第三話『スィックの情報(その2)』 
         
            (休憩〜♪)  
           
          GM:そんじゃ、続きを始めますねっ。んで、というスィックのお話でしたが、どうします?  
          リース:裏の大会をどうにかしたいです……けど。  
          GM:「俺も、少しなら手を貸す事はできるがなぁ」 
          ガルフ:ずいぶんと大きな話になってしまったな。本来の目的はユイファを料理大会で優勝させるだけだったはずなのに(苦笑) 
          裏の大会をつぶすにしても、タダ働きなのかな・・・困ったもんだ。  
          GM:だねぇ(笑) 
          リース:あう……ガルフさん……  
          GM:「お前達に頼みたいのは、捕まったユリクラウスの子供を助けてやる事、そして『カニクバ』が狙っているというユリクラウスとコンタクトをとった人物を守る事だ」 
           
          ガルフ:裏の大会自体はどうする?  
          GM:「こんなこと公表するわけにはいかないだろ? たぶん言ったとたん大パニックだ」  
          ガルフ:俺としては、むしろ騒ぎを大きくして、一般大衆にこの大会の存在を公表したいところなんだが。 
           
          GM:「その存在を、ひた隠しにしてるのが『権力者』ってことを忘れるなよ……一番迷惑するのはその一般大衆だぞ」  
          ガルフ:だが、そうでないと、ユリクラウスとコンタクトをとった人物を守るのは無期限になりかねんぞ。 
           
          GM:「『出来物を治すには膿を出せ』ってか……今回は、ちょいと膿が多過ぎるな……悪いようにはしねぇから、今回は頼まれてくれよ」 
           
          ガルフ:……分かった。信用しよう。リースもそれでいいか? 
           
          リース:はい。 
          GM:「すまんな……それじゃ頼まれてくれるか? 今日の夜、俺はスワシルメ家の裏口を開けておく」  
          ガルフ:そこから先は? 地下への入り口は、巧妙に隠されているんじゃないのか? 
           
          GM:「そこからは臨機応変に頼むよ」 
          ガルフ:(苦笑)了解した。ところで『ユリクラウスとコンタクトをとった人物を守る』という仕事はすでに遂行中なんだ。その辺、一応頭に入れといてくれ。 
           
          GM:「……なんだと? おいっ! ちょっと待てっ! どういうことだっ!?」 
          ガルフ:(ちらっとティナを見て)まあ、そういうことだ。あんまり邪険にしないようにな。 
           
          GM:「あぐあぐ」と大きなパンケーキに挑戦中のティナを見やり(笑) スィックは舌打ち混じりに呟くね「……ちっ! なんてこったっ!」 
           
          リース:……護衛してるようには見えないだろうな〜……。 
          GM:「見えるもんかよ(笑)」 
          リース:やっぱりそうですか……。  
          ガルフ:というわけで、正直なところ人手不足だ。あれの護衛に最低2人、すると、こちらで屋敷に侵入できるのは2人だけになってしまう。 
           
          GM:「……なるほどな。それであんな荷物を一緒につれ歩いてるわけだ」  
          ガルフ:裏の大会が始まるのは何時ごろだか分かるか?  
          GM:「表の大会の前日の夜だ。そして、表の大会の騒乱の間に後始末するわけだ」  
          ガルフ:では、仲間と打ち合わせをしておこう。潜入後の手引きは、よろしく頼む。 
           
          GM:「分かった。んじゃな」と言って、スィックは足早に去っていくよ。そんじゃ、『スレイプニルの前足』亭に戻る? 
           
          ガルフ:戻りましょうか?  
          リース:情報は十分手に入ったと思うんで戻りましょう。 メリッサさん、ティナ、そろそろ帰るよ。 
          GM:「うぐっ?」と、まだパンケーキをほうばったままのティナであった(笑) 
         
        ■GMの独り言 
           メリッサがこのセッション中やけに忙しく、この第三話までほとんど発言がありません。 
           結局、ティナと一緒にカウンターに放っておくという形をとりました(笑) いやいや、ガルフもリースもわかってらっしゃる。 
           ま、自然にできたね。 
         
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