デジカメでGO
上海プチ旅〜満腹編〜
2005年9月


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今回の食で一番お気に入り。北京ダック。上海だけど北京ダック

■上海くいだおれ

本当ビックリしないでください。3泊4日とはいえ、実質は3日間。その間のお食事記録です。これでも全部は写真に撮ってません。すべてふたりで食べました。でも残すことも多々。だって中華バリューって、一皿がでかいんです。くえねえよっ!!ドギーバックで持って帰ったものもあります。しかしあらためてカカリの食いしん坊大王ぶりには惚れ惚れしましたね。
で、今回の道中「前に一緒に旅行に行った友人に、観光か食べるかどっちをとるの!?いいかげんにしてよ!て言われたことあるよ…」とカカリの告白にひっくりかえりそうになりました。そんだけ食うんです、この大王は。


【旅1日目】周荘の夜ごはん
カニ1杯25元とかだったかな〜。海老炒め、チャーハン、空心菜を含めて200元。
上海カニは上海で食べると1杯200元とかするらしい!!周荘は水辺なのでカニが安かったみたい。 上海カニシーズンのぎりぎり前で惜しい!10月すぎからおいしくなるそうだ。
もともと、我が家はツガニ・ワタリガニ系が大好物で、カニの醍醐味は「足は食べずに味噌食べる派」なので上海カニも 絶対好きだろう!と踏んで食べたら、卵も抱えていておいしいのだけど濃厚さ、身のつき方など断然竹崎カニの勝ち。竹崎カニには身もぶるんぶるんついているし。
【旅2日目】周荘の朝ごはん
早朝から、細い路地や水路わきをぶらぶらうろうろ、カカリとお散歩していたらたいそう腹が減り始める。水路の脇にテーブルをだしてるお店(カカリの天性のカンで店を見分ける)でいただく。私は鶏ダシの細麺汁、カカリはおかゆ。さらにおかずとして小龍包(8つ)を注文。3品で30元。
カカリは粘りに粘って「おばちゃん、4つにならない?8つは多いし。ねえ、4つはだめ?いいでしょ4つ作ってよ」とおねだりしていたが結局8つきてもぺろっと食べた。ここの小龍包、皮が薄めでほんとおいしかった。汁そばもティンタイフォンのよりうまかった。大ヒット。
【旅2日目】上海の昼ごはん
周荘から上海に移動し、おなかぺこぺこの私たち。ホテルに荷物をおいてさっそく向かった北京ダックの「全なんとか徳」っつーお店。 これも食いしん坊大王が仕入れた情報でおいしいらしい。あまり期待していなかったけど、一口食べたらもうっ!全身に電気ショックがはしったね、うまくて(おおげさ)。ぱりっとしたダックちゃんのジューシーな皮、うまみのつまった身、それを八丁みそのようなものと白髪ネギをあわせ、これまたふるふるの薄皮にくるんでいただくのだ…(うっとり回想中)…次回もぜひこのダックを食べたい。
って、この写真には北京ダックうつってないね。えへ。このようなサイドディッシュ含めて190元。しかし14時までにくればダック含むお得セットが90元で食べられるそうなのでぜひ14時までにGO!
【旅3日目】上海の朝ごはん
朝から猛烈におなかが減っている猛獣二匹。がるる…。豫園にある南翔饅頭店は私がぜひ行ってみたかった小龍包のお店。1階はテイクアウト、2階はふつうに食べるスペース、3階はちょっと高級ムードで、階数があがるほどおいしくなるという、安いコントのようなシステム。私らは10時前についたので並ばずに2階へ。メニューは小龍包か湯(スープ)のみ!潔し!!とにかくジューシーでふくよかで、これぞ小龍包!という底力をみせてくれた。相席した人民二人組みは、二人でせいろ1段だったが、私たちはもちろん二人でせいろ2段。朝からひとり1段で。なんだか勝った気がした。この時は唯一カカリよりガツガツ食べた。しかしこのメシ以外はカカリに一切かなわなかった。負けた。
ひっきりなしに小龍包を蒸してます テイクアウトコーナーにずらりと行列


*ご休憩タイム*

豫園の池の真ん中にある茶芸館で食後のひとやすみ。中は結構静かでいい感じ。


【旅3日目】上海の昼ごはん
昼ごはんというか、おやつ。南翔で、腹いっぱい小龍包のブランチをとったので、昼ではなくおやつとして焼小龍包を食べようということになっていた。しかも食べ比べ。
カカリから聞くまで、焼小龍包というものが存在していることも知らなかった私。単に小龍包が焼いてあるだけでなにがどううまいのか?と思って食べてみると…うわーーーーん!ごめんなさーーい!!!おいしいよー!なにこの肉汁!?おぼれ死ぬ!というぐらいロマンチックが止まらないのだ。
蒸してあるものの50倍くらい肉汁が豊富でうまみがすごい。おいち〜。食べ比べしようと思っていたが、カカリお目当てのお店(王家沙だっけ?)は、食べれるお店が再開発のためビルごとなくなっていたのであった。涙。

同じ店が二件並ぶ。どっちも行列エンドレス

店先でせっせと焼小龍包づくり。すぐ売切れ

【旅3日目】上海のおやつ
あまり写真にとってないけど、買い食いもかなりしました。
エッグタルト、マンゴーラッシー、スタバのマンゴーシェークはうまかった。んで、これは上海のおされスポット「新天地」内の店で食べたマンゴーアイス&プリン。…マンゴーばっか食ってるよ、あたし。だってんまいじゃない?
新天地はまさしく、シンガポールで迷い込んだチャイナタウンの新市街にそっくりだ。
こういう開発されたところはカカリはつまんないんじゃないかな〜と思って「別行動でいいよ」といちおう遠慮してみたが、一緒にこのスノッブッぷりを体験することに。 しかし新天地の物価は高すぎる。シンガポールクオリティのほうがコストパフォーマンスが断然よし。
【旅3日目】上海の夜ごはん
この夜は本当にカカリがかわいそうだった。なんたって、しっかり食べたのは焼小龍包まで。それ以降はちょこちょこ買い食いしただけで美空ひばりを襲った硫酸くらい危険な胃液を持つ女であるカカリにとって、空腹時間が長く続くのはエンジンすっからかんなのだ。こういうときに限って夕方あちこち行きたくなり、街をさまよっているとすっかり21時すぎ。タクシー争奪戦も厳しく、「もうどこでもいいから食べたい」というカカリをなんとか押しとどまらせ「せっかく最終日の夜だからなんかおいしいものたべようっ、ねっ」と無理やりつかまえたタクシーにおしこめて保羅酒楼へ。もうカカリこの時点でしょんぼり死にそうだ。すまん。

※左下へ続く
※右上からの続き

おなかぺこぺこの私たちが頼んだのは、海老の爆したやつ(爆=揚げ物)、空心菜の炒め物、海鮮麺、カカリはおなかがすき過ぎてはいらず、白米とカニ味噌豆腐。これがまた全部めちゃくちゃうまかった。ハズレがないなあ、中華。そりゃガイドブックにのってる店を選んでいるからね。だって3泊4日、ハズレがないようにうまいものを食べるのは当然だ。
しかし、胃薬を飲んでばったりテーブルに倒れこむカカリ。なんとも励ましようもない私は現実逃避のために空想したりデジカメをみたりするのであった。カカリはたぶんいつか自分の胃液で間違いなく死ぬとおもう。病院いってみてはどうだろう、といえるわけもなかったのでここにそっと記そう。愛をこめて…



さすがにザリガニに手を出す勇気はなし。しかし、
カカリは「一匹なら…」と言ったような言わないような。



つづく