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  [No.126] Re: 【レスOK】エクアドル王国(地域・都市) 投稿者:徹人  投稿日:2009/01/09(Fri) 13:25:47

【地域・主要都市】

●エクアドル王国本土
エクアドル東部一帯を占める平野部。エクアドル王家が直接統治している。
古くから北のミスリルと西のトロウを繋ぐ街道があり、商業を中心に発展させてきた。
先王の代から三大商人誘致政策がとられると、サラディン鉄道が進出し、首都エクアドルにエクアドル・カルティルト空港が敷設され、
沿岸部ではラマンチェス港の大工事が開始され、急速にインフラが整備される。それに伴い発展の速度も速めていった。

首都も含む中央平野部では開拓時代からオレンジの栽培がさかんであり、生産量は近隣国家でも群を抜いている。
特にオレンジ酒はエクアドルの名産品の代表で、三公爵家トラーシヴァル家の玉杯の家紋の由来にもなっている。

『小商都』エクアドル
エクアドル王国首都
先王、現王の代からサラディンをはじめとして三大商人を積極的に誘致することで大商都トロウにたとえられるほどの発展を遂げている。
最近になって郊外にエクアドル・カルティルト空港が造られ、空には飛行船の往来が目に入る。

『入船都』ラマンチェス
エクアドル本土からおよそ500テーセルの沖合いにある人工の島にしてエクアドル唯一の大型船舶の停泊が可能な港。
本土とは鉄橋で直接行き来できる。
トロウやサーチ、果てはエトラムルから毎日のように多くの船が出入りし、各国からの様々な品物が取引されている。

レッドヘルムの火山活動によって、岩礁が多く海流も複雑に入り組んだエクアドル近海の地勢は元々船舶が往来するのには向かなかった。
しかし先代国王は海路を開拓するためにグランカルヴァーの協力を得て大規模な人工の島を建設する計画を立てた。
まだ建設途中の段階で、現在も島の一角で工事が続いている。
完全に設計通り完成するにはあと50年はかかる計算のようだ。

ラマンチェスとはこの島を設計した建築家の名前から名付けられたが、当の本人は島の完成を目にすることなく10年前に他界している。


●ラウンドテーブルマウンテン
エクアドル中東部を全面的に覆う、台地状の山。
傾斜が切り立っており、登るのは一苦労だが、台地部分は非常に平坦かつ安定した気候で住み心地がよく、牧畜や農業が盛ん。
地下は大鉱脈が広がっており、その大半はドワーフ自治区に指定されている。
また、サラディン最大のトンネル『スターリィスカイライン』が一直線に山を抜けている。

『黒煙洞』ブラックボトム
ラウンドテーブルマウンテンの地下にあるドワーフ族の大集落。
スターリィスカイラインの途中にあり、直接ここから産出された鉱物や製造された金属加工品が輸出できるようになっている。
エクアドル最大の工業都市と鉱業都市を兼ねている。

ブラックボトム付近では主に鉄と石炭、水晶の原石が産出される。
また坑道の北部、ホワイトクラウン地下付近ではブルーメタル、坑道の南部、レッドヘルム地下付近ではレッドメタルが産出される。

黒煙洞の異名は、金属精製のための工場の煙から由来する。
排煙を外に流すダクトがいくつも外へ設置され、ブラックボトムの真上では天高く昇る黒煙が絶えることはない。

『サラディン最長トンネル』スターリィスカイライン
ラウンドテーブルマウンテンを一直線に掘りぬいた、サラディン鉄道最長のトンネル。
大半が自然の大空洞をそのまま利用した造りで、洞窟の壁面や天井からむき出しになった水晶のきらめきが星のように見えるため
『サラディンの星空』と呼ばれる。
その美しい風景は観光客から人気が高いが、自然の洞窟そのままの造りのため、落盤やモンスターによる事故が少なくない。
それゆえ洞窟の未踏破部分の探索やモンスター討伐に冒険者が雇われることもある。

『王国の冠』ホワイトクラウン
常に山頂付近が白い冠を被っているように見える、エクアドル一の高山。
ラウンドテーブルマウンテン北部、拒みの森との境にある。
夏でも雪が豊富のため、スキーなどの雪上スポーツが年中行われている。

『王国の鉄兜』レッドヘルム
常に山頂から煙を吹いているエクアドルを代表する活火山。
ラウンドテーブルマウンテン南部、海を見下ろす格好で聳え立っている。
この火山の長年の活動により、エクアドルの海岸線は複雑に入り組み、岩礁の多い難所となった。
近くに街はないが、近々観光政策として一大温泉町を作る計画がある。
また、周辺にはいくつもの秘湯が知られている。



●拒みの森
エクアドル中西部に広がる大森林地帯。
精霊の力が強く働く森で、少し奥まったところに行けば幻獣の類にも比較的簡単に出会えるという。

エルフ自治区があり、エクアドル領内の自治区の中で最も独立意識が高く(というより引きこもり)、近年までは街道もろくに整備されていなかった。
エルフ自治区へ至るには、自治区出身のエルフの力を借りないとさまよう事になり、ゆえに拒みの森の異名を持っていたが、
アロマグラドの発展とともに最近になってやっと街道が整備されたため、エルフ種以外の商人や旅人の往来も増えつつある。

エルフ長老の力が非常に強く、自治区内ではエクアドル国王よりも立場が上である。
そのため他種族も増えたとはいえ、古くからの慣習が根強く残っている。
旧存在法もここではそのままであり、闇種族は一般的な手段では立ち入れない。

『薫風郷』アロマグラド
拒みの森の入り口にあたる街で、エクアドルと同じく様々な種族で賑わう。
材木や薬草、果実や川魚などが取引され、首都エクアドルへと運ばれる、
が、なんといってもホワイトクラウンからの清らかな雪解け水と、拒みの森から採取される様々な動植物を用いた香水が名物。
香水を作る工房が街の各所に並び立ち、様々な趣向を凝らした薫り高いにおいが街を歩くものの鼻に飛び込む。
ゆえに【薫風郷】の二つ名を持つ。
ここの香水はサラディン経由で輸出され、世界各地で人気が高い。

『精霊郷』ユマ・ハルワ
エクアドル最大のエルフ集落。

『精霊界の窓』精霊の洞
ユマ・ハルワのエルフの精霊使いたちの聖地。
ハルワで成人になったエルフはここで一人前の精霊使いになった証を立てるための試練が課される。
他の地域のエルフや、試練を受けず既に成人している精霊使いも、ハルワの長老の許可さえあれば試練を受けることができる。
ここの試練を成功させることは精霊使いにとって名誉とされる。
洞の最奥は厳重に封じられており、その先は精霊界につながっているといわれているが多くは秘密にされている。

『狂化の霊域』拒みの懐
拒みの森西部にある危険地帯、このあたりはまだ街道が整備されておらず、まだまだ魔境である。
拒みの森は全体的に精霊力が強い土地だが、なぜかこの周辺では精霊が狂いやすく、暴走精霊がよく確認される。
ハルワの高レベルの精霊使いの中にはこれらの狂った精霊が外の地域に出ないように監視し、なだめる役目を持つ者もいる。
人が滅多に近寄らないため、このあたりでは珍しい動植物がよく見つけられる。

『死者の森』拒みの毒牙
拒みの森南部にある静かな森林。一見普通の森だが、
ここは約百年前にエクアドルへ攻め寄せたトヴァシュトラ帝国軍とエクアドル諸部族との戦いの激戦区であった。
物量で押し寄せるトヴァ軍に対し、エクアドル側はゲリラ戦を挑み、各個撃破を成功させたことで逆転し、勝利を掴む。
当時の戦争の犠牲者が亡霊となってさまよっており、亡霊騎士なども確認されている。


●クラケットプレーン
名前の通りクラケット族が自由気ままな暮らしを営むクラケットの楽園。
大半をクラケット自治区が占めている。
一見穏やかな平野だが、かつてのトヴァシュトラ帝国との戦争で使われた城砦の跡や古戦場があちこちに放置されている。
これらの城砦は宝を求めて冒険者に探られたり、野盗や犯罪者が住み着いたり、現地のクラケットの遊び場と化していたりする。

南部にはグリィラル自治区があり、こちらには現役の城砦が多く存在する。

『遺跡城砦都市』ニニール
クラケットプレーンの中央に位置するクラケットの大集落。
かつてのトヴァシュトラとの戦争で使われたニニール要塞をクラケット族が勝手に自己流にアレンジして住処にしている。

ニニール要塞にはトヴァシュトラ軍がここに財宝を隠したまま敗走した、という伝説がまことしやかに囁かれているため
伝説を追ってやってくるトレジャーハンターは数知れない。
住み着いているクラケットたちは宝探しに飽きたのか、宝探しよりもそれを探しにやってくるハンターたちに悪戯する方が楽しいからか
あまり伝説には興味がないようだ。

『黒き月の門』ヴァ・ナハ
グリィラル部族『黒き月の氏族』が住む、トヴァシュトラとの国境付近にある城砦都市。
『黒き月の氏族』はエクアドルグリィラルの中でも最も勇敢として名高い。
しかし現在はトヴァシュトラとの直接的な戦闘の機会はなくなってしまい、当時に比べるとあまり活気がないのは否めない。


●エクアドル近海
レッドヘルムの火山活動により、エクアドル近海は海岸線が複雑に入り組み、岩礁が非常に多く、また海流も荒れる難所である。
それゆえ エクアドルでは海上交通や造船技術はほとんど発達しなかった。
その代わりその地勢のおかげで他国の海軍による侵略も受けなかったわけである。
ラマンチェス港の開発により近年はグランカルヴァーをはじめ各国の船舶が少しづつ出入りするようになったが、まだまだ発展途上の段階である。

『海賊島』羽休め島
トヴァシュトラ帝国から脱出したフェンラン種をはじめとする異種族が隠れ住む島。
彼らは海賊業を営み、主にサーチから出入するトヴァシュトラ船籍の船を襲う傍らトヴァシュトラから脱出する異種族たちを支援する活動を行っている。

過去幾度もトヴァシュトラ海軍による討伐がなされてきたが、その度にエクアドル近海に隠れ、彼らによる攻撃を避けてきた。
エクアドル王国は表向きには彼らを賊としているが、海上活動のほとんどない自国には被害がないため討伐の意思は全くない。
(そもそもエクアドルには海軍力がほとんどないため、討伐しようと思ってもできないわけであるが)


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