バンコク初心者編



5月17日〜18日/5月19日〜21日/プロローグ

1999年5月19日(水) アユタヤ〜バンコク

スコールはすでに夜のうちにやみ、すっかりピーカン。昼まで、またレンタサイクルを借りることにして、今日のために残しておいた遺跡を攻める。
ズラリと並ぶ仏像の写真でおなじみのワットヤイチャイモンコンである。早朝だったからかなんだかよくわからないが、ここも入場料を払うことなくいつのまにか入った・・・。払う場所も人も見当たらないのだ。すんまそん。



すら〜り。ウォーリーを探すな!
まだ朝8時くらいなので過ごしやすいかなあと思ったが、容赦なく暑いね・・・。タイ僧が建物の中で祈りを捧げている姿が印象的。

さて、これでレンタサイクルの旅は終わり。渡し舟に乗って、アユタヤの繁華街へでてみることにした。なんだ!駅前の静かさにくらべて賑やかのなんの。駅前にはいなかった、トゥクトゥクの客引きがすごい。アラ、みんなこんなとこにいたのね…
市場でカットパイン、揚げバナナ、ネギしゅうまいみたいなやつなどを買い込み、適当に路上にでてるイスとテーブルでのほほーん。静かなのもそれはそれでいいけどやっぱ、こういう喧燥の中にいるのも居心地がいいね。

韓国人オバチャンに別れを告げ、バンコク行きの電車へに乗ると<ピッタリ2時間でファランポーンへ到着。ワットポーへいく。すごい。豪華。ラグジュアリ〜。

今日は、バスがとっても快調だ。
ワットポーで降りるときは、英語を理解するおばちゃんがとても親切に降車ポイントを教えてくれたし、 ワットポーから宿へ帰るバスでは、車掌さんが今までになく親切で「カオサン、カオサン」と言っただけで、私たちが無事降りるまで気に留めてくれた。さらに降りてからなぜか迷った私たちに声をかけてくれたおじいちゃん。タイ語だからわからないけど、「外国人のいっぱいいるエリアはあっちだよ」と、カオサンの方向を指差してくれたおかげで無事についた。
いやあー。タイ・・・たまらんね〜。
今夜はタイ最後の夜である。
アユタヤに行く前にかなめちゃんとこの夜はタイスキに行こう!と約束してたのでかなめちゃんと、合流しているであろうけさんを宿で待つ。
けさんに、あのおいしいタイスキを食べさせたいと、またもやテキサスへ。ああ、ウマイ。これでもかっ!これでもかぁっ!と5人で平らげ、もう思い残すことはない・・・・(涙)

夜は無駄話に花を咲かせ、明日の帰国を惜しむ。きしょー。帰りたくないよ。カオサンだけじゃなくてもっといろんな街に滞在して、いろんなものが見たいよ。どんなにあがいてもダダをこねても明日、帰国。

これまた金ピカ寝釈迦像。狭そうに寝てる。


■本日の出費
・ヨーグルト 6B
・レンタサイクル 10B
・渡し舟 2B
・揚げバナナ 10B
・ネギしゅうまい? 5B
・パイナップル 20B
・水 5B
・タバコ45B
・アユタヤ−バンコク電車代 15B
・バス代(ファランポーン−ワットポー) 3.5B
・ワットポー入場料 20B
・バス代(ワットポー−カオサン)3.5B
・ビタミルク 10B
・水6B
・インターネット接続料 41B
・宿代 50B
・衣料品(帽子とヘアバンド)350B
・船 2B×2B=4B
・トゥクトゥク ひとり6B(全員で30B)
・タバコ30B



1999年5月20日(木) バンコク

今日は貪欲に最後の日を楽しもうと思う。
まずは朝っぱらから、有名なワッタナーさんの10円バーミー
カオサンの裏通りはうまい物のオンパレードで、中でも
ここのバーミーやバーミーヘン、ワンタン(なぜか通じる)は
最高らしい。かなめちゃんも長期滞在のひとに教えてもらった
というやり方がまたおもしろい。
まずバーミーヘンをたのむ。汁なしタイそば。
その丼をもって、トコトコと鍋までいく。
鍋のふたをあけ、勝手に濃いダシを2杯ほどすくう。

うわお!あまからソースヤキソバみたいだ。
というよりそんなものより10倍うまいじゃないのさ!
「しかしこんな勝手なふるまいいいの?」
「ここを盛り立ててるのがニホンジン旅行者なんだって。
だからワッタナーさんは日本人には優しいんだよ」

ホウホウ。そうでしたか〜。にこにこワッタナーさんの
おいしいバーミー、おかわりでいっす!きあ選手!

朝からバーミー2杯、そして毎日かかさないシェイクを飲み
すっかり夢心地。ねえほかになんかこう、ないかなあ?
そこでかなめちゃんご提案。
「ねえ、じゃあさ、昼からエステに行こうよ」
なぬう!エステ!タイでは今エステがおおはやりらしく、
けして高級そうではない美顔マッサージ屋がそこら中にある。
かなめちゃんや、宿のオトコノコ達もなぜか経験している美顔エステ。
いくいくいく!!ぜったい行く!贅沢三昧だ!

とっても仲良しになれたミカちゃんがカンチャナブリへ行くので
お別れをいい、夜のエアポートバスを予約。
そして、最後の日記念でまたもやおばちゃんにマッサージを受ける。
はひ〜。タマラ〜ン。おばちゃんイテテテ!グイグイッと
アクロバティックな古式マッサージをタップリ二時間受け、
今度はフェイスのマッサージへGO!鼻息荒い荒い!


初公開!エステを受けるアマゾネス!

けさん、きあ、かなめちゃんがそれぞれ隣り合ったベッドに
横たわる。「写真とってね★」
お店のオンナノコにカメラを預け・・・。
ボーーーーーッ。
すいません・・・・・あ、あ、あ、あ、あまりの心地よさに
なんにも覚えていません。ヨダレをたらして寝ていたかもしれない。
あっさり終わるんだろうなあと思ってたら、
パックやマッサージや吸引をきっちり1時間して150B。
これはいいです!毎日来たいです!すばらしいです!すべすべ。
わざわざゲランのサロンとかいかなくても十分。
宿の子に「心なしか白くなった・・・ような気が・・」
いわれてるかなめちゃん。すでに現地人以上に日焼けで真っ黒です。

朝から豪華な一日を過ごしているわたしたち。
モチロン、ディナーはリベンジ!ヤワラーのえび!
屋台が開く前から、店のまわりをうろつき、
「まだ?まだかな?」と急かし一番乗りで席につく。
カニ、エビ、サカナなど三人で1000バーツも食べた
このすごい食欲、判っていただけますでしょうか?
これはボラれたわけじゃないのですよ。
こないだ行ったとこと同じ屋台で、値段も判ってます。
ただ、異常な量がカシマシ三人娘の胃袋に入ったのだ。
隣にすわった中国人の3人組とチャンポンな会話をかわしながら
とってもおいしい、たのしいディナーだった。
帰りのバスの夜風が、ほんっとに気持ちよくてウットリしちゃった。

宿にもどると、今日は旅立ち組が多いとのことで、
なんとひとりの男性がいろんなものを屋台で買って来て、
お別れ会をしてくれた。
もう、狭くてしょうがないドミトリーに10人以上の人間が
集まり、ポツポツ話しながらひとり、またひとり
席を立ち、別れを言い空港へむかう。
きあとけさんも、かなめちゃんに見送られカオサンを後にする。
「ふたりがいなくなると寂しくなるな」
もし、かなめちゃんが社交辞令で言った言葉であろうとも、
ものすごく感動した。だってわたしもかなめちゃんの
おかげでタイ初心者なのに楽しむことができたのだ。
ありがとう、かなめちゃん!これからもいい旅を。


フレンドリー2のスタッフたちと。

ごちゃまぜ都市、バンコク。
スキかキライか、いいかわるいか、そんなことはどうでもいい。
楽しんだもの勝ちだ。
うだうだ言ってないで、早くきておけばよかったな。
私は旅を日常にはできない。旅は日常のリフレッシュの場だ。
今回のタイは、そういう点ではニジュウマル。
ありがと。世界でたぶん一番長い正式都市名を持つ、天使の都。
クルンテープマハナコーンアモーンラッタナコーシン
マヒンタラアユッタヤー・マハーディロッカポップ
ノッパラッタナラーチャタニーブリーロム・ウドンラーチャニ
ウェットマハーサターン・アモーンラピーンアワターンサティット
サッカタットティヤウィサヌカムプラシット
よ、また会おう。


■本日の出費
・ビタミルク 10B
・ワンタンメン 10B
・バーミーヘン 10B
・シェイク 10B
・エアポートバス 60B
・マッサージ二時間 260B
・美顔マッサージ 150B
・タバコ 45B
・トゥクトゥク ひとり10B
・メシ  ひとり333B(三人で1000B)
・バス(ヤワラー−カオサン) 3.5B
・パインロティ 10B






1999年5月21日(木)
バンコク〜ソウル〜福岡


深夜1:00ドンムアン空港をあとにしたアシアナは
10時にはソウルへ着く。
この便で乗り換えするのは、タイからアメリカへ向かう家族連れと
きあしかいない。係員にちょっとまって、といわれ
ひとりだけ、わけのわからん階段からチェックインへ向かう。
「キミはちゃんと英語が理解できるんだね。
日本人の観光客はボクがどんなに説明しても
わけがわからずに焦ってばかりいるんだ。どうしてだろう」

係員はいう。そそそそんな!ジャストモーメントステイヒヤくらい
しかわからないんだって、ぜんぜんたいしたことないのです。
しかし、ここでまたもや日本人観光客のダメっぷりを聞いたことで
ため息。お昼過ぎについた福岡空港は
昨日、新ターミナルがオープンし、ピカピカだった。
めまいがするくらいピカピカで無機質な空港になっていた。


おしまい。


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