モロッコ大騒ぎ編


9月3日/9月4日〜6日/モロッコTOPへ




1998年9月4日(金)フェズ〜カサブランカ

イスラム教では金曜日はお休み。 つまり今日はスークもほとんど店を閉めています。 最後の日なのにちょっと残念・・・・・。 早起きしたきあくまは、さっそくメディナを一望できる 丘のうえを目指すぞ。 えっちらおっちらのぼったとこは・・・なんじゃこりゃ、お墓だ。 しかも墓標というのか?石の中央にアラビーヤでごちゃごちゃ書かれた 美しい大理石がはまってる。あ!あれは昨日スークで見かけて ぜひ欲しい!名前をアラビア語で彫って欲しい!と 胸ときめかせていたブツではないか・・・ 墓標だったとは。ほ、彫ってもらわなくてヨカッタ・・・。

その墓からは残念ながらメディナを一望することができず、 がっくりして戻るが、 その道すがら、ガキがうるさいうるさい・・・ 金のガチョウという童話のようにきあくまの後ろにガキの列。 おおーコワイコワイ。くまさん、アタクシが後ろげりするから逃げるのよ! ともいかず、スタコラサッサとメディナへ戻るのであった。

その後、くまはさらにメディナの奥深くチャレンジしてくる といってでかけた。 私はなんか疲れてダルかったので、 テラスで猫とあそんだり手紙を書いたり。 そこへAくんが来て
「じゃあ僕、一足先の電車に乗って空港にいくね」
お?私たちのフライトが深夜1時過ぎ。Aくんはたしか20時くらいだよね? ちょっと早くない?というと、

細いメディナの道の運搬はロバが活躍
「ウン、もう、モロッコはいいや・・・」
となんかさみしそうに言った。・・・Aくん落ち込まないで!最後は笑顔で握手だ。 でも、なんだかんだいいつつ彼はいつのまにかちゃっかりとタムタムを 購入しててすっごいうらやましかった!今日はその店休みらしい。 く〜〜やっぱ昨日動きゃ良かったよ〜。 Aくんは、くまの到着を待たずに旅立っていった。 これからギリシャ、楽しんでね。

11:00にチェックアウト。 気のいい宿のオヤジに荷物をあずかってもらい、電車の時間まで手ぶらでお散歩することに。 ・・・・といってもたいして大きな動きはせず、エアメールをだしたり、 アラビヤ文字の時計を探したり(なかなかない!) けっこうタイクツに時は流れた。

15:45、フェズ駅から電車が出発。 とうとうこの移動は「帰るため」の移動になる。 今まで旅の途中の移動だったのにな・・・なんともさみしい。
電車は乗り換えナシでOKでホッとひといき。 さー、カサブランカ到着予定20:40!約5時間の長旅のお相手は・・・ コンパートメントに赤ちゃん連れの夫婦とまだ子どもナシの夫婦。 子どもナシのほうのダンナさんはなんとポリスマン! いやあ〜〜恵まれてるね!あたしたち! これで泥棒にあわない確立80%ぉ〜ぱちぱち。 「ジャミ〜〜ルね(かわいい)」を連発して赤ちゃんの ゴキゲンをうかがいつつ、楽しい会話が弾む。 うーん。よかったいいひとたちで。

最後はくまは爆睡し、私は持って来てぜんぜん読まなかった文庫本を読破。 そうだね。今回、本なんか読むひまがないくらい楽しかった。 これもくまとケンちゃんのおかげだよ。 みんな独立心旺盛でいい旅の道連れだった。 モロッコという国。モロキャンという人々に出会えたこともステキだけど、 このふたりと一緒に旅できたことも大きな収穫のひとつである。





ファティマの手は魔よけでおしゃれ
空港に着いたのは22:00。なんと出発ロビーにAくん発見。
「あれっ!もう飛んでるんじゃないの?」「遅れてるんだよ〜出発は2:00だってさ」
そりゃ災難だ!とみんなで爆笑して、あらためて3人で別れる。 マッサラーマ、モロッコ。シュクラン、モロッコ。
わたしの心がもちっと大人になって、 この国を懐かしむようになれたらまた来るよ。


1998年9月5日(土)ローマ〜ミラノ〜(機内)

移動につぐ移動。なんと行き一緒だったMさん家族とまた同じ飛行機。


1998年9月6日(日)関空〜福岡

帰国。疲れた・・・。関空で食べたちらし海鮮寿司のおいしかったこと。



おわり。

※もうずいぶん昔の旅なので状況も変わったでしょうし、現在旅のTIPS関係の返事は一切書いておりません。ぺこ。
ご感想ご意見などは首を長くしておまちしていま〜す。


9月3日/9月4日〜6日/モロッコTOPへ
>>TOP