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上海プチ旅〜満腹編〜
2005年9月


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周荘に朝日がのぼります。船の上でのんびり朝の舟遊び。

■水郷の村・周荘

上海にいく前、近郊の古い水郷村を訪ねてみたいとカカリが提案してくれた。上海のドギツそうな都会っぷりとはちがい、水郷の村々はどこかのんびり時間が流れているようで、しかも上海から70kmくらいしか離れていないならちょうどいい!
しかし悲しいことに3泊しかない私たち・・・日帰りしてしまうと丸一日つぶれてしまう。それなら到着してすぐに空港から水郷へタクシーで貴婦人のごとく向かえばよいのである!!! しかも、周荘は昼よりも夜や朝の風情がよいという!確かに観光地ほど朝が気持ちいい。これなら、翌日の10時くらいにここを出れば、上海には昼に到着し、おいしいものを食べ放題…(脳みその中は食べ物のことでいっぱい。特にカカリ)
というわけで、夜の周荘、朝の周荘を楽しむために、初日のお宿は周荘に決定!予約せずに飛び込み予定。宿争奪戦、12億人の人民に勝てるか…

出発前日、タイミングが悪いことにキャップがアメリカから遊びにきてくれていたのに、私は仕事に追われて遊ぶこともできず、出発当日に空港で数時間会っただけ。悲しすぎる…きっともうしばらくは会えないだろうに。私のバカバカ!!久々に機内音楽サービスなどなんにもないシンプルな小型機に乗り、30分ほど遅れていざ上海へ1時間半。
上海の空港はでっかくてびっくり。そりゃ東京と人口かわんない都市だけあるわ…リコンファームに両替にとあちこちうろうろしたあと、ようやくタクシー乗り場へ。タクシー客引きもいるけどそうしつこくないし、素直に乗り場で順番をまっていればよろしい。私たちにあたったのは、若いめがねの兄ちゃん。素直そうでよろしい。
ガイドブックの周荘の文字を見せて、即出発〜〜〜!大都会っぷりを見せ付けてくれるバイパスをぐんぐん走るタクシー。あまりの都会さにわたしもカカリも田舎者まるだし。きゃあきゃあ。



夜の周荘は、運河沿いにお茶屋さんなどずらりとお店が並ぶ。ちょうちんきれい


周荘に到着したときはすっかり真っ暗闇。残念ながら夕暮れの街は見れなかったけど、なんだかわくわくしてきたぞ。
タクシーの運ちゃんが親切にも(というかカカリの純粋な瞳でのゴリ押しにより)宿に電話をしてくれて、宿の兄ちゃんが迎えに。ちょっとー!!!みんないいやつ!!!タクシーは帰りの金額を含め420元だったかな(1元=約14円)。あとで中国語マスター配合さんに聞いたら妥当でぼったくられていないとお墨付きをいただく。ほっ。
入園パスポートのようなものを作るために写真を撮り、中心部へ。結局連れて行かれた宿にはツインがなかったので、系列の別宿に。こっちのほうが中心部にちかいし、部屋もいいし気に入った〜。わーい。その後、夜の周荘をぐるぐる歩き、上海カニを一人二匹食べる。カニの種類は私が人生のうちもっとも食べているカニである竹崎カニ(佐賀県の有名なワタリガニ)やツガニ(モクズガニ?かなんかいう川蟹)と似たような感じ食べる作法も問題なし。カカリと無言で食べつくす。
とにかく月がきれいな夜だった。その夜は、蚊によりほとんど眠れない私。

私らのお宿・貞固堂だっけ。クーラー完備 お宿の1階に憩いスペース

まん丸お月様を激写するカカリ大王

お宿の目の前はこんな風情たっぷり路地


6時に起床。私も旅先ではずいぶん朝が早くなるが、カカリのほうがさらに早い。インドでも朝の散歩(見回り?)は欠かしていなかったように思う。しかし人気もなく、静かで朝の光はやわらかくて最高だよオイ…。
ここで食べたなにげない朝ごはん、カカリは「一番おいしかったなあ」と言っていたけど、今思えば確かに本当にうまかった。ちなみに私は、中国語をしゃべる(覚える)のが面倒くさかったので、カニを食べたいときは、両手をチョキにして横歩きをし、鶏ガラスープの麺が食べたいときは「コッコココー!!」と手を羽に見立ててばたばたさせるという、人民も大爆笑の形態模写をご披露した。三十路すぎの女がすることなのか、あまり考えないことにする。 食べ物写真に関しては、次の章でいやというほど見せ付けたいと思う。

朝の路地散歩、朝ごはんタイム、朝の舟遊び(感覚としては柳川と同じ)など、早朝から満喫したおかげで、観光客がわいわい押し寄せてくる時間にはすっかりここを出る準備も万端。リキシャ(サンルーシャ〜みたいな発音)に乗って上海行きのバスターミナルにむかった。バスを乗り継いで向かうは上海市街地。今日のお宿は、上海の安宿の決定版「浦江飯店(プージャンハンテン)」である。



朝から魚さばいたり、モップ洗ったり、水浴びしたり。ガンジス並み。



写生している人がめちゃくちゃ多かった早朝の周荘。



カンカン帽のおじいちゃんたち。周荘に似合うな〜



つづく