インド西部爆笑編


9月7日/9月8日/9月9日

2000年9月8日   デリー〜

小鳥のさえずり、心地よい空気・・・ちがう!インドのイメージじゃない!(ワガママ)こんなに 晴れやかで爽やかな目覚めでいいのか!もっとインドはおどろおどろしくないと!(思い込み) なんて勝手にイメージしていたインドの雰囲気とはまったくちがう朝を迎えて あいかわらずうろたえるアタシ。本日は、11時に変態コンビの宿で待ち合わせ。 午前中はじろうとクトゥブミナールという塔の見物に向かうのだ。 今日は金曜日なのだが、金曜日は入場無料とのことで奥様はちょっとうれしい。

さてココ。イスラム教王朝の記念塔みたいなものらしいのだが、めちゃくちゃ美しい!! こまかい彫刻のひとつひとつがコーランを図案化したようなもので見ていて飽きない。 「ワールドヘリテージ」という文字とユネスコのマークがついた碑があったので ここは世界遺産のひとつなのだろう。知らなかったのでトクした気分である。奥様はおトクが大好きである。

クトゥブミナールの中

クトゥブミナールを出て、あたふたとパハルガンジ行きバスを探して乗り込むが デリー市というものは腹が立つほどデカく、どう考えても11時まで宿につきそうな気配なし。
「・・・いいよね〜インドにいるからインド時間で」
たしかバンコクで待ち合わせをした時も、間に合わない言い訳として
「・・・いいよね〜タイ時間で」
とつぶやき、まんまと30分遅れたアタシ。ちなみに博多での待ち合わせも博多時間 と称して遅れる。 この時間にルーズなところはなおしたほうがいいとおもいますよ、自分。
ヘンな場所でバスを降り、迷い迷いポリスに聞きながら無事(1時間おくれで)宿へ到着。 もちろん「あれっ?約束の時間って12時じゃなかった?」という おとぼけ作戦、通用せず。今日はきあもここに宿泊なのでチェックインし、じろうと別れたあと、 インドのマクドナルドでマハラジャバーガーを食べる! という使命を果たすため一路コンノートプレイスPブロックへGOだ。
マック店内は激込みで、座るところがまったくない!しかしスマイリーな店員を魅惑の笑顔で 悩殺。相席させてもらい、じっくりとマハラジャバーガーを堪能する平成の3人娘。 なんのこっちゃない、豪華なビッグバーガーだ。

その後はラクシュミナーラヤン寺院でまったりしながら そこのおみやげ屋さんで絵葉書などを購入。このとき、店員に惚れられたかおちゃん、
「あなたは美しい。だからこれをあげます」と、 見たこともないほどのボロボロの絵葉書をもらう。愛という名のいやがらせである。

しかしインド人って本当におもしろいやつらだ。
今回、係ちょー@通訳係がいたので自分であくせくせずにすんだわけだが 観光地でわらわらアリのようにたかる商売人も、
インド人「マダム!ハガキ!ハガキ買わないか」
係ちょー「それよりさ、○○ってどう行けばいいの?」
インド人「ああ!○○はこういってこういってこう行くのさ」
係ちょー「ふうんわかったよ。じゃあね」
インド人「おお、気を付けていけよ」(笑顔で手を振るインド人)

・・・おまえ、商売はどうした商売は、といった単細胞ぶりは実にわかりやすい。 みなさんも、インドへ行くときははぐらかし作戦で ぜひインド人との交流を暖めていただきたい(?)ものである。

ラクシュミナーラヤン寺院 中はひんやり涼しいので休憩

さあ、ここから本日のメインイベントの始まりだ。 サラリーマンインド人占い師に会いに行こう!(ドンドンパフパフ)
旅立つ前、私たちの話し合いの中で大きな部分をしめていたイベント。
それが、マハラジャ宮殿ホテルでゴージャスナイト&サラリーマン占い師にステキな 未来を占っていただこう、だったのである。

係ちょーは昔行った事があるようで、うろ覚えの記憶をたよりにリクシャで30分ほど かけた場所へ向かう。たぶん、もう一度いけといわれても二度と行けない。そんな場所だ。 ついたところは普通のお宅。しかし玄関脇の小さなオフィス?のようなところに すでに地元のみなさまが並んで自分の番を待っているではないか。 私たちも行儀よく待つことにする。わくわく。でも、自分の悩みをインド人に聞かれるって なんだか恥かしいわね。

40分ほど過ぎてようやく自分たちの番になったが、その後訪れた悩めるインド人は 10名以上にふくれあがっており、外国人3人組の悩みとはいかに、というかんじで 興味シンシンの瞳でみつめられる。ジックリと・・・

まずは係ちょー。彼女は仕事のことで相談していた。生まれた年月日と名前などを サラリーマン占い師はきき、星の位置と照らし合わせながら簡単な質問をまじえて いろんなことをアドバイスする。ほうほう、的を得てるじゃないの。 そしてアタシ。係ちょーの通訳を交えてアタシの悩みを告げる。答えは意外にも アッサリしたもので、総括していえば一生仕事は順調だそうだ。 ラッキーストーンは珊瑚。もちろん帰国してからサンゴのアクセサリーを 探す日々が続いているのはいうまでもない。

最後にかおちゃん。かおちゃんの恋愛運&結婚運を聞いたら「まじ?」と思うが とてもまじめな教育関係に従事した人と結婚するだろう、なんて言われていた。 かおちゃんと教育関係者?ちゃんちゃらおかしいぜなどと 言うことはもちろんなく、みな満足してスキップをしながら帰路へ。占いって悪いことはいわないしね、あのアドバイスにしたがって ポジティブに生きていけば、それでいいのさ。なんて思いつつ。

これができあがったパンジャビですが、後ろの売店のほうが派手です

夜は買い物をしたり、できあがったパンジャビドレスを引き取りに行ったりして、 南インドのカレーなどを食す。ずっとカレーたべてる(というかカレー味の食べ物)けど 飽きることを知らない。いやあーカレーって美味しいなあ。 もちろん1週間後にカレーなんかしばらく みたくないくらい飽きるのであるが、今の私はそんなこともおかまいなし。 明日から移動の日々がスタート。今夜はのんびり寝ることにしましょう。
(といいつつ、2つのベッドに3人で寝たので狭い。しかもアタシが寝相が悪く ふたりとも狭くてしょうがなかったと次の朝文句がでたのであるが まったくの言いがかりである。訴えてやるつもりです)

本日の出費
※以下、共同サイフを作り3人分の出費はまとめてはらっています。 ◆で表現したものは3人の共同サイフで共同のものを買ったり乗ったりしたときの 金額。3人分。■で表現したものは個人のおみやげなどを買ったものの表現です。

■リクシャ 10RS(二人で20RS)
■バス(クトゥブミナール−パハルガンジ) 8RS
■宿代(Camran Lodge・シングル) 80RS
■マハラジャバーガーセット 89RS
◆電車代(明日のデリー〜アグラ) 390RS
◆切手 8RS×2枚
◆ジュース 30RS
◆バス(寺院−オールドデリー) 12RS
◆パインジュース 70RS
◆リクシャ(デリー城−パハルガンジ) 40RS
◆水 10RS
◆占い師への心づけ 200RS
◆水 10RS
◆リクシャ(占い師の町−パハルガンジ) 70RS
■洋服(4着) 600RS
◆パンジャビの裾仕上げ 10RS
◆夕飯 110RS
◆水 10RS

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