第九話『残された手がかり』 
      スパイク:んじゃ、先に出発の準備しててくれ。ガルフ、ちょっと。 
         
        ガルフ:なんだ?? 勝利の呪文なら唱えないぞ?(笑) 
        スパイク:あほ(笑) 俺達が適任の役割がまだ残ってるだろうが。  
        ガルフ:……捕らえた短剣使い、か? 
        スパイク:そゆこと。あいつを尋問しないとな。それに死んだ奴らの死体もあさくってみねーと。 
         
        ガルフ:……ま、もう少し役立ってもらうとしようか。 
        リース:なんかガルフさんとスパイクさんが密談を(笑) 
         
         ここで、いきなりGMがいやらしぃ〜〜い、そりゃーもー『いやらしい選手権』があったら三連覇くらいできそうなくらいの、いやらしぃーい笑みを浮かべます。 
         
        GM:あれぇ〜〜? 短剣使いなんて、どこにいますぅ〜〜〜?(にたぁ〜〜〜り) 
        スパイク:……へ?  
        ガルフ:……縛って、転がしておいたはずだが……。 
        GM:今、過去ログを拝見しましたが、どこにも『縛っておく』とか、『見張っておく』とか、一っ言も書かれておりませんなぁ〜〜(邪悪笑) 
         
        メリッサ:……いぢわる(ぼそ) 
        スパイク:あほ! 縛っておくに決まってんだろうがよ!  
        GM:短剣使いを先導させて道案内させたでしょうが。少なくとも足まで縛ってないってことでしょ? 逃げるよ(笑)  
        ガルフ:……縛ったのは見学者だけだったのか……。 
        リース:しかも、悲鳴に気をとられてすっかり存在を忘れてましたしね……(苦笑) 
        メリッサ:……。 
         
        スパイク:お……おのれ……。 んじゃしゃーない、せめて死体だけでもあさくる。 
         
        メリッサ:ま、まぁ、気を取り直して、出来ることを……。 
        スパイク:帰宅準備してなさい(笑)  
        メリッサ:はい(笑) じゃ、収穫物をまとめましょう。イワナは内臓を取りだして置いた方がいいのかしら? 
        GM:「そうですね。帰宅中に燻製にしますので」 
        メリッサ:じゃ、イワナの処理をしちゃいますね。 
        GM:「なるべく内肉には傷をつけないようにしてくださいね。内臓だけを引っ張り出せるはずですから」 
        メリッサ:はーい(笑) 
         
         一方、死体あさくり組。 
         
        ガルフ:(ごそごそごそ)……たいしたもん、持ってないな。 
        スパイク:(がさごそ)……金すらもってねーぞ。こいつら  
        リース:せっせと準備を〜。……(ちら)ガルフとスパイクさん、二人で何を話してるんだろう?(笑) 
        GM:んじゃ、ガルフとスパイクはとりあえず冒険者レベル+知力ボーナスでチェックしてみて。  
        スパイク:おりゃっ(コロコロ) 
          
      スパイク:キャー。 
        リース:……スパイクさんの悲鳴が(笑) 
        メリッサ:スパイク、呪文を忘れてるよ(笑) 
        スパイク:あ、しまった(笑) 
        ガルフ:少しは身元なんかの割れそうなものが……(コロコロ)14。 だいぶダイス運が戻ってきたな(笑) 
        スパイク:ちょっと実験……料理っ(ぼそ)(コロコロ)……この呪文は、ガルフにだけ有効みたいだな(笑) 
         
        メリッサ:(笑) 
        ガルフ:……待て、俺はまだ試してないぞ? 
         
        GM:んじゃガルフ。君は変な紙切れが、服の袖口に縫いこまれてたのが分かる。 
        ガルフ:手にとって見る。 
         
        GM:別に命令文なり依頼文なりが書かれてるわけでもない。ただ、マークだけ。不気味なほどにリアルに書かれた唇に、ぞっとするほど利率整然とした歯。そしてそれから伸びて上唇を舐める長い舌。それだけだ。 
         
         
         ガルフ:なんだ? これは……スパイク、なんだと思う?(紙切れを見せる) 
        スパイク:ん? なんだろな……?(コロコロ)13だけど、わかる?  
        GM:わからん。ってか、なにでチェックした?(笑)  
        スパイク:とりあえず、オーソドックスに冒険者レベルで……(笑)  
        GM:わかんない。噂とかの類だからバードでの判定になる。  
        スパイク:すまね、わかんね(笑)  
         
        メリッサ:……私、このときバード使え……ないよね?(汗) 
         
         メリッサは、以前生まれ(旅人生まれ)でバード技能がもらえるのを知らず、バード無しとしてプレイしていたことがありました。 
         
        GM:二人が見せるなら使えるけど……?(苦笑)  
        ガルフ:まあ、いい。他の二人にも見てもらうとしよう。死体からはこれ以上見つからないか? 
        GM:特には見つからないね。  
        ガルフ:では、みんなと合流しよう。 
        GM:んじゃ、その紙切れ、メリッサに見せるんだね?  
        スパイク:あんまし気は進まんが……見せる。  
        メリッサ:……なによぉ。それ。(笑) 
        スパイク:いや……デザイン上どう考えてもまともな意味じゃないだろうしな。 
        メリッサ:それは言えてるね。 
        リース:あ、お帰りなさい。どこに行ってたんですか? 
        スパイク:ちと、後始末にな。 
        リース:はあ……後始末、ですか。 
        メリッサ:(片手を上げて)お疲れさま。ちょっと……手が放せなくて……(イワナをさばいている(笑)) 
        ガルフ:メリッサにもリースにも見せて、意見を求める。  
        メリッサ:じゃ、バード技能と何足していい? 
        GM:知力ボーナス。あと−2のペナルティがつく。  
        メリッサ:じゃ……ちぇっく〜(コロコロ)8……。 
        GM:わからないねぇ。 
        メリッサ:げげ。リアルで気持ち悪い……。 
        リース:口のマーク?……不気味ですね。 
        メリッサ:……しまった。呪文を忘れた(爆) 
        スパイク:あほー。(笑) ま、一応マークだけ覚えておくかな。あんまし意識せんでも忘れられそうにないが(笑) 
         
        リース:……そういえば。あの、ユリクラウスに殺された二人の人……ちゃんと埋葬してあげたいんですけど。 
        メリッサ:それは、そのままにはおきたくないですね。手伝う。 
        スパイク:してきたよ。だから『後始末』だ。 
        メリッサ:……終わったのか。 
        スパイク:ま、たいして深く埋めてねーから、熊か狼あたりに掘り返されるだろうがな。そこまでは知らんよ。 
        リース:あ。……そうだったんですか。よかった……どんな人でも、野ざらしにはしたくありませんし。 
        メリッサ:リース、鎮魂の祈りだけ捧げて。 
        リース:はい。 
         
        GM:おし、では今回はここまでですね。よっしゃー! やっとこさ第零話……実質第一章がチャットリプレイで完了したー!  
       
      ■GMの独り言 
         長かった……ようやく、ようやく実質第一回目のセッションをリプレイに直すことができました♪ 
         思えば2年以上前、掲示板で出会った皆さんとこうしてチャット、そして実際に会ってのセッションを繰り返し、爆笑テープを聞きつつガルフPLさんがテープお越しをしてくれ(後に奥さんのちびさん=ユーファも援軍)、こうしてこのHP、TRPG遊戯会を立ち上げる足掛けとなってくださいました。 
       今まで、第一話がないままのリプレイを読んで下さった皆さん。本当にお待たせしました。 
         これが、このHPを作るきっかけになった第一回です。 
         そして、不肖のGMにお付き合いくださったガルフ、メリッサ、リース、スパイク、そして後のユーファ。本当にありがとう。 
         
         ようやく、この言葉が言えます。 
         
         次回に続くっ♪ 
       
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