一日目/二日目(九イ分)/二日目(市街)/三日目 up! ■三日目 気持ちよく9時起床。もう少し早く起きるつもりが、昨日の夜更かし(と言っても2時前には寝たと思うが)のせいで旅の朝の気持ちよい時間が削られちゃう。ちっ。今日はぼんやり曇り空。晴れるといいんだけどなー。 ホテルからお目当ての龍山寺まで歩いて20分くらいっぽいので、朝ごはん探しがてら二人で朝のお散歩旅。寺までの道のりは下町っぽいというか町工場的なお店も多く、市街地のあのこじゃれたきれい感とはまた違うアジア〜ンな風情。ビンロウ屋がすっごい多かった!(アジアの噛みタバコっぽいやつ。噛むと口がビリビリするやつね。ブータンで試して死ぬかとオモタ)
人でごったがえす龍山寺。これは毎日こうなのか、旧正月モードなのか?
存分に龍山寺を堪能し、周辺の超あやしげ路地を散策したあとはMRTに乗ってふたたびシーザーパークホテルのロビーへ。ここであっちさんと合流して、バスで徳也茶喫へ。ビルの谷間にちょこんとある茶芸館だ。ここで薬膳ランチをいただき、その後まったりと茶芸を楽しむことに。 街中だし、九イ分のあの茶芸館のような開放感はないけれどやはりそこに流れる空気、雰囲気は優しくて暖かい。なんだろね、この茶芸に漂う「気」のようなものは。心地よい。私がおばあちゃんになって何かやれるなら、どこかの国で茶芸館をしたいな〜。(別に佐賀の嬉野とかでもいいけどさ)
さあ!茶芸のあとは!ついに国際電話で予約をいれた林の米占い!!!バッチコーイ!鼻息をフガフガ荒くさせつつタクシーで林のオフィスへ乗り付ける。あまりに米占いに夢中で白目状態だったので、林関係の写真とるの一切忘れました。どうぞ想像をふくらませつつお読みください。 3人でオフィスにいき、まず順番をきめる。私→ウ子→あっちさんがそれぞれ見てもらうことになり、一時解散。私が気になるのは、自分の情緒不安定ぶり、将来的な仕事関連に尽きるのでまずはその辺から相談することに。ウ子とあっちさんは四柱推命の予定だが私はやっぱり前回ドギモを抜かれた米占いで。 ・面倒くさがりでしめきりまでやらないタイプ。 ・計画をたてないから予想外の仕事がはいるとてんぱる。 ・気持ちは走る、アイデアはあるけど行動していない ・楽しければ気が乗るけどいまは気が乗っていない時期 ・あなたに敵はいない (ま、まじですかぁ〜!?) ・自営業すごくむいてる。うるさい上司と仕事するのむいてない などその他またもや部屋のごちゃごちゃっぷり、家の動線の悪さなどを見透かされる。問題点を聞いたらそれを解決する方法が知りたい。どうすればいいでしょう?と聞くと ・水周りを掃除する ・週1でいいからかたづける ・体力をつける ・楽しいことを考える(メモをする) というなんつうか無難な解決法。なんか納得がいかないので「旅行が好きなんで、ストレス解消は旅行なんですよね」というと、林先生は 「あなた旅行が好きなんじゃないのよ〜仕事から逃げたいだけなの〜。旅にでたら仕事しなくていいからホッとできて、それが楽しいだけなのよ〜」と、とんでもないことを! な、なんですって〜〜!いや、少し当てはまる部分もあるけど、半分はその意見には逆らいたい。ああ!でも半分は納得するような!なんかもう自分で自分がわからなくなる。 そんなにストレスたまるくらいなら仕事やめたほうがいいのか? 「いや、あなたいまの仕事むいてるから」とのこと。ガクッ…。ちなみに旧姓か新姓か、ドッチで仕事するほうがいいのかと問うと、いままでどおり旧姓のままでいいと言われてめっさ安心した。 ま〜仕事でいえば、つまりは自分をうまくコントロールさせることができれば、どうにでもころぶわけよねー。はー。 さらに欲張って家庭の話も聞いてみることに。 ・だんなさん優しいね、あなたに何にも言わない。 ・なぜならなんか言うとあなたがすぐ怒るから。 ・子どもはできないね。いまは見えない。 ・だんなさんは「現状維持の人」。変化を求めない人。 ・今の会社はあってるみたいでいいね。 ・だんなさんはペット、特に興味ないんじゃない?あなたが可愛がってるから自分も可愛がってるとおもう このペットに関してはNOォオオオ!っと言いたいが、その他はたぶんドンピシャやろ。ぞぞぞ。 とりあえず、寝室に丸い水晶を飾り、枕の下にとがった水晶を置けといわれたが、いまだにおいてない。だめじゃんわたし。ジョナサンなどの占星術では7月から良くなる予定なのだけど、林は7月から悪くなるとずばり言われた。もう、めっちゃ怖い。
すでにあっちさんもウ子も店の前におり、よく聞けば、最後のあっちさんを見てもらっているときに他の客が入ってきて待合スペース(のようなソファ)にいたので落ち着いて占いできなかったらしい。えー!!!この占いはあっちさんをメインにしてあげたかったのに!!ゆっくりみてもらうために一番最後にまわしたのがアダとなってしまった…うわーんごめんよ!あっちさんもかなり消化不良気味。こりゃあなんとかせねばなぁ〜。私はかなり次を次をと、質問をつっこみながら聞いたしウ子も林は二度目で対処方法が分かっていたから存分に聞きたいことは聞けていたのに、肝心のあっちさんをこのまま日本に返すのは惜しい! というわけで、行天宮地下の文鳥占いをすることにした。なんでそこで文鳥占いやねーん!はっきしいってネタやん!という話はナシの方向で4649。
占いショウを堪能した後は、ついにこの旅最後の晩餐。ガッツリいろんなもの(小籠包以外)が食べたかったので、香港の名店「糖朝」にいくことにした。本当は今日もりゃまたんと夕飯食べるつもりだったのだが、どうも連絡不備で残念ながら彼女と連絡がつかず、3人で向かいテーブルを陣取る。 「いや〜〜短い滞在だけどおもろかったねー」 「あっちさんの占いが残念だったね」 「大丈夫!また今年来るから!必ず!」 「くるのかよ!」 やっぱり、こういう旅は女子同士が面白いということを再認識。いや、うちのヒゲもウィンドショッピングが大好きというフェミニンぶりを発揮してそれなりに旅先のお買物とか楽しいんだけど夫婦旅だと出費が二倍。しかし友人とだと出費は二分の一。しかも超たのしい女子トーク付きだ!だんなとだとこうはいかないんだよね。充実の台北。香港の猥雑さ、上海の発展ぶり、そして台湾の安心感。どれも似ているようで全然違う楽しさがある。台湾、ほんと気軽だよなぁー。台湾にハマる人が多いのはよくわかる。
最後の最後はやっぱりマッサで。昨日も行ったホテル近くのマッサ屋でたっぷりほぐしてもらうことに。「おっ、また来たのかい?」と、昨日わたしに角質ケアを勧めてくれたおじさんも満足そう。つるつるの足裏を手に入れ、あっちさんをタクシーに乗せておわかれ。あっちさんまた必ず遊ぼうね。ばいばーい!再見! その後、ホテルまでほんの30メートルくらいというその道すがら、おばちゃんが小さなドラム缶にぼうっぼうと紙を燃やしているのを発見。実は、早朝のお寺までの散歩のときに、面白い柄だな〜と買っていた紙の束。ナンに使うのかわからなかったので、林先生に「これなんですか?」と聞くと、「なんでそんなの持ってるの?」とまたもやドSな眉間シワプレイ。数年前に林に見てもらった赤い封筒にはいった紙も持参していたので、「その紙も、赤い封筒も燃やしなさい」と言われていたのだ。 燃やす…?はっきりいって、燃やすタイミングなんか現代にあるわけないじゃん、日本にもってかえって実家で焼くかなぁなんて思っていたのに、まさかこんな、帰国前日の夜にこんなシチュエーションに出会えるとは!!!!あわててホテルに戻り、例の赤い封筒と紙をもっておばちゃんのもとに駆け寄った。 燃えろよ燃えろ。すべてのいやなこと悪いことよ燃えろ おばちゃんにゼスチャーで「コレ、一緒に燃やしてもいい?」と聞くとうなずいたので、ふたりでドラム缶を囲んで燃やす。一枚二枚…と燃やすもめんどくさくなったので、束にしてがつっと燃やした。ごおおおお!と火柱があがる。 「英語はなせる?」とおばちゃんが聞いてきた。どうやら英語が話せるらしいので、少々と言っていろいろと話をきいた。 この紙は「神様のお金」(紙銭)というもので、様々な神様にお供えするタイプのものがあるらしい。私は金箔のついた紙銭だったのだがいったいなんの祈願のものだったのだろう。おばちゃんも「燃やせてよかったね」とニッコリ。パチパチ…と音を立てて静かに、強く燃える火を見ながら、私は台湾がとっても好きになっていることに気付き、満足した。 ぜひ、今度は家族を連れてきたい。家族を連れてきたい、と思えるほど優しい場所だなと思った。 ■四日目 早朝、ウッ子を起こさないように(でも起こしたけど)暗闇の中タクシーを走らせる。バスターミナルでりゃまたんと遭遇。彼女も今日の福岡行きにのるからどこかで会うと思ってたらしょっぱなからであった。 空港へむかうバスは情緒たっぷり。ipodから流れる音楽がしんみりしみてくる… がしかし!空港で大事件がおきた!搭乗前30分というときになって免税店ではじめてクレジットカードがなくなっているのに気がついたのだ!うっそーー!!パニック!すぐそこにあった無料ネットで友だちにメール、その後ヒゲに連絡してもらいカードをとめてもらった。だって搭乗前30分で1元たりとも台湾のお金をもってなかった(使い切っていた)から公衆電話もつかえなかったのだ。 その後、とくに使われた形跡もないようで、どこかで私がポロリと落としたのだろうけど、最後の最後にやってくれるぜ。あまりの楽しさに気がゆるんでしまったようだ。次の旅は気を抜かずにおこう!とあらためてふんどしを締めなおしたのでした。 おわり。 special thanks, ウッ子&あっちさん&りゃまたん&たくさんの親切な台湾人のみなさん。 一日目/二日目(九イ分)/二日目(市街)/三日目 |