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第二話『グルメな冒険者たち』

GM:んじゃま中に入ると、ウェイトレスの格好をしたエルフの女性がほやほやと気の抜けた声をかけてくる。「いらっしゃいませ〜♪ あら? ティナおかえりなさい♪……(ガルフたち一同を見て)……お友達?(小首傾げ)」
スパイク:と、友達に見えるのかよっ(笑)。
ガルフ:友達、には見えないと思うが(苦笑)。 俺はガルフ。こっちからメリッサ、リース、スパイク……いわゆる、冒険者だ。

GM:「まぁまぁ♪ ぼーけんしゃさんですかぁ♪ 始めまして。ティナの母のフェンアラーと申します〜(ぺこりっ)」
メリッサ:こんにちは。はじめまして。
リース:あ、どうもはじめまして。リースといいます。
メリッサ:挨拶しながら、目だけ動かしてティナの父親の姿を捜します。

GM:厨房の向こうにいますね。ちょっとやせ気味の、でも優しそうな雰囲気をもった人です。
メリッサ:目が合うようなら、軽く会釈をします。
GM:ティナがうれしそうに駆け寄ってこっちにつれてきます。ティナのお父さんもにっこり笑って会釈をします。「あ……いらっしゃいませ」

メリッサ:店内に他に人は?
GM:いないねぇ。昼を少し過ぎてはいるけど、いない時間でもないはずなんだけどね。

スパイク
:さて、ではまずここのお薦めの料理を一品頂きたいのだが? ちなみに、すでに着席済みだ(笑)
メリッサ:……もう座ってるの……?(苦笑)。
ガルフ:……早いな。さすがに(苦笑)。 まあ、料理の腕前を見ておくのも悪くないか……。
GM:「はい。かしこまりました。少々お待ちください」 んで、しばらくするとパンを小さくちぎって煮込んだリゾット風のシチューと、小麦粉をナンの用に焼き、間にレタスと軽く炙った肉を挟んだもの。この二品が運ばれてくる。

メリッサ:じゃ、席について……とりあえずっと。いっただきます〜♪
リース:スパイクさんって……本当に食べるの好きなんですね。全員分出たなら、席についていただきます。
GM:んで、お味は……。(コロコロ)

  

GM:うむ。神の領域の味だ(笑)。

スパイク:お……おおおおおおおおおお……(あまりの美味しさに声が出ない)。
ガルフ:…………(同じく言葉がでない)。

スパイク
:う……うまいっ! う〜〜〜ま〜〜〜〜い〜〜〜ぞぉ〜〜〜〜〜〜〜!!!(巨大化(笑))

メリッサ
:ん〜……幸せ♪おいひい♪

スパイク
:まったりとしてそれでいてしつこくなく!! まさに(後はお約束)(笑)


メリッサ
:うるさい。黙って食え(笑)。
リース:(もぐもぐ)……わあ、美味しい!(一心不乱)

スパイク
:うまいっ! いやっ! そんな「うまい」なんていう下品な表現でいいのだろうか!? これこそ……そう、『美味』であるぅ〜〜〜〜〜〜〜!!!(感涙)

メリッサ
:今、このおいしさに幸せを噛みしめているというのに……まったくもー(もぐもぐ)。
ガルフ:……うまかった。
メリッサ:ティナ達はこの反応をどう見るものか……。すいません〜……うるさくって。

GM
:うれしそうだよ。「美味しい」って喜んでくれるのはありがたいことだしね。
リース:……なんでこんなに美味しい料理があるのに、お客さんがいないんだろう?(もぐもぐ)

GM:さて、ここで皆さん冒険者レベル + 知力ボーナスで判定してみてもらえます? 目標値は13。スパイク君にはプラス2のボーナスをあげよう(笑)。
メリッサ:んぅ? はいはい。(コロコロ)13。なんだか分からないけど、成功かな?
リース:ころっと……(コロコロ)ぴったり13です。
ガルフ:(コロコロ)15。成功だな。

スパイク
:なんだろ? おりゃっ

 

スパイク:……パーフェクト(笑)

一同:(爆笑)

メリッサ:……スパイクよ……あなたって人は(笑)
リース:……そ、その出目は……(笑)

GM:あははははははははっ!! 全員成功……そしてスパイクは六ゾロ(爆笑)

ガルフ
:やっぱりグルメパーティーだ(笑)
リース:なんというか……本当に不思議ですねえ(笑)
メリッサ:そう言う運命なのね。うんうん。
スパイク:しかも今回俺は六ゾロと、更なるグルメっぷりをあぴーる(笑)

GM
:んじゃ今回も全員わかった(笑)。 え〜〜〜皆さん食事をしていて気付いたんだけど、その料理に使われている材料。実はすっごく質が悪いね。
メリッサ:ふぅん……じゃ、「この材料は……?」と気づき、疑問に思うけど、口にはしない。
スパイク:すばらしいなご主人……このようなクズ食材を、こない見事な料理に変貌させてしまうとは……(陶酔)。
GM:「はぁ、ありがとうございます」
メリッサ:って……スパイク〜〜〜。あなたは、何てことを。もうちょっといい方ってものが……。
ガルフ:たいした腕前だな……この材料でこの料理とは……。
メリッサ:ガ、ガルフまでっ! すいませんティナのお父さん。なんて失礼なことを……。
スパイク:しかし、この食材でこの味を出せるのは凄いが、逆を言えばそんな『クズ食材』を掴んでしまうとは料理人としてどうかと思うぞ? その辺が、ガーナンとの関わりか?
GM:「ど……どうして……それを?」

ガルフ:しかし、好きでこんな材料を使っているわけではないのだろう? 『黄金の森亭』からのいやがらせ、とか、詳しい話を聞かせてくれないか?


■GMの独り言
 この結果が、このパーティを食に拘る『グルメパーティ』と決定付けた瞬間でした(笑)
 実は掲示板時代にもこの判定に皆成功し、そのグルメっぷりをアピールしたのですが、まさかチャットリプレイでも全員成功とは夢にも思いませんでした。
 計算していただければ分かるのですが、全員が達成値13をクリアする確率は1%もないのです。
 いやー。運命って本当にあるんだなぁ(笑)



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