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今日は相当忙しい。3都市観光です。
まずアヴィニョン。宿を出て、再び市庁舎の広場に歩く。その北側に繋がる広場に、法王庁。人がいない。
広場のカフェが早くから開いていたので、朝食を取った後、北西側から城壁を出る。出口があるはず。 |
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◆城壁内、早朝の閑散とした目抜き通り。 |
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◆市庁舎。 |
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◆パン・オ・ショコラがおいしい。 |
◆法王庁。 |
◆北側から城壁の外に出る。 |
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一歩出ると、ローヌ川。サン・ベネゼ橋に来ました。いわゆる「アヴィニョン橋」です。橋は途中まで残っている形。
市場のある東側、裏道とも言える部分をくねくね歩いて南下。
市場にぶつかり、中を通り抜ける。鶏は丸ごと。野菜も豪快に並べてある。
南の門に戻り、すぐ向かいの国鉄アヴィニョン駅へ。 |
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◆サン・ベネゼ橋。アヴィニョン橋です。 |
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◆切り通しを通り、駅までは裏道を歩く。 |
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◆市場。堂々と素通り。 |
◆12時間ぶりに城壁を出ました。 |
◆城壁。 |
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10分ほど遅れて、10時に出る列車に乗る。20分で、アルルに到着。
アルルは、4時間弱の観光です。
アルルといえば、ゴッホの跳ね橋と「アルルの女」。ドーデの戯曲です。僕の好きなロートレックは、「南仏に行くならアルルにしろ。美人が多いから」とゴッホに言ったようです。 |
◆アヴィニョン・サントル駅。 |
◆待ち時間、停車中の列車を眺める。 |
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アルルもちょっと城壁が残っています。駅から数分歩くと、ラマルティーヌ広場。ゴーギャンの前で、ゴッホが自分の耳を切り落とした広場です。
カヴァルリ門。ここをくぐって、ローヌ川沿いの堤防を歩いてみる。
コンスタンタン共同浴場を外から軽く覗いて、フォーロム広場へ。
「カフェ・ヴァン・ゴッグ」。黄色い壁が目立ちます。 |
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◆アルル駅到着。 |
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◆門をくぐってからローヌ川沿いを歩く。 |
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フランスでは「ゴッホ」でなく「ゴッグ」と言います。この街で沢山の作品を描きました。
さらに少し南に行くと、市庁舎とサン・トロフィーム教会があるレピュブリック広場。
そこから少し歩くと、エスパス・ヴァン・ゴッグ。ゴッホが療養していた病院だったスペースです。絵の通りの中庭が残されています。日曜なのでブティックは閉まっていたものの、中庭には無料で入れました。
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◆コンスタンタン共同浴場跡。 |
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◆絵にも描かれたカフェ・ヴァン・ゴッグ。 |
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さてさて...、跳ね橋を見に行きたいのだが、どうしよう。バスが出ているらしいが、降りても歩くことになるらしい。3〜4km。
バスの時刻表を見ても、その方向に行くバスを待っていると、次の列車に乗れなくなる。タクシーを拾って、往復してもらうか...。
昨日と似た立場に。そもそもこの跳ね橋は、ゴッホが描いたものを半世紀前に場所を変えて復元したもの。行く価値があるのか。時間は一応ある。 |
◆市庁舎は僕の観光の基本アイテム。 |
◆エスパス・ヴァン・ゴッグ。ゴッホ療養の地。 |
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バス停で迷っていると、おっさんが声をかけてきたので、跳ね橋に行きたい旨を言うと、路線図や時刻表を見ろと言うが、だから日曜で本数が少なく、今40分待ちだなんだよ、と逆に説明するハメに。
結局「歩こう」ということに。方向は大体の地図でわかっている。歩き出すと、街の賑わいはすぐ無くなり、寂しい郊外という感じ。広い道路から逸れて運河沿いの舗装も良くない砂道を歩くことに。 |
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このまま3km歩けば現れるという期待だけを持ち、荷物を持ったまま若干暑い中、とことん歩く。民家もなくなり、工場地帯。日曜だから稼働していない。敷地も大きく、バス通りに繋がる道もしばらく無い。
船をいじっている人くらいしかいなくて、たまにすぐ横を通る車が怖い。女性や一人で歩くのは、ちょっとすすめられない。
40分歩くと、ようやく現れる。やった。
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◆わびしい道を数km歩き続ける。 |
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車と自転車で来ている観光客が1組ずつ。
写真を撮って、10分休憩。再び引き返す。
多少近道であるバス通りに途中から出られて、帰りは少し短く感じるという理論通り、35分で市内に戻る。
ここももっと宣伝して、客寄せに使わないのか?うまくバスを使えればよいが、基本的には不便極まりない観光スポットだ。 |
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◆40分歩き、跳ね橋に到着。今日も安堵感。 |
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◆古代劇場。 |
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古代劇場と円形闘技場(これ系が多いな、今回の旅...)、夏の庭園を見て、門のそばまで歩き、ケバブ屋に入り、ケバブプレートを頼む。
出てくるまでに結構時間がかかり、2人とも相当な速さで食べる。そして、走る。
駅に着くと、乗る予定のマルセイユに行きの列車が、指定券のいる特急テオスだと知る。しまった。指定券を求め窓口へ。車内で買える日本とは違う。 |
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◆円形闘技場。好きだね。 |
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◆列車内。自転車を掛けておける車輌。 |
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なんとか列車に乗り、40分。15時にマルセイユ・サン・シャルル駅に到着。これから観光。
マルセイユは、パリに次ぐ都市。駅から南に10分ほど歩くと、中心となる旧港なのだが、まずメトロで北の高台方向に。
ロンシャン宮です。シンメトリィと中央の噴水が美しい宮殿です。 |
◆地中海が見え、マルセイユが近づく。 |
◆マルセイユ・サン・シャルル駅到着。 |
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メトロの駅に戻り、旧港へ。改札を出ると、既に磯の香り。外に出ると、賑やかな港です。船や多くのマストがぎっしりのコの字型の港。楽器を演奏する人の横では釣りをしている人もいます。その反対側には、白いホテル等が並び、映画「TAXi」でも観た街並です。
イフ島行きの船の時刻をチェック。高いし時間かかるのでやめ。 |
◆ロンシャン宮。彫刻の噴水まで昇る。 |
◆メトロ。「5番通り・ロンシャン」駅。 |
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まず港のそば、一本入った通りの宿にチェックイン。チェーンの綺麗なホテルです。ポットと紅茶まで置いてある。シャンプーもかわいらしい。
テレビでクイズを観つつ少し休憩し、再び街へ。
先ほど港で見かけたプチトラン(観光用のプチ列車)に乗ることに。4両編成。道路を車とともにそこそこの速さで走る。 |
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◆マルセイユの中心、旧港に到着。 |
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◆ウッディなトイレにかわいいシャンプー。 |
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◆旧港の湾を見下ろす丘の聖堂を目指す。 |
◆車と同等の速さのプチトランで昇ることに。 |
◆ノートルダム〜聖堂。縞々模様。 |
これで丘に登ってくれる。旧港を見下ろせる良い眺めの場所を選びながらクネクネと登り、丘の上のノートルダム・ド・ラ・ギャルド・バジリカ聖堂に到着。
これは港にいても存在感がある聖堂。展望台からは、デュマの「モンテ・クリスト伯(巌窟王)」の主人公が閉じこめられたイフ島(イフ城)が見えます。
同じプチトランで戻り、主な観光終了...。明朝の夜明け前には、パニエ地区を散策することにして、暗くなる前にレストランを決めようと、うろうろ街を歩く。この町はガラが悪い。港付近は優雅な面もあるのだが。 |
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◆中は色違いの縞々模様。 |
◆真ん中の小さいのがイフ城。 |
旧港の南側のレストランが集まる地区で、昨日のアヴィニョンより少し安い18ユーロのムニュ。若干モダンな店。ガラス張りの半分外のような席にする。
ハイネケンとともに、アンチョビとツナのサラダを食う。うまい。T氏のメインはブイヤベース。マルセイユなので。 |
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本場のブイヤベースは、日本人のイメージする魚貝てんこ盛りのスープではなく、溶けてドロドロのスープに魚と芋がポンポンっと入っているだけ。そして、堅くて小さなパンと赤いニンニクソースが出てくる。パンを浸して食べるわけだ。
ドロドロのスープは色々溶けた結果か、蟹ミソそっくりの味と色でした。僕は、中華系のwok。米も食えました。デザートは、またタルトメゾンを選ぶ。昨日よりは大きいリンゴのタルトでした。 |
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◆奥が本場のブイヤベース。パンを浸す。 |
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