![]() インド西部爆笑編 2000年9月11日 サモドホテル〜ジャイプール なんてこった!!!!と、起床早々あせるわたし。 実は昨夜から、なーんか喉がいがらっぽいなあと 思っていたのだが、まんまと扁桃腺が腫れちゃってる。いたいよう、なんかダルイよう。 とかいいつつ「気にしない気にしない作戦」(ただ思い込む)で、貴婦人モーニングを楽しむことにする。 まずは、わがまま放題に「ちょいと、あたしらプールサイドで朝食いただきたいでごあす」てなもんで プールサイドのテーブルに陣取ってまったりと過ごす。 朝飯を食べていたら調子も上々。さっそく私と係ちょー、水着に着替えてプールへGOだ。 えびさんに貸してもらったダサイ浮き輪を膨らますところがちょっと貴婦人ぽくないのだが それはもう知らん振り。ちゃぷちゃぷと今年最初で最後のプール遊びを堪能。 もちろんその後はバスタブにお湯を張り、このために持参したクールバスクリンを 入れて気分をもりあげる。楽しむためには労力は惜しまないといった貪欲さ、我ながら誉めてあげたい。 チェックアウトの12時までは1秒たりとも無駄にせず遊ぶぞお。
しかし、やはり風邪をひいてしまったのかプールの後、だるくなった私はひとりお部屋でお留守番。 ああ、どうしよう・・・ちょいダルだよー。もう、インドの旅はこれからなのにさあ。 病弱な深窓の令嬢みたいなあたし。ちょっとブルーである。クールバスクリンの色ぐらいブルー。 とうとう、12時の鐘がなる、シンデレラのようにもう夢はオワリ。 しぶしぶ(?)清算すると、奥様驚きのびっくり価格。3人で187$+480RS。・・・ひとり67$?まじ? がんがんルームサービスも頼んでがんがんワガママいってこれですか? 一番いい部屋、ロイヤルスイートで7000円ですか?あああああ。とろけそうなこの気持ち。 どうやら、隣の部屋が工事中だったということもあり、かなりディスカウントしてくれたらしい。 ありがとうミスター、ありがとうサモドホテル!忘れないわ。シンデレラだった1日を! 帰りはジャイプールまでジープをチャーター。すごい運転で40度ほど傾きながら 無事、市街地へ到着。本日の夜中出発のジョドプール行き列車に乗り込むため、 今日の昼間はジャイプール探検ダッ!
さらにジャイプールの城壁内などを散策しながらおもしろグッズのGETに余念がない。 休憩しながらプラプラ歩いていると、なにやら怪しげな街角写真館。 あらちょっと面白いじゃないの!さっそく好奇心旺盛なわたしたちは 街角写真館で貴婦人記念写真を撮影することにした。 わくわくしながら出来上がりをまっていたら、なんと!!おそろしい!!!! その写真にいるはずのない日本兵の姿が!これは心霊写真だ! もう、ひっくりかえりながら笑って、この旅の間中、つらいことがあるとその写真をみて 笑い飛ばすことができたというありがたいありがたいお守りとなってくれた。 夕暮れ間近、リクシャのオヤジにおいしいラッシー屋を聞き出し、のせていっていただく。 いわゆる素焼きカップにはいったヨーグルトドリンク屋で、私らが到着したときは すでに一番おいしいラッシー屋は売り切れでクローズしており、隣り合ったラッシー屋が 繁盛していた。一番おいしいというラッシーが飲みたかったがしょうがない。 開いてる店でぐびぐびいただくことに・・・ひえ〜〜!おいしい、おいしいけど・・・素焼きの あの感触がだめだ。初めて知ったこの感覚。歯に素焼きのカップがあたる感触は まるで黒板をツメでひっかいたときのようなイヤな感触だ。 泣きながらラッシーをのみ、そこらへんにいた野良牛にカップをべろべろなめさせたあとは 気持ち良くパリ〜ンとカップを割った。初めての体験に大満足だ。
ネットカフェに寄り、駅に帰る道のりはこの旅一番つらかった。それはあまりに小さいリクシャに 当たってしまい、みんなシリがリクシャからはみ出しているのだ。 ご存知の方はわかると思うが、基本的にリクシャは2人でちょうどいいつくり。 しかし現地の人々は器用に3人4人と乗ってらっしゃる。しかしリクシャ慣れしていない ピュアな私たちは、尻や足のスジをつらせギャアギャアいいつつ乗ることになる。 「なんで金払ってこんなツライ思いをせないかんのやー!」という 雄叫びもむなしくジャイプールの闇に消えた。 さて、リタイアニングルームに到着した時点でもうダウン。きついきつい。 あまりこの時の記憶はないのだが、ベッドに倒れ込んで熱を測ったらなんと 37度8分の熱!そりゃキツいにきまっておる・・・なんか考えるのはよそう。 かおちゃんの風邪薬をもらい、みんなのアドバイスにのっとって厚着をして おとなしく寝ることに。汗をダクダクかいて、頭はフラフラになりつつ 2時間もねると、だいぶん気分だけはよくなった。具合の悪いときは本当に人の親切が 身にしみる。もしかおちゃんが男ならうっかり惚れそうな勢いだ。ありがとう。 バナナをたべて、ぐびぐび水分補給をし23時出発の寝台列車に乗り込んでバタンキュウ。 とりあえずすこし静養したおかげで熱もさがったし、大丈夫でしょう。 本当は寝台列車に乗るのなんかハジメテで緊張しそうなんだけど、係ちょーやかおちゃんが テキパキと荷物を鎖でつないだり、扇風機の風が当たらないよう下段のベッドを譲って くれたりとありがたやありがたや。明日には風邪が治ってますように、神様ホトケ様稲尾様〜。 本日の出費 ※共同サイフを作り3人分の出費はまとめてはらっています。 ◆で表現したものは3人の共同サイフで共同のものを買ったり乗ったりしたときの 金額。3人分。■で表現したものは個人のおみやげなどを買ったものの表現です。 ◆サモドホテル宿泊総費用 187$+480RS ◆ジープチャーター 600RS ◆リタイアニングルーム(トリプルベッド) 400RS ◆リクシャ(ジャイプール駅〜アジメール) 20RS ◆昼飯 105RS ■おみやげ(ノートとかレターセット) 290RS ◆ジュース 40RS ◆写真撮影(ネガとプリント3枚) 60RS ◆リクシャ(城内〜ラッシー屋前) 20RS ◆ラッシー 30RS ◆ネット接続(1H) 45RS ◆リクシャ 20R ◆水やバナナ、チャイなど 42RS ◆盗難防止用鎖 20RS |