第三話 魔術師ギルドにて

GM:それじゃ、シーンは魔術師ギルドに。歩いてだいたい1時間ぐらいのところにあります。
ガルフ:いまいちギルドの仕組み、分からないんだよな。一般人を相手に話をしてくれる人、いるのか?
GM:街によりけりだけど、ここのギルドは雰囲気は公民館だね。んで、受け付けの人らしい女性が声をかけてくるよ。「あら、なにか御用ですか?」
リース:あ、ええと……どうしましょう、ガルフさん……。
ガルフ:レーティンという料理人を知っているか? 昨年の料理大会で5位だったらしいんだが。
GM:「え……? は、あの……レーティンという……料理人……ですか?」 って、ストレートだね(笑)
ガルフ:こういうの下手くそだなあ(汗)
メリッサ:頑張れ〜〜。
ガルフ:えっと……彼、あるいは彼の親類縁者で、魔術師がいるかどうか知りたいんだ。
GM:「はぁ……では、少々お待ちください……」 彼女は半信半疑でいっちゃった(笑) んで、しばらくすると一人のおだやかな雰囲気をもつ男性を釣れてくる。
リース:あ、ホントに相手してくださいましたね。う〜んそうか、ああ言う風に率直に言えばいいんだ……覚えとこう。
GM:たぶん、違うと思うぞリース君(笑) んで、その男性がしゃべり始めるね。「 こんにちは。私はベックガートンと申します。えっと……レーティンという料理人について、ですかね?」
リース:あ、あの、その人、こちらに所属してるんじゃないかなって……。
GM:「そういった名前の方はおられませんが……」
リース:そうですか……どうしましょう、ガルフさん。
ガルフ:本人が、というわけじゃないかもしれない。フルネームはレーティン・スワシルメ。このファミリーネームに聞き覚えはないだろうか?
GM:「あ、えっと……レーティン・スワシルメ……ですか? う〜〜〜ん……スワシルメ……あの? いや、しかし……だが……(ぶつぶつ)」
リース:あの……誰か心当たりがあるんですか……?
GM:「(びくっ!) い、いえっ! そんなことはとんとっ!」
ガルフ:あからさまに「なにか知ってます」って反応だな。
GM:「し、知りませんっ! わたしは全然知りませんっ!!」 ベックさんは激しく同様。どうやら、隠せない性格みたいですねぇ(笑)
ガルフ:……そうか、邪魔したな。
GM:あり? 戻ります?
ガルフ:ああ。一旦戻るとしよう。
リース:(後追いかけて行って)よかったんですか、ガルフさん?
ガルフ:どうやら魔術師を親類に持つか、まあ何かかかわりがあることはわかった。これ以上聞いてもおそらく無駄だろう。魔術師ギルドに脅しをかけるわけにもいかないしな。
リース:そう、ですね……はい、戻りましょう。
 
そのころ、スレイプニルの前足亭では―――
GM:ティナがうだうだ店の椅子に座ったまま「おねーちゃん……なんか、おもいっきし暇だね……」
メリッサ:そうねぇ……お茶でも飲もうか?
スパイク:バウバウッ♪
GM:……緊張感ないねえ、あんたら(笑)


 GMの独り言
 『始めてのお使い』か? これ(笑)
ガルフよ……もうちょい言葉選べよ(笑) ストレートにも程があろうに(笑) リース君ももうちょい前線にでようね(笑)
 でもまぁ、ガルフの推理力は対したもんだね。
 メリッサとスパイクはもーちょい緊張感をもとうね(笑)