第五話『相談相談。またまた相談』

GM:三人がもどってきたよ。
ガルフ:事情は、全部話さないといかんだろうな……。
メリッサ:隠せないでしょう。自分たちにかかる危険は知っておいた方がいいし。
リース:『裏』の大会のことも……ですよね……。
GM:では、包み隠さず、かくかくしかじかと話していい?
ガルフ:なにせ大会の会場に踏み込むんだ。隠しようがないな。全て話そう。
メリッサ:ユイファにはきついかもしれないけどね。だけど、ティナには自分が食材の対象だと言うことを聞かせたくないなぁ。
GM:では、所々隠して、だいたいを話す?
ガルフ:『食われるかも』のところは、両親にだけ伝えとこうかな。
メリッサ:そうね。
GM:では、夜までにだいたいのことを三人に伝えたってことでいい?
メリッサ:おっけー。
ガルフ:PL:それでいいです。
GM:では、日が暮れる頃……。ユイファは話を聞いて、押し黙ってしまっている。
リース:ユイファさん……。
メリッサ:ちょっとショックだったかもしれないけど。私たちも出来るだけのことはしますから。
GM:話しの途中まではフェンアラーとティナの二人がいたのだけど、話しが進むに連れ、ユイファが二人を2階に追いやってしまった。「まさか、私が望んでいた大会に、そんなことがあったなんて……」
ガルフ:あくまで『裏』の話だ。
メリッサ:お気持ちはお察しします。どこの世界にも表と裏はありますから。
GM:「……」
メリッサ:でも、ユイファさんは表の世界に生きている人ですから。闇のことを気に病むことはないと思います。精一杯、表でやればいいじゃないですか。
GM:「……そうですね」
メリッサ:そうですよっ!ね?
ガルフ:ちょっと気になるんだが・・・表の大会の覇者、ガーナンはこのことを知っているんだろうか。
GM:さて? どうでしょ?
ガルフ:表の最高の料理人……裏の世界への勧誘があったのではないか、と思うんだが。
リース:知っていてもおかしくは無いかもしれないけど……
GM:「ガーナンは……そんなことをする奴じゃないです。大丈夫です」
メリッサ:ユイファさんがそう言うなら……。
リース:……うん、ユイファさんがそういうならきっと大丈夫ですよ。
ガルフ:ガーナンはドワーフだったな。ザンジヴァルの裏の名前はドワーフ語。ちょっとひっかかるんだ。
メリッサ:なるほど。鋭いかも。
リース:……確かにそうですけど……。
GM:それじゃ、ここでストップしておきますか? ここから先は、またちょっと時間かかりますよ。そろそろお開きにしましょっか。


 GMの独り言
ガルフ、ナイスな想像力だな〜。ドワーフ語の『カニクバ』とガーナンとの関係。
 でも、実は全然関係ナッスィングなんだよな〜(笑)
 スマン。GMの力量不足っす。そのアイデア、今度別の人とのセッションで使わせていただきます(笑)