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24/07/05 パリ3日目・ツール・ド・フランス観戦

さて、ツール・ド・フランス最終ステージの日。
今年で引退、そして7連覇を狙うランス・アームストロング。1勝目を生で観戦しているので、最後も観ておこうと、急遽1ヶ月を切った時に、航空券のみ手配しに行った次第です。
「急だけど...」と、過去にパリを案内した5人と、他数人を誘ってみたが、ことごとく断られ、予定通り一人旅です。
それはいいとして、セガフレードで朝食。
◆テーブルよりカウンターの方が安いのです。 ◆メトロもカフェも犬は普通に連れられてくる。
空模様が気になる。傘と地図だけ持って、チュイルリー方面に歩く。
いつものことだが、国内外問わず、よく道を訊かれる。ここでも車の中から「オペラ座はどっち?」と訊かれ、慌てて考えて指を差すと、一方通行の逆向きの道でしたが、わかってくれたようです。ちなみに、パリは一方通行地獄です。

リヴォリ通りは、道路の規制が始まっているが、まだ緩い状態。柵の中も行き来できます。
◆遠くにエッフェルが見えますね。 ◆残り1kmを示す赤い旗「フラム・ルージュ」。
99年はシャンゼリゼの西端の凱旋門近くで観戦したのですが、今年はスピードが落ちるカーヴ近辺を狙い、チュイルリー内で良いスポットはないかとウロウロ。
パリ内に来てからは周回コース。トンネルでチュイルリー庭園をくぐるので、トンネルに入る手前であるカーヴ直後の場所に狙いを定める。
警備の女性警官に集団の通過時刻を訊くと、14時頃とのこと。かなり時間が空くので、地下に行きショコラを飲む。
◆切れかけていた靴紐が切れ、スペアに交換。 ◆「ここで観ちゃダメか?」のようなやりとり。
戻ると少しずつ人が集まってくる。空いている場所なんて無くなるだろう。雨も降ってきたので、柵のそばでかぶりつきで観るのは諦め、木陰でしばらく座って地図を眺めたり、使ったお金を計算したり、人間観察をして時間を潰す。14時過ぎにやっとキャラバン隊(集団の1時間ほど前に通るチームバスやスポンサーの宣伝の集団)が騒がしく通っていく。結構長い。
チームバスも各チーム個性があって面白い。
◆ag2r(あーじぇーどぅーぜる)のチームバス。 ◆スティック菓子の宣伝カー。
各国から観戦の人で非常にごった返してきて、なんとか石の台に上ったポイントを確保。雨は降ったり止んだり。

15時過ぎにやっと集団がパリに入り、ここからが周回コース。総合タイムに関してはほぼ決着は付いており、今日の区間優勝を狙ってチームや個人の駆け引きがこの辺りから始ります。
すごい速さで駆け抜けていく集団。今のところひとまとまりの様子。速すぎて、チームの区別くらいしかできないが、アームストロングと山岳ジャージのラスムッセンはわかりやすい。基本的に今日はこの二人が僕のメインなので、都合が良い。
数周したところで、トンネル出口直後のカーヴ付近に移動。カーヴ後は加速するポイントなので、スピード的に見やすい上に、力強く踏む姿がわかり、絶好の位置。
◆キター。
ただし、こちらも人だかり。庭園柵の内側で80cm程度の柵の石段を登る。1歩で垂直に80cm...。脚の変な筋肉を使ってしまった。痛いよ。でも、悪くない場所だ。なんとか3周ほど要してランスをフレームに収める。
金色のジャンヌ・ダルク像を前に、日本人カップルが「ねぇねぇ、ユウ君。あれ、ナポレオンじゃない〜?」「ほんとだ。綺麗だね。撮っとこうよ」などと叫んでいたので、場所を移動。
◆路面が濡れていて、こけそうで怖い。 ◆一番右の黄色いマイヨを着るのがランス。
シャンゼリゼに移動しようとしたら、行けないと言われ、コンコルド広場やセーヌ側のポイントをうろつく。庭園内から出られないため、表彰は見られず。
庭園の隅っこから駅まで歩く間に大きな声でアナウンスが響き渡る。どうやら、ヴィノクロフがステージ優勝らしく、びっくり。しきりに名前が飛び交っていたのは逃げていたためだ。

そして、大きなアナウンス「ランス・アームストロング!」と、100年以上のツールの歴史で前人未踏の7連覇を称えたランスの名が叫ばれ、アメリカ国歌がパリに流れる。一緒に園内を歩きながら、それを聞き叫び拍手を送るファン。このときは感動しました。ランスは引退します。レースでの最後の勇姿をこの目で見たことは代え難い経験だと思います。
◆庭園から橋に直接繋がる珍しい地下道。
混んでいるメトロ1号線で、バスティーユ(Bastille)駅へ。夕方は予定通り、12区のロケ地散策。


  つづく...。
◆庭園の仮設遊園。下半身適当でスカート風。 ◆メトロの1号線は当然混んでいます。

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