑貨屋も本屋さんもある。車も多いぞ!うわあ、まいった。

グランドわきに建つウォンチュックホテルに チェックインし、ロングドライブで疲れたRはさっさと家へ。わたしらも疲れてるけど、物足りない。 まだ17時だし、散歩にいこうかね。

けさんは、以前お世話になったツアー会社にいくというので わたしは街へいくことにした。

ウレシそうにマニ車まわすまわす
ぷらぷらぷらお散歩。 この旅にはブータンの地図を持って来てない、というかそんなものないっぽいので持ってない。大丈夫かな〜? まずは、こぎれいなお土産屋にいき、細々したものを買う。 おそろおそる値切ろうとしても 「ガバメントショップだからだめ」なのね。 まあ、日本での生活も定価だしね・・・シュン。

雑貨屋さんに迷い込み、おかしとタバコと不思議な パッケージ(ブータン印ね)の種を買う。 おにいさん、とても優しく接客してくれたのが嬉しいね。 次にのぞくのはどうやらビデオ屋。 なんとユーガットメールまで置いてあった。

そうこうしてるうちに、本屋にたどりつくが、帰り道がわからなくなった。
「ホテルまでの道がわからない・・・」
「えっ?なんていうホテル?」
「・・・わすれた・・・」
「うーんどこかなあ」
ここで、お店のにいちゃんたちがわいわい集ってくる。
「あっ、この紙袋のお店の横のホテル!」
「(みながら)・・・わかんないなあ」
「そうかあ・・・。あっ!目の前にグラウンドがあったよ!」
「(みんな一斉に)あ〜〜わかったわかった」

手信号の警官のいるロータリーをまがんなさい、 と教えられ、感謝で帰路につく。やれやれ・・・。 その夜は、あいかわらず洋食なのかブータン料理なのか わからない、でもまあおいしい食事をいただき、床につく。 さすがの大移動に疲れもピーク。 洗濯してゴロンとベットに横たわると、 一瞬にして深い眠りについた。


寝まくりやがってます。営業妨害なのか、営業部長なのか…


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