ドイツ・中欧 疾走編 
2006年6月



宇宙船チック。フランクフルト空港からDB空港駅へ移動中。広すぎる…


BACK/6月4日〜5日/6月6日


■6月4日〜5日(福岡〜ソウル〜フランクフルト)

恐ろしいことに、1ヶ月の日記を書くことにした…。
今年中に書き終えるのか自分??情報をさらさらっと書いていくつもり、ですのでおつきあいよろしくね。

6月4日
出発前にわたしは驚愕の様子をテレビでみた。
ドイツに…ゆ、雪が降ってます…6月なのに…
夏物ばかり用意していた荷物に、あわててGパンと薄手のフリースをイヤイヤながら詰め込む。私が行ったら暑くなって、この用意がムダになるんじゃないかなあ〜フリースとかGパンてかさばるしイヤだなあ〜〜。と思っていたけどのちに、この最低限の装備があってよかったと涙しながら自分に感謝し、同時にさらにもう少し厚手のものを用意すべきだったと反省もした、それほどドイツは、いやヨーロッパは空前の寒波に襲われていた…

4日の昼に福岡空港出発。日曜の昼間というのに、相変わらずヒゲの見送りナシ!!今夜はソウルにトランジット1泊。エアポートホテル代はアシアナ持ちなので助かる。インチョン到着後、1階の左端のカウンターまでぜいぜい言いながら歩き、イーチケットを提示。バウチャーとミールクーポンを発行してもらってホテルへ、という流れ。
夕飯も朝食も込みなので、ウォンに両替は一切せずにすんだ。
本当は旅行代理店から聞いていた話ではミョンドンのど真ん中のホテルを使うことが多いらしい、とのことだったので、夜は買い物に出ようとわくわくして韓国情報サイトからたくさんクーポンをDLしてたけどすべてムダに終わる。ガックリ。

●本日の出費…ナシ


ウエスティンの夕飯。キムチおいしい!

へっぽこマジック。leave me alone…

6月5日
夢か?幻か?なにこの空間は??シルクドソレイユ?
アシアナの機内は、ワールドカップモード一色。さながら浮かれ気分でロックンロール。まずキャビンアテンダント(CA)の顔にフェイスペインティングが施されている。これは飛行機をおりるまで描かれていた。
機内上映も「韓国チームマンセー!」的映像のオンパレード。愛国心のかたまり状態のなか、ちらほらみかけるサムライブルーのユニフォームをきた若者の居心地の悪そうなこと。飛行機の中からユニフォームを着るのは日系の飛行機を使う人だけにしとけといいたい。
私のとなりは空席でそのとなりは、日本に1年ワーホリ滞在していたドイツ人の女子大生。 彼女と私の興ざめ感覚は似ていて、なにか機内でイベントがおこるたびに顔を見合わせて
「・・・ま、また何かする気みたいよ」
「いそがし過ぎだよね。このCAはサーカス団員?」
「ぶはっ!!それ言いすぎだし」

のような話をひそひそしていた。さらに機内のあちこちにCAが散らばり、今度はマジックの披露!!!!ひ〜〜!!!!さらにビンゴ大会!!しかもipod聞きながらウトウトしていたら周りの韓国人が私にむかって笑顔で声かけてきたので何事!?と思ったらビンゴで商品ゲットしてしまう始末…
そんなうっとおしいにぎやかフライト11時間でフランクフルトに到着〜。

…さ、さむっ!!!!!!!!!!!!さむい!!!!なに、みんなダウン着てるジャン!!!いま6月だよね??? 17時に空港に到着し、その後私の予定では、18時半までには目的地行きのDB(しつこいようですがDB=ドイツ鉄道)に乗りたい。何度も何度も例とチェックインのお知らせはしておいたけど、10分でも早く到着したいのだ。
幸い、ドイツの夏の夜は長い。21時までは明るいはずなのでとにかく明るいうちにつけるよう頑張る。

さて、まずは今回のためにとったジャーマンレールパスのバリデーションをする。
バリデーションとは今日からパスを使いはじめますと、DBの窓口カウンターでスタート日や私のパスポート番号を記入してもらうこと。バリデートせずに鉄道に乗るのは罰金ものです。
普通に窓口にパスポートとパスを出して「バリデーションプリーズ」といえばOK。ただどこのDBのカウンターも、とにかく並んでいるので、なるたけ切符は自動券売機で買えるように慣れたほうがいいと思います。わたしもこの時以外はカウンターには並びませんでした、ドイツの自動券売機はむっちゃわかりやすいです。

さて、まずはホステルに「いま空港!チェックインは20時過ぎるけど頼むから予約はキープしといてください」の電話をかける。さっそく携帯電話が役立つ〜。しかし昔は海外で電話かけるなんて考えられなかった。だいたいホテルの館内電話で「荷物をレセプションまで運んで」という英語さえかける1時間前からどきどきしながら練習していたというのに…。
ちなみにこのホステルへの電話では、向こうのフロントマンから「あんた何いってっかよくわかんね」と言われた…ゆ〜っくり何度も何度も言ってようやく通じました…ぐすん。気持ちだけは進歩、英語力は牛歩。

バリデーションと少々のユーロへの両替(※DBカウンター横あたりの両替屋はものすごくレートが悪いので本当に当日必要な分のみを変えよう。もしくはカードでキャッシングのほうが全然いい)をして、シュトッツガルト行きのICEに乗り込む。ちなみに通常で払うとこの区間は49ユーロかかる。パスでお得。


Uバーン(いわゆる地下鉄)だろうがなんだろうが自転車はのせられます

可愛い3ベッドドミを、2泊ともひとりじめ。W杯期間中はフルだそうな

中庭?的なスペースが心地よい…が、寒くてここでボーっとする気力なし

トラム駅前の便利なALEX HOSTEL。自炊もできまーす、1階の1画はバー

シュトッツガルト到着。この駅もまた大きいわ。シュトッツガルトは今回の私の旅のメインシティとなるのでよろしくね、とココロでつぶやきながら、Uバーンの乗り場へ移動。因みに私はトルコのトラムでおもっきしサイフすられたので(トルコ編参照)、それからトラムと名のつくものは極力乗らないようにしていたけど、今回は乗らずに済ませられないのでいつも以上に気合をいれてのぞむ。バッチコイ。
Uバーン(トラム)の券売機も面倒くさそうだが、簡単。最初はよくわかんなくてジ〜〜ッと地元の人がきっぷを買っている様子を盗み見。行きたい駅が番号化されているのでその番号をおしてお金をいれたらおしマイケル。

お目当てのホステルはトラム駅の目の前。20時過ぎに到着できて上出来です。
ワールドカップ直前なので客もそこそこいるかと思いきや、なんと3人部屋のドミは私だけ〜。つうかこのホステル自体の客がどうやら私とあと1〜2人しかいないらしい。もんのすごく拍子抜け。洗濯してシャワーを浴びてバタンキュー。とにかく寒い、そしてづがれだ。食事もせずにおやすみなさい。


Hostel併設のちっこいバースペースはなんとな〜くモロッコ風でしたわい

●本日の出費(1ユーロ=約148円)
Uバーン(Stuttgart〜OLGAECK)…1.8ユーロ
ALEX HOSTEL (ドミ2泊分+シーツ代)…41ユーロ