6月11日(ザグレブ〜リエカ) カベが薄いYHなのか、ヒトの気配がうるさくて目がさめる。4時半て・・・でもちょうど時差的に都合がいいので、ヒゲに電話。遠隔操作として、ヒゲに家のパソコンからケイタイのチャージをしてもらおうと試みるが、高い国際電話でやってるっちゅうのに、一向にチャージができない。きいっ! 「ちょっとまって…なんかEU時間月〜金しかできませんみたいな英語が書いてあるよ」 「なぬ!?それは気がつかなかった!昨日は土曜、今日は日曜。チャージできなくてあたりまえやん。でかした」 と、結局明日また電話することにした。英語アレルギーのヒゲがその英語に気がついてくれたことがありがたい。そして気がついてなかった自分、ダメじゃん…
でも期待はもっちゃならん!と自分に言い聞かせた。リエカは工業都市らしい。しかも今日は日曜日で街は寝てるはず。曇り空で寒いかもしれない。たいした街じゃないかもしれない。と、すべてネガティブに考える「思い込み療法」を自分に課す。 この思い込み療法は、ブータン日記でもご紹介しているが、悪いことを想像していざその現実を体験すると「な〜んだ!思ったよりわるくないじゃん!」とポジティブ転換できるという私が幼少から行っているマインドコントロール法である。 むこうにみえるのは工事中の聖母被昇天教会。
10時にザグレブを出発、どれくらいで到着するのかと思っていたら、あっさり2時間半でつく。えっ!こんなに近かったの?…じゃあやっぱりイストラ半島のほうまで足をのばせばよかった…うう…と、自分を嘆いても仕方がない。ものすご〜く取り留めのなさそうな街に降り立つ。バスターミナルというよりちいさな営業所のターミナルのお姐さんに、スロヴェニア行きはいつあるか尋ねる。 すると! にゃんと! リュブリャーナ行きは夜2時発!…それはムリムリ!じゃあ、港町ピランへ直接行くのは?と聞くと、ピラン行きは存在せず、その手前の街コーペルまでのならある。しかもリエカからは週に2便だけ、月曜の朝と金曜の朝しか出ていないとのこと! 今日は幸いにも日曜日〜〜〜〜〜〜〜!明日の朝にはもう移動せねばならぬが、またザグレブに戻るよりマシかも。明日の切符をさっさとここで購入しておくことにする。 リエカの海沿いにはクレーンなどがあって工業地帯っぽいが風情はある
なにより、私を嬉しくさせたのはこのお部屋、窓がいっぱいあって、陽射しがはいってあったか〜い・・・なにこの感想。あったかくて嬉しいってなにこれ、もう。でも本当にほっこりシアワセな気分なのだ。今日は気合をいれてうおおおと洗濯に励む。靴まで洗ってしまいました(雨に濡れっぱなしでムレてすごくくさかったから)。 洗濯したらどんどん天気も晴れてきてお腹もへってきたので、まったく店があいてなくて閑散としてるのは重々承知でまたメインストリートまででることにする。 カベの落書きもこうみるとシャレたものです。やってほしくないけども 個々の建物はけっこうかわいらしい物が多かったです、色あいとか しかしカフェにはほとんどテレビがついていてみんな一生懸命にみている。なんでかなあと思ったら、ああ今日はどうやらクロアチア戦やっているみたい。もうW杯を愉しむ余裕さえなかったよ、寒くて。はやくドイツに入って毎晩観戦したい…と握りこぶしをにぎるわたし。 珍しく日曜日なのに開いていたスーパーで日用品を買いだめして、カフェへ。「日本人?ふふっ!クロアチアが勝つからね!」と店員に宣戦布告され、現在W杯よりも自分の防寒具を買うかどうかで脳みその働きの半分をしめている私はどうでもよくて「あたしもそう願うわ」と作り笑顔でかえすのであった。 実はこの写真はザグレブで撮影した一瞬の晴れ間です。 ●本日の出費(1クーナ=約20円) バス乗車券(ザグレブ〜リエカ)…126.6クーナ ←※近いわりに高い! バス荷物預け…7クーナ (明日の)バス乗車券(リエカ〜コーペル)…82クーナ 宿代(ホテルネボデル)…205クーナ 水ジュースくっきー生活用品など…35.5クーナ ハンバーガー2個…15クーナ |