第七話『ファイナルバトルッ!!』
スパイク:「メリッサッ!」そう言って、先ほどの斧男が使っていたグレートアックスをメリッサの方に滑らせるっ!
メリッサ:ウケとるっ! スパイク壁を調べて!!……アックスを構えます!
GM:聞き耳と罠チェック、する?
スパイク:無視っ! それよりも時間が惜しいっ! メリッサ、ボテ殴れっ!
メリッサ:オッケー! いっきまーーーーーすっっっ!!! ボカン!
GM:当然命中っ! ダメージどうぞっ! 斧は必要筋力16のグレートアックスとしてあつかってくださいな。
メリッサ:両手持ちだよ。だから、21ね(コロコロ)う4……ごめん、皆……。
リース:アックス2Hだから打撃力+10で26ですね。レーティング表26の4は……3ですから、そこに追加ダメージを足してください。
メリッサ:追加ダメージは5です。だから、8。もう一回かな?
ガルフ:構造物破壊でしょ? 続けて殴って。
メリッサ:えいっ!(コロコロ) うう。また4だから8発。もいっちょっ(コロコロ)今度は8。だから13発っ!
リース:メリッサさんファイト!!
ガルフ:早く来てくれ〜(心の叫び)
メリッサ:うううっ!(コロコロ)(コロコロ)(コロコロ)
GM:さすがに、ちょっと待って。グレートアックスをすいすい切り替えすのやめてっ(笑)
メリッサ:まだ?(苦笑)どかどかっ。
GM:もーいーもーいー(笑) では、4ターンで扉が破れました。だから、ガルフの応援には4ターン後に駆けつけられます。
ガルフ:きびしー! 4ターン耐えなきゃいけないのか。
GM:はい、耐えてくださいね(笑)
リース:ガルフさん、頑張って。どうにか時間を稼いでください。
GM:では、ガルフ君は次のような情景を目にしている。
裸身を鎖で逆さに釣らされた少女……。ただそれだけの光景を、ガルフの瞳はひどく億劫に脳へと伝えた。その少女の首筋にはクギ程度の太さのパイプが突き刺してあり、そこからポタポタと赤い液体をしたらせている。赤い液体は、下に置いてある小さなカメに、少しずつ、少しずつ蓄えられていった……。
そこまで見て始めて、その奥に一人のでっぷりと太った男――ザンジヴァルと、フードを目深にかぶり、肩にカラスを止まらせている男(?) そして、裸身を余すことなくさらし、うつぶせに倒れこんでいるエルフの女性の姿までが視界の情報を脳髄に伝える……。
ガルフ:「……ぉぉぉおおおおおおおおおおっっ!!!」 ザンジヴァルにダガーを構えて突撃っ!!
GM:ザンジヴァルの前に立ちふさがるようにして、カラスを肩に止まらせたフード男(?) が、『ダガーを引きぬいて』構える。
ガルフ:「どけェェ!!」 カラスの男に攻撃っ! (コロコロ)10っ!
GM:(コロコロ) その攻撃は受けとめられ、その瞬間――フードがはだける 。んで、ガルフ君。君はそのフードがはだけた男を知っている。
ガルフ:スィックかな?
GM:正解。「なぜ貴様がここにいるっ!?」
ガルフ:「それはこっちのセリフだ!」 2ターンめ、攻撃していいのかな?
GM:えっと、その前に1ターン目の攻撃をさせてくださいね。こちらはエネルギーボルトですので、精神抵抗よろしく。こちらの魔力は12です。
ガルフ:抵抗いきます。(コロコロ)7……はうるるる……。
GM:さすがに抵抗失敗。ダメージは8発。「お前は何も知らず、俺に躍らされていればよかったんだよっ!」
ガルフ:魔法のダメージは6発くらいました。「十分踊らされたよ。これ以上は勘弁願いたいものだな!」 攻撃(コロコロ)13っ。
ところで、スパイクのダガーって必要筋力いくつだっけ?
スパイク:3だよんっ。
GM:んでもって、その攻撃は命中です。ダメージどんぞ。
ガルフ:追加ダメージ4で、ダメージ決定(コロコロ)11っ! クリティカルっ!
一同:おおっ!
GM:げ。今日はホント、良い時に良い目が出るなぁ。
この時、GMはあまり心配はしていませんでした、いくらクリティカルとはいえ、所詮武器が必要筋力3のダガーだったからです。
ですが……。
ガルフ:もう一回(コロコロ)11っ! またクリティカルっ!
GM:ぬおおっ!?(笑)
ガルフ:大回転中。もう一回(コロコロ)今度は8。……ダガーなのに……15発です。
GM:お……おひおひっ(笑)
嘘です。反則です。卑怯です(笑)
GM:スィック君グロッキー。 「ぐっ!? ば、万能たるマナよ……っ!!!」
スパイク:なんか壁の向こうから悲鳴が聞こえたぞっ! 急げメリッサっ!(笑)
メリッサ:しっかりガルフっ! 今いくからねっ!(ガンガンッ!)(笑)
スパイク:もっとぐっ! と腰入れろっ! ぐっ! とっ!(笑)
GM:では3ターン目。こっちはまたもやエネルギーボルトです。
ガルフ:その前にこちらの攻撃(コロコロ)11っ。
GM:(ころころ) く……当たった……。
ガルフ:ダメージ決定(コロコロ)5。追加ダメージを足して5発っ
GM:それはさすがにとまったねぇ。では精神抵抗よろしくっ。
ガルフ:魔法に抵抗。(コロコロ)15。
GM:がっちり抵抗。ダメージはっと……(ころころ)う、5発。
ガルフ:3発通った。ちょっとまずい。
GM:では4ターン目。後ろで、メリッサの振り下ろしたアックスが最後の木片を吹き飛ばしたっ! 次のターンから、参戦可能です。
リース:了解です。
メリッサ:ふう……斧を振り下ろした状態で木片飛び散る中、轟音と共に登場! 派手ですねぇ♪
スパイク:その木片の一つが俺に当たったりしてるけど、まーオッケーにしとくよ(笑)
メリッサ:ごみん……じゃ、振っていいのかな?
GM:次のターンからだから、ちょいと待ってね。 このターンではメリッサは『壁に攻撃』で終ってるということで処理してます。
メリッサ:は〜い。
ガルフ:それじゃその4ターン目の攻撃行きます。選択ルール、『強打』追加ダメージ+2を選択します。(コロコロ)う。8……。
GM:それはさすがに回避成功です。
ガルフ:はう〜、当たらなきゃ意味ないじゃん……。
GM:では5ターン目。こっちは『ライトニング』っ! 後ろからなだれ込もうとしている全員っ! 射程範囲だっ!!! (ころころ) おりゃっ! 精神力で達成値12を抵抗せいっ!
ガルフ:ガルフは外れてる?
GM:もちろん入ってる(笑)
リース:抵抗行きます!レベル2+精神B3+ダイス……(コロコロ)13っ! 成功ですっ。
メリッサ:げげげ。抵抗弱いんだよねぇ。(コロコロ)11……うぅダメージください……。
スパイク:(無言で(コロコロ))10……(無言で滝涙)
ガル フ:か〜なりやばひ。抵抗いきます(コロコロ)な、なんとか成功。
GM: ではガルフとリースは9発。メリッサとスパイクは12発です。
ガルフ:うきゃ! 生命力残1だあ!!
リース:7点……痛い。ガルフさん大丈夫ですか? ……(眼前の光景)「ティナ!?……ス、スィックさん……なんで……?」
GM:「うるさいっ!」
メリッサ:ぐぐぐ……冒険者レベルだけ減らせるんでしたよねぇ? 残り7かぁ・・。・
スパイク:あうあうあうあうっ。
GM:では第5ターンっ!! 順番はガルフ→リース→スィック→メリッサだっ!
メリッサ:GMは元気いっぱい。キャラクターはヘロヘロ(苦笑)でも突っ込む。
ガルフ:回復、頼む……。攻撃、いきます。(コロコロ)11っ!
GM:それをかわせばこっちの勝ちだっ!オープンだいすっ! (コロコロ)
出た目は1ゾロ……いやホント(笑)
GM:ぐはぁあああっ!?(爆笑)
メリッサ:(苦笑)逝きましたね。
ガルフ:くたばれっ!!(コロコロ)5発っ!
GM:(ころころ) さすがにそのダメージは止まる。
ガルフ:むう、やっぱり回らないとダメか。
スパイク:さっきは回りすぎだったがな(笑)
メリッサ:リースはいずこ? 回復させるためには移動が必要なのでは?
GM:ん〜〜〜(図を見る)大丈夫。10m以内ですから、回復魔法届きます。
リース:半分パニックですけどとにかく回復。ガルフさんにキュアーウーンズ。
(コロコロ)3+3で6点回復です。
ガルフ:6点回復。サンキュ。
GM:スィック君がぜいぜい言いながら攻撃。「お前達には知らなくていい世界があるっ! お前達には分からない考え方というものがあるっ! もういいっ! 死ねよっ!」(コロコロ)10。回避ヨロシク。
ガルフ:「勝手な考えを押し付けるんじゃない!!」(コロコロ)13。回避成功。
スパイク:姉さんっ! 取りですぜっ!(笑)
メリッサ:「この状況を見れば問答無用ね。あなたの考えなんか知らないし、知りたいとも思わないわ。自分に負けた人間にとやかく言われたくないわね」
GM:「お前達はなにもわかっていないっ! なにも知ろうともしてなんだっ!!」
メリッサ:「なにも伝えようとしない。なにも教えようとしない男が、生言ってんじゃないわよっ!」(コロコロ)14っ!
GM:ってぐはあっ!?(笑) じゅ、じゅうよんんんっ!?(笑) ……(コロコロ)……ダメージどんぞ(笑)
メリッサ:「あなたの方から何も話そうとしないで、解って貰えるなんて思わないで。あまえんじゃないわよ!」(コロコロ)サイコロの目は10っ! だから……14発っ!
おしい。回らないなぁ。
GM:十分ですってばさ(笑) 「(ドシュッ!!)……貴様達の価値観のみで、この世界が動くものか……貴様たちはぬるすぎるんだ……が……あの酒場での少しばかりの時間……ぬるま湯のような時間……悪くは……ない……
」
リース:「スィックさん……確かに僕は裏の世界のことを知りません。けど、目の前で行われていることは……見過ごせません!!」
GM:「……いいさ。貴様達には必要のない世界だ……帰れよ。お前達を見てるといらいらしてくるんだ……(事切れる)」
リース:スィック……さん……。
メリッサ:バカよ……あなたは……。
スパイク:感傷に浸るのはもちっと後にしな。ティナとフェンアラーを鎖から解いてやっている。「リースッ!」
リース:あ、はい。ティナに駆け寄ってキュアーウーンズを。(コロコロ)(コロコロ)
リース:(コロコロ)……これでキュアーウーンズ打ち止めです。
スパイク:サンクスっ。ティナとフェンアラーの具合はどうだ?
GM:ティナの呼吸は穏やかなものになっている。フェンアラーも、すやすやと場違いに気持ち良さそうなもんだ。
リース:取り合えずティナのほうは大丈夫みたいですね。
スパイク:フェンアラーも問題ねぇ。ただ気を失っているだけだ。
GM:んでもってザンジヴァルだけど、別段慌てる様子もなく、かと言って観念した様子もなく、ただ一つの結果を粛々と受け止めている。
メリッサ:「さぁ。で、あなたはどうする?(斧を構える)」
GM:「……抵抗するつもりはない……。食う立場だった私に、食われる立場が回ったきただけだ……しかし……皮肉なものだな……わしを食うのは……お前達か……」
ガルフ:「盾は消えたぞ。どうせ衛兵に突き出してもお得意の政治力で逃げるんだろ? 死んでもらうのが、いちばんいいかもしれんな」
GM:「……抵抗はせんさ……わしは……自分から沸きあがる欲求に従っただけ……『食欲』という、人間の根源的欲求にな……」
メリッサ:「だからといって、欲求に従ってしていいことと、悪いこともあるでしょう? あなたはその歯止めが利かなかった。人間として欠陥品よ」
GM:「人間のような『元からの欠陥品』になり下がるつもりはない。 『生物』として、わしは完成していたと自負しとるよ……かといって、わしの価値観を貴様達に理解できるはずもない。……さあ、食え。 はなから抵抗はせんと言っている……」
メリッサ:……ガルフ。私はザンジヴァルがここで死んだからといって、それで償いが出来たとは思わない。生きて償いをさせるべきよ。でも、本人にそれをするつもりがあるかどうかは解らないけど。
ガルフ:表の料理人たちの名誉を守るなら、『すべてを闇に葬り去る』のが一番とも思うが……まあ、彼らがどのような判断をするのか見るのも、悪くはないかな。
メリッサ:リースはどう思う?
リース:僕は……やっぱり誰かに知って欲しいです。こんなことは二度と起きちゃいけないですから……。
ガルフ:スパイクはどう思う?
スパイク:殺す。……って、まぁそう言いてぇところだが……リースと同意見にしとくよ。
メリッサ:どういう風に公表するか……。とりあえず、ザンジヴァルを縛って猿ぐつわをかませ、捕まっているものたちを解放しないと。
GM:「そうか……貴様達は、わしを食わぬつもりか……。しかし、できるか……? 貴様達がわしを『調理』するなどと……」
メリッサ:「あなたは何でもそういう風に物事を考えていたのね。なんて価値観が狭く、可哀想な人。でもね。あなただってあなた自身が見下していた人間には違いないのよ。認めたくないだろうけどね。だからそこ、償いはしないといけない。そんな気がなくともね」
GM:「……」
ガルフ:「『調理する』のは、俺達じゃない。町の人々が、おまえを『調理』してくれるだろうよ」
GM:「 ……何度も言うが、抵抗はせんさ。今度は、わしが食われる番になっただけだ……自然の理だ……」
スパイク:……本心じゃ、ハラワタ煮えくり返ってるんだけどな……意外にこのオッサン、自分の考え持ってるのな。
GM:そうやって皆の話しがまとまると、後ろでゆっくりとユリクラウスの子が……まるで崩れるように膝を付く。
リース:ああっ、まだ傷が完全に癒えてるわけじゃなかったから……。様子を見ます。
GM:呼吸が止まってる。
リース:……え?
GM:息、してないよ。
リース:……あ、あれ……?ガルフさん! スパイクさん! メリッサさん!!
スパイク:ん〜〜〜?……おい?……おいっ!!
メリッサ:……えっ!?(駆け寄る)
ガルフ:……遅かったか。
スパイク:どんな様子か調べるっ!
GM:セージ技能でチェック。
スパイク:(コロコロ)15っ!
GM:……ユリクラウスに普通の動物学が当てはまるか分からないが……栄養失調と症状が似てる。
ガルフ:……ユリクラウス(木の実のほう)があれば、助かるのか?
スパイク:たぶん……。
GM:「無理もない……木の実でしか命を繋ぐことができないユリクラウスを、2週間近く隔離しておったのだから……」
ガルフ:「だまれ。ザンジヴァル……」ガーナンのところに行ってこようと思う。こいつ(ザンジヴァル)を見張っておいてくれ。
リース:あ、そうかガーナンさんならユリクラウスと交流もあるはずだし……。
スパイク:ここにいるのはやべぇよ。さっさと出ちまおうぜ。
ガルフ:……連れて行ったほうが早いか。急ごう。
メリッサ:他につかまっているものたちを解放しないとね。
GM:するとザンジヴァルがゆっくりと立ち上がる。
スパイク:っ! 警戒っ!……は、しない。
メリッサ:ザンジヴァルの様子を見ます。
GM:そしてそのままゆっくりと壁の方へと歩みより、壁の一部をずらし、中から一つの木の実を取り出す。
メリッサ:それはっ!?
GM:「食われる立場となったわしには……もう、食えん代物だ……どうとでもするがいい……」 そういってメリッサの手に渡されたユリクラウスの木の実は少しずつ輪郭が砕け、そして光の粒子となってユリクラウスの体へと降り注いだ。
リース:……あなたの考え方に共感は絶対できないですけど……ありがとうございます。
GM:そしてその粒子は徐々にユリクラウスの体すら、徐々に光の粒子として崩れていく……。
メリッサ:……あれ?ユリクラウス?
リース:え? 崩れていくって……。
GM:やがて……どのくらいの時間が経ったのか、4人にも分からなかった……。気がつくと、ユリクラウスの体は、光の粒子と共に消え去ってしまっていた。
だが、不思議と、4人の心にそれが『滅び』を意味していないことは、確信めいて分かっていた……。
ガルフ : ……いるべきところに、帰ったんだろう。さて、俺達も捕われているものを解放して、帰ろう。
GM:ってなところで、今日はおひらきにしておきませうっ!!!
メリッサ:へい。お疲れさまでした。
ガルフ:あれ? まだ続くの??
GM:エピローグ、やりたくないですか? 料理大会もまだ残ってます。
ガルフ:はうっ、そうだった。ユイファの優勝を見届けないと。
リース:エピローグですか〜、いいですね。あ、そうかそれに最初の依頼の件があったし。
メリッサ:誰かまとめてぇぇぇん。文章で。苦手なので出来ません。<他力本願
GM:まぁ、エピローグをわざわざプレイする必要もなし……。短編の小説かなにかにまとめましょうかねぇ
リース:後始末付けないとならないこと結構残ってますね。
GMの独り言
お、おしいっ!(笑)
ってか、私がマスタリングするシナリオって、いっつもキャラが半死半生になるんですよねぇ(笑)
ま、いつも通りってことで(笑)
マスター的には百点満点の決着じゃないかな?
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