![]() インド西部爆笑編 2000年9月13日 ジャイサルメール のんびり寝たかな、と思い寝ぼけまなこで時計をみるとまだ午前8時。どうして旅先では早起きしちゃうんでしょう? 朝のお散歩に出かけていた係ちょーが、バナナを持って帰ってきた。朝の狩猟にでもでかけてきたのだろうか。 あいかわらず鼻水ずるずるの私だが、なんとか大丈夫。もう少しだと気合をいれるのに余念はない。 朝から「がぶのみしたいときー!」「がぶのみしたいときぃ〜!」と かおちゃんとの息の合った掛け声も健在。何ががぶのみしたいのかなんてヤボなことは 聞かないでいただきたい。 朝からマハバーガー&バナナシェイク。人は見た目じゃないという価値観を教えてくれた みんな朝から腹を空かせ、グウグウいわせながらパラダイスの近くにあるジャーマンベーカリー というお店にいく。なにがジャーマン?と思うのもヤボだ。ここはインド。 なにやら怪しげなマハバーガーなるものを頼むとまさにビックマック。 朝から濃いというのもなかなかいいかもしれない。 とにかく今日はのんびりまったり過ごしたい〜てなもんで、大した予定もたてずにだらだら過ごすつもり。 すぐに部屋に戻り、絵葉書をかき、本を読み、昼の2時まで寝て過ごすといういきなりの 自堕落ぶり。昨日まであたふたおお慌ての旅だったんだから許しておくれ・・・。 洗濯物も3時間でカラっと乾くドライな空気が心地いい。天井のファンの風をゆるゆる受けながら 至福のひとときを過ごす。しかし、私の風邪が直りかけるのと同時に今度は係ちょーの具合が 悪いらしい。ああ、なんかインドっぽいよインドっぽいよ。
夕暮れまであとすこし、太陽が地平線の上にかかるくらいから日は急激に落ちる。 あらあらあらあらっというまにオレンジ色がダークブルーになり、そしてパープル。 最後にローズを放って暗闇に変わるという感じ。毎日毎日繰り返されている ことなのに、どうして旅先で見る夕暮れというのはこんなにドラマチックな ショーなんだろ。切り株みたいに見えるジャイサルメールの町、お城も 夕暮れのやわらかい光をあびて、ゴールデンシティにふさわしい。 このラジャスターン州の主な町にはそれぞれのカラーがある。 赤いジャイプール、青いジョドプール、金色のジャイサルメール、そして 白のウダイプルだとか。ウダイプルは今回いかないけれど確かにそうだ。 町にカラーがあるってとてもすてきだ。 部屋に戻ると係ちょーはよぼよぼながら「薬を飲むため」にメシを 食べにいったらしい。おそるべし、鉄の胃袋。鬼の食欲。その後さっそく 漬物作りにチャレンジ。醤油とかつお節、そして塩が大活躍で、とくに キュウリの浅漬けとオクラのおひたしは最高だった。 ジャイサルメールの唯一の弱点ウマイモノがない。食べ物が高いという 哀しい事実も一瞬忘れ去るくらいのおいしさ。 やっぱり私は日本食がすき!醤油がすき!海苔がすき! さあ、とうとう明日は砂漠だ!キャメルライドだ!鋭気も養ったし、インドの砂漠を 楽しむぞ。 街から離れたこの高台がサンセットポイント 本日の出費 ※共同サイフを作り3人分の出費はまとめてはらっています。 ◆で表現したものは3人の共同サイフで共同のものを買ったり乗ったりしたときの 金額。3人分。■で表現したものは個人のおみやげなどを買ったものの表現です。 ◆朝飯 240RS ■絵葉書 (3RS×6)18RS ◆ラッシー(2人分)25RS ◆野菜(トマト・オクラ・きゅうりなど) 20RS ◆水2本 20RS ◆ミリンダ 30RS ◆リクシャ(サンセットポイント往復) 50RS ◆塩(250g) 2RS ◆バナナ(6本) 6RS ■アップルジュース 30RS ■トイレットペーパー 35RS ◆チャイ 20RS |