インド西部爆笑編◆シンガポール食い倒れ


9月20日/9月21〜23日日/インドTOP

2000年9月21日 〜シンガポール

もうカレーのニオイも、あの濃いインド顔も見当たらない。そうここはシンガポール。 小さい国ながらアジアの大都会である。今回、インドに行くにあたりシンガポールを 経由するというのはとても大きなメリットであった。
この国には昨年からシンガポールにある日系企業に勤めはじめた友人「akiko」が いる。ぜひぜひ会いたいなと思っていた矢先、インド行きを調べたらちょうどSQがスケジュール的に ぴったり!即akikoに 「インドの帰りに寄りたいんだけど!」 と、告げるとOKのお返事。しかもウエルカムフルーツも用意して待ってるよ、とのことで ますますワクワク。そこにまた共通の友人「ともこ」もやってくることに。 彼女は同じ時期にバリに行く予定になっており、私がakikoの家に行く日にちを合わせて ミニオフ会をしよう!ということになったのだ。うへ〜〜ちょっと楽しすぎ!インドに 引き続き、またまたかしまし三人娘状態。正直に言おう。やっぱ旅は女同士が一番よね。と。

いざシンガポール
空港からのタクシー。大都会だわ。

じろう、akiko、ともこ。この三人とはある旅サイトで知り合い、長くnet上で付き合っている上 何度か会ったこともある大切な友人達なので、この旅でまとめて会えたことはめちゃくちゃ 嬉しいものだった。インド、やっぱ呼ばれてたんだわ。この時期じゃなきゃダメだったんだわ。 運命(さだめ)だったんだわ!(たぶん)

と、前置きが長くなりました。バカでかいチャンギ空港を出て一路、カラオケ付きタクシーに 乗り込んだあたしはakiko宅へ。朝の8時というなんとも微妙な時間だが、akikoは職場へ行ってしまっても すでに前日からいるともこがお留守番をしている手はず。なんの問題もなく郊外のおしゃれなマンションに たどりつき、寝ぼけマナコのともこと再会!テーブルの上に、マンゴスチンなどの ウエルカムフルーツもちゃんとある。ホテルみたい!嬉しい!
ああ。安心のせいでなんか一気にねむくなっちゃった。 時差ボケ状態のワタシはなにはともあれ寝かせていただくことにしよう。

akikoんちはとにかくすごい。なにがすごいって広い、キレイ、ゴウジャス。 テレビもベッドもチェストも応接セットもテーブルセットも冷蔵庫もなにもかも すべてついていて貸し出されているらしく、akikoいわく「けっこうフツウ」だとか。 20帖ほどのリビングダイニングに5帖くらいのキッチン。そして主寝室&バスルームだけでなく ゲストルーム&ゲストシャワールームがあるのだ!! あまりに寛いでしまう部屋。昼寝から目覚めてもあまりの心地よさと外の雨にウンザリして ともこと「なんかお出かけモードにならないねえ」と顔をあわせるが せっかくだ、重い腰をあげてレッツメシ!レッツマッサージ!!

悶絶
ツボマッサージ中。あたたたいててて。

近所のホーカーズ(大衆向け集合屋台)でガッツリとえびそばをかき込んで久々の うまみのある味に感動しながらMRT(シンガポール地下鉄)にのりこんで akikoに教えてもらった足ツボマッサージ屋で急ぐ。高島屋の中でございます。 シンガポールでは思いっきり近代現代モダン滞在をするわよと意気込む私。
さて私は足ツボマッサージ初体験。いったいどんな悪いムシがでてくるのか期待していたのだが ムシはでないらしい。痛いだけらしい。そんなのわかってますとも。とにもかくにもムシが 出るくらいの勢いでもみもみ揉んで押してもらおうじゃないの。 ・・・・ギャー!いーたーいー!!。なにっ。なんなの!あたしって やっぱ子宮が悪いの!?婦人科系悪いの!?と泣きたくなるくらい足のある1点が痛い。 ひいひい泣きながら約40分ほどでマッサージ完了。ちょっと足のむくみがとれたような 気がする。ふん、やるじゃんおじさんたら。でも次はもっと優しくしてね・・・

その後、ともことふたりで数時間に及ぶ高島屋での「おされ流行ファッション」の買い物にはしり 精神的にも大満足!!!ブラブラ、たらたら、もぐもぐしていたらアッという間に 夜9時過ぎでやんの。シンガポールでは流しのタクシーはひろえないらしく オタオタするなさけない日本人ふたり・・・結局オフィスビルの受付のおにいさんに 泣きついてタクシーを呼んでもらい、無事にakiko宅へとたどり着いた。
その夜はakikoのシンガポールでの友人の帰国壮行会などがおこなわれており ワイワイとオトナの時間をすごしつつ夜は更けていった。久しぶりに会うakikoは 一段としっかりした佇まいで、そのステキなレイディっぷりにあたしは 彼女がまぶしくて仕方がなかった。日本での仕事を捨て、自分でシンガポールで仕事を 探し、一生のうち一度だけでも海外で自分の力を試してみたいという彼女の 姿が本当に本当にすてきで。私はまるで自分のことみたいに嬉しくなった夜だった。

きあ・akiko・ともこ
きあ・akiko・ともこ。THEうらしまシスターズ。




2000年9月22日 シンガポール〜

リビングのソファはさすが外国仕様。私が寝ても足がはみでないほどの大きさなので そこに寝ようと思っていたのに、akikoったらどうしても譲らない。 「お客様なんだからベッドに寝てよ」といわれ、昨夜は akikoのステキなベッドに寝せていただいた。このダブルベッドにひとりで悠々と 寝れるなんて・・・ほんとにお姫様気分の滞在だ。

さて本日はシンガポールで避けて通れない、いや絶対に通りたいハイティへの道。 3人でどこにいこっかワクワクと気分を高める。行き先はシャングリラ。世界のシャングリラ。 akikoイチオシのハイティスポットへいざいざいざ出陣!このために、昨日スカートを買ったのですもの。 足元はサンダルだけど、それくらい許してほしいのね。

ハイティ
本気で食べまくり、4時間以上滞在。

至福って、こんな気持ちね。数あるフレーバーティや高級紅茶からよりどりみどり。 ステキな小花柄のティポットから注がれる紅茶、そしてバイキング形式の おいしいおいしい食事とデザートとフルーツと・・・我をわすれて食いまくる。 しかし、女3人よるとなんでこんなに話がはずむのかね?まじで。 インドでもそうだったけど、話というのは二人より四人より、絶対3人だ。 二人だと1対1で、きっと息がつまる。 四人だといつのまにか2対2で話してしまう。 三人というのはベストメンバーかもしれない。姦しい(かしましい)は女を三つ 書くことだし、今後あたしの人生、ラッキーナンバーを3としよう。今決めた。

ティセレモニー
嫁入り修行お茶修行(嘘)

結局、だらだらだらだら食べて粘ること4時間。次はどこに行きたい?といわれ 迷わず中華街。インドから帰ってきたばかりでインドはおなかいっぱいのはずなのに やはり中華街そばのヒンドゥ寺院に迷い込んでしまう私たち。 でもタミル語って、旅した地域じゃ全然見かけなかったから新鮮新鮮! アンティーク家具などの店に釘付け。いつか、きっと自分の家を あんな風にオリエンタルエキゾチックエスニック風味にしてやる!(誓)

チャイナタウンをぶらつき、ちょこちょこお買い物などをして ティーセレモニーのお店へ。日本でもいまブームのお茶。 入れ方をお店の人に習い、あぶなっかしい手つきでいれてみる。 豆菓子をぽりぽり食べながら、またここでまったりと話しこむ。 なにを話しているんだ本当に。 結局、この夜ナイトサファリで遊ぼう!と言っていたのにアタシ達が あまりにまったりまったりしすぎて、このままでは時間が足りない。 「じゃ〜次回までのおあずけね」ということで 落ち着いた。そうそう、多分また来るよシンガポール。 だって福岡空港からあらゆる場所に飛ぶためには、アジア系航空しか ないんだもん。SQ使用率は今後も高まること間違いなしだ。

akikoの家で、貴重な白いご飯と梅干しなどをごちそうになり、 再会の約束をして空港へむかう。いやー、いい旅だった。 大切な友達にいっぱい会えた旅だった。 旅はひとりでも十分できるし、1人のほうがいいひともいる。 でも私はなんかいままで「一生懸命」旅をしていた気がする。 ヒトリだからがんばらなくっちゃ、とか、女だからしっかりしなくちゃ、とか。
今回、やっとこさ肩の力を抜いてニコニコ楽しめていたのかな〜と思う。 やはり係ちょーやかおちゃんをはじめ、akikoやともこなどと 楽しさを分かち合えたからなのかなあ。

あと、旅の途中に1泊でもいい宿に泊まる、とかいいレストランで 食事する楽しみということに味をしめてしまったことだし、 これからさらにいろんな角度からオトナの旅を楽しみたいと思う。 うん、そう。今回、「その国を楽しんだ」というよりも 「旅を楽しめた」のが一番の大きな収穫だ。 私はまだまだひよっこ。貪欲に旅を楽しみ尽くすくらい、余裕のある オトナになりたいなと思う、30代手前の秋でした。

ビジネス満喫
生まれてはじめてのビジネスクラス。




2000年9月23日 〜福岡

ラッキーなことに、帰りは初のビジネス!うれしい!オーバーブック万歳! しかも、隣の席には某出版社の営業の方が乗ってて、お互い 「なんでこんなとこにいるんすか!」とびびりあう。 自宅についたのは朝9時前。日曜のこの時間、いつも寝ているヒゲが 起きて、おかえりをゆってくれた瞬間が一番ホッとした。 帰る場所がある、待っている人がいるというのはいいなあ〜とつくづく思った。


オワリ。


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