た び 恋 バ ッ ク ナ ン バ ー 2

>たび恋TOP  / >HOME  / >たび恋バックナンバー1

も く じ 

たび恋FILE11:月夜のサハラで熱血告白!
たび恋FILE12:人妻と昼間の情事!?inネパール
たび恋FILE13:27歳の年の差カップル
たび恋FILE14:別れたハズの彼女と旅行
たび恋FILE15:タイタニックラブ!?ストーカー大作戦 
たび恋FILE16:バンコクの恋人はポリスマン 
たび恋FILE17:紅海で出会ったヨルダン紳士 
たび恋FILE18:ニューハーフVSジゴロ!inバリ島
たび恋FILE19:アテンダントに機内ナンパ 
たび恋FILE19:人妻だって恋しちゃうんです!    





◆たび恋FILE20 

女性の体験談
相手:男性
場所:北米方面

私は結構惚れっぽい性格なんですが、今回に関してはまさか旅恋に陥るとはこれっぽっちも予期してませんでした。
今回バンクーバーに行ったのはほんとに友人を訪ねてであって、南国好きのわたしとしてはあまり北米に興味はなくだらだらすごしてパパット帰ってこようってな感じでした。
ヒューストン経由でいったバンクーバーはアメリカとちがってどの人も親切でなんか日本にいるよりも癒されるぅーってかんじでなかなかよいとこだというのが第一印象でした。(でもマゾっ気のあるわたしはある程度危険なとこも好き)
彼は友人のBFの親友でした。 なんと彼女を頼っていったのにいまはBFとラブラブライフに夢中なのでなんとか自分で宿をとれとアメリカン的な彼女に言われ、うげっどうしようって思っていたら彼女のBFの友達の彼が家にいたら?っていってくれて、 でもきっと下心があるのでは?と身の程知らずにびくつきながらもお世話になることに。
かれはモロッコ出身のとぉってもハンサムさん、ま、ありえないか、とおもいつつさっき会ったばかりの知らない人にお世話になってもいいものか?でも行くとこないんだし甘えちゃいました。 彼は私にはとっても紳士に対応してくれて、私の勝手な心配は無駄だったんです。けどある朝とても気温が低くて軽装で寝ていた私はブルブル震えていてでもふっと暖かくなったので 気持ちいいなー温泉に浸かっているみたいっておもって気持ちよくめざめたらなんと彼が抱っこしてずーっと暖めていてくれて!わたしはエーっっておもいつつもその行為があまりに自然できもちよかったので、それから毎日温泉に浸かることに(笑)
でもあくまで親と子のようにすやすやと寝ていただけのことだったんですけどね。 でもやっぱり落ちちゃいましたよ、彼の紳士的な態度、人間的魅力、温かさ、毎日一緒にいたので二人の心はつながってしまって(ちょっと恥ずかしいけど)もう離れられないほどラヴラブに。まさに沈殿しました!
でも実は私は人妻!しかも今年結婚したばかり。 彼との恋を実らせるのはとても難しく、彼もそれを理解していて、滞在中お互いに距離をとろうとしたことも、 が、お互いに気持ちを抑えることはできなくて私が日本に帰国してからも毎日電話!
来月にはまた私は彼に会いにカナダに行く予定。一月には彼も日本にきてくれるそう。 彼の故郷モロッコにも行く計画プラン中。 こんなに旅先で恋に落ちるなんて人生わかんないなーと人事のように思いつつアラビックとフレンチに励んでいる私でした。

       ・          ・        ・        ・        ・ 
   
(きあよりコメント)同棲に夢中で、せっかく国外から遊びにきた友人に宿を別に取れ、なんていうひとはもう友人ではありませんっ鬼です鬼!それを「アメリカン感覚」ですませるとは、アメリカ人に失礼です(笑)。あたしゃ、プチ不倫恋の本題より、そっちのほうが「ムキー!」と思いまたよ。ずれてる?
しかし、会ったばかりの知らないレディの布団にしのびこんでくること自体、そのモロキャン野郎はまったく紳士的ではないと思うのですが(笑)恋にめろめろな新妻さまには聞こえないことでしょう。まあ、それもまた、たび恋(またの名をヒトゴト)。後日談お待ちしています。




◆たび恋FILE19

女性の体験談
相手:男性
場所:アジア方面

先月友達とタイに旅行してきました。
ここ1年彼氏のいない私は出発前から友達と「Thai Love」とかあったらいーね☆って話してたんですけどまぁその辺は期待せず、タイを思いっきり満喫して遊びまくろ〜と言ってたんです。5日間の滞在で色んな観光地で同い年位の日本人学生Boyなんかにも出会って話はしたけどその場限りでって感じが多く特に期待なんかもありませんでした。ところが・・・!!最終日の飛行機で事件は起こりました・・。
行き帰り両方とも、米系航空会社を利用した私たちは出発日から欧米人の搭乗数が多く目立ち「欧米人てかっこいいしもっと英語話せたら世界も夢じゃないネ」な〜んて事を語っていたんです。そして私たちの乗った機内のフライトアテンダントの黒人男性(Maybe アメリカ人)が欧米人に混じって乗っていた数少ない日本人女子の中でも何故か私たちにとってもとっても親切に、沢山話しかけてくれたんです!!タイにはどの位滞在したの?とかどこを観光したの?とか旅行は楽しめたかな?とかホントに色々・・・。成田に到着するまでゆっくり機内も楽しんで下さいってホントに優しくしてくれました。乗務員だから親切にしてくれるのは当たり前だけどなかなかそんなに話してくれる人っていないよなァって感激してしまいました。旅をしてまだ興奮気味だった私は機内でも眠れずずっと音楽聴いたりテレビみたりして起きていました。もちろん友達は爆睡で。。私は通路側に座っていたんですが、いきなり後ろから肩を叩かれてぱっと見ると黒人の彼でした。
Hi〜!!と私が言うと彼は「Please E-mail me.」と言って名刺をくれました!!驚きまくったけどか〜〜なり嬉しくて笑顔で答えました。帰国したその日の夜に早速メールし、お礼と一緒にいつかまた会えたら嬉しいという事を伝えました。私は英会話スクールに通って勉強していますがもっともっと英語を話せるようになりたいので彼と英語でメールするのがすごくためになっているしすっごく楽しいです。こういう出会いって軽いのかなって思ったし思われて当然だと思いますが私は大切にしていきたいです。もっと視野を広げて自分の世界も広げていけたらステキだと思います。
以上、ちょこっとラブinタイでした。色んな意味で一生の宝物となったタイ旅行でした☆

       ・          ・        ・        ・        ・ 
   
まるで乙女のような、ピュア風味な体験ですね!!ところでそのアテンダントは、どこに暮らしていらっしゃるのでしょうか?いつかぜひぜひ会いにいってほしいです!そのアテンダントがいろんな人に「愛の種」をまいているとしても、深入りしなきゃ、これほどいい英語の勉強&視野を広げるきっかけとなるものはないと思うのです、マジで。(深入りしたらまた再度ご報告ください☆それもステキです)



◆たび恋FILE18 
女性(!?)の体験談
相手:男性
場所:アジア方面


つい先週、バリ旅行から帰ってきた。毎年この時期、母とヨーロッパ方面に旅行して いたのだけど、今年は暖かい場所へ。それも2週間の休みがとれたので、物価の安い 場所。で、私が行き慣れているバリに行くことになった。

私にとっては5回目のバリ。今までジゴロの噂は聞いていたけど、私にはラブラブの 彼氏もいるし、過去に外国人とつきあって上手くいったためしがなかったため、バリ の男にはまったく興味がなかった。ところが今回、母を同伴しているにもかかわら ず、私の今までのバリ男の認識を改めさせる出来事が!相手は、もちろんジゴロ。そ れもクタ辺りで、日本人の若い女の子をひっかけているようなセコイちんぴらではな くて、プロフェッショナルなジゴロの鮮やかな手口。

本題に入る前にお断りさせていただくと、私はニューハーフです。匿名であることを 良いことに言わせてもらうなら、99%女性として認識していただけるだけの完成度 (笑)。バリでは、いつも地元のゲイボーイやドラァグクィーン(わかりやすい大げ さな女装でパフォーマンスをするゲイボーイ)達とばかりつるんでいても、ホテルの 従業員や近所の人々は、私を単なるオコゲ(ゲイ(オカマ)にまとわり付いている 女)だと思い込んでいらっしゃるよう。

・   ・   ・   ・   ・   ・   ・

【前編】

旅も終わりに近づいたその夜、母をホテルに残して、スミニャックで最近人気のゲイ クラブに遊びに出掛けた。ゲイクラブとは言っても、内装や音楽がスタイリッシュな その店は、欧米の男女のカップルも集まっている。また、ゲイの出会いの場であるそ のお店にはジゴロやビーチボーイも少ないという気楽さから、女性だけのグループも ちらほらいる。私は、たまたま旅行の時期が重なった古い女友達T子と、現地のゲイ ボーイAと、Aの友達でレズビアンのYと4人ででかけた。

クラブに入ると、私達はテーブルを一つ陣取り、しばらくおしゃべりをしていた。 さっきも書いたように、このクラブは基本的に「男同士の出会いの場」であるから、 当然、ゲイのオネエサマたちにとって女なんてお呼びじゃない。同じように、完全に 女にトランスしてしまっている私のようなものもおよびじゃない。T子と私は「やっ ぱりこういう場所って気楽で良いわよね〜。綺麗な男の子いっぱいいるし。」などと 話していると、YがBと名乗る男の子を紹介した。Yは私達だけに聞こえる声で「Bもベ ンチョンなの。今日は欧米人との出会いがないみたいだから、飲み物でもご馳走して もらえない?」と言うので、私達のテーブルでご馳走することになった。

Bをテーブルに招待したものの、究極のオコゲT子は女性的で美形のゲイが好きで、ハ ンサムではあるけれど少々男っぽいBはタイプではないらしく、べたべたのオネエで 美少年のAとばかりしゃべっている。そうなると、Bの相手は私がすることになってし まう。Bは日本語がしゃべれないようで、しかたなく私はへたくそな英語でぽつりぽ つりと相手をしていた。話につまるとBは、私の目を見て少年のような笑顔をつく る。「こんなに可愛いのに、どうして誰からも声をかけられないんだろう…」と、私 は少し不思議に思った。

しばらくすると、Bは突然立ち上がり私の手をとり「踊ろう」と言った。ゲイの友達 と踊るのは楽しいので、この時もまたキャーキャーとはしゃぎながら一緒に踊る友達 に誘われるのと同じ感覚だと思い、誘いに乗って立ち上がった。ところが立ち上がっ た瞬間、彼が思っていたより背が高かったことに驚いた。私のことを、さっきと同じ 笑顔で見下ろしている。笑顔は同じでも、私より背が高いというだけで、なんだか印 象が違ってしまい動揺した。私が動揺をさとられないよう顔色を変えずにダンスフロ アに歩き出そうとすると、Bは自然に私の腰に手を回した。

ダンスフロアに入ると、彼は私と向かい合って体を近づけてくる。なんだか私が知っ ているゲイの子達とは様子が違う。それでも、曖昧に笑いながらしばらく踊っている と、AとYも私達を追いかけてダンスフロアに入ってきたので、4人で輪になって踊っ た。4人で踊っていても、やっぱりBだけおかしい。キャッチーな曲が流れると、私 達ははしゃぎながらシンガーの振り付けを真似たりしているのに、Bはそんな私達を 笑顔で見つめているだけだ。すこしセクシーな曲になった時、彼はAとYを無視して、 また私に体を密着させた。なんだかドギマギしてきて、おかしなことになりそうなの で(ニューハーフがゲイに惚れると悲惨なんです…相手にしてもらえないので。)私 は3人に断ってT子が待つテーブルに戻ることにした。

ところが、Bも私の後をついてきてしまった。また腰に手を回して…。私は、テーブ ルにつくなりBに日本語がわからないのを良いことに「ちょっとぉ〜、彼ほんとにゲ イなの?」とT子に言った。T子は「だってYがベンチョン(おかま)だって言ってた じゃない」と答えた。それでも納得できないので「だって、なんだか男くさいの よ。」と言っても「タチ(男役)なんだよ。バリタチなんじゃん?」という。私には ゲイの友達がたくさんいて、もちろんタチの子だって知っているけど、Bは彼等とど こか違う。

しばらくT子とそんなやりとりをしていたら、Bが私の耳元で「I like you.」と囁い た!「ちょっとぉ〜…口説きだしたわよ。」とT子に言うと「きっとアレよ。今日は ゲイのパトロンが捕まらないから、この際女でも良いと思ってるのよ。あんた、お金 ないって言ってやりなさいよ!」とさすがにあせりだしたようだった。
実際私はこの 夜、財布の中身を確認せずにでかけてしまい、財布の中には5万ルピア(約500 円…とほほ)しか入っていなくて、T子のおごりで遊んでいたので、そのことを正直 にBに話そうと思ったけれど、また耳元で「これから二人でどこか行かない?」と言 われた。そんなの無視すれば良いのに、思わず「どこへ?」と聞くと「デンパサール のクラブはどう?」と言うので、またT子に「ちょっとデンパサールに行こうだっ て」と報告。私達は、あらゆる本やインターネットの情報から”デンパサールに誘わ れる=相手は詐欺師=まんまとついていったら身包み剥がされる”という図式が頭に あったので、即座に二人で口を揃えて「デンパサールは遠すぎるわ!」と断った。
それでもBは、私にだけ耳元で「彼女(友達のこと)はおいて、二人で行こうよ。」 と言うので、私にしてはめずらしくハッキリと「デンパサールは嫌だわ。」と答え た。すると彼は「じゃあ、君の部屋は?」と聞くので「私の部屋で何するの?あな た、ゲイなんでしょ?」と逆に質問で返した。ところが「僕がゲイだなんて、誰が 言ったの?」とまた質問で返されてしまい、絶句してしまった。とりあえず再びT子 に向かって「ねえねえ、やっぱりゲイじゃないって言い出したわよ。」と言うと、 「うそ〜!じゃあ、もう帰ろう!私AとY呼んでくる!」とダンスフロアに走って行っ た。

テーブルに二人きりにされた私は、だんだん恐くなって震えてしまった(嘘みたいだ けど、人間って本当に恐いと震えるもんなのね…)。Bはそんな私に気付いて手を 握った。そして「手が冷たい」と言いながら、やさしく手をさすってくれる。 その タッチがあまりにやさしいせいで、思わず握られている手を握り返してしまう。なん だか、だんだん自分がおかしくなっていくような気がして、額から冷や汗が流れた。
Bは「どうしたの?」という目で私を見ると、私の額から流れる汗を舐め取って、さ らに首筋にも唇を這わせる…。もう絶対おかしくなる!デンパサールでもどこでも連 れて行かれるかも…と自分を信用できなくなった時に、AとYを引き連れてT子が戻っ てきた。
T子はノンキに「なんだかんだ言ってもノリノリだねぇ、あんた。なんな ら、私達先に帰るわよ。」などと言うので、「バカ言ってんじゃないわよ。でも、マ ジ変になりかかってるからちょっとトイレにいって頭冷やしてくるわ。」と、トイレ に逃げ込んだ。

トイレに入り「ウォータープルーフの化粧品しか使っていなくて良かった…」と思い つつ冷水で顔を洗い(こんな時でも美しくありたい女心)、頭を冷やしたところでト イレを出ようとすると、出口にBが立っていた。「しまった!」と思う間もなく、脇 の暗がりに連れ込まれて壁に押し付けられてた。そして、私の耳元…唇が耳に触るく らいの耳元で「帰らないで」と囁かれる。再びおかしくなり始めた自分を感じながら も、なんとか「No…」と答える。彼はまた耳元で「Why No?」と囁く。私は必死の思 いで「フロアには…友達が待っているし…ホテルには…ママも…」と言い終わらない うちに、唇を塞がれた。
(※かぁ〜!自分で書いていて恥ずかしい!本当に、これ匿名なのよね?>きあ様)
(※ええ、匿名ですわよ!!!>○○○様!)

そのキスが…また…ベタな表現なんだけど上手い。キスの テクニックも良いけど、舌が今まで経験したどの男よりやわらかくて、そんなやわら かい舌が私の口の中を暴れ回るの!(もう、開き直ってどんな恥ずかしい告白もして やるわ!)それから、やわらかい無精髭が私の口の周りまでも刺激しているし…も う、とろけるってのはこういう感じなのね…って感じ。

私が完全におかしくなったところで、ふいに唇を離して再び「帰らないで」と囁く。 また「No…」と答えると「君がYesと言うまでやめないよ。Yes?」と聞くので 『Noって答えるとまたあのキスをしていただけるのね…でもT子が私を待っている し…かと言ってうっかりYesなんて言うとデンパサールに連れて行かれて身包み剥 がされる…え〜い!とりあえずもう一度…』
「ノ…ノー」再びキス…。
30秒後、唇を離され「イエス?(囁き声)」「ノー(涙声)」またキス…。
さらに30秒後、再び「イエス?(さっきより語調が荒い)」「ノー(完全に泣き声)」またキス…。
だんだん彼の語調やキスが荒々しくなってきて、お互いにうわ言のように「Yes?」 「No!」を繰り返しながら、首筋や胸元にも乱暴に唇を押し付けられた。こうなって くると、たった数時間前、知り合ったばかりで少年のような印象だと思っていたBと はまったく別人に感じる。Bはもう完全に男で、それもまるで野獣のようだ。『自分 より強いものに組み敷かれる』とか『自分より汚い存在に汚される』みたいなシチュ エーションにめっぽう弱い私は、完全にノックアウト。泣き声とも喘ぎ声(!)とも つかない声で「No」だの「Please」だのと繰り返していた(恥)。

【後編】

『ああ…もうダメ。私、きっとこのあとデンパサールへ連れて行かれるんだわ。きっ と、はじめから身包み剥がされてもおかしくない系の世界に足を踏み入れていたんだ わ…S(彼氏)ごめんなさい…。』とあきらめかけた頃、思わぬ救世主が。
クラブの店員がBの肩を叩き、咎めている。私も我に返って回りを見ると、えらく太った白人の おばさん数人に取り囲まれて睨み付けられていた…。きっと「トイレで猥褻な行為を しているサルどもがいますぅ〜!」とかって、店員に言いつけたんだわ。自分たちは 豚のくせに。でも、豚のおかげで助かった…。
私は逃げるように、T子たちが待つ テーブルに戻ろうとした。けれど、途中でBに追いつかれて腰に手を回された。最初 の時と違ってガッチリと…。テーブルに戻ると、帰り支度を済ませたT子たちが私を 待っていた。そして「かえるよ!」と言うなり出口へ向かって歩き出したので、つい ていこうとしたけれどBに手をつかまれた。私は今度は冷静に「お願い。今日は返し て…」と言うと、彼はもう一度キスをしてからあっさりと手を離してくれた。 キスをした後で『さっきはトイレ脇だったけど、こんなフロアのど真ん中でキスし ちゃって…。 きっと私のこと知っている子にも見られたなんだろうな…。』と思ったので、 周りの目を意識しながらこんなこと、どうってことないわ。遊びよ!という精一 杯の 演技のつもりで、モンローウォークを意識し、腰を振りながら出口へ向かった。

外へ出ると、T子たちがタクシーを捜しながら私を待っていた。タクシーはつかまり そうもないので、私はAと近くのコンビニに入って煙草を買っていると、外にBが立っ ていた。しかもT子と何か話している。
「なんで?」と思いながら、会計をしていた らタクシーがつかまったようで、皆が乗り込んでいるので私も慌てて外に出た。Bは タクシーのドアをおさえて私を待っている。「見送りに来ただけかしら?良かった」と思いながらタクシーに乗り込むと、 私の後からBも乗り込んできた。タクシーの中は、助手席にT子とY。 後部席にはAと、いつまにつかまえたのかAの出会ったばかりの新しい恋人が乗 り込んでいた。そして私とBが乗り込んだら、運転手を合わせると7人乗り。 後部座席は身動きがとれないほどの鮨詰め状態。ただでさえそんな状態なのに、私の 隣にはBが…。
「なんでこの子も乗ってるの?」
T子「だって、乗せて欲しいって言うんだもん」

だからって乗せるんじゃねえよ…。

当然、身動きがとれないのを良いことに、Bはさっきの続きを…。 「また、こんなに 冷たくなってる…」と手を握られ、キスの続き。そしてだんだん大胆になってきたB は、 ついには私を自分に膝の上に向かい合って座らせた。 (大人しく座った私も私だけど、私たちが重なってしまえば、座席にゆとりが できるから、AとAの彼にしてみたら、ありがたかったでしょう(笑))
Bは私の頭を引き寄せ、さらにキスを続ける。そして耳元で「I like you」と囁いた 後 「こんなに大きくなっている。触ってごらん。」と、まるでスケベオヤジのように私 の手を彼のア○コに持っていく。『言うほど大きくないわね…』と思いながらも、 再び我を忘れていく私…。っていうか、こういう状況で自分のモノを自慢する男が よくいるものだけど、たいてい私はこの時点でしらけてしまう。それなのに… なぜだかこのときはあまり不快に思わなかった。不快には思わなかったけど、 さすがに5人ものギャラリーがいる密室で、ソコを触りまくるのもいかがなものかと 思ったので、さりげなく両手をBの首に回して、彼の髪を掴んだ。
(※断じてハメてませんわよ!>きあ様)
(※ええ、わかっていましてよ!!!>○○○様!)


Bは私が感じていると思ったのか(感じていたけど…)、更に激しいキスを続け、 ブラがはずれるほど(笑)に激しく体をまさぐる。クラブにいた時には、大音響で 音楽が流れていたから良いけど、<静かな車内では、私たちがキスする音や、 Bが私の首筋や胸元に唇を這わす音が響いてしまう。 『隣に座っているAはもちろんだけど、この車に乗っている全ての人が、 私たちが後部座席で何をしているかわかっているに違いないわ。 恥ずかしいけど、もうどうでもいいわ!』と思ってしまうほどに完全に 頭がイカレてしまった。そして、ついに声を漏らしてしまったの…。

私の声に、さすがにいたたまれなくなったのか「いやぁ〜!○○(私)が妊娠し ちゃ〜う!」と 隣に座っていたAが叫んだ。私はその叫び声でようやく我に返った。

助手席のT子が「○○が妊娠したら、まさにミラクル だよね。」と笑いながらも…。私は知っている…。T子は怒っていた…。平気で猥談 をするくせに、こういう生々しい状況を目の当たりにするのが嫌いなT子…。そんな 彼女の目の前で痴態を繰り広げてしまった私のことを、T子は怒っていた…。 T子の怒りに気付き、私はうつむいてBの膝から降りた。再び窮屈な後部席。 Bはうつむいたままの私のことなど気にもしないで、今度は私の髪の毛にキスをして いた。

私のホテルのある通りに入った時、T子はタクシーを止めさせた。そして後部席のド アを開けると、私を引きずり出した。Bも車を降り、私の手を掴んで「明日、会える ?」と聞くので、うっとりとBの顔を見上げようとしたけど、T子が「いくよ!」と言 いながら、私をひっぱってBから引き離した。Bは、おとなしくタクシーに乗り込み、 A達とどこかへ行ってしまった…。お別れのキスくらいしたかったのに…T子のバカ。

T子は、私が心配だからと、私のホテルのロビーまで送ってくれた。当然、ロビーに ついたら座ってお説教。どんなにお説教されても、私はBのキスがいかに良かったを 語るばかり…。一時間ほどして、T子は呆れて帰っていった。

翌日、Bにすっかりまいってしまってボーっとしている私を、ビーチにたむろっている ゲイたちが冷やかす。思ったとおり、クラブでのキスはばっちり見られていた…。 そしてAは、Bの低くセクシーな声色を真似て「ロマンチック ジゴロ…」(なんだ、そりゃ)と 私の耳元で囁き続る…。 皆に冷やかされている私を見て、私の身に何が起きたのかを察した母からは
「Sちゃん(彼氏)のこと、そんないい加減な気持ちだったならさっさと別れなさい !」と 怒られた。 そしてAが「彼はプロのジゴロだよ。」と言っているにもかかわらず 「じゃあ、お金を払えばまた会えるってことね〜。」などと浮かれている私を見て T子はやっぱり呆れていた。 「金輪際、日本人以外の男と恋愛することはない!」と言い切っていた私を、こうま でしてしまったB。お金を払ってでも欲しいと思わせる、それがバリのプロのジゴロ なのです。私が今、何を悔やんでいるかと言えば、自分の軽率な行動ではなく、 財布の中に500円しか入っていなかったこと…。相手がプロだとわかっているの に、 お小遣いもあげなかったなんて…なんだか騙されていることに気付かずに 「彼はジゴロだけど、私だけは特別なのよ!」なんて言ってる、世間知らずの小娘み たいで プライドが許しません…。

ご静聴ありがとう。

------------------------------------------------

匿名、とのことで思う存分語っていただきましたが(笑)このおかげで、ジゴロからかけられた ブラックマジックもとけたことでしょう。・・・とけたのかしら。投稿者さまは最初にはっきり ご自分をニューハーフとおっしゃっていますが、1年弱ほどメールでしかおつきあいのない アタクシにとって投稿者さまは女性としか認識できないほどのレディっぷり。そういわれて 久しぶりに「あ、そか、そうだったんだ」と思い出したほどです。
理解あるお母様との旅行、しかも地元には優しい彼氏。投稿者さんたらなんて恵まれているの!なのに バリでこ、こんなハレンチな!!!!うらやましい!!!
←本気にしないように(笑)

◆たび恋FILE17 
女性の体験談
相手:男性
場所:中近東方面

それは20になりたてで、初めての3ヶ月海外一人旅をした時の事。 エジプトの商人魂に疲れ果てた私はヨルダンへの国境越えを強行中でした。 ぼって来る乗合タクシーに絶叫しながら紅海の町からフェリーでヨルダンへ。 そしてフェリーの中の青いベンチの上で彼に出会ったのでした。
「具合悪そうだよ?大丈夫」
「だいじょーぶッ!」
移民船と見まごうばかりのフェリーで、林檎をガツガツ齧ってた私はかなり不機嫌に答えました。彼はジョルダニアンでした。 イライラを隠し切れない私の話を聞きながら、彼はチョコバーを食べていました。 そして紳士的な国民性を全く知らなかった私は、こいついい加減しつこいよなぁと思いながら話していたのです。 結局フェリーは数時間遅れでヨルダンに到着。 パスポートコントロールはヨルダン人・外国人別々のゲートです。 彼とはさよならと別れて、結構手間取りながら私はゲートを抜けました。 けれども日本人一人っきりで、しかもすっごい夜中に到着してしまって、もうバスも何もあったものではありませんでした。 目敏いタクシーの運転手とハイウェイパトロールとがやって来ます。 エジプトの恐怖(笑)が脳裏に蘇りました。けれど。
「その子は僕の友達なんだ!」
不意に走ってきた彼がパトロールに叫びました。 それからぐいっとこちらを振り向いて
「大丈夫だから!何も心配無い」
その癖ためらいがちに手を掴んでくるのがおかしくて。 彼が私を待ってたことに驚いて、それからそれにホッとしてる自分にもっと驚いて、それから何故だかボロボロ泣き出した自分に時が止まりました。

何がどうという訳では無いのですが、そんな恋をしました。


くーーっ!!なんだかキュン!と胸がせつねえ話です…なにかあったわけでもなく、このなにげないひとこと。 いいねー言われたいね〜…ん?でも「ノープロブレム」って言われるのはちとイヤかも(笑)


◆たび恋FILE16
女性の体験談
相手:男性
場所:アジア方面

初めてタイ旅行。バンコクだけに6泊と徹底。
アユタヤ以外は何も観光もせず、未だもって何をしていたのかよくわからない旅行でした。
とあるゲストハウスの椅子に座り友人と話していると、私達の前にパトロール中の警官が登場。彼は仕事中にも関わらず、4時間ほど私達とおしゃべり。意気投合した私達は夕食に行くことにしました。 どこかの高架下にある屋台でトムヤムクンやイモムシを食べたあと、タイ音楽だけの飲み屋に連れて行ってもらったり、ドライブしたりの楽しいひとときを過ごした。
その彼は私を気に入ったらしく、その次の日も、またその次の日も彼とデートしました。
今では「バンコクの彼」と割り切って4ヶ月に一度のペースで会っており「タイの警官は運転免許はいらない」と豪語する彼の酔っ払い運転でデートをする・・そんなバンコクライフを送っています。


まあ!そのドライな付き合い方、まさに大人っぺえかんじですね。地元に知り合いがいると 強いし、いろいろ楽しいでしょうね。しかし酔っ払い運転に警官もなにもないと 思いますので(笑)とりあえず事故にはくれぐれもご注意めされい★


◆たび恋FILE15 
女性の体験談
相手:男性
場所:オセアニア方面

もう10年以上前になります。 なんとそれが初恋でした。
大学生の頃参加した「洋上大学」という 県主催のプログラムで彼と出会いました。大学交流のためパースに寄港したほんの1日のうちの出来事でした。彼は日本からの留学生だったのです。 一目ぼれでした。一目ぼれという現象を現実のものとして信じていなかった私にはそれだけでかなりショックでした。
ショックのあまり一度手をつないだだけの彼とその時は本気で結婚したい、いやするんだ。運命だと思っていました。かなりコワイ娘です。
しかし当時、まだ世間知らずの怖いもの知らずだった私は、成せば成るをモットーに好きで好きでしょうがない気持ちをがんがん国際電話で彼にぶつけまくりました。 彼もついに情にほだされたのかその年の年末に会いに来てくれたときにはいよいよ結婚かと家族を挙げての歓迎をやらかし、1日、また1日と引き止め結局5日も滞在してもらってしまいました。 今だと下手するとストーカーといわれてしまいかねない駆け引き無用のど真ん中直球アプローチ。もちろん結局振られてしまいましたが(笑)
しかし別の男性と結婚した今でも 手が触れただけで気が遠くなるほど嬉しかったその時の感覚を鮮明に記憶していることを自分でも不思議に思います。 ほんとに好きだったんですよねぇ・・・。理由は思い出せないけれど・・・


な!なんとおそるべし!!初恋娘はもうまっしぐらなんですね。5日も実家に滞在させるなど まるで日本昔話か怪談かといった勢いです。わたしだってダンナの実家に3日とおれません。 いやーすばらしき家族愛・・・じゃないや(笑)いや、ちゃかしましたけどね、わかりますよ恋は盲目。 フォークダンスde成子坂(意味無)


◆たび恋FILE14

男性(20代)の体験談
相手:20代女性
場所:アジア方面

高校時代にすきだった娘と へんな拍子で大学に入って数年経ってから付き合う事になりました。 しかし向こうは 中国に留学中・・・ こっちは日本。いきなり遠距離恋愛です。 しかも手紙で付き合い始める事になったので,付き合う事になってから 一回も会ってない・・・

そして冬に5週間くらいの休みをとって 中国行くと思いきや インドにいってしまい 彼女には会わずじまい・・・ インドから帰ってきてから,今度は中国にいこうとおもってチケットを 取った次の日に,手紙でフラレタ。
着くまでに1週間かかることを考えると,買った頃にはすでにお別れの手紙を 書いて軽く投函を済ませてたのでしょう。 付き合いの期間7ヶ月。会った回数0回。 そして手には行き場のない中国行きのチケット・・・ しかたなく一人旅でもしようと中国にいったら,空港まで(元)彼女が 迎えに来ていて,それから2週間ちょっと一緒に中国国内を複雑な感情のまま 旅行しました。なるべくドミにとまっていましたが一緒の部屋にとまったこと もありました。でもなにもしませんでした。おわり。

淡々と書いてますね(笑)たび恋っつーか、遠恋悲哀物語・・・そうですか。 なにもしなかったですか(笑)オンナゴコロってよくわかんないですねホント。



◆たび恋FILE13 

男性(50代)の体験談
相手:20代女性
場所:アジア方面

50に突入し、収入も安定どころか上昇する一方の毎日。 でも何かが足りない、日々の生活!そう、私は男50にして花の独身・男やもめ。 酒も飲まなきゃギャンブルもしない、地味な男なんです。 たしかに年の2/3は海外で仕事をしているし、たまに仕事でクラブに行けば、 ちやほやちやほやされますよ。だけどやっぱり寂しいんですよね、毎日が。

そんないつもと変わらぬ出張(アジア)先。 たまには羽目でも外そうかと行ったクラブでであったのが今の妻。 なんと歳の差27歳、彼女は23歳の大学出たての田舎っ子でした。 歳をとるとアジアの女の子って癒されてるというかなんというか・・・
とにかく日本女性がきつく感じるわけです。 まぁ、もうこの歳になれば役職も高いし、下手な部下に手を出したら、それこそマスコミの恰好のネタ。 そんな妻と恋におちた僕は、今までの独身主義がどこへやら、 新幹線ひかりのごとく結婚へまっしぐら。 まわりの仲間からは生命保険にすぐ入ってはダメだとか、 貯金通帳はダミーのを渡しておけとか、ヤンヤヤンヤの大騒ぎ。分かっていますよ僕だって。 色ボケといわれようがなんだろうが、でも勢いってとまらないんですよね。

僕との結婚で、彼女は田舎から家族全部を都心のど真中に連れてきて、 家も新築、メイド×3人をプラスしての生活が始まりました。 え?日本に住んでるのかって?いえいえ、彼女は体が弱いんです。 そのため僕が月に1回(約3−4日間)の通い夫状態です。 出張にかこつけて。車も2台与えましたが、無断でさらにトヨ○の高級車一台買ったときには さすがの僕も怒りました。 でも今となっては可愛い1人息子もいるし、 たしかに毎日会社に甘〜い声で電話をしてくる妻(英語ダメ・片言の日本語)が、 女子社員からひんしゅくを浴びてることも分かってます。 そんな時、僕はわざとそっけなくするんですけどね・・・。

日本での1人暮しのわびしさは全く変わらないけれど、幸せなんです。僕は。


実はこのネタは、ある方の上司の人生だそうでなりきって書いていただきました(笑) 正直に言おう「この色ボケ〜〜がぁああ!」(爆)でもシアワセならいいんです。ええ、嫁が勝手に クルマを買おうが家を買おうが(笑)なんだか微笑ましいじゃあ〜りませんか! しかしこれどこの国かね。フィ○ピン?タ○?インドネ○ア?気になる!



◆たび恋FILE12

男性(30代)の体験談
相手:?代女性
場所:アジア方面

それはネパール、ポカラという街でのできごと。
宿泊していた宿のほど近くに、美味しいヨーグルトを売るお店がある、 と旅の同輩達に噂を聞き、ある昼下がり、早速そのお店に参上。 店の奥から、おそらく20才ちょっとくらいかと思われるネパール美人が出てきた。
俺:「ヨーグルトをください。」
彼女は冷蔵庫の中からヨーグルトを取り出し笑顔で私に差し出してくれた。 と、そこまではごく自然な雰囲気。 なんだか気分の良くなった俺は、お店の軒先にある椅子に腰掛けて、 車も人通りも少ないのどかな通りを眺めながら、 ヨーグルトを一口ずつゆっくりと味わっていた。
俺:「これは、んまいっ!」
すると、なにやら背後に視線の気配がする。振り返ると・・・ そう、瞳孔の開いた彼女の瞳が私のことを、まるでシマウマを狙うライオンの様に” ロック・オン” しているではないか・・・しきりにはにかみながら。 「あああああ〜、やっべー、俺、また捕まったかも(ネギ?)・・・」と胸の中で反 射的に呟く俺。 しかしその2秒後には早くもその呟きを撤回し、微笑み返ししてしまう俺。
俺:「ヨーグルト、もう一つください」
おかわりした俺に対して、彼女はいきなりの変化球で勝負にでてきた。

彼女:「あなたは私のお兄さんです、O.K.?」(マジでいきなりこう言われた)
俺:「あのっ、すっ、すいません、いま何て言いましたか〜???」
彼女:「あなた、私のお兄さん、ね!」

いきなりのシュールな展開に、ネパールの奥深さすら覚えたが、 きつい冗談とアドリブが大好物な俺のいけないお口は、 マイルス・デイビスばりの絶妙な”間”をとった後、
俺:「っていうことは・・・この綺麗な女性は僕の妹なんだね?」(爆)
などという、腐れイモ・ホスト言葉を返球していた。 どうして英語で話していると、こういう台詞が恥ずかしくも無く言えてしまうのだろ う。 それは相手にとっても同じ事かもしれない。 それにしても、ここが異国だからなのだろうか?非日常だからなのだろうか? 不思議だ。

彼女:「NONO・・・私は綺麗じゃ無い!」
「わかった?私はあなたの妹、あなたは私のお兄さん。住所を教えてね(爆)」
俺:「で、どうして”妹”なの?」
彼女:「私にはスノウリの実家に子供がいるの。商売の為に夫とスノウリからここに 来ているの。でも、夫の事は嫌いなの。私に暴力を振るうし。でも夫は今日遠くに仕 事で出かけて帰ってこないから、私は独りなの・・・

と、うつろになりながら、奥歯に物がはさまった様に言葉を繋ぐ彼女の真意を俺は、 つまり・・その・・・、昼下がりに相応しい、ちょっと色っぽい情事系昼メロのノリ で解釈した。 そう、やっぱりここもアジアだった。わかりやすい展開だ。
彼女:「また後で来てね、ダルバートを作るから一緒に食べましょう」
「よっしゃーーー!!!喰うぞ(何を?)!」と胸の中でガッツポーズをとりつつ、
俺:「うん、わかった、またあとでね!」(あくまで爽やかに)
俺:「ネパールのこんなところに俺の妹が居たのかー・・・」(ポカラボケの症状)
と、ぶつぶつ呟きながら、宿へと帰る俺の顔はスケベ顔でニヤついていた。とおもう。

そして、夕暮れ時、俺はダルバート+αを期待して、 スキップの足取りで(嘘)、彼女のヨーグルト屋へ再訪。 すると、昼間は居なかった男性が一人、店の中で接客している。奥には彼女の姿が見 えた。 さして男のことなど気にとめず、彼女に軽く手を振ると、その場の事態は急変した。
男(留守のはずだった夫):「おいっ!お前、どういう用件だ!誰だお前は!」(怒)

彼女に手を振った事が、男の逆鱗に触れてしまったのだ。 彼女の顔がみるみる泣きそうになっていく。 そして、いたたまれ無くなったのか、彼女は「カクッ」とうつむいてしまった。 俺の方も、その瞬間、ダルバート+αがおあずけになった事を悟った。 男はいまにも俺に向かって鉄拳を飛ばしてきそうな雰囲気だった。

俺:「ヨーグルト2個買いに来た、ただの客です」(顔はニコニコ、心臓はバクバク)

男はピリピリした動きでヨーグルトを取り出し、疑い深い眼差しで俺にヨーグルトを 渡した。 彼女と言葉を交わす事も出来ずに、トラブルから逃げる様に俺は店を後にした。 最後に見た彼女の瞳は「ごめんなさい」と俺に訴えていた。 あの後、俺の事が原因で彼女はまたあの夫に暴力を振われたかもしれない。 かわいそうに、申し訳ない事をしてしまった・・・。 そんな考えばかり頭に浮かんで、悶々としてその晩はよく眠れなかった。 その晩は、ヨーグルトの食べ過ぎのせいか? くよくよ考え過ぎのせいか?・・・下痢した。 二度と店には近寄らず、ポカラの街を後にした・・・。 今でもヨーグルトを食べていると、 ときどき彼女の「ごめんなさい」の瞳を思い出すのだ。

以上、 *ダルバートとは、ネパールの庶民が毎日食べる料理です。


大爆笑です。ネタにするための出来事のようです。神に拍手(爆)男はみんなスケベですが そのネパール美人の奥歯にものの挟まった言い方されると、そりゃどんな男手も カクっ。でしょう。カクッ。あーヨーグルトみてアタシも笑おうっと。じゃないやせつなくなろうっと(嘘)



◆たび恋FILE11 

女性(30代)の体験談
相手:20代
場所:アフリカ方面

人によるかもしれないが、わたしにはまだあった。 いいトシだというのに、『乙女のバカ心』が。 ところは、砂漠。(ビバーク中) 時は真夜中。 空には降るような星。 聞こえるのは地を這うようなラクダのイビキだけ…。

他のメンバーも寝静まったころ、彼がトートツに話しはじめた。

『出会ってまだ二日だ。早すぎる。わかってる。  でも今、言わないと、君は明日行ってしまう。  僕は君が好きです。』
『…は?』
『僕は君が好きです。君はどう?』
『いや〜、でも私はズイブン、歳上で』
『歳上!知ってるよ!今はそんなこと聞いてないっ!  君は僕を好きか?と聞いてるんだよ!どうなんだ!?』
『(怒るなよ〜)い、いや、た、たぶん、ス、スス』
ちっ!!(ホントに舌打ちした)たぶん!!  たぶん、じゃダメだ!どっちなんだ?!  恋愛ってそういうもんだろ?はっきりしろ!』
『わかったよっ!好きだよ!』
『ヨシッ!』(って、おまえは熱血教師か?)

いいのか?こんなに遠い国で、すっかりその気にさせといていいのか〜!? と、悶々と悩む私をヨソに彼は続ける…。

『国もちがう。トシもちがう。習慣もちがう!  言葉も君はろくにしゃべれない。(って、日本語ならうまいぞ!)  困難があっても、くじけるな!俺を信じろ!  俺についてこい!!

って、ああ〜その最後の一言、で、陥落。
できれば日本男児に言われることを、ウン十年も夢見てたのに!
しかもこんなシチュエーションで!!



おい、おまえは山下真二@泣き虫先生byスクールウォーズか!と言いたくなる会話に おもわずふきだしてしまいました(笑)投稿人さんの彼は、なななんと私も知ってる 人で、現地を旅した時一緒にシャシンなどとったものです。実はその写真もHP内のどこかに ありますが、あえていわないことにしましょう(笑)この熱血ぶりとは大違いの なかなかなハンサムガイでございます。世の中狭いね!




>たび恋TOP  / >HOME  / >たび恋告白2