第二話『眠りから脱して……』
メリッサ:とりあえずGMの提示した状況に臨機応変ですね。
ガルフ:そうだな。どこで起きるのか、そもそも起きることができるのか……
GM:最悪……その一言以外思いつかないような気分で、君達は目を覚ました。
ガルフ:起きれたか……周囲の状況は?
GM:辺りは以外と小奇麗だね。 ベットは清潔だし、水差しまである。だが、その扉の重量と、天上に吊るされたランプ以外の明かりがないこと……そのことが、如実に閉塞感をかもし出す。
メリッサ:……っ!ティナは!?
GM:当然と言うべきか……いないね。
ガルフ:窓はあるか?
GM:ないねぇ。
ガルフ:愚問でしたな(苦笑)
リース:起きたらすぐにみんないるか確認します。
GM:フェンアラーとティナがいない。
スパイク:くー……くー……
リース:予想どおりですけど……悔しいですね……
スパイク:すかぁ〜〜……
メリッサ:……部屋の様子を確認します。窓とかドアとか。
GM:4人がいても十分過ぎるほどの空間だよ。とても、牢獄には見えないくらいの。
スパイク:ぎりぎりぎり……くぅ〜〜……。
ガルフ:……おいスパイク、起きろ。
スパイク:くー……いやん、まだたべるぅ〜〜〜
ガルフ:……ポカッ!!
スパイク:ふぐっ!? にゃ、にゃにをぅっ!?
……んあ?
ガルフ:目はさめたか? 起きたなら、扉の向こうの様子を聞き耳してくれ。
スパイク:……おうっ
リース:あ、そうだ。装備品の方はどうなっていますか?
GM:武器と盾以外は全員そのままの装備がありますよ。もちろん、リュックに入れてたような物もない。ポケットとかの小物と鎧は残ってる。
リース:やっぱり武装解除済みですか……。
スパイク:聞き耳チェック(コロコロ)13。
GM:外には誰もいないみたいだね。
スパイク:……どうやら見張りもいないみたいだな……。
メリッサ:……?暗に抵抗しろ……と?
スパイク:……んにゃ、俺ら欄外なんだろ。
ガルフ:……扉は、開けられそうか?
スパイク:ん〜〜〜〜〜〜…… 開けられるかどうか。
メリッサ:鍵は?
GM:がっちりかかってます。
メリッサ:開けられなきゃ、先には進めないね。そしたら、二人はも私たちも終わりだね。やってみて。スパイク。
スパイク:あいよっ。んじゃ、まず罠感知から……(コロコロ)12っ。
GM:ふむ。罠はないみたいだよ。
スパイク:んじゃ鍵開け……ぬおりゃっ!(コロコロ)……おっ?
一同:おおおおおおおおおおおっ!
なんと、出た目は六ゾロでした。
スパイク:(カチカチカチ……キチ……ピーンッ)……おおっ?
ガルフ:えらいっ!!
リース:ここで6ゾロですか!?
スパイク:完璧っ♪
GM:なんか末恐ろしいなぁ(笑) はい。最高のスキルで鍵が開きました。
メリッサ:今日の運はこれで使っちゃったなぁ……。
スパイク:不安になるよーなことゆーなっ(笑)
ガルフ:やったな。じゃあ、開けるぞ。
メリッサ:構えましょ。
リース:警戒します。
GMの独り言
いやぁ〜〜……出すか? 普通、この場面で、六ゾロを(笑)
でも、結果GMは助かっています。状況的に考えて、ここの扉の鍵が簡単に開くわけにはいきませんでしたので、たかだか2レベルシーフのスパイクには少々荷が重い達成値を設定していました。
それをこれですから……ねぇ(笑)
おかげで、次への話の導入がもっていきやすくなりました。
ちなみに、ここから後半は全てアドリブです。いや、チャットTRPGって良いね。考える時間たっぷりあるし(笑)
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