インド西部爆笑編


9月18日/9月19日/9月20日

2000年9月19日 ハリドワール〜デリー


相変わらず今朝もはよから賑わうガート。聖地にやってきた人たちはみな 嬉しそうに朝のガンガで沐浴中。そんなほんわかした光景をながめながら 水浴びを終え、さっさと朝ご飯を食べにいく。

さて、わたしは帰国を明日の夜中に控えており今日はデリーに戻ろうと 思っていた。昨日話したとき、赤鬼・青鬼両者はこのまましばらく ハリドワールに残ろうかということになっていたが、 あまりのコオロギの多さにウンザリしており「コオロギさえいなけりゃ もう少しいたいけど、もうコオロギ退治疲れたのでアタシらもデリーに戻る」 と、なんとも哀しい顔。コオロギおそるべし。鬼をも泣かすコオロギども…
そうと決まれば早々にバスにのらなくっちゃネ。雨がぽつぽつ降り出した 町をあとに、リクシャにゆられてバスターミナルへ。 旅先で雨にあうのはホントに久しぶりのことだ。

インドネコと看板。廃墟ではない

行きのバスのこともあり慎重にバスを品定め。しかし結局乗り込んだのは ローカルバス。垂直シートでお尻もいたくなりそうなローカルバスの後部座席を 陣取り、やれやれと座る。ローカルバスか〜・・・行きより時間がかかるんだろうな、と ため息をつきそうになるが、これがまた驚く事に!結果的に なんと行きのプライベートバスでかかった時間より約1時間ほど早い5時間ほどで デリーに到着することになる。

ローカルバスは意外にラクチンだ。後部座席のひろいシートを3人で陣取っているし、 しかもローカルのくせに全然停まりやしない。途中で乗客が乗ってこなかったので ぎゅうぎゅうづめになることなく、ゆったりと車窓が楽しめたのも満足。 しかもプライベートバスなんかより全然安いし・・・ああ!本当にインドってわけが わからない。


インドカメラZenと満面の笑みのカカリ

めちゃ早!ノンストップローカルバス

途中の休憩所では、たいして休憩時間はないというのに、赤鬼はまたもや 大盛りピラフを注文しガツガツと食べていた。しかも完食。もう、このアタシになにも 言う事はないのである・・・。鬼に逆らわずに生きていこうと誓うしかなかった。

サスペンションが効いていないボロバスは、結局ISBT手前で故障し、みなそれぞれ 散らばっていった。アタシたちはオートリクシャをひろい、ようやく パハールガンジへと戻ってこれた。ふう〜〜ただいまデリー。短いけど 濃くて楽しくてちょっぴり考えさせられたインド旅もここデリーで終わりだ。 そう思うと感慨深いものがある。2週間ってホントウにアッという間だ。 移動移動の忙しい日々だったけど、鬼達とも円満に旅ができたし危ない目にも あわなかったし、いうことナシの思い出に残る旅ができた。

両替したりおみやげを買ったり、アイスを食べたりと雑多な用事をすませ、 最後にもう一着パンジャビを作るために布屋さんへ。パンジャビっていいなあー。これ日本でも普通に着れちゃうよね。 妊婦さんにもぴったりのオシャレ服だと思うんですがどう?
今夜は結局おめあてのチベタン料理屋がつぶれていたので、近くにこぢんまりと やってた韓国料理の店であれこれ食べる。
日本語を話せる若者もいて妙に東洋的な顔にお互い親近感を抱いてしまう。旅先で似たような顔に出会うと なんだかうれしい。その時は日本人とか中国人とか台湾人とか韓国人とか 関係なく接する事ができる。普通の暮らしの中でもそういうふうになれば いいのにね。おいしいおいしいわかめスープを飲みながら、BGMの竹内まりやに 耳を傾け、デリーの夜はふけていく。
青鬼赤鬼の巣発見



本日の出費
※共同サイフを作り3人分の出費はまとめてはらっています。 ◆で表現したものは3人の共同サイフで共同のものを買ったり乗ったりしたときの 金額。3人分。■で表現したものは個人のおみやげなどを買ったものの表現、1人分です。

◆朝飯 60RS
■タバコ 70RS
◆リクシャ(ガート〜バスターミナル×2台) 30RS
◆バス代(ハリドワール〜デリーISBT) 279RS
◆水代 15RS
◆豆菓子 15RS
◆リクシャ(?〜パハルガンジ) 70RS
■おみやげ(カレンダーとか) 90RS
■パンジャビドレス 500RS
◆夜飯 350RS
■ネットカフェ 30RS
■電話代(じろうへ市内電話) 2RS
■リンゴ 5RS


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