第二話 これからどうする? 
         
          GM:それじゃ、みんなもう一度冒険者レベル + 知力ボーナスでチェックして。 
          メリッサ:(コロコロ) 9。全然だめだめ。 
          リース:(コロコロ) 達成値10です。 
          スパイク:(コロコロ、出目は3)むぅ、なんて気色の悪いカラスだったんだ(笑) 
          メリッサ:あんたねぇ(笑) 
           ガルフ:(コロコロ) 14。 
          GM:それじゃ、ガルフだけ気付いたね。スィックが出て行くとき、扉の間に何か挟んだよ。 
          ガルフ:手にとってみよう。 
          GM:地図だね。この街の地図のようで、あるポイントに『×』印がついてる。 
          リース:ガルフさん?どうかしました? 
          ガルフ:どうもお誘いらしいな。誘われてみるか? (みんなに見せて) どう思う? 
          メリッサ:その×の地点に思い当たるところがありますか? 
          GM:高級住宅街だよ。およそ冒険者に縁があるところじゃないね。 
          メリッサ:ふむ。じゃ、冒険者の格好で行ったら、嫌でも目立つわね。 
           
          GM:「見せてーっ、見せてーっ(ピョンピョンッ)」とティナ。 
          ガルフ:ああ(とティナにも見せる)。ここに何があるか分かるか? 
          GM:「んーん。わかんない」 
          ガルフ:(がくっ) あのなぁ〜(笑) 
          メリッサ:これはティナは常に護衛していた方がいいかも。私の方が遊んでいるように見えて怪しまれないかな? 
          GM:「♪ 連れて行ってくれるのっ!?」 
          メリッサ:……でも、この場所にもしかしたらカラスの正体がいるのかもね。ティナを連れてくのは危険かも。 
          リース:罠……じゃないと思うんですけど。高級住宅街で騒ぎを起こすでしょうか? 
          ガルフ:ユイファ、この場所に誰の家があるか分かるか? 
          GM:「ん〜〜……ずいぶん抽象的な地図ですからねぇ……でも、たしか……覚えが……」 では、誰かユイファの思いだし判定してもらえる? 〜〜〜〜んじゃ、リース君(笑)  サイコロ振って、8以上が出たらユイファは思い出す。 
          リース:う、責任重大?いきます……(コロコロ) 10でした。オッケーですね。 
          GM:おっけ♪ それじゃユイファさんは思い出したね。「あ、思い出しました。たしか、レーティン君が住んでいますよ。そのあたり」 
          スパイク:レーティンって、あの前料理大会5位のレーティン・スワシルメ? 
          GM:「そうです。そのレーティン君」 
          メリッサ:レーティンって?  
          ガルフ:どんなやつなんだ? 
          スパイク:あれ? 前に話しただろ? 良い意味で忠実な料理を作る奴だよ。若干15歳でその技術の評価は高い。 
          メリッサ:料理じゃなくって(笑) どんな人?性格とか。 
          スパイク:さあ? おれ、そいつの料理は食った事あるけど、作っているときは性格わかんねぇもん(笑) この料理の味加減がまた絶妙でな、それに―― 
          ガルフ:……料理の話はいい(ユイファに期待かな?)。 
          スパイク:え〜〜〜〜〜〜、これからがいいとこなのにぃ(笑) 
          メリッサ:……(苦笑)でも、そのレーティンのこと、調べても良さそうね。 
          リース:そうですね。あの、ユイファさん。そのレーティンって人と知り合いなんですか? 
          GM:「前大会で争っただけで、知り合いというほどでは……もちろん、多少話はしましたけどね」 
          メリッサ:どんな印象を受けましたか? 
          GM:「ん〜〜〜料理からも感じましたけど、几帳面な性格をしてましたね。 あと、少し自信家、かな?」 
          スパイク:几帳面に均一に刻まれた野菜、そしてその均一のみが導き出せる統一された味。あれこそ……(ぶつぶつ) 
          メリッサ:ちょっと黙ってなさーい! 
          スパイク:はぅ〜〜〜〜〜(泣) 
          メリッサ:調べるのに大事なスパイクは壊れ気味だし……(ため息)まぁ、15歳でそれだけ出来ればね。自信家にもなるか……。自分の料理を完璧な物にするために、力づくでユリクラウスを手に入れようとすると思う?(GMをちらっ) 
          ガルフ:考えられないこともないが……その、レーティン本人がユリクラウスを手に入れようとしていたとは限らないかもしれない。(GMをちらちらっ) 
          リース:レーティン本人でなく回りが動いてるのかも……。(GMをちらちらちらっ) 
          GM:のーこめんと(笑) 
          メリッサ:あのカラスが本体じゃないとすると、使い魔かしら?とすると、カラスはソーサラーか……。 
          GM:さて、じゃあどうする? そのスィックにもらった地図。 
          ガルフ:行く前に、もうちょっと情報が欲しいな。 
          メリッサ:ええと……わたしとしては、レーティンの評判を集めたい。です。 
          GM:ふむふむ……では、どうやって情報集めます? 
          ガルフ:この町に魔術師ギルドはあるのか? あるなら、レーティン本人か親類縁者で、ソーサラーがいないかどうか確認したい。 
          メリッサ:いいわね。カラスの線から、か。でも、出来れば私はティナから離れたくないです。 
          GM:では、魔術師ギルドに行ってみる? あと、大会まで二日ということを覚えといてね。 
          リース:時間に限りがあるんですよね……。急いだ方がいいですね。 
          メリッサ:レーティンはお店を持っているの?まだ15歳だけど。 
          GM:持ってるよ。と言っても、オヤジの店で料理長として働いてるだけだけどね。とスパイク君(笑) 
          スパイク:だ、そーだ(笑) 
          メリッサ:おとうさん?……その人もどんな人だろう?まさか、「息子のために」なんて。 
          リース:その可能性、無くはないですけど……。 
          スパイク:さぁ? 悪いけど料理以外興味無いもん(笑) 
          メリッサ:興味もってよ!(笑) でも、ありえないことじゃないでしょ? そっちも調べて貰えるといいかも。 
          vリース:そうですね。お店の人とかから話が聞ければいいんですけど。 
          メリッサさんとスパイクさんにこっちはお願いして、僕とガルフさんで行きますか? 
          ガルフ:そうだな。メリッサとスパイクは、残っててくれ。俺はリースと魔術師ギルドに行ってくる。 
          メリッサ:おっけー。じゃ、ここはまかせて♪ そっちは頼んだわよ。 
          ガルフ:なんにせよ、魔術師が絡んでるのは間違いないなさそうだな。行こうか。 
          リース:はい、行きましょう。 
          メリッサ:行ってらっしゃい。 
           
         
         GMの独り言 
           スパイク、あんた突っ走りすぎ(笑) 
           まぁ、これがこのパーティなんだろうけどねぇ(苦笑) 
           でも少しずつ物語は本質へと向かってるんじゃないかな? 
           でも、聞きこみに行くのが無愛想ガルフと引っ込み思案のリースじゃなぁ。ちゃんと情報収集できるのかな? 
         
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